【横浜店】AVC-A110 DENON110周年記念モデル情報その1です。(2020.9.9更新)
横浜店 渡邉です。
最初にご案内です。
年末恒例「BIGボーナスセール2020」がスタートしました!
https://www.avac.co.jp/contents/topics/big-bonus2020
なお、今年はAVAC Information Vol.191の冊子もWebからご覧頂けるようになりました!
こちらからどうぞ!
https://www.avac.co.jp/contents/1105avacinfo191/avacinfo191_2/index.html
そして、もう一つ大事なお話。
ご承知の通り今年は例年とは状況がかなり異なっております。
商品の在庫、工事の日程、下見、すべて全体的に前倒しになっています。
ご相談のタイミング次第では「年内は難しいです」とお答えせざるを得ない状況になっております。早めのご相談をお願いします。
本題です。
さて、DENON110周年記念モデル情報解禁でございます。
本日は一気に四本のブログが上がります。お時間を頂ければ幸いです。
こちらではAVアンプAVC-A110の紹介をしております。
短時間ですが視聴も出来ましたので後半に記載させて頂きます。
YouTube: 【アバック公式】vol.67~待望のDENON110周年記念モデルご紹介~#ホームシアター・オーディオのアバック
DENON Musiumのご紹介はYoutubeでこちらから。
ブログは その1、DENON編、その2、Marantz編となります。
今回は110周年記念モデルを2つに分けてご紹介します。
今回、DENON110周年を記念して今回発売されるのは5機種。
SACDプレーヤー「DCD-110」
プリメインアンプの「PMA-110」
AVアンプの「AVC-A110」
そしてDENONの原点ともいえるカートリッジ「DL-A110」
となります。
前回の100周年に引き続き、今回もDENONが積み重ねてきた110年の歴史を背中に受け、それぞれのエンジニアが考えて選び抜いた、コストの枷を外した妥協なしの技術投入、そして本来一歩先で用いられるはずの機構を用いた機材となります。
しかし
こういう書き方をすると「見た目の機能や機構」が目に留まりますし、実際、明らかに先進的な機材ですが、エンジニアたちが本当に感じてほしいのはそれぞれの「すべて」を使う事で構成された「耳や体で感じる感覚」です。
110周年記念の機材そのものに「特別」を考える必要はありません。
「特別」な機材が生み出す先にある「音」を感じて頂ければと思います。
今回はAVアンプ編とピュアオーディオ編の2つに分けてご紹介したいと思います。
こちらはその1、AVアンプ「AVC-A110」編です。
DENON 110周年記念 13.2CHAVアンプ AVC-A110
https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-avreceiver_ap/avca110
ボディカラーは110周年記念モデル専用カラー、グラファイト・シルバーとなります。
こちらはAVC-X8500Hをベースにしたていますが、全く別のモデルです。
今回、AVアンプのチーフエンジニアでいらっしゃる高橋 佑規さんが目指されたのは
「深淵」です。
AVC-A110は音や体で感じる物をもっと先、もっと深いところまでを追求し、一つ一つの部品から積み重ねた先に出来上がった「感覚」は奥深く、底知れない「深淵」の世界まで踏み込むために作られたアンプです。
では、変更点を……と言うより別物と言い出す理由のご説明を。
こちらがAVC-A110内部を上から見た写真になります。
そしてこちらがDENON Musiumで見たAVC-X8500Hの内部写真です。
左右の基盤が緑色に見えませんでしょうか?
実はもうここから違いは始まっています。
こちら、AVC-X8500Hの基盤です。
そしてこちらがAVC-A110の同じ場所です。
色が黒……だけではありません。
よく見ると黒い方は「分厚く」見えますよね。
実はもうここから変わっています。
片面基盤のパターン箔圧がAVC-X8500が35uMに対し、AVC-A110は実に2倍の70uMになっています。
これは信号線・電源線・GNDの抵抗を抑え、瞬間的な発熱を抑える機能を持っています。
当然、エネルギー量も増すわけです。
次にアンプ基盤です。
こちらがAVC-X8500H
そして、こちらがAVC-A110
もう一つ、アンプユニットです。
パターンの問題は先程お知らせしましたが、それ以外の部分がこちら。
さらに、これ以外の部分でも……。
変更点はざっと上げるだけでも
専用EIコアトランス、パワーアンプの電解コンデンサ、アナログオーディオDACのポストフィルター・電源、入力抵抗、DCサーボの電源RFO、入力フィルター・位相補償DCサーボ、DCサーボRFO、入力フィルター・位相補償、DACのホストフィルター、出力フィルター、整流ダイオード、ボリューム用のバリコン……などなど
……はい、全部ですね、これ。
元々の機材であるAVC-X8500Hの安定動作マージンの中でそれぞれの性能を最大限まで引き出すために、該当部分の部品を突き詰め最終的に「全部替えて」しまっています。
あ、HEOSユニットにもちゃんとノイズ防止のカバーが掛かっています。
結論としては
「AVC-X8500Hと同じ構造と構成ですが、8K対応になったインターフェイス部分などベース基盤を含め音が絡む部分の部品は基本的に全部別物
と言う事になります。
実は最初の情報では「AVC-X8500Hに8K対応基板」などと言うお話でしかなかったのですが
とんでもないです。どう見てもまったく別のアンプです。
来年予定のAVC-X8500Hの基盤交換では……追いつくわけないですね、これ。
AVC-A110。
具体的に「どこが」変わった、ではありません。
具体的に「何の部品が」変わった、でもありません。
見れば見る程、聞けば聞く程「全部違う」としか言いようのない構成になっています。
110周年記念だからこそ出来る細かい変更を重ねて出来上がった「全く違う」AVアンプとしか言いようがなく、率直に言って「使える物は全部使いました」「やれること全部やりました」と言う印象です。
音の奥の奥、もっともっと深いところまで到達するには、ここまでやる。
高橋様の「執念」と「深淵」をちょっとだけですが覗けたような気がします。
しかもAVC-X6700H/AVR-X4700Hと同じHDMI入力×8(内8K対応1)、HDMI出力×3系統(8K対応出力2系統)の「8K」入力対応ですから、息の長いモデルになりますね……。
なお110周年記念モデルは保証期間も伸びており5年間になっています。
本音としては「そうか、こういう方法もあるんだなあ……」と思いました。
予想されるお値段は64万円のラインですが、ここまで来ると下手なピュアより音は上になるのではないでしょうか。
さて、最初の写真でご紹介した通り、別ブログで紹介予定のDENON musuiumにはすでに実機が展示してありました。
と言うわけで、DENON視聴ルームでわずかな時間ですが試聴です。
システムはB&W800シリーズ(802D3、HTM1D3)ベースとなります。
さすがにYoutubeでは音を流すことが難しいのですが、今回は「フォード&フェラーリ」を流して頂きました。
観客の歓声、エンジンの音、余韻の残るアナウンスの音、排気音で振るわせられる空気など非常に多くの音が鳴っている作品ですが……。
一言で言えば音の「質感」が段違いに増した、と言う所かと思います。
元々、Dolbyatomsの音源は空間表現性や奥行き感が出る傾向があります。
同じものをAVC-X8500Hで聴いた場合(スピーカーシステムは違いますが)排気音やエンジンノイズが鋭く響く傾向がありました。
いわゆる「カチッとした音」です。
この傾向はAVR-X4500H/AVC-X6500Hでも同じ方向性が出ており、先日モデルチェンジしたAVC-X6700Hではコンデンサ周りが豊かになることで「音の周りに音が纏わり付く様に追加され、真がありながらより豊かな音で少しふくよかで且つしっかりした音になりました。
そして今回のAVC-A110ですが……
元になるAVC-X8500Hとと比較してもこの「纏わり付く」と表現していた部分がAVC-A110の持つパワーと全面的にアップしたアナログ段でさらに広がっていました。
単に音としてはマルチスピーカーで様々な音がそれぞれ独立し、別の場所で鳴っている事は確かなのですが、音と音が重なりながら、それぞれが周囲の空気を介して繋がっていく感覚を感じる、と言えばいいのでしょうか。それぞれの音が波紋を広げるようになり響き、干渉し合う事で単にオブジェクト型のポイントでしかない耳に入る音自体が重層的に聞こえてきます。
冷静に考えれば一つ一つの音が重層的に聞こえる事で音自体に「質量」が加わるという当たり前の事なのですが、この「感覚」を「空間」として表現できるというのは……音自体で空間を埋めるほどの力が必要な訳で、実際に実現するのは大変です。
これは、ハイパワー且つマルチチャンネル稼働が可能なAVC-A110ならではの音になるかと思います。
今回は機械音や爆音など人工的な音がメインでしたが、今度は森の中の葉擦れの音や自然の音の重なりなど、もっと自然な音も是非聞いてみたいです。
実機が店舗でお借り出来たらJOKERのウェイン社社員を射殺してしまうシーン、グラディエーターのコロッセオ、ボヘミアンラブソディのLIVE AIDシーンも是非聞いてみたいですね。
個人的な感想で恐縮ですが、このような印象でした。
さて、実機の発売は10月の予定です。
試聴フェアについては横浜店は発売直前(になると思います)の10/16から18となります。
2020.10.16更新:Youtubeも上がりました。
YouTube: 【アバック公式】vol.78~DENON AVC-A110比較試聴~#ホームシアター・オーディオのアバック
今回の内容はシステムとしてはフェアで使用するシステムと同じ物、機材の大まかなご案内と2ch再生とチャレンジとしてAuro3DのAuromaticを使った7.1.4CH疑似サラウンド音を流しており、ベースモデルのAVC-X8500Hと比較しております。自分でも聞いてみましたがイヤホンやヘッドホンをお持ちになると差がでますので、試聴の際は準備をお勧めします。
https://www.avac.co.jp/contents/topics/topics/denon-110-202009.html
横浜店の順番は全店でも最後ですが、逆に発売直前の最終ご判断をすることが可能かと思います。
横浜店はB&W700シリーズベースの7.1.6chまたは5.1.4フロントLCR Bi-Amp(カスタムモード使用)の展示を行う予定です。
AVC-A110は台数限定というわけではありませんが、潤沢にご用意できる商品でもありません。
商品のご相談、市長の感想などはこちらから横浜店までお早目の連絡をお願い致します。
では、DENON110周年記念モデルその2、ピュアオーディオ編に続きます。
さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。
その1、メール
まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。
横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介⇒スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。
横浜店 スタッフ紹介はこちらから。
モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。
IOS、Andoroid両対応でございます。
・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係
・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報
・各店舗の案内
すべてこのアプリで行えます。
その2、オンライン会議
お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。
オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。
その2、お電話・事前予約来訪
次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。
マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。
また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。
それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。
横浜店の電話番号は045-228-9881となります。
その4、FAXなど
お手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。
横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。
Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。
ご相談等、お待ちしております。