ピュアオーディオ

2021年2月18日 (木)

【横浜店】【アバック公式Youtube】vol.88~お客様投稿企画 DENON AVC-X6700HとAVC-A110の比較について 補足ブログ

2021.2.11更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

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横浜店 渡邉です。

先日Youtubeの新しいコンテンツ

【アバック公式】vol.88~お客様投稿企画 DENON AVC-X6700HとAVC-A110の比較

が上がりました。

東京都のK様、ありがとうございました。

今回はこのYoutubeコンテンツの補足(撮影した後で思い出す事もあります……)を簡単に上げさせて頂きます。

今回のご要望は

DENON AVC-X6700H

DENON AVC-A110の音はどう違うのでしょうか?と言うご質問でした。

この二機種、グレードしてはAVC-A110はAVC-X8500Hと比べても別格のアンプと言う事で  

Avc110all

私の頭の中では「6700Hと比較すると3ランクほど上の商品」という感覚です。

そんな事もあり、今回の撮影の前に過去にAVC-A110とAVC-X8500Hとの比較を行ったYoutubeやブログ、そして6700Hと4700Hと6700Hと6500Hの比較ブログも読み返しました。

  【横浜店】DENON AVC-A110の「音」について書かせて頂きます。(2020.10.16更新) https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/10/post-add6.html

【横浜店】DENON AVC-X6700H/AVR-X4700H 8K Ultra HD対応AVアンプ発表です!

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/07/denon-avc-x6700-7840.html

【横浜店】Youtube連動企画:DENON AVC-X6700HとAVC-X6500Hの「音」を比較してみました。 https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/07/6500-c9f9.html

その当時の結論としては

AVC-X8500HはAVC-X6700Hよりパワーや厚みの点で明らかに上

AVC-A110との比較は8K入力など機能性や部品のレベルは明らかに上

AVC-A110とAVC-X8500Hは音の「グレード」も「方向性」も違う

但し、AVC-X8500Hが「悪い」訳ではない。

と言う内容でした。

正直な所、今現在も「AVC-X8500HとAVC-A110の比較」については今も印象が変わっておりません。

映画らしさ、荒々しさを求める場合はAVC-X8500Hと言う選択肢もあり得るると思いますし、音そのものクオリティや滑らかさ、Dolbyatoms/DTS:Xなどのオブジェクト型のサラウンドが繋がり、一体化するほどの幅を持つのは間違いなくAVC-A110の方が上です。

ともあれ、今回の比較はAVC-X6700Hです。

入出力はともかく筐体の作りやパワーアンプ部からして全く違うものです。

このニ機種を改めて聞いてみるとAVC-X6700Hの「音の方向性」そのものは、前回6700Hのブログで書かせて頂いた「音の成分にふくよかさが加わった」音であり AVC-X8500Hや6500Hなど、所謂「500系」のパワフルさを全面に出した音とはだいぶ変わり、音の方向性としてはむしろAVC-A110に近くなっています。

ただ、6500Hと8500Hの違いとして存在したアナログ部分の違い、所謂「パワフル感」の違いがベースの段階で壁の用に存在しており、コンデンサなどの改良を施した6700Hで音色をA110に近づけても、アナログ的な部分が埋まりません。

また、仮にAVC-X8500Hの後継機として「AVC-X8700H(仮)」と言う機種が存在した場合、音色が6700にパワー感を加えたAVC-A110に近いものになるかと思いますが、AVC-X8500Hの回路にピュアオーディオの要素を加えたAVC-A110は想定よりさらに一回り上になっています。

それらの違いの結果、最終的な音自体が比較する事が難しいレベルの差が出ます。

AVC-X6700Hをベースにストレートに例えてしまうのであれば、AVC-X6700Hにピュアオーディオのアンプをプリアウトでチャンネル分繋いで「ピュアオーディオの音」で鳴らしたらこうなるのだろうという音、という事になるでしょうか。

Youtubeでどこまで伝わったか何とも言えませんが「音の厚み」がもたらす柔らかさや響きの変化による滑らかさは、音の鳴る空間にいる事で体感としてさらに差を実感する事になります。

ともあれ、今回のご要望と比較はとても意義のあるものでした。

今回のご要望をお受けした際、価格や性能などを改めて勉強し、冷静に考えてみると別の見方が出来るようになりました。

AVC-X6700HとAVC-A110の差として一番大きい部分は 「本体価格は二倍程度」「大きさが違う」 と言う事です。

しかし、冷静に考えるとこの問題点に対して利点も多い事に気づきます。

簡単に上げてゆくと……。

「機材のランクは実質的に3つ以上上の物」

「音が良いのは確実」

「4K120/8K対応でしばらく大丈夫」

「110周年の機材と言う事で保証期間は5年間」

などの点を考えれば、利点の方が多くなることは確実であり 同じ時間を過ごす「クオリティ」の面から考えた場合、AVC-X6700Hをお考えであれば価格の問題は別として、購入の候補として考えられるのではないか、と言う印象に変わりました。

もし、これから中位以上のAVアンプをお考えの皆様には、AVC-A110は価格以上の利点があり、十分検討の対象に入るかと思います。

ちなみに、アンプ上級者やピュアオーディオユーザー様向けの機能として

「カスタムモードはアンプ出力がほぼ『なんでもあり』のアサインが可能で、ピュアオーディオシステムとの組み合わせで13CHアンプの利益を柔軟に行使できる」 と言うAVC-X8500H以上の機種のみで使用できる利点もございます。

フロント3chのみBi-Ampと言うオーディオ寄りのセッティングや5x2ch Bi-Ampという過激なセッテイングはピュアのシステムをお持ちのお客様には、クオリティの面から考えてこのセッテイングにパワーアンプを繋ぐことでイマーシブサウンドを追加する事にも適していると考えます。

いかがだったでしょうか。

Youtubeで話し切れない部分、伝えきれない部分を書いてみました。

これからも同じような形で作成させて頂ければと考えております。

さて、AVC-A110、AVC-X6700H、AVC-X8500Hそれその機種、店舗ごとに展示機種は異なりますがご準備させて頂いております。

予約フォームでご予約を頂いた上、お好きなBlu-RayやSACD、CDなどをお持ちの上ご来訪ください。

また、アバックYoutubeではメインページ「Youtube」の部分から「見たい動画リクエスト」を募集しております。内容を精査させて頂いた上、可能な物から対応させて頂ければと考えております。

合わせてお申し込みください。

ご予約をお待ちしております。

最後に東京都のK様、今回は貴重なご意見ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

2021.6.12最後に……ちょっと追加します。

ホームシアターで見る「閃光のハサウェイ」は凄まじいですよー。
公開中に付き具体的な部分は書けませんが、ホームシアター、特にハイレベルなアトモスシアターには最高のDiskになりそうです。
個人的には横からの音が下から上に90°回りながら縦回転すると言うのはちょっと初めてです。
やはり初めから作った音は凄い!
なお、先行販売のBDは通常のBlu-Rayですが、おそらくガンダムでは初となる最初からDolbyAtoms収録です。
映画館で是非ご覧いただき、先行販売のBDもぜひ手にお取りください。
これは応援していい作品です!

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2021年2月11日 (木)

【横浜店】KEF KC62が到着しました!大きさに見合わぬ「力」と「密度」を持つサブウーファーです。

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本日は久々の新商品のご案内です!

Dsc_0176
KEF KC62になります! 

Kc62_mineralwhite_front_angle_480x

KEF KC62

https://jp.kef.com/products/kc62-subwoofer

思ったより小さい……早速箱を開けてみます。 開封動画はこちらの新ブログから。

中を見た時、第一印象は「小さい?」だったのですが……重っ! 思わず声が出ました。 

Dsc_0180

映像の通り本当にコンパクトなのですが、みっしり詰まっております。

現在店舗で用意しているEclipce TD520SWと比較すると大きさがわかると思います。

Dsc_0179

寸法はH256xW246xD248となり、TD520SWのW459×H420×D444のほぼ半分です。

Dsc_0181

さて、肝心の性能ですが、カタログスペックではこの大きさで500Wx2=1000W!(RMS)という大きさに見合わない出力です。

再生周波数は11Hz – 200Hzと必要十分なものとなっています。

しかし本当に小さい……でも重さはなんと14kg! 表面も梨地の様な質感ですが、金属の冷たさを感じます。 何でこんな大きさに1000W?とお考えになるかと思いますが、理由はKEF独自のドライバー構造にあります。

20210115150925

UNI-Coreドライバーです。

左右のユニットが振動を双方で打ち消し合う事で振動を抑制し、小型化にも貢献しています。

また、中間のストレス(固定)ユニットも軽量化と振動抑制に貢献しています。

なんとなくこの構造を250mm角の箱に詰め込むと、重さの意味合いも分かる気がします。

それではセッテイングを開始します。 まず背面。

Dsc_0182

Dsc_0183

EXPは拡張端子、隣はHPF(フィルター)そして位相の切り替えです。

Dsc_0184

更に横にはEQのスイッチがあります。

実はこの「EQ」もちろんイコライザーの事ですが、これもまた画期的です。

EQのモードにはROOM、WALL、CORNER、CABINET、APARTMENTの5つがあります。

通常の設置方法であるROOM

Eq_room

側面などの壁に寄せるWALL

Eq_wall

お部屋の角に置くCORNER

Eq_corner


なんとラック内(開放型だとは思いますが左右77mm以上を離す条件で対応するとの記載があります)モードであ るCABINET 

Eq_cabinet

さらに低周波の壁面を伝う振動を避けるために非常に低い周波数のレベルを下げるAPARTMENTとなります。

Eq_apartment_2

この辺りの調整はやりようがないか、手作業で調整(角では音が反響してしまうので吸音するなど)を掛けるかと言うのがいままでの考え方でしたが、特にCABINET、APARTMENTのモードはサブウーファー側で気遣ってくれるという点で画期的だと思いますし、シーンに応じたという考え方もセッテイングの煩雑さを緩和してくれるという点で良い方法かと思います。

Dsc_0186

次に入力ですが、通常のLFE入力にライン入力のIN・OUTが付いています。

なお、ライン入力の「Smart connect」の文字ですが、ライン入力として入力した場合、ステレオやモノラルの入力を瞬時に判断してサブウーファーへの割り当てを自動的に行うシステムです。

このシステムをピュアオーディオで用いた場合、サブウーファーの能力の中で低音の割り振りを自動的に行う事が可能となります。

また、ハイレベル(スピーカー端子からの入力:専用コネクタ付属)にも対応していますので、 柔軟性の点でも大きさに見合わないかなりの物だと思います。

セッテイングが終わりました。

Dsc_0190

今回はDENON AVC-A110で構成する7.1.4CHシステムのサブウーファーとしてLFE接続した所「音が大き過ぎる」の表示。

最終的なセッティングでは-10db以上の数字が出てしまう程でした。

実際の所「ズズズズズ……」となり続ける音は明らかに大きさと釣り合っておらず、若干の床振動を感じる程でした。

やはり小さい、しかし重低音は大きい……。

Dsc_0191_2

音自体は残響が響き続けるタイプのサブウーファーではなく、ピタッ・ピタッと振動のON・OFFを決められるタイプの「足が速い」音でした。

最近のサブウーファーの傾向として、イマーシブオーディオへの適性をより良くする為に 「ドン!」と振動して「ピタッ」と止まるという言い方の方がよろしいでしょうか。
結果としてピュアオーディオの正確さにも追随する事も出来るようになっています。

明らかに大きさに見合わない音が出ているのに切れがいい(音離れがいい)事から、振動に「残り」がありません。 尤も、ズーンと揺れているようなシーンでは破たんする事もなく鳴り続け、やはりシーンが終わるとピタッと止まります。

それ故、十分な重低音が出ているにも関わらず、本音として「うーん、ツインにしたい」という印象を持ちました。

大きさに見合わない出力と振動、そしてみっしり詰まった感の強い重さも、動作時に筐体が余り振動しないという点で高評価です。 キャビネットモードは是非試してみたいと思っています。

Kef_kc62_color

さて、こちらのKEF KC62色は白と黒の二色、店舗には写真の黒がございます。

この時間に到着しておりますので、実際にお聞きいただけるのは正式発売の2/11以降となります。

ご視聴を希望されるお客様はご予約の上来訪ください。

また、ご試聴開始日の2月11日から2月28日まで『KEF NEWサブウーハー買い替え応援フェア』を開催します。

【横浜店】KEF NEWサブウーハー買い替え応援フェアのご案内 https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20210208

フェア中はお買い換えの特典として ・サブウーファー下取15%アップ ・サブウーファーケーブル3mプレゼント と言う好条件もそろっております。

パーソナルな増設にも本格的なツインウーファーにも対応できる、手軽な価格帯とは思えない密度を感じさせてくれるKEF KC62。

ご試聴希望のお客様は事前のご予約の上、ご来訪下さい。

また、メールなどを使った買い替えのご相談もお待ちしております。  

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2021年1月18日 (月)

【横浜店】年始のご挨拶と少しだけ今年以降のお話です。後編:コンテンツ編

2021.1.7更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

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アバック横浜店でございます。

新年あけましておめでとうございます。

今年もアバック横浜店をよろしくお願い致します。

最初にも書かせて頂いておりますが、こちらのブログ新ブログの転載となりんまます。

近日中に更新を終了します。新しいブログのアドレスはこちらです。

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ご質問を頂きましたが、新ブログから今までのブログは「ショップブログ一覧」の「過去ブログ」からご覧いただけます。 こちらもご覧ください。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/

では、本題です。

さて、昨年末のブログ 【横浜店】年末のご挨拶と少しだけ来年のお話です。前編:ハードウェア編 https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/12/post-d0af.html

は機材関係を中心に書かせて頂きましたが、今年最初のブログはソフトウェア側・コンテンツ側を中心とした内容でちょっと予測を含めた事を書かせて頂こうと考えております。

とはいえ今年の予測、と言っても情報予測をする機会そのものが少なかった事もあり、デバイス関係の発表や海外の動向、コンテンツ側の動きなどなど……。正直な所予測の情報が足りません。

ネット上で発表されるものは概ね追いかけているつもりですが、特にコンテンツ関係は変動が早いものです。ここはあくまでも私の予測、と言う事でお願いします。

では始めさせて頂きます。

1、音楽コンテンツについて まずは音楽系です。 今年の問題の中、結果として自宅に「いなくてはならない」時間は長くなり、久々に機材の電源を入れたら……あれ?と言うケースや、テレワークで音楽や映像(ながらが出来ます)が欲しいと言うケースなど「音楽が必要な」「映像が欲しい」という気持ちは、特に音楽において大きくなっています。 他方、スマートフォンなどを起点にした音楽の可搬性と言う点ではもう動くことはないかと思います。 実際には「アカウント」を基準にして音楽の可搬性はむしろ向上しています。

これはとても大きな変化です。   

一昔前はレコードやカセット、CDやMD、DAT、MP3やFLAC、DSDなどのメディアはあくまでもそれぞれの機材に情報をスタンドアローンで保存し、単に持ち運びが可能な音源でした。 そのような状況の中、今までの音楽の聴き方として 「好きな時に好きな音楽を好きな場所で」という自宅にベースを置き、媒体をPC経由で取り込むこと集積するという変化があったものの「自分の所有する音楽を持ち歩き、それぞれを別に聞いてゆく」という方向性が出来上がっていました。

しかし、ストリーミングの場合、前回お話した通り基本的にはアカウントがベースとなり、機材の縛りはほとんどなくなっている事には皆様お気づきかと思います。

昨年はこんな状況の中、半ば強制的にではありますが 「好きな時に好きな音楽を好きな場所で新しい曲も古い曲もどんな曲も聴くことが出来る様になった」 言う事が「結果として分かる事になった年」になったのではないでしょうか。

皆様も、昨年は音楽を聴く時間自体が増え、サブスクリプション型のサービスでは思いもよらぬ昔の曲が流れた事も多いかと思います。 懐かしい曲、新しい曲、時代が変わっても価値の変わらない曲はたくさんあることにお気づきになった方も多いのではないでしょうか。

今年以降、聞く人を元気にしてくれる音楽はさらに扱いやすく、且つ新曲ではなくても、世代を超えて広がっていくことになるのだと思います。

そういう意味では、今年は新しい歌手の皆様には少し荒波、今まで代表曲をお持ちの方には追い風が吹くという、音楽コンテンツ全体としては飛躍の年になるかと思います。

特に昨年から動き出したMQA関連やTIDALなど今まで準備段階だったシステムがどこまで飛躍するか、と言う点をベースに、後はコンテンツホルダーの競合と連合が進むことになるかと思います。

どちらにせよ使う側の利点は良くなるだけですので、音楽はもっと身近に、機材の関係の無い付かず離れずの方向になるのではないかと思います。

次に映像関係です。

2、映像コンテンツに関して

こちらの変化は音楽よりさらに大きかった印象です。

今年の状況は、本来数年かけて移行されるはずであった働き方や産業構造とメディアのパラダイムシフトを劇的に加速させ、変革を一気に進めています。

 

そんな中でステイホームやテレワークでは、これらのシステムに対して供給の素地を半ば強制的に普及させた形になりました。

これは先程の音楽とぴったり重なりますが、ビジュアルコンテンツの所有は一昨年あたりから固定された「モノ」をそれぞれ所有するという「プロダクト型」の方式から、広く薄く代金を収集する「サブスプリクション型」に移行し始めていたかと思います。

しかし、今回の状況の中ではコンテンツの使用時間自体が劇的に伸びた事で映像コンテンツの状況と音楽コンテンツの状況はほぼ重なりました。 そして、サブスクリプション型の映像コンテンツは、新作やオリジナル作品だけでなく、膨大な量の過去資産に対しても再び価値を与える事が出来るという大きな果実を得ることになりました。

そして、ここまで大きく変化した状況の中であってもサブスクリプションのシステムでオールドコンテンツを流す方法は、h264に対応している現状の配信システムでは簡単に組み込めます。

しかも、一度システムに組み込んでしまえばメンテナンスもさほどの費用が掛からず、基本的に維持費用のみになります。

このような仕組みが出来上がっている現状、しかも今年の様な状況で一定の効果を得ることがわかれば、もう既存の媒体ベースの商売に戻る理由もありません。

今年以降、各種メディアのストリーミング移行の流れは競合し、品質を高めつつ加速してゆくも思います。

 

具体的な流れとしては、既存のDVDやBlu-Rayで発売されていたメディアについては既存の媒体販売が終わり、配信への移行がさらに進むことになります。

配信に移行すれば新作だけでなく旧作も、コンテンツサーバーに置いておけば、いろいろな形で見て頂ける方は必ずいらっしゃいます。

しかもそれらのコンテンツは「著作権やパッケージ、在庫問題等を考えなくて済む、少ないながらも純粋なお金」になりうるわけで、場合によっては高解像度リマスタリングなどで古い作品を「新しい作品」として再び息吹を吹き込むことができるという利点もあり、旧作も「商売」になります。

じゃあ、もう既存の媒体は販売が無くなってゆくのか?と言うご質問もあるかと思いますが、もちろん、レガシーメディアとしてディスク媒体などの各種メディア自体はそのまま残ります。

但し、発売されるのは新作やクオリティ重視のUHD-BD、現状のCD規格の中でさらに高音質を狙ったMQA-CD(どちらも配信への併用が容易な媒体です)、初めからマニアの方だけ向いた状況のSACDやレコード(レコード含んだ空間そのものがいいんです。)系のユーザーなど、こだわりのある方向けの小さな市場と言う事になり、価格は高止まりの方向になるかと思います。

この辺りを考えると、今年以降これらの市場は現状維持以上の状況になることはもう難しいのかなと言う印象です。

Wowow4k

  次に放送メディアに関してもですが、既存の放送メディアについては同様の状態に近づいていますが、ブロードキャストというコンテンツそのものをリアルタイムに作成する機能を持っていますから、

既存のメディアに比べれば対応能力はあります。 

また、現状は比較的高年齢層に偏ってしまった既存客層はそのままに、Youtubeなどに移動して広告効果が落ち始めている若い顧客層を戻そうという動きも見えてきます。

同時に競合相手としてのストリーミングに対しても、すでにテレビ局側や制作局側が持つ「ライブラリー」と言う形で寄り添う方向を見せています。 NHKプラス、NHKオンデマンド、日テレオンデマンド、AbemaTV、TELASA、テレ朝動画、TBSFREE、テレビ東京ビジネスオンデマンド、フジテレビオンデマンド…… 

これ、すべて在京キー局(+NHK)の配信です。

ここにはとても書ききれませんが、Webブラウザを介せば地方の各放送局も(水曜どうでしょうでおなじみのHTBなどは2012年から始めています)配信は行っており、各局の最新番組を含み、ParaviとTELASAを加えればほぼ全放送局が見逃しに対応している状況です。

また、速報性の高いニュースはテレビだけではなく、そのままWebで流しています。

ここまで来ると「テレビの電波で見る」ということ自体の意味合いが縮小し、あえて「いつの間にか」と言う言い方をしてよいかと思いますが、生放送などを除けばテレビとネットの垣根がなくなっている事になります。 それでも「ライブラリーに見たいものがない!」というご意見も多いかと思いますが、その理由は画面に映り込んでいる人たちの著作権関係がほとんどです。

このような理由から、過去の放送ではなく事前に問題に対応した最近の番組を「見逃し配信」や「シリーズ」の形で組み込み始める事で、既存メディアとネットとの融合は進んでいます。 なお、弊社でも昨年からYoutubeを始めております。

特にネットコンテンツとして代表的なYoutubeなどは「プロ」と言える人々が参入し、雁字搦めになった地上波などの制約の無い配信且つライブラリーというコンテンツの「いいとこ取り」を行う事で、さらに傾くことが予想されます。

今年以降、放送メディアは「配信やネットとの競合」から「コンテンツとしての共存」の方向にかじを切りつつ、両者の垣根はさらに低くなることが予想されます。

ただ、今回の状況ではお手軽プロジェクター+BDレコーダーやWIFIで繋ぐチューナー(配信系のアプリが入っています)が「放送も含めた全部入り大画面テレビ」と言う方向で見直された部分もあります。 この辺りは家電系で今後の方向性や進化の部分にかかわって来るのではないかと思います。

次はオンデマンド以外の生配信を念頭に置いたコンテンツとその周辺についてとなります。

こちらは今年の大きな動きの一つになるかと思います。

特に大きい変化は配信と5Gなどモバイル系通信との連携です。

これはメディアとコンテンツの中間の様な方向となります。

昨年の状況から、今年以降も接触や密を避ける方向は継続する事、昨年の状況で配信関係の受信について急速にかつ強制的に素地が固まってきている事、送信する側にしても安価で且つ生放送を含めたシステム構築方法も試行錯誤の末確立された事から、演劇、演奏会、ライブなどのオンライン配信関係は来年以降、有料配信を収入の柱として最初から考えるはずで、スケールの大きさにかかわらす配信ライブや興業はさらに伸びるかと思います。

お客様と一体になったライブやライブ会場での物販は、ここ最近エンターテイメント業界の収入源として貴重でしたが、このモデルを取り戻すにはおそらく最低一年はかかるはずで、新しい方向性を見出しても既存の方向性を持つこと自体は可能です。

先日、とあるテレビの中でビジュアル系バンドの皆様がそれぞれ別の電話番号を用意し「お客様の予約に直接対応する」いう対応をしていましたが、お客様と直接会う事が出来ない今、このような方法は素晴らしい方法かと思います。

ただ、恐らく同じようなこと様々な皆様が多々なされているかもしれないのですが、方法論としての対応能力に感銘を受けました。 今後の配信系エンターテイメントは「直接逢えないけど、間接的に逢える」と言うタイプの変化が必要になるのかな、と言う印象を強く持ちました。 さて、ここまで生配信関係のコンテンツの部分について書かせて頂きましたが、実はこれらのコンテンツ配信は、同時接続と遅延の無さが特徴の一つである「5G」は提供に最適な媒体の一つです。

実際にはエンドユーザーの機材がMHLや宅内5G、決済システムや配信しシステムに対応出来るかと言う問題はありますが、仮に携帯電話会社がスポンサーなどで主導権を取り5Gでの配信が実現すれば、ひとつの座席で多数のお客様が同時に配信に接続出来、さらに品質の良い大規模な配信が多くなります。

また、理論上は双方向になりますのでこちらから応援も送ることが出来ると言う事が十分考えられます。

個人的には、来年一年で「5Gが必要になったから」「利便性が向上するから」という理由、そして若い方を中心に「配信でいろんなものが生で見られて、どんなところでも楽しめるから」「コンサートの配信が5Gだから」などのある意味単純な理由で、5G普及が加速するのではないかと思っています。

但し、現行の5Gには問題点もあります。

現時点での5Gプランは概ね20GBのラインです。 実はこのプランの範疇、且つ5Gの通信だけを用いてすべてをこなすこには「全く」容量が足りません。

これは結果論ではありますが、来年以降、各ご邸宅には速度の速いWifi関係の充実は必須になるかと思います。

さて、ここまで配信で個人に直接コンテンツが流れる方向性で書いてきましたが、最後は興行所関係についてです。

今年は映画館などの興業所について、以前とはまた別の方向性を考えなくてはならない状況になるかと思います。 今年の流れは既存の足を運ぶというシステムの前提条件である「安全」と言う面で大きな課題を残し、それは現在も続き、今後しばらくの間続くことになります。 そうなるとコンテンツホルダー側は収入の軸足を配信関係に移行する事は半ば必然となります。 昨年特にインパクトの大きかっ

たのは、Disnyが配信に軸足を向けた事です。  特にスターウォーズ系の新作は軒並み「Disney+」での配信がメインとなっており、劇場と言う言葉がほとんど見当たりません。

他の配給会社や制作会社も今年以降、これに追随する可能性は高いと考えます。

ただ、映画館というものは映画を見る空間自体を含めた場所や雰囲気もエンターテイメントの一部です。 あの雰囲気は代えがたいものであり、本当にお金を掛けないと同じ状況の実現は不可能です。 そういう意味で映画館が無くなることなど考えられないと思います。

しかし、映画館は元々の人数制限だけでなく、利益面で貢献する飲食の制限から収入面で問題が出始めており、私達も今まで通り映画を鑑賞する事は難しい状況です。

今後は大ヒットした鬼滅の刃無限列車編の様な「劇場公開先行」のような形を取ったり、映画館での上映自体を配信したりする事で「映画館でしかできない」「映画館ならでは」の方向性と空気も含めたものを採算性と天秤を取りつつ考えて行くことになるかのかなと言う気がしています。

最後に、弊社の販売するホームシアターシステムについてです。

ここまで書かせて頂きました通り昨年は特殊な状況であり、既存の考え方が一時的ではない変質を見せ

た年でした。  そのような状況の中、ご自宅で映画館など所謂「大画面を用意する」と言う形で壁映しを含めた機材をご購入の皆様、そして「自宅にホームシアターを作り出す」事に一歩を踏み出されたお客様、もう一つ「今回の状況より前からホームシアターを導入された」お客様。

皆様は今年以降、さらに広がるエンターテイメントコンテンツを「普通の皆様」より良い状況で見るアイテムとしてお役立ていただけるものと考えておりますし、実際今年はそうなるかと思います。

問題は「その先」になりますが、方向性は色々だとしても、一度この大画面を確保してしまうと、正直な所、もう元には戻れなくなります。

さて、それらの点を踏まえた今後の「ホームシアターの可能性」ですが、 簡易なシステムのお客様は音の面で本格的な物にステップアップ すでにシステムを導入されているお客様はシステムの更新と言う形で4Kクラスへの対応やオンラインコンテンツへの対応に進めて頂く事でさらに満足度の増すシステムを構築する このような方向に進む事になるかと思います。

また、今年以降のホームシアターの位置付けは、元々の「大画面」「映画館」と言う方向だけでなく「安全」を確保しつつ「雰囲気」やコンテンツの柔軟性も含めて最良の状況にする事も含まれてくるかと思います。

今年は色々な物が配信系統に変更され、ホームシアターと言うより、ご自宅での娯楽はさらに定着する方向になるかと思います。

当店では配信も含めた各種メディアに精通しております。

今の状況にもどかしさや物足りなさを感じた皆様は是非ご相談ください。

さて、ここまで色々と書いてきましたが来年以降のお話は今まで経過と予測による「結果論」が多く、正直な所……読めないことが多いのが実情です。

ただ、生活そのものはもう以前には戻らず、大きな変化がなされています。 来年は私個人としても出来るだけの知識を得て、ご相談のお客様には最良の選択をご提示できるように精進できればと考えております。 今回は前編のハードウェアと対になるコンテンツ系でお話をちょっとだけしてみました。 色々と厳しい状況は続きますが、今年もよろしくお願い致します。

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2020年12月28日 (月)

【横浜店】年末のご挨拶と少しだけ来年のお話です。前編:ハードウェア編(2021.1.7更新)

2021.1.7更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

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引き続きよろしくお願い致します。

アバック横浜店でございます。Yokohama_clew

今年最後の投稿となります。
今年もお世話になりました。

毎年恒例ですが、今年の振り返りと来年の展望について少しだけ書かせて頂きます。

なお、今回は長くなりましたのでこちらの前編「ハードウェア関係」を今年最後のブログに

「コンテンツ」関係を年明けに公開させて頂こうと思います。

では、始めます。

まず最初に、今年のお話をする上でどうしても避ける事のできない点について書かせて頂きます。
新型コロナウイルスです。

Covid19

今年は「新型コロナウイルスの世界的な広がり」と言う要因を避ける事が出来ない年となりました。
このお話は来年のお話にの部分にも直接影響が及んでおりますので、先に書かせて頂きます。

実際、私共にもいろいろな影響がありました。

まず今年前半は各国のウイルス蔓延に寄り工場が停止、これにより商品の供給が世界的に止まり、海外生産品を中心にご注文から商品の御引き渡しまで長期のお時間を頂く事になりました。

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また、テレワークに移行するメーカー様も多く、ご質問から情報の提供までの時間も長引きました。
こちらについては相手国の事情も多分に含まれており、代理店の皆様にも私共にもどうしようもない状況が続き、申し訳ない気持ちはありましたが「天災」としか言い様がありませんでした。

また、店舗としても大きな問題がありました。
一番大きな問題は、店舗自体を利用したイベントなど、体験して頂くタイプの施策がやりずらくなった点です。当店はブログや今年始めさせて頂いたYoutubeなどの情報発信を行っておりますが、こちらは「音をどのように表現するか」と言う所で難しさを感じています。

特に問題になった事は
「お店でお話をしながら機材を決めたり、情報収集をしたり……」
という、少し前までは当たり前であった「感性」も含めたお話がとてもやりずらくなった、と言う点でした。
現在、この問題については出来る限り事前の連絡などを頂いて時間を調整した上で、ドア開放などの対策を行いつつ時間を区切って対応させて頂くことで概ね対応の方向になっております。
ご来訪を希望のお客様、来年もお手数ですが事前のご連絡をお願い致します。
個人的にはふらりとお訪ね頂き、お話をして……と言う事が問題なくできる日が、出来るだけ早く来る事を待ちたいと言う思いです。

そしてもう一つ、最近ですが旭化成延岡生産センター 第二製造部の火災と言う要因が発生してしまいました。
これはいわゆるDSPや無線LAN関係チップに影響が出ています。
また、来年以降の新製品など設計変更などの対応が必要な為、いろいろな形で時間が掛かる可能性が示唆されております。
工場の再建は急がれておりますが、コロナウイルスの問題も含め、来年以降もしばらくの間はメーカー様の発表を見ながら商品のご購入には余裕を見て頂くことを強くお勧めいたします。

では全体への影響はこの辺りで終わらせて頂き、それぞれの状況について書かせて頂きます。

まず、プロジェクター関連です。

1、プロジェクター

今年のプロジェクター市場は実質的に2つに分かれた状況になりました。
それぞれについて書かせて頂きます。

一つは「映画館をご自宅に」というお部屋も含めた「映画館」としてのプロジェクター市場です。

Vplvw775Dlav9r_2こちらについてはソニーのVPL-VW775などの新製品、JVCの新ファームウェアが発表され、高いクオリティを維持した状況が続いております。

こちらの市場の来年の見通しについてですが、あくまでも嗜好品となりますので様々なものが止まってしまっている状況ではまだ何とも言えません。
ただ、皆様一番ご興味のある「8K対応」については……まだ民生プロジェクターでは厳しいかな、と言う印象です。
これは以前書かせて頂いた「DLA-V9R」の部分に重なるのですが

【横浜店】現状唯一の「E-Shift8K」搭載民生機 JVC DLA-V9Rの再紹介です。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/12/e-shift8kdla-v9-ee0e.html

すでに業務用としては8K解像度のプロジェクターは発売されております。
費用の事を考えなければ、と言う条件ですがハードウェア的にはなんとかなるはずです。

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それでも民生用としては厳しい、と言わざるを得ないのはむしろコンテンツ側です。

8Kについては現時点でNHK BS-8Kのみであることに変わりはありませんし、現時点で8KをHDMI2.1で1本出し出来るチューナーが「民生用では」ありません。
逆に言えば業務用(放送機関用)の物は存在します。

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ただ、22.2ch出力の処理などは現用の民生機では不可能であり、ちゃんとダウンミックスなどの処理が出来る物を用意しないと、民生で実売は難しいと思われます。
また、コンテンツのベースとなる映画などの作成も現時点では基本的にほとんどが4KクラスのDIで作成されていますので、4Kであれば配信などへの移行もシームレスに行われますし、UHD-BDに落とし込むことも難しくありません。
他にも8Kでの出力と言うレベルで考えた場合、配信などで行われる可能性はゼロではありませんが、必要インフラや送受信システム、そしてコンテンツの面から見て、最低でもH266 VCCクラスが実用に及ばない限り、現時点では難しいものと思います。

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ただ、本来今年はオリンピックイヤーであり、今年の状況で持ち越した機材が……有ったらいいな……8K/4K120入力対応であればいいな……と言う望みは持ってもいいのかなと言うのが本音です。
尤も、仮に8K対応で民生商品が出たとしても相当高価であることを覚悟する必要があるかと思います。

そしてプロジェクターのもう一つの流れは「お手軽大画面」と定義出来る、高機能で廉価なプロジェクターを中心とした市場です。

Lowandeasyこちらは大きな変化と言って良いかと思います。
今年は家にいる時間が長くなった事で、テレビなどの映像機器への需要が急速に増えました。
そんな中、壁面投射などの方法で「いかに手軽に自宅で大画面を実現できるか」と言う点をメインでお考えになり、プロジェクターを選択されるお客様が出てきております。

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このようなプロジェクターをお求めになる皆様は、元々大画面やプロジェクターにもご興味があったお客様が多いかと思います。
そんな状況の中、昨年末から発表され始めたPopin AlladinやViewsonic X10-4Kを筆頭としたDLP-4KをコアにLEDレーザーユニットで組み上げた短焦点プロジェクターが発売され始めました。

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これらのプロジェクターは所謂「巣ごもり需要」に対し、手軽な設置、アプリケーションによる単独での配信等への対応、ミラーリングを含むスマートフォン等との連動など、使用要件や価格の点でマッチし、既存の市場とは違う一つの市場を作り上げた形になります。

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また、いわゆる超短焦点も先程のDLP-4K系と同じコアシステムに超短焦点のレンズシステムを組み合わせたものがやはり昨年の12月ごろから発売されており、こちらも今年の市場にぴったり嵌ることになりました。

これらの機材は先程の「映画館」を作り出すというタイプのプロジェクターとは方向性が少し違います。

全体的に明るさを前に出した絵は

「壁を使って短い距離でテレビの大画面を作りたい」

と言うご要望に合わせた機材です。

55インチや65インチクラスのテレビの大画面を基準に考えられていらっしゃる方からすれば、お手軽系の機材は「必要十分」であり、どちらかと言えばテレビの先に「映画館」があるかと思います。

このような事情もあり、今年はたくさんの皆様に「テレビの大画面」を導入して頂きました。

実際に見て頂いたお客様にはわかるかと思いますが、この大画面は一度見てしまうともう元の清潔には戻れないと言えるほど「テレビのある生活」が変わります。

大画面のテレビは視聴のスタイルそのものが変わります。

人物の顔だけでなく周囲にも気が向いたり、景色を遠景で見たり……

楽しみ方としては映画館で映画を見る楽しみ方に近くなります。Dsc_2511

さらに、こちらの写真は超短焦点用スクリーンを導入した場合の画面です。電機や外光は入っておりますが、画面は全く問題なく、有機ELの様にガラスコーティングではありませんのでギラギラもなく、反射光はこの大きさでも目に優しい「てからない・でっかいテレビ」となります。

しかも遮光をした状態ではちゃんとスクリーンになります。

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今年プロジェクターを導入された皆様、来年は是非「でっかいテレビ」「映画館」のレベルアップを図ってみてください。

さて、こちらの市場の今後についてですが、コアとなるマイクロミラーの発売元である「テキサス・インスツルメンツ(TI)」の資料を見る限り、来年は劇的な変化はないのかな、という印象です。

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実はこれらのデバイス自体は2017年にはすでに発表されており、2020年末の新製品もハイビジョンのシフトで4K UHDを表現している事から、フル4Kと言う可能性もないわけではありませんが、民生に降りてくるのはまだ先であることが予想されます。
先程の8Kに対するインフラの問題も絡みますが、近々ではBS-8K以外民生レベルで4K以上の解像度で物事が動くことはなく、またこれらの機種は廉価である事も武器になりますので、コンテンツの面から見ても劇的な変化は無いものと予想されます。

他方、このクラスのプロジェクターは別の方向で変化があるかと考えています。
それは「Andoroid TV化」です。

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実は今年後半から「Andoroid TV」の端末が単体で販売され始めており、すでに一部のメーカーではAndoroidTVを別添えのトングルで搭載し、内蔵できるようにした機材が発売され始めています。

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少し前にEPSON EH-LS500の製品版でもご紹介しましたが、プロジェクターのAndoroid TV化と言うものは画面の構成もテレビのAndoroidTVと全く変わらず、実質的にチューナーなしのテレビと同じ様な構成となります。
Andoroid TVになりますのでGoogle Playの利用も可能な訳で、アプリケーションとの連動で既存の配信システムやゲームまで使用する事が可能となり、機材の使い勝手が格段に良くなります。

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Andoroidtv_2

これで4K放送対応のBDレコーダーを組み合わせれば、壁面を利用したオーバー100インチ、4K放送対応のBDレコーダー付大型テレビシステムとして完結する事になりますので

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来年以降はすでに一部のメーカーから発売されている機材を皮切りにさらに使い勝手が良いモデルが出てくるものと……ではなく、Andoroid TV端末は単体でも販売していますので、実は現行の商品でも端末を追加すれば問題なかったりします。
元々これらの廉価な機種はLGのWebOSなどは別として、Andoroidをベースにしたシステムを搭載していたことで汎用性を得ていましたので、独立した入力機器としてのAndoroid TV端末はすんなり入り込めるかと思います。
こうなると商品についているか、後で追加するかだけの問題になりますので、実質的な差は無くなりますね……。

来年以降も基本的には汎用部品の組み合わせで構成されるこれら廉価な機種は、WebOSを使用しているLG以外(LGのカラーホイールなし4LED光源はマイクロミラーデバイスを変更して輝度が上がれば劇的な画質変化の可能性があります)の各メーカーからいろいろなモデルが出てくるのではないかと思います。

ただし、お値段はほぼ下限なので、4K解像度以上の物はこれ以下にはならないかと思います……。

次はテレビです。

2、テレビ

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実はこちらも「日本国内」では大きな変化はありませんでした。
コロナ禍の中、商品の供給を優先するためそれどころではないというのが本当の所でしょうか。
直下型LEDなど昨年発表された機材からそれほど大きな動きはなく、オリンピックの延期が発表された3月以降、すでに動いていたもの以外ほとんどの動きが止まったと言っても過言ではないと思います。

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YouTube: 【アバック公式】vol.37~SONY”初”8Kチューナー内蔵テレビを徹底解説~#ホームシアター・オーディオのアバック

もちろん、昨年から動いていた開発状況から新機種自体はいくつか販売されていますが、これはあくまでも昨年からの動きでしかありません。
そして、こんな状況の中でも「開発自体」は止まっていません。
しかし、実際の生産まで持ち込んで新製品、と言う所で止まったものはそれなりにあるかと思います。
そのあたりが年末の新製品から徐々に各メーカー様から出始めているような印象です。
特筆するべきモデルはLGの8K液晶テレビでしょうか。

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あの値段で8Kと言うのは中々のインパクトです。

そしてもう一つは来年初頭にソニーから新製品が予定されている「マイクロLED」です。
まだ消費電力の問題が残っていますが、組み合わせ次第でどのような大画面も作成できます。

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現在はデジタルサイネージのみですが、現状でも200インチクラスの4Kは実現可能であり、1ブロックの大きさと電源の問題が解決するかを事前に検討して置けば、来年以降「オーバー100インチテレビ」を御希望のお客様への選択肢としてご提案できるかなと言う印象です。

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実はテレビに関しては先程のLGの様に日本国内の目線では変化が少なかっただけで、海外メーカーまで目を広げれば先程のマイクロLEDはIpadへの採用が予定され、量子LEDに透過型OLED、少し前に話題になったロール式のOLEDも価格はともかく(1000万円クラスです)発売の方向になっており、それなりに動きは大きい状況です。
今後についてですが、すでに世界中のメーカーで「標準装備」と言える「テレビ本体の録画機能」を備えている場合、録画した物を外に出すと言う事は余りありません。
こうなるとメーカーではなく機能の方が問題になります。
その点を踏まえた来年以降の予想、ではなく個人的な注目点ですが、テレビ自体が単に放送の受信をするだけでなく映像プラットフォームの一つとして成り立っている状況の中、ここにきてスターウォーズ系の作品で一気に動き始めた「配信界の巨人」になるであろうディズニー+やアプリケーションとして入り込み始めたApple TVなど各種配信や外部入力で接続される機器がどうなるのか?と言う点に注目しています。

この辺りは書き始めたら別の項目を作成できてしまいますので、とりあえずここまでとさせて頂きます。

次はAVアンプなどの機材です。

3、AVアンプなどのAV機器

AVアンプについてはついにDENON・Marantzで「8K/4K-120対応」と言うところまでたどり着きました。

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ただ、現時点で8K出力に標準で対応している機材は「民生機」ではありません。
それでも8Kへの対応が進んでいる事の要因として「ゲーミング」があります。
実は。PS5やXboxはすでに4K-120への対応がなされており、PCではマルチモニターで更なる高解像度も比較的一般的になっています。


YouTube: Configuring An NVIDIA RTX 30 Series Graphics Card With A Denon/Marantz Receiver for 4K@120fps Gaming

4k-120でのプレイには接続に48GbpsのHDMI2.1は必須となります。

HDMIはDSC1.2(3倍圧縮)、FRL(Fixed Rate Link)伝送方式、動的HDRフォーマット伝送、可変フレームレート、拡張ARCなどに対応し、これらの機能はゲームプレイを快適にするための機能としてHDMIVer2.1に搭載されています。
ここに機材の切り替えやサラウンドの音声を組み込むためには「8K/4K-120対応のAVアンプ」が必要になります。
放送関係の8Kへの対応はまだまだ途上ですが、別の見方をして頂くと「AVアンプの8K対応」が身近になってきたことを実感して頂けるでしょうか。

サウンドシステム面ではDolbyAtoms、Auro3D、IMAX ENHANCEDのフォーマットに大きな変化はありませんでしたが、DTS陣営ではDTS:X Proが発表されています。

Dtsx_proDTS:XPROは最大32chまで対応したことで、現在13Chクラスの上位機種アンプもDTS:Xで全力を出す事が出来る様になりました。
また、eARCなど配信関係への対応も進んでおり。現時点で発売されているほぼすべての機種がeARCへの対応がなされています。

その他、ハイエンドと言えるTRINNOV AUDIOやStorm Audioも4Kまでの対応がなされており、Storm AudioはMark2に更新されました。

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来年は機構的には4K-120への対応、ソフトウェア的にはWOWOW-4KやDisney+などコンテンツ供給側の変化が主になるかと思いますが、オリンピックイヤーにもなり、HDMI2.1関係のチップなどもいろいろ出てきておりますので、8K方面への対応も本格的に動き出すのではないかと考えています。
ハードウェアとしては旭化成の火災など問題がないわけではありませんが、歩みを止める事は無いはずです。
期待しましょう。

次はオーディオ関係です。

4、ピュアオーディオ系機器

実は今年、オーディオ関係は比較的豊作でした。

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スピーカーはFINE Audio、パラダイムの「PREMIER」、KEFのLS-50系など、パッシブのスピーカーも数多く発表されています。
ただ、輸送関係に問題がありお待たせしてしまうケースも多かったこともまた事実であり、その点は申し訳ありませんとしか言いようがない状況です。

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そして各種アンプやプレーヤーですが、今年一番の話題であろうDENONの110周年モデルを筆頭に、マランツの新筐体が話題になりましたが

それ以外にもヤマハのプリメインが三機種も発売されたり


YouTube: 【アバック公式】vol.60~YAMAHA プリメインアンプ3種~#ホームシアター・オーディオのアバック

アキュフェーズの新型アンプ、ラックスマンのL-595A Limitedや

L595aLINNのMajik DSM4

New_majikdsm_2020_frontperspective 直近ではテクニクスの新型アンプも発表になりました。

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発売された商品はそれぞれ方向性も違いますが、音楽の供給そのものがストリーミングの方に傾いている状況の中、それぞれの音源に対して「音の波としての出口」のクオリティを上げる為のアイテムがとても充実していた年になった気がします。

今年の問題の中、結果として自宅に「いなくてはならない」時間は長くなり、久々に電源を入れたら……あれ?と言うケースや、テレワークで音楽が欲しいと言うケースなど「音楽が必要な」「音楽が欲しい」という気持ちは大きくなっています。
他方、スマートフォンなどを起点にした音楽の可搬性と言う点ではもう動くことはないかと思います。これからはむしろ機材ではなく「アカウント」を基準にして音楽の可搬性は更に向上しています。

これはとても大きな変化です。

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レコードやカセット、CDやMD、DAT、MP3やFLAC、DSDなどのメディアはあくまでもそれぞれの機材に情報をスタンドアローンで保存し、単に持ち運びが可能な音源でした。

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そのような状況の中、今までの音楽の聴き方として
好きな時に好きな音楽を好きな場所で」という自宅にベースを置き、媒体をPC経由で取り込むこと集積するという変化があったものの「自分の所有する音楽を持ち歩き、それぞれを別に聞いてゆく」という方向性が出来上がっていました。

しかし、ストリーミングの場合、そのような縛りはほとんどなくなります。

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今年はこんな状況の中、半ば強制的にではありますが
好きな時に好きな音楽を好きな場所で新しい曲も古い曲もどんな曲も聴くことが出来る様になった
言う事が「結果として分かる事になった年」になったのではないでしょうか。

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その点を踏まえた来年以降のオーディオ関係についてですが
オーディオ機器、特に据え付け系の機材については、それぞれの機材に「アカウント」を入れる、またはスマートフォンなどから認証済みの音を出すなどと言う方法で機材間をシームレスに移行する動きはさらに加速し、外では手軽に、そしてご自宅ではより本格的な「空間ごと音楽を楽しむ」そんな機材や視聴の形になっていくかと思います。

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今回はハードウェア中心で今年の振り返りとちょっと先のお話をしてみました。
今年は本日12月28日まで、来年は1月7日からの営業となります。

では、後編:コンテンツ編は1月7日に公開させて頂く予定です。

今年もお世話になりました。

拙い文章ではありますが、来年もいろいろと書かせて頂ければと考えております。

色々と厳しい中ではございますが、良いお年をお迎えください。

2020年10月 9日 (金)

【横浜店】DENON AVC-A110の「音」について書かせて頂きます。(2020.10.16更新)

横浜店 渡邉です。

Kao

お待たせしました。DENON AVC-A110音の部分について書かせて頂きます。

その前に一つご案内。

ブログのプラットフォームが変わりました。

2021.1.1以降のブログはこちらのアドレスで更新させて頂きます。

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引き続きよろしくお願い致します。

本題です!

DENON AVC-A110につきまして、皆様からたくさんのご質問を頂いております。今回は特にお問い合わせの多かったAVC-A110の「音」について簡単にレビューさせて頂きます。
比較はフェアでのお問い合わせの多かった「ベース機材」と言えるAVC-X8500Hとなります。

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展示までの状況はこちらをご覧ください。

【横浜店】DENON AVC-A110、展示品到着しました!

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/10/denon-avc-a110-69eb.html

2020.10.16更新:Youtubeも上がりました。


YouTube: 【アバック公式】vol.78~DENON AVC-A110比較試聴~#ホームシアター・オーディオのアバック

今回の内容はシステムとしてはフェアで使用するシステムと同じ物、機材の大まかなご案内と2ch再生とチャレンジとしてAuro3DのAuromaticを使った7.1.4CH疑似サラウンドを流しており、ベースモデルのAVC-X8500Hと比較しております。自分でも聞いてみましたがイヤホンやヘッドホンをお持ちになると差がでますので、試聴の際は準備をお勧めします。

音響システムは今月行う試聴フェアで使用を想定している

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 https://www.avac.co.jp/contents/event/yokohama-20201016.html

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ベースレイヤー5chをB&W700シリーズの702Signiture、HTM71S2、705Siginiture、703S2で固め

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サブウーファーはTD520SW、トップスピーカーにPiega AP1.2を使用した7.1.4chとなります。

では、試聴レビューを開始します。

今回は内容や構成の違う3つのタイトルを聞いてみました。

その1、Gratest Showman

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ミュージカル系の映画で華やかさがあり、如何にもDolbyatoms!という目立った効果はそれほどでもありませんが、オブジェクト型の多スピーカーで鳴らす空間表現性の印象が深い部分です。

今回流したのは一番印象的なチャプター1となります。

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今回は特にしっかり確かめる為、機材をAVC-A110→AVC-X8500H→もう一回AVC-A110の順で繋ぎ変え、同じ曲を聞いてみました。

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まずAVC-X8500Hで聴いてみました。

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最初の足踏みのシーン、比較的高音が鋭く立ち同時に低音がドン!と言う形で大きめに響きました。

この音は今までのAVC-X8500Hそのものです。
パワー感を前に押し出した音質は比較的サブウーファーの使用頻度が多く、観客の足踏みやバーナムの張り上げた声、バックミュージックについても特定の音が大きくなる印象です。

オープニングが終わりましたので、印象が頭の中に残った状態で機材を差し替えます。
今度はAVC-A110です。

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20th FOXのロゴまでは余り差を感じませんでしたが、後は圧倒的な差でした。

まず音自体の評価ですが、頭の中にAVC-X8500Hの印象はまだ頭に残っていますので、高音部の音色自体はDENONの音であり、基本的に同じであることは確認しました。
ただ、響きは同じなのですが全体的に少し目立たなくなっています……と思ったのですが

もう少し聞くと、実際にはもっと複雑で繊細なものでした。

ツィーターから流れる高音音域自体はそのままの様に聞こえています。

しかし実際にはそれだけではなく、スピーカー入力がターミナルで分離され、スコーカーが担当する事になった「高音からは微妙に下の部分の音」がぐっと膨らんでいました。

元の「音成分」対してその周囲にある同質の「音成分層」と言える複数の音がが元の音と同じ方向、同じタイミングで重なるように纏わり付いた事で、高音自体が柔らかく幅広く広がり、同じ様な事が中低音にも起こったことから音像が全体的に膨らんだ、という所かと思います。

具体的にはバーナムの声に掛かるエコーと力強さがそのままに綺麗に伸びるように聞こえる、と言う表現でいいでしょうか。

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また、ジェニー・リンドの歌唱シーンではセンタースピーカーで司る声の「伸び」が左右のスピーカーから鳴る音と合わせ広いホールに響き渡る残響感がAVC-X8500Hが比較的すっと終わる音なのですが、AVC-A110は上質な香りがずっと空間に残る様な音に変わります。
結果としてAVC-X8500Hでは比較的目立つ音になっていた部分それぞれが滑らかに繋がり、音の一体感が増しています。
また、高音~中音、中音~低音それぞれが全体的に力強く、且つ一回りふくよかに膨らみ、全体の音が高いレベルで持ち上がることから、サブウーファーが良い意味で目立たなくなりました。
音全体の質量が増したことから高・中・低音に変化していく音が連続性も明らかに増した印象です。
「AVC-A110はまるでピュアオーディオの音だ」と言うご意見を多くいただくのですが、その通りだと思います。そして実際にはこれが11CH分響くわけで……音で全部埋まってしまいます。

その2、JOKER

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映像的にも音響的にも優れたタイトルであり、暗い雰囲気を醸し出す音は何とも特徴的です。

今回使用したのはチャプター4後半、電車の暴行から射殺、そして公衆トイレに至るアーサー最初の狂気の部分となります。

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様々な音成分が重なったシーンと、後半の舞踏のシーン両方が見られる事からよく使っております。
こちらも先にAVC-A110→AVC-X8500H→AVC-A110の順で差し替えで聴く事にしました。

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最初、駅に到着しウエインの社員が乗り込んでくるシーンから、空気感が随分違いました。
電車の持つ制御機器の音や空調、制動子と車輪の擦れる音、ドアが開いた時の流れこんでくる空気で中の空気が動き出す感覚。

それぞれの音の成分が細かいところまで表現されていました。

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少し飛ばしてアーサーが発砲するシーンですが、一番印象的だったのはAVC-X8500Hと比較して「残響音」の伸びがかなり変わった事です。
発砲音は炸薬の炸裂する瞬間の破裂音、銃口からガスの放出された時に生じる空間変化に伴う音、そして発射ガスが拡散していく残響音がそれぞれありますが、発砲音が前から後ろ(発砲するものの位置関係で変わります)への破裂音はそのままなのですが、そこからの空気の動き、特に残響音の移動がとてもしっかり出ていました。
後でAVC-X8500Hを聴き直しましたが、決して悪い事は無いのですがAVC-A110と比べるとどうしても響きが「甘い」ように思えました。

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そして公衆トイレまで走ったアーサーの舞踏シーンですが、AVC-A8500HとAVC-A110ではバイオリンの響き方がかなり変わります。
バイオリンの弦を弾く瞬間の響き自体はとても似ている(当たり前ですが)のですが、弦を弾いた後に残る音の伸びが比較にならず、音の「腰」自体も少し上に上がった事から、下で響くコントラバスのベース部分の重みも二回りぐらい違います。
全体的に音が膨らみ音が繋がっている事で、単に劇場音楽と言うだけでなく、サラウンドとして音楽的に成り立っている、5.1CHSACDの様な重みと響きがあるような印象でした。

その3、メアリと魔女の花

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この作品はUltra-HD Blu-RayがDTS:X7.1.4CHでオブジェクトオーディオが「すべて作られた音」になります。
作られたものである以上、クラシック系や実写映画に比べ比較的音が分離しており、サラウンドの効果や音の広がりを感じやすい作品です。

使用するシーンは最初のチャプター1です。

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まず最初の「夜間飛行」で流れるハンマーダルシマーという特徴的な音を醸し出す楽器から流れる「甘美な旋律」がまるで別でした。
AVC-A110は音が響いた後の残響が長く、スーッと空間を響かせ続けます。実際に収録した場所の空間を感じてしまうような音でした。

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逆にAVC-X8500Hは単独の楽器としての表現はしっかりしており、音自体が鋭く響く感じです。
実際にはハンマーダルシマー以外で重ねている音それぞれが中低音を中心に膨らみますので、結果として作られた音の音域が重なり合い、それぞれの音に一体感が出て来ます。
AVC-A110は音の幅、奥行き共に一回り大きくなった印象です。

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効果音も特に厚みのある音は随分印象が変わりAVC-X8500Hがインパクトを中心に感じる部分も、AVC-A110ではそこに「重さ」が加わる感じと言えばいいでしょうか。

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もう一つ、DTS:Xらしい広がりは、ハイトスピーカーに対しても音の膨らみや重みが追加されますので、音場そのものが移動する、と言うより連結するような印象です。

セリフについてはハイトスピーカーの音が増したことから音自体に高さが加わり、天海祐希さんの「何をやっているの!追いなさい!」というセリフが明量感をそのままに場面での立ち位置の差を出しているように思えました。

では最後にシステムを変更して最後の一枚を確かめようと思います。

サラウンドシステムを5.1.4CHに変更し、AVC-X8500H以上でないとできないカスタムモードを使用します。

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カスタムモードではスピーカーアサインを柔軟に変更出来ますので、今回はスピーカー出力をこのように変更ました。

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5.1.4ch、フロントLCRを2出力で実質的な Bi-Ampにします。
では、鳴らしてみます。

その4、ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン [限定盤]

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CDはUHDQ-CDにMQA音源、Blu-Rayには2Ch、5Ch、そしてDolbyAtomsの3種類の音源が収録された、これぞリファレンスと言うタイトルです。

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もう言う事ないです……。

シングルワイヤの後でBi-Amp状態で聴いてみましたが、どの曲も音の分離と圧がさらに増しました。

率直に言って、これは素直に楽しいです。
ここまではAVC-X8500HもAVC-A110もすべて-20dbの条件で鳴らしていたのですが、ぱっとした印象で音が小さくなった様な感じでした。十分ハイレベルな音のはずだったのですが、高音の響きがさらに綺麗になったせいか、煩くありません。

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再生途中で音源を変更すると2chでピュアオーディオの音5chでSACD5chと同レベルとなる抜群のオーディオサラウンド、そしてDolbyatomsで完全に映画館の中で聴く音に変わっていきます。

もう一つ。Youtubeでもご紹介しましたがAuro3Dを掛けると「定位があるのに全体に音が広がる」というよりレベルの高い音を作り出すことができます。

AVC-A110が「本気」を出すと、こういう表現をするしかないと思います。

実際、この音量で煩くないというのはAV8805に804D3とPOAを繋いだ時以来です。
そこで更に5db音を上げ、-15dbまで音量を上げます。
全体的な圧がさらに増しているのですが、それでも「煩い」と言う事はありません。

Dsc_2625

一歩間違えれば煩いレベルになるスターウォーズのメインテーマの音圧が単に心地よくなり、むしろこれで「ちょうどいい」と言うレベルの音になりました。
音の「包まれ感」はさらに増し、全方向から音で囲まれているような感覚です。
これは本当に贅沢な感覚です。

では、全体的な感想です。

Dsc_2551

AVC-A110、響き自体はAVC-X8500Hと同じ方向性ですが、高・中・低それぞれの音に柔らかくかつ幅が出ており、音自体の重なりがマルチチャンネルであればあるほどピュアオーディオシステムでサラウンドを組んだような音になっています。

Dsc_2563

Dsc_2550

AVC-A110の方向性と言える「AVC-X8500Hのパワー+ピュアオーディオのアナログ処理周り」というシステム構成が素直に出たという印象です。
また、ホームシアターシステム全体としての感覚的な感想は

Dsc_2567
「これはもはやホームシアターの音ではなく映画館の音」です。
映画館はあの広さでもシステム的に計算され、どの座席に座っても音は全体的に包まれる状況にあります。流石に映画館の「重さ」をすべて表現するのは難しいのですが、

音の雰囲気、特に同じシステムであるはずの特にサラウンドの音を強く感じる事の出来る「音に包まれる感覚」は実際の映画館にかなり近いものを感じました。

AVC-X8500Hが「鋭さ」と「パワー感」で押し出してくるのに対して、AVC-A110は「音」そのものがそれぞれ脹らむ事でそれぞれの「音」がくっついて「音場そのもの」として向かってくる感じです。特にオブジェクト型の音源では音場同士が重なっていく事で、オブジェクト型のはずなのに空中でチャンネル型のピュアオーディオの様に響きます。
率直に言って「単体AVアンプでここまで来たか……」と言う印象です。あえてAVC-X8500Hと素直に比較すれば全体のレベルが違い過ぎ、完全に別物と言うしかありません。

正直な所、これはB&W700クラスではなく800クラスでないと力を出し切れないんじゃないか、と言う気がしております。今度行うAVC-A110フェアはフロントとリアの展示を変えるかもしれません。

じゃあ、それぞれの機種から買い替えたほうがいいのか、悪いのか?  

言う事になりますが……。

前回のブログでも書かせて頂きましたが、この「質」はそれなりに費用が掛かります。
それでも
AVC-X8500Hや6700クラスから、それ以上の「厚み」や「質」を求めるお客様

それ以前のピュアオーディオベースのハイパワーAVアンプから「最新システムへの更新」を求めるお客様

オーディオとビジュアルのシステムを統合したいお客様
AV8805などをベースにされているシステムから「更なる深み」を求めるお客様

CX-A5200/MX-A5200系のシステムから「映画らしさ」を更に高めたいお客様

StormAudioクラスまでは費用が出せないけど、出来る限り「映画館」の音を作りたいお客様
(ハイトスピーカーの追加をお願いします)

これらの点でお考えの皆様には十分買い替えに値するものだと思います。

今回はベースマシンと記念マシンと言う比較が難しい機材でのレビューでした。

個人的な印象を中心としたもので読みにくい部分もあったかと思いますが、いかがでしょうか?

2020.10.16更新:Youtubeをアップいたしました。


YouTube: 【アバック公式】vol.78~DENON AVC-A110比較試聴~#ホームシアター・オーディオのアバック

今回の内容はシステムとしてはフェアで使用するシステムと同じ物、機材の大まかなご案内と2ch再生とチャレンジとしてAuro3DのAuromaticを使った7.1.4CH疑似サラウンドを流しており、ベースモデルのAVC-X8500Hと比較しております。自分でも聞いてみましたがイヤホンやヘッドホンをお持ちになると差がでますので、試聴の際は準備をお勧めします。

横浜店では展示を開始しております。
ご相談等お待ちしております。

なお、ご試聴希望のお客様はご来者同士の「三密」を避けるため、必ず事前の連絡をお願いします。

当店では商品購入をご希望されるお客様が試聴して頂くには、出来るだけ安心できる環境を作らせて頂ければと考えております。

趣旨を御理解頂き「メール・電話での事前連絡」で時間調整させて頂いた上、自分のお気に入りのディスクを片手に感染症対策をしっかり行ってご来訪ください

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

0310apr_bana

IOS、Andoroid両対応でございます。

AppstoreAPP STORE アバック公式アプリ

GoogleplayGoogle Play アバック公式アプリ

・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

・各店舗の案内

すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

Telephone_oyaki

次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。

2021.6.12最後に……ちょっと追加します。

ホームシアターで見る「閃光のハサウェイ」は凄まじいですよー。
公開中に付き具体的な部分は書けませんが、ホームシアター、特にハイレベルなアトモスシアターには最高のDiskになりそうです。
個人的には横からの音が下から上に90°回りながら縦回転すると言うのはちょっと初めてです。
やはり初めから作った音は凄い!
なお、先行販売のBDは通常のBlu-Rayですが、おそらくガンダムでは初となる最初からDolbyAtoms収録です。
映画館で是非ご覧いただき、先行販売のBDもぜひ手にお取りください。
これは応援していい作品です!

2020年10月 2日 (金)

【横浜店】DENON AVC-A110、展示品到着しました!(2020.10.16更新)

2020.10.16更新:Youtubeが上がりました。最後の方に貼っております。

横浜店 渡邉です。

Kao

DENON AVC-A110店舗到着です。

今回のブログは最後に「ご来訪の際の注意事項」を入れさせて頂いております

必ず最後までお読みください。

最初にご案内。

20200825bana_2

秋の新製品!大収穫祭2020は9月12日から開催中です!

https://www.avac.co.jp/contents/topics/autumn-sale2020.html

本題です!

明日10月3日よりいよいよDENON110周年記念モデルが発売になります。

はい、そういうわけで箱到着です。

Dsc_2533

箱にはAVC-A110の文字が。

お待たせしました!
DENON AVC-A110到着です。

Dsc_2536

場所も開けてあり、下にAVC-X8500HとCX-A5200/MX-A5200、横にはSR6015とAVC-X6700Hを準備しておりますので早速設置……箱を開けると、なんと二重梱包。

Dsc_2540

Made exclusively at Denon factory -Shirakawa .Japan

「DENON白河工場・日本」の文字が記載されています。

Dsc_2541

内箱を開けると、普段とは違う景色が目に入ります。

Dsc_2542

110周年モデル、AVC-A110専用の冊子と黒い封筒です。

封筒の中には「110-Year Anniversary Certificate of Authenticity」とエンジニアの署名入りの色紙が入っています。

Dsc_2547fix

直訳すると「110周年記念 真正性の証明書」となりますが、日本語の文面には厳正な品質管理の元生産された商品である事、熟練のエンジニアとマネージャーの手によりチューニングされた事、限定生産を証明するシリアルナンバー(今回は消しています)と5年間の保証を行う旨の記載があります。

「特別なモデル」を持つという事を感じさせてくれる素敵なアイテムです。

Dsc_2548

実は本体の梱包にもこんなシールが。

では、いよいよ開封です。

Dsc_2550

いきなり嬉しい演出になりました。

天板のスリットから「DENON 110」の文字が透けて見えます。

以前ご紹介した色の変わった基盤がこのような演出になるのには素直に驚きましたし、何とも良い気分になりました。

Dsc_2551 グラファイトグレーの本体は想った以上に光沢があり、今までの黒い筐体とは一線を画します。

個人的にはボリュームとセレクターの面取りがとても綺麗で、やはり「特別感」を盛り上げてくれます。

Dsc_2552

Dsc_2554

今回は比較の意味合いもあり、ラックの下にはAVC-X8500Hを用意しました。

色の違いだけで印象がここまで変わります。

パネル部分に機能を表示するシールもなく、本来型番のある場所には

Dsc_2555

110周年の刻印だけがなされています。

DENON110周年のAVアンプはこれだけですから、型番を表示する必要はないわけです。

さて、次にD&M本社を訪問させて頂いた時にはじっくりと見る事の出来なかった背面を確認します。

Dsc_2557

HDMI端子は入力7が8K対応、出力1と2も8K対応している点はAVC-X6700H/AVR-X4700Hと同じです。
なお、基盤変更に伴いHDCPが2.3に更新されているのもAVC-X6700Hや4700Hと変わりありません。
此方についてはAVC-X8500Hも来年有償での基盤更新を予定していますので、仮にAVC-X8500Hをお持ちの場合、カタログスペック的な機能的にはかなり近い場所に行くことになります。

ちなみにこちらはAVC-X8500Hです。

さて、どこが違うでしょうか?本体の色とHDMI端子の変更はすぐわかります。

Dsc_2558

Dsc_2560

答え合わせ、と言う程ではありませんがよく見て頂ければわかるかと思いますが、まずスピーカー接続端子の色がグレーです。

Dsc_2561 こちらはAVC-X8500Hです。

細かいところですが、随分印象が変わります。Dsc_2562

そしてもう一か所、同じ写真ですが端子と端子の隙間に……。

Dsc_2563_2

AVC-A110の対応フォーマットが印字されています。

IMAX ENHANCED、IMA、DTS、DTS:X、Auro3D、DOLBY ATOMS。

現時点で民生用として存在するすべてのシステムに対応したアンプであることを、普段は見えない場所に静かに誇示しているように見えます。

まあ店舗での展示では「これでもか!」と言わんばかりの状況になりますが……。

外観はこの辺で、セッティングを開始します。

Dsc_2567

今回はベースレイヤーをB&W 700系のモデルで固めています。

Dsc_2566

今回に合わせフロントは到着したばかりのB&W702S2 Signiture

Dsc_2569

センターはB&W HTM72S2

Dsc_2570

サラウンドにB&W705S2 Signiture

Dsc_2571

サラウンドバックになんとB&W703S2B

Dsc_2573

サブウーファーはTD520SW、トップスピーカーにPiega AP1.2を使用した7.1.4CHのシステムを構築してみました。
このシステムはそのまま試聴フェアで使用を想定しているものです。

Bar_denon_bana_0907

設定自体はAVC-X8500Hと変わりありません。
そのまま進めていきます。

Dsc_2565

セッティングが終わりました。

いよいよ灯を入れます。

なんと電源ランプが白です。

Dsc_2556

外観の形そのものはAVC-X8500Hと何も変わらないはずなのですが、こんなに印象が変わるのはなんでなんでしょうか。ストレートに「かっこいい」と思う機材です。

さて、ここまでは外観のお話。
これから皆さんお知りになりたい「音」についても簡単にレビューさせて頂きますが……今日は取り急ぎ速報と言う事で、こちらのブログを明日以降に更新させて頂きます。

2020.10.9更新:レビューの様な物を書かせて頂きました。

【横浜店】DENON AVC-A110の「音」について書かせて頂きます。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/10/post-add6.html

2020.10.16更新:Youtubeをアップいたしました。


YouTube: 【アバック公式】vol.78~DENON AVC-A110比較試聴~#ホームシアター・オーディオのアバック

今回の内容はシステムとしてはフェアで使用するシステムと同じ物、機材の大まかなご案内と2ch再生とチャレンジとしてAuro3DのAuromaticを使った7.1.4CH疑似サラウンドを流しており、ベースモデルのAVC-X8500Hと比較しております。自分でも聞いてみましたがイヤホンやヘッドホンをお持ちになると差がでますので、試聴の際は準備をお勧めします。

なお、機材のセッテイングは出来ており試聴は可能な状態ですが……。

試聴希望のお客様はご来者同士の「三密」を避けるため、必ず事前の連絡をお願いします。

当店では商品購入をご希望されるお客様が試聴して頂くには、出来るだけ安心できる環境を作らせて頂ければと考えております。

趣旨を御理解頂いた上「メール・電話での事前連絡」で時間調整させて頂いた上、自分のお気に入りのディスクを片手に感染症対策をしっかり行ってご来訪ください

AVC-A110、おそらく圧倒されると思います。

では更新までちょっとお時間を頂戴します。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

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IOS、Andoroid両対応でございます。

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・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

・各店舗の案内

すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

0508_online_page

お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

Telephone_oyaki

次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販(今回は設置も絡んでおりますが)に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。
2021.6.12最後に……ちょっと追加します。

ホームシアターで見る「閃光のハサウェイ」は凄まじいですよー。
公開中に付き具体的な部分は書けませんが、ホームシアター、特にAVC-A110をコアにするようなハイレベルなアトモスシアターには最高のDiskになりそうです。
個人的には横からの音が下から上に90°回りながら縦回転すると言うのはちょっと初めてです。
やはり初めから作った音は凄い!
なお、先行販売のBDは通常のBlu-Rayですが、おそらくガンダムでは初となる最初からDolbyAtoms収録です。
映画館で是非ご覧いただき、先行販売のBDもぜひ手にお取りください。
これは応援していい作品です!

2020年9月 8日 (火)

【横浜店】DCD-A110とPMA-A110 DENON110周年記念モデル情報解禁!その2です。

横浜店 渡邉です。

Kao

まずはご案内。

ブログのプラットフォームが変わりました。

2021.1.1以降のブログはこちらのアドレスで更新させて頂きます。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

引き続きよろしくお願い致します。

その1:AVC-A110編から引き続き、DENON110周年記念モデル情報解禁でございます。本日は一気に四本のブログが上がります。お時間を頂ければ幸いです。

こちらではCD/SACDプレーヤーDCD-A110とプリパワーアンプPMA-A110の紹介をしております。

2020.12.4更新:名古屋店 明石店長のご紹介Youtubeが上がっております。

PMA-A110がこちら。


YouTube: 【アバック公式】vol.83~DENON110周年記念モデル PMA-A110~#ホームシアター・オーディオのアバック

DCD-A110はこちらです。


YouTube: 【アバック公式】vol.84~DENON110周年記念モデル DCD-A110~#ホームシアター・オーディオのアバック

ブログは その1、DENON編その2、Marantz編となります。

今回は110周年記念商品その2、ピュアオーディオ編です。

SACDプレーヤー「DCD-110

Dcda110_1

プリメインアンプの「PMA-110

Pma110

をご紹介します。

ボディカラーは110周年記念モデル専用カラー、グラファイト・シルバーとなります。

Avca110

AVアンプのAVC-A110は別ブログになっていますのでこちらからどうぞ。

では、ピュアオーディオ系それぞれの機種をご紹介します。

SACD/CDプレーヤ-「DCD-110」

Dcda110_1_2

DENON DCD-A110

https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-sacdcdplayers_ap/dcda110

DENON Musiumでの展示はこのような感じでした。

Vlcsnap2020082815h36m13s200

ベースモデルは「DCD-2500NE」に「見えます」が

El_dcd2500ne_jp_sp_fr_new

実際には「同じ」と言えるのは正面の形だけで、中身はほぼ別物になります。

Dcda110_2

最大の特徴はUltra AL32 Processing、DACをモノ構成とした4DAC Solutionです。

Dcda110_3

オーバーサンプリングを1chあたり従来の2倍となる1.536Mhzとしたものをに分割(768kHZ)とし、DACであるPCM1795をモノモード合計4chで動かす事とにより、Ultra AL32プロセッサーの機能を最大限に生かしています。
また、I/V変換アンプは増幅誤差を避けるためにそれぞれのDACに対してカスコード(カスケード)接続していることから、DCD-A110の4DAC/ch並列システムは出力電流が4倍となり高S/N化と高出力を獲得しています。

「ちょっと待って?出力電源4倍じゃ電源は?」

Dcda110trans

ご安心ください。トランスの容量を約5倍に上げてあります。

このほか

オペアンプ(I/V変換アンプ、作動合成アンプ)も

Audio基板の電源も(+/-15V電源と+5V電源)もディスクリート化してあります。

Dcda110_4

これ以外にもDCD-SX1 limitedで築き上げたパーツを贅沢に使い、配置そのものまで見直した結果、本体材料や本体サイズの変更まで踏み込んでおり、結果としてシャーシの奥行きが+68mmという、全くの別物となっています。

Dcda110up 今までのすべてを見直した、コスト二の次、次の十年を見据えた機能を詰め込み、纏め上げたSACDプレーヤーです。

プリメインアンプ PMA-110

Pma110DENON PMA-A110

https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-amplifiers_ap/pmaa110

こちらもPMA-2500NEと同じ様に見えるのは外観の形だけです。

Pma110up

Pma110amp
FLAT AMP用の可変ゲインアンプを使用し、とことんノイズを抑えにかかった新型増幅回路や

Pma110_04

さらに電子ボリュームを採用しています(ここ重要です)

電子ボリュームから電子トーンコントロールで一筆書きにならんだシグナルパス

USB-DACにもGNDを完全に分離し、PCからのノイズもシャットアウトしています。

Pma110usb


新しい技術で1ランクではなく2ランク上がったアンプです。

Pma110parts

Pma110_01

Pma110_02

ターゲットラインはPMA-SX1LTDと言う事で

El_pma_sx1_limited_right アナログ部分にはPMA-SX1LTD用の部品をふんだんに使っております。
スケールこそ違いますが、その音色や感覚はチーフエンジニアの山内様が提示し、具現化したPMA-SX1LTDに近い方向になっています。

さて、こちらも試聴です!

110th_demonstration

Dsc_2348

Dsc_2347

Dsc_2344_2

音については……少なくともPMA-2500NEとDCD-2500NEで聴いた音とは「比較にならない」です。

ベースとなったPMA-2500NEはPMA-2000系列にデジタル音源への対応を加えつつアナログを両立し、DCD-2500NEはPMA-2500NEのデジタル対応を念頭に純粋なプレーヤーとしての性能を追求した、どちらも評価が高い名機です。

Pma2500ne

Dcd_2500ne

 

また、この機材は現在のDENONサウンドマネージャーである山内様が開発から100%関わった最初の機材であり、現在のDENONオーディオの指標である「Vivid」(生き生きとした、鮮明な、音のコントラスト)と「Spacious」(空間性・スケールの広さ)を体現した機材とも言えます。

当時初めて両方を合わせた時の音を聞いた時、コンサートホールで響きを残すピアノのタッチやオールド音源のリードギターが出すノイズを含めた音、アニソンで個性の強いボーカルやロック調の音それぞれが押し合うようなケースでもそれぞれの音がピンと立ち、鮮明に聞こえた事を覚えています。

個人的には、全くジャンルも音色も違うそれぞれの曲や音を鳴らしている光景は何というか「Vivid」と言う言葉の中に入るであろう「鮮烈」と言う言葉が頭に浮かびこの価格帯でこういう音になるんだ」と言う思いが残っています。

ただ、今回のPMA-110とDCD-110は当時の記憶と突き合わせてもで全く別物になっていました。

音を聞かせて頂いた時、最初に感じたのは「静寂」いわゆる「音の無い音」からして違いました。

専用の部屋で聴いているんだから静寂は当たり前だろう?と言うご意見もいただくかと思いますが、吸音している空間の静寂ではなく、アンプに電源が入り、メディアが掛かって音が鳴りだす間のわずかな時間、音が出ているのに出ていない時間があります。

最初に感じたのはこの「スピーカーに電源が入っているのはわかるんですが、音がない」という「空電音の空気」がピタッと収まっており、もっと上位の機種で鳴らしているような印象でした。

しかし、実際に鳴り始めれば世界は一変します。

ピンと経ったピアノタッチ、女性ボーカルの伸びと息の切れのそれぞれが別の音として響き、ピタッと収まります。先程の空気感を加え、音自体と余韻の両方と落差で奥行きをしっかり醸し出し、単にステレオではなくスピーカーとスピーカーの間の空間を「スピーカーの間」ではなく「スピーカーとスピーカーを繋ぐ音空間」として作り出しているように思えました。

個人的には少なくとも「2000」の枠はポンと超えており、機種としては「SX11」以上「SX1」のラインに近づいたシステムだと思いました。

音についてはYoutubeでも流させて頂きますのでお確かめ頂ければと思っております。

このの感覚を言葉でどこまで伝えられるのか拙い文章故何とも言えませんが「まるで別物」と言う事だけはお伝え合出来ればなとは思います。

この感想をもっと表現できないものか……自分の語彙不足は辛いですね……。

なお110周年記念モデルは保証期間も伸びており5年間になっています。

長く使う以上この点も大事ですね。

今回のDCD-A110、PM-A110共に発売は10月中旬の予定です。

試聴会などについては企画中でございますので、今しばらくお待ちください。

ご予約相談、ご質問等お待ちしております。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

0310apr_bana

IOS、Andoroid両対応でございます。

AppstoreAPP STORE アバック公式アプリ

GoogleplayGoogle Play アバック公式アプリ

・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

・各店舗の案内

すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

Telephone_oyaki

次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。

【横浜店】AVC-A110 DENON110周年記念モデル情報その1です。(2020.9.9更新)

横浜店 渡邉です。

Kao

最初にご案内です。

年末恒例「BIGボーナスセール2020」がスタートしました!

20201106_bana_big

https://www.avac.co.jp/contents/topics/big-bonus2020

なお、今年はAVAC Information Vol.191の冊子もWebからご覧頂けるようになりました!

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こちらからどうぞ!

https://www.avac.co.jp/contents/1105avacinfo191/avacinfo191_2/index.html

そして、もう一つ大事なお話。

ご承知の通り今年は例年とは状況がかなり異なっております。

商品の在庫、工事の日程、下見、すべて全体的に前倒しになっています。

ご相談のタイミング次第では「年内は難しいです」とお答えせざるを得ない状況になっております。早めのご相談をお願いします。

本題です。

さて、DENON110周年記念モデル情報解禁でございます。

本日は一気に四本のブログが上がります。お時間を頂ければ幸いです。

こちらではAVアンプAVC-A110の紹介をしております。

短時間ですが視聴も出来ましたので後半に記載させて頂きます。


YouTube: 【アバック公式】vol.67~待望のDENON110周年記念モデルご紹介~#ホームシアター・オーディオのアバック

DENON Musiumのご紹介はYoutubeでこちらから。

ブログは その1、DENON編その2、Marantz編となります。

今回は110周年記念モデルを2つに分けてご紹介します。

今回、DENON110周年を記念して今回発売されるのは5機種。

SACDプレーヤー「DCD-110

Dcda110_1_3

プリメインアンプの「PMA-110

Pma110_2

AVアンプの「AVC-A110

Avca110_2

そしてDENONの原点ともいえるカートリッジ「DL-A110

Dla110

となります。

前回の100周年に引き続き、今回もDENONが積み重ねてきた110年の歴史を背中に受け、それぞれのエンジニアが考えて選び抜いた、コストの枷を外した妥協なしの技術投入、そして本来一歩先で用いられるはずの機構を用いた機材となります。

しかし

こういう書き方をすると「見た目の機能や機構」が目に留まりますし、実際、明らかに先進的な機材ですがエンジニアたちが本当に感じてほしいのはそれぞれの「すべて」を使う事で構成された「耳や体で感じる感覚」です。

110周年記念の機材そのものに「特別」を考える必要はありません。
「特別」な機材が生み出す先にある「音」を感じて頂ければと思います。

今回はAVアンプ編とピュアオーディオ編の2つに分けてご紹介したいと思います。

こちらはその1、AVアンプ「AVC-A110」編です。

DENON 110周年記念 13.2CHAVアンプ AVC-A110

Avca110DENON AVC-A110

https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-avreceiver_ap/avca110

ボディカラーは110周年記念モデル専用カラー、グラファイト・シルバーとなります。

こちらはAVC-X8500Hをベースにしたていますが、全く別のモデルです。
今回、AVアンプのチーフエンジニアでいらっしゃる高橋 佑規さんが目指されたのは

「深淵」です。

AVC-A110は音や体で感じる物をもっと先、もっと深いところまでを追求し、一つ一つの部品から積み重ねた先に出来上がった「感覚」は奥深く、底知れない「深淵」の世界まで踏み込むために作られたアンプです。

では、変更点を……と言うより別物と言い出す理由のご説明を。

Avc110all

こちらがAVC-A110内部を上から見た写真になります。

そしてこちらがDENON Musiumで見たAVC-X8500Hの内部写真です。

Vlcsnap2020082815h37m50s820_2

左右の基盤が緑色に見えませんでしょうか?

実はもうここから違いは始まっています。

こちら、AVC-X8500Hの基盤です。

Avca110_018500

そしてこちらがAVC-A110の同じ場所です。

Avca110_01a110

色が黒……だけではありません。

よく見ると黒い方は「分厚く」見えますよね。

実はもうここから変わっています。

片面基盤のパターン箔圧がAVC-X8500が35uMに対し、AVC-A110は実に2倍の70uMになっています。

これは信号線・電源線・GNDの抵抗を抑え、瞬間的な発熱を抑える機能を持っています。

当然、エネルギー量も増すわけです。

次にアンプ基盤です。

こちらがAVC-X8500H

Avca110_ampunit8500

そして、こちらがAVC-A110

Avca110_ampunit110

もう一つ、アンプユニットです。

Avca110_05 パターンの問題は先程お知らせしましたが、それ以外の部分がこちら。

Avca110_05_02

Avca110_05_03

さらに、これ以外の部分でも……。

Avca110_solidchip110

Avca110_03

 整流ダイオードのレギュレーターはアルミから銅へ。Avca110_04_2

変更点はざっと上げるだけでも

専用EIコアトランス、パワーアンプの電解コンデンサ、アナログオーディオDACのポストフィルター・電源、入力抵抗、DCサーボの電源RFO、入力フィルター・位相補償DCサーボ、DCサーボRFO、入力フィルター・位相補償、DACのホストフィルター、出力フィルター、整流ダイオード、ボリューム用のバリコン……などなど

……はい、全部ですね、これ。

元々の機材であるAVC-X8500Hの安定動作マージンの中でそれぞれの性能を最大限まで引き出すために、該当部分の部品を突き詰め最終的に「全部替えて」しまっています

Avca110heos

あ、HEOSユニットにもちゃんとノイズ防止のカバーが掛かっています。

結論としては

「AVC-X8500Hと同じ構造と構成ですが、8K対応になったインターフェイス部分などベース基盤を含め音が絡む部分の部品は基本的に全部別物

と言う事になります

実は最初の情報では「AVC-X8500Hに8K対応基板」などと言うお話でしかなかったのですが

とんでもないです。どう見てもまったく別のアンプです。

来年予定のAVC-X8500Hの基盤交換では……追いつくわけないですね、これ。

AVC-A110。

具体的に「どこが」変わった、ではありません。
具体的に「何の部品が」変わった、でもありません。
見れば見る程、聞けば聞く程「全部違う」としか言いようのない構成になっています。

110周年記念だからこそ出来る細かい変更を重ねて出来上がった「全く違う」AVアンプとしか言いようがなく、率直に言って「使える物は全部使いました」「やれること全部やりました」と言う印象です。

音の奥の奥、もっともっと深いところまで到達するには、ここまでやる。

高橋様の「執念」と「深淵」をちょっとだけですが覗けたような気がします。

しかもAVC-X6700H/AVR-X4700Hと同じHDMI入力×8(内8K対応1)、HDMI出力×3系統(8K対応出力2系統)の「8K」入力対応ですから、息の長いモデルになりますね……。

なお110周年記念モデルは保証期間も伸びており5年間になっています。

Avca110_99

本音としては「そうか、こういう方法もあるんだなあ……」と思いました。

予想されるお値段は64万円のラインですが、ここまで来ると下手なピュアより音は上になるのではないでしょうか。

さて、最初の写真でご紹介した通り、別ブログで紹介予定のDENON musuiumにはすでに実機が展示してありました。

Avca110

と言うわけで、DENON視聴ルームでわずかな時間ですが試聴です。

Dsc_2344

システムはB&W800シリーズ(802D3、HTM1D3)ベースとなります。Dsc_2351

さすがにYoutubeでは音を流すことが難しいのですが、今回は「フォード&フェラーリ」を流して頂きました。

観客の歓声、エンジンの音、余韻の残るアナウンスの音、排気音で振るわせられる空気など非常に多くの音が鳴っている作品ですが……。

一言で言えば音の「質感」が段違いに増した、と言う所かと思います。

元々、Dolbyatomsの音源は空間表現性や奥行き感が出る傾向があります。

同じものをAVC-X8500Hで聴いた場合(スピーカーシステムは違いますが)排気音やエンジンノイズが鋭く響く傾向がありました。

El_avc_x8500h_jp_bk_fr_op

いわゆる「カチッとした音」です。

この傾向はAVR-X4500H/AVC-X6500Hでも同じ方向性が出ており、先日モデルチェンジしたAVC-X6700Hではコンデンサ周りが豊かになることで「音の周りに音が纏わり付く様に追加され、真がありながらより豊かな音で少しふくよかで且つしっかりした音になりました。

6700

そして今回のAVC-A110ですが……

Dsc_2346

元になるAVC-X8500Hとと比較してもこの「纏わり付く」と表現していた部分がAVC-A110の持つパワーと全面的にアップしたアナログ段でさらに広がっていました。

Dsc_2358

単に音としてはマルチスピーカーで様々な音がそれぞれ独立し、別の場所で鳴っている事は確かなのですが、音と音が重なりながら、それぞれが周囲の空気を介して繋がっていく感覚を感じる、と言えばいいのでしょうか。それぞれの音が波紋を広げるようになり響き、干渉し合う事で単にオブジェクト型のポイントでしかない耳に入る音自体が重層的に聞こえてきます。

冷静に考えれば一つ一つの音が重層的に聞こえる事で音自体に「質量」が加わるという当たり前の事なのですが、この「感覚」を「空間」として表現できるというのは……音自体で空間を埋めるほどの力が必要な訳で、実際に実現するのは大変です。

Avca110_2

これは、ハイパワー且つマルチチャンネル稼働が可能なAVC-A110ならではの音になるかと思います。

今回は機械音や爆音など人工的な音がメインでしたが、今度は森の中の葉擦れの音や自然の音の重なりなど、もっと自然な音も是非聞いてみたいです。

実機が店舗でお借り出来たらJOKERのウェイン社社員を射殺してしまうシーン、グラディエーターのコロッセオ、ボヘミアンラブソディのLIVE AIDシーンも是非聞いてみたいですね。

個人的な感想で恐縮ですが、このような印象でした。

さて、実機の発売は10月の予定です。

Bar_denon_bana_0907試聴フェアについては横浜店は発売直前(になると思います)の10/16から18となります。

2020.10.16更新:Youtubeも上がりました。


YouTube: 【アバック公式】vol.78~DENON AVC-A110比較試聴~#ホームシアター・オーディオのアバック

今回の内容はシステムとしてはフェアで使用するシステムと同じ物、機材の大まかなご案内と2ch再生とチャレンジとしてAuro3DのAuromaticを使った7.1.4CH疑似サラウンドを流しており、ベースモデルのAVC-X8500Hと比較しております。自分でも聞いてみましたがイヤホンやヘッドホンをお持ちになると差がでますので、試聴の際は準備をお勧めします。

https://www.avac.co.jp/contents/topics/topics/denon-110-202009.html

横浜店の順番は全店でも最後ですが、逆に発売直前の最終ご判断をすることが可能かと思います。

横浜店はB&W700シリーズベースの7.1.6chまたは5.1.4フロントLCR Bi-Amp(カスタムモード使用)の展示を行う予定です。

AVC-A110は台数限定というわけではありませんが、潤沢にご用意できる商品でもありません。

商品のご相談、市長の感想などはこちらから横浜店までお早目の連絡をお願い致します。

では、DENON110周年記念モデルその2、ピュアオーディオ編に続きます。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

0310apr_bana

IOS、Andoroid両対応でございます。

AppstoreAPP STORE アバック公式アプリ

GoogleplayGoogle Play アバック公式アプリ

・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

・各店舗の案内

すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

0508_online_page

お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

Telephone_oyaki

次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。

【横浜店】Marantz SR6015、音楽にこだわったAVアンプです。(2020.9.20情報更新)

2020.9.20情報更新:店頭展示を始めております。5.1.4ch構成です。

Dsc_2451

Dsc_2453

AVR-X4700Hと比較すると「削るところは削り、入れる所は入れる」を細かいところまでやっています。

横浜店 渡邉です。

Kao

最初にご案内です。

年末恒例「BIGボーナスセール2020」がスタートしました!

20201106_bana_big

https://www.avac.co.jp/contents/topics/big-bonus2020

なお、今年はAVAC Information Vol.191の冊子もWebからご覧頂けるようになりました!

Bar2_vol191_1105_275

こちらからどうぞ!

https://www.avac.co.jp/contents/1105avacinfo191/avacinfo191_2/index.html

そして、もう一つ大事なお話。

ご承知の通り今年は例年とは状況がかなり異なっております。

商品の在庫、工事の日程、下見、すべて全体的に前倒しになっています。

ご相談のタイミング次第では「年内は難しいです」とお答えせざるを得ない状況になっております。早めのご相談をお願いします。

本題です。

先程、Marantzより9.2chAVアンプ「SR6015」が発表されました。

Mz_sr6015_u_k_f_bk_34_cl_001_lo Marantz SR6015
https://www.marantz.jp/ja-jp/shop/avamplifier/sr6015

位置付けとしてはSR8012の下

Xl_sr8012_f_b_34

Xl_nr1711_f_sg_34

先日発表されたNR1711の上と言う事になります。
ただ、中身は先日発売されたAVR-X4700H/6700Hの機能を加えて一部機能はSR8012並みに進歩しており、DENON/Marantz全体で考えた場合AVR-X4700Hよりは上、AVC-X6700Hよりはしたという位置で考えてよろしいかと思います。

さて、全体を見て行きます。
外観はSR8012とほぼ同じ様に見えますが……。

Mz_sr6015_u_k_f_st_cl_001_lo

※クリックで拡大します。

少し薄いですね。

もっとはっきり判断できるのはフロントパネルを開けると「窓」がありません。

Mz_sr6015_u_k_f_b_st_op_001_lo_2

※クリックで拡大します。

フロントパネルを開くとSR8012はディスプレイが入っていますが、6012にはありません。

Xl_sr8012_f_b_fr_op

※クリックで拡大します。

ボタンの見た目からして構造的には2700Hに近いものがあります。

ただ、よく考えてみるとこの辺りはMarantz独自の丸い「窓」で入力ソースや音量は表示されますし、音響方式はタブレットなどでコントロールすれば大きな問題にはならないかなと言う印象です。

次に背面ですがMz_sr6015_f_re_001_lo

※クリックで拡大します。

まず目に入るのは端子が11ch分綺麗に並んでいます。

「あれ?このアンプ『9.2ch』だったよね?」

これは今回新機種であるSR6015の特徴であり、駆動できるチャンネル数は9.2ch分ですが外部アンプなどを繋いで駆動できるプリアンプとしての機能は11.2ch分と言う事になります。

(11chは切り替えて使う、スピーカーA+スピーカーBのような2つのフロントスピーカーを使うなどの方法があります)

Xl_pm7000n_f_sg_34

後は、ピュアオーディオを組み合わせて11.2chなどの駆動を行うという点はAVR-X4700Hと設計コンセプトを共通化している部分になるのかと思います。

Mz_sr6015_f_re_001_hi

※クリックで拡大します。

共通化の結果、もちろん入力7は8K・HDMI2.1/HDCP2.3対応になっており、出力も2系統は8K対応。この「いい点」の共通化は大歓迎です。

ここまで書いてくると

「じゃあ、DENONのAVR-X4700Hとは何が違うんですか?」

1_el_avr_x4700h_jp_right

と言うお話になりますが

実はかなり違います。

一番の違いは、コンセプトです。

DENONの場合

El_avc_x8500h_jp_bk_fr_cl

「ホームシアター」の中心である「AVセンター」(Audio・Visual・Center)としての音や性能、アクセスビリティを追求し、価格と性能を高いレベルで両立したシステムの中心としてAVアンプを考えている。

これに対して

Marantzの場合

Xl_av8805_f_b_34

「Hi-Fi」AVアンプはあくまで2ch再生の延長線上に「マルチチャンネルステレオ」と言う形でシステムを考える形でシステムを構成しており、ホームシアターよりちょっと上の「ハイクオリティ・リビングシアター」を志向している。

と言う事になります。

平たく言えば「ホームシアター」でのマルチチャンネルを行う楽しみに軸を置いたDENON AVR-X4700Hともう少し上の「音楽をメインに」と考えるお客様向けのSR6015と言う事になるでしょうか。

4700_sr6015

最大の違いはプリアンプ部分です。

Sr6015_pre_amp_board_1

SR6015は上位モデルと同様にプリアンプ回路にマランツが誇る高速アンプモジュールHDAMを採用しており、11.2ch分の電流帰還型プリアンプを内蔵しております。

Sr6015_goldplated_terminals HDAM「Hyper Dynamic Amplifier Module」の略称で、レベルの差こそありますが、基本構造はMarantzのピュアオーディオ機種に搭載されているものと変わりありません。Pm12_ose_02 写真はPA-12OSEの「HDAM®-SA3」です。
ハイスルーレートで、広帯域のハイレゾ信号を正確に伝送できる、より「ピュアオーディオ」を施行した構造になっています。

他にも回路関係や端子などはDENONの上位モデルである「AVC-X6700H」に近い部分もあり、より音楽寄りのシアターや「基本は2chだけどサラウンドでもピュアの方向に近づけたい」とお考えのお客様にはとても向いた機種だと思います。

ここまで来るとDENONのAVR-X4700Hと価格が近いので同じように思えますが、DENONでは存在するフロントディスプレイがMarantzにはなく、削るところは削っています。

音の面でも線が細く繊細なMarantz中低音の音が太くガシッとした音のDENONの違いはそのままかと思いますので、違いは明らかだと思います。

ともあれ、まだ実機の音を聞いておりませんのでまだ何とも言えませんが、この価格帯のMarantzはSR8012では高価格過ぎる、NR1711では足りないお客様により音楽的なシステムを勧められますので、バランスの良い機種だと思います。

発売は9月。もう少し待ちましょう。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

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その2、オンライン会議

お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
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その2、お電話・事前予約来訪

Telephone_oyaki

次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

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その4、FAXなど

Fax

お手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

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お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。

【横浜店】Youtube連動特別企画「DENON・Marantz・Importミュージアム」訪問記 その2:Marantz・Import編

横浜店 渡邉です。

Kao

本日はYoutube連動特別企画「DENON・Marantz・Importミュージアム」訪問記でございます。


YouTube: 【アバック公式】vol.68~マランツミュージアムをご紹介~#ホームシアター・オーディオのアバック

第一弾のDENON編はこちら。

では第二弾、Marantzミュージアム編となります。

Vlcsnap2020082815h39m30s517

Vlcsnap2020082815h39m37s726

最初にオリジナルマランツであるソウル・バーナード・マランツが「マランツ・カンパニー」で作成し機材です。

Dsc_2316  
MODEL1、MODEL7、MODEL9 MODERU10 STL12

Model9

MODEL9は現在のMarantzのデザインモチーフそのものです。

(MODEL9レプリカ:オーディオの軌跡様)

Dsc_2326 裏をのぞいたら……

Dsc_2328 MODEL2がありました。

そして1970年代のスーパースコープ・マランツの時代

Vlcsnap2020082815h40m02s519Marantz 1250(1976:オーディオの軌跡様)
TT-1000(1980)(オーディオの軌跡様)
PM-94(1985)(オーディオの軌跡様 色違い)

Dsc_2323

Dsc_2324

PHILIPSの時代

Vlcsnap2020082815h40m35s639

CD-63(1982)オーディオの軌跡様
CD34(1985)オーディオの軌跡様
CD-7(1998)オーディオの軌跡様
SACDのSA-1(2000)オーディオの軌跡様
17シリーズのCD-17PM17(1997:オーディオの軌跡様)

Dsc_2331

Dsc_2332

Dsc_2333

Vlcsnap2020082815h41m43s786 こちらは現行品とそれにに近いものです。

SA-15S1(2015:リンクはSA15-S2) 、SA-12(2018)

PM-11(2004:AV WATCH様) 、PM-12(2018)

Sa7

SA-7S1(2006)

そして最後は去る9月2日に発表されたばかりの

SACD30NとPM-MODEL30です。

Sacd30_2Pmmodel30

此方については別ブログをご参照ください。

【横浜店】Marantz Model30とSACD30n。新しいMarantzをご紹介します。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/09/marantzmodel30s-f29d.html

後はIMPORTです。

以前から販売されておりました

CLASSE DELTA Series

Vlcsnap2020082815h44m05s787

こちらはなんと白河工場生産になりました。

カナダプロダクツでMADE IN SHIRAKAWAというクオリティの高いシステムです。

ご検討頂いてもよろしいかと思います。

Vlcsnap2020082815h44m55s813
後はB&Wの最新、702S2Signitureと705S2Siginiture

Vlcsnap2020082815h45m09s322

以上、marantzとImportのミュージアム紹介を簡単に行ってみました。

今回の「ミュージアム」の展示は博物館級の展示はされておりませんが、十分見ごたえのあるものでした。

お楽しみいただけましたでしょうか。

DENON110周年記念製品発表のブログはこちらからとなります。

現在コロナウイルスの影響で商品の供給が細くなっております。
お問い合わせ、ご予約はお早めにお願い致します。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

0310apr_bana

IOS、Andoroid両対応でございます。

AppstoreAPP STORE アバック公式アプリ

GoogleplayGoogle Play アバック公式アプリ

・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

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すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

Telephone_oyaki

次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

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最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

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その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。