2021年3月19日 (金)

アバック横浜店ブログお引越しのご案内

いつもアバック横浜店ブログをご覧いただき、誠に有難うございます。

当ブログはホームページのリニューアルを機に、引っ越しを致しました。
引き続き以下のURLにてブログを掲載しておりますので、どうぞご利用くださいませ。

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

今後とも、アバック横浜店を宜しくお願い致します。

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株式会社アバック横浜店 https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html

ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/

〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F

TEL  :045-228-9881 メール:yokohama@avac.co.jp

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2021年2月18日 (木)

【横浜店】【アバック公式Youtube】vol.88~お客様投稿企画 DENON AVC-X6700HとAVC-A110の比較について 補足ブログ

2021.2.11更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

アドレスはこちらになります。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

現在はミラーリング中ですが、2月末をめどにこちらのブログの更新は停止します。

こちらのエントリーの本ページはこちらのリンクから。

ブックマーク等の変更をお願いします。

横浜店 渡邉です。

先日Youtubeの新しいコンテンツ

【アバック公式】vol.88~お客様投稿企画 DENON AVC-X6700HとAVC-A110の比較

が上がりました。

東京都のK様、ありがとうございました。

今回はこのYoutubeコンテンツの補足(撮影した後で思い出す事もあります……)を簡単に上げさせて頂きます。

今回のご要望は

DENON AVC-X6700H

DENON AVC-A110の音はどう違うのでしょうか?と言うご質問でした。

この二機種、グレードしてはAVC-A110はAVC-X8500Hと比べても別格のアンプと言う事で  

Avc110all

私の頭の中では「6700Hと比較すると3ランクほど上の商品」という感覚です。

そんな事もあり、今回の撮影の前に過去にAVC-A110とAVC-X8500Hとの比較を行ったYoutubeやブログ、そして6700Hと4700Hと6700Hと6500Hの比較ブログも読み返しました。

  【横浜店】DENON AVC-A110の「音」について書かせて頂きます。(2020.10.16更新) https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/10/post-add6.html

【横浜店】DENON AVC-X6700H/AVR-X4700H 8K Ultra HD対応AVアンプ発表です!

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/07/denon-avc-x6700-7840.html

【横浜店】Youtube連動企画:DENON AVC-X6700HとAVC-X6500Hの「音」を比較してみました。 https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/07/6500-c9f9.html

その当時の結論としては

AVC-X8500HはAVC-X6700Hよりパワーや厚みの点で明らかに上

AVC-A110との比較は8K入力など機能性や部品のレベルは明らかに上

AVC-A110とAVC-X8500Hは音の「グレード」も「方向性」も違う

但し、AVC-X8500Hが「悪い」訳ではない。

と言う内容でした。

正直な所、今現在も「AVC-X8500HとAVC-A110の比較」については今も印象が変わっておりません。

映画らしさ、荒々しさを求める場合はAVC-X8500Hと言う選択肢もあり得るると思いますし、音そのものクオリティや滑らかさ、Dolbyatoms/DTS:Xなどのオブジェクト型のサラウンドが繋がり、一体化するほどの幅を持つのは間違いなくAVC-A110の方が上です。

ともあれ、今回の比較はAVC-X6700Hです。

入出力はともかく筐体の作りやパワーアンプ部からして全く違うものです。

このニ機種を改めて聞いてみるとAVC-X6700Hの「音の方向性」そのものは、前回6700Hのブログで書かせて頂いた「音の成分にふくよかさが加わった」音であり AVC-X8500Hや6500Hなど、所謂「500系」のパワフルさを全面に出した音とはだいぶ変わり、音の方向性としてはむしろAVC-A110に近くなっています。

ただ、6500Hと8500Hの違いとして存在したアナログ部分の違い、所謂「パワフル感」の違いがベースの段階で壁の用に存在しており、コンデンサなどの改良を施した6700Hで音色をA110に近づけても、アナログ的な部分が埋まりません。

また、仮にAVC-X8500Hの後継機として「AVC-X8700H(仮)」と言う機種が存在した場合、音色が6700にパワー感を加えたAVC-A110に近いものになるかと思いますが、AVC-X8500Hの回路にピュアオーディオの要素を加えたAVC-A110は想定よりさらに一回り上になっています。

それらの違いの結果、最終的な音自体が比較する事が難しいレベルの差が出ます。

AVC-X6700Hをベースにストレートに例えてしまうのであれば、AVC-X6700Hにピュアオーディオのアンプをプリアウトでチャンネル分繋いで「ピュアオーディオの音」で鳴らしたらこうなるのだろうという音、という事になるでしょうか。

Youtubeでどこまで伝わったか何とも言えませんが「音の厚み」がもたらす柔らかさや響きの変化による滑らかさは、音の鳴る空間にいる事で体感としてさらに差を実感する事になります。

ともあれ、今回のご要望と比較はとても意義のあるものでした。

今回のご要望をお受けした際、価格や性能などを改めて勉強し、冷静に考えてみると別の見方が出来るようになりました。

AVC-X6700HとAVC-A110の差として一番大きい部分は 「本体価格は二倍程度」「大きさが違う」 と言う事です。

しかし、冷静に考えるとこの問題点に対して利点も多い事に気づきます。

簡単に上げてゆくと……。

「機材のランクは実質的に3つ以上上の物」

「音が良いのは確実」

「4K120/8K対応でしばらく大丈夫」

「110周年の機材と言う事で保証期間は5年間」

などの点を考えれば、利点の方が多くなることは確実であり 同じ時間を過ごす「クオリティ」の面から考えた場合、AVC-X6700Hをお考えであれば価格の問題は別として、購入の候補として考えられるのではないか、と言う印象に変わりました。

もし、これから中位以上のAVアンプをお考えの皆様には、AVC-A110は価格以上の利点があり、十分検討の対象に入るかと思います。

ちなみに、アンプ上級者やピュアオーディオユーザー様向けの機能として

「カスタムモードはアンプ出力がほぼ『なんでもあり』のアサインが可能で、ピュアオーディオシステムとの組み合わせで13CHアンプの利益を柔軟に行使できる」 と言うAVC-X8500H以上の機種のみで使用できる利点もございます。

フロント3chのみBi-Ampと言うオーディオ寄りのセッティングや5x2ch Bi-Ampという過激なセッテイングはピュアのシステムをお持ちのお客様には、クオリティの面から考えてこのセッテイングにパワーアンプを繋ぐことでイマーシブサウンドを追加する事にも適していると考えます。

いかがだったでしょうか。

Youtubeで話し切れない部分、伝えきれない部分を書いてみました。

これからも同じような形で作成させて頂ければと考えております。

さて、AVC-A110、AVC-X6700H、AVC-X8500Hそれその機種、店舗ごとに展示機種は異なりますがご準備させて頂いております。

予約フォームでご予約を頂いた上、お好きなBlu-RayやSACD、CDなどをお持ちの上ご来訪ください。

また、アバックYoutubeではメインページ「Youtube」の部分から「見たい動画リクエスト」を募集しております。内容を精査させて頂いた上、可能な物から対応させて頂ければと考えております。

合わせてお申し込みください。

ご予約をお待ちしております。

最後に東京都のK様、今回は貴重なご意見ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

2021.6.12最後に……ちょっと追加します。

ホームシアターで見る「閃光のハサウェイ」は凄まじいですよー。
公開中に付き具体的な部分は書けませんが、ホームシアター、特にハイレベルなアトモスシアターには最高のDiskになりそうです。
個人的には横からの音が下から上に90°回りながら縦回転すると言うのはちょっと初めてです。
やはり初めから作った音は凄い!
なお、先行販売のBDは通常のBlu-Rayですが、おそらくガンダムでは初となる最初からDolbyAtoms収録です。
映画館で是非ご覧いただき、先行販売のBDもぜひ手にお取りください。
これは応援していい作品です!

★★★横浜店では定期的な換気を行いながら感染予防対策を徹底しております

★★★ ★★三密とお客様同士の重複を避ける為 事前のご予約をオススメしております★★ https://corp.avac.co.jp/contents/reservation_form

それではみなさまのお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。

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2021年2月11日 (木)

【横浜店】KEF KC62が到着しました!大きさに見合わぬ「力」と「密度」を持つサブウーファーです。

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横浜店 渡邉です。

本日は久々の新商品のご案内です!

Dsc_0176
KEF KC62になります! 

Kc62_mineralwhite_front_angle_480x

KEF KC62

https://jp.kef.com/products/kc62-subwoofer

思ったより小さい……早速箱を開けてみます。 開封動画はこちらの新ブログから。

中を見た時、第一印象は「小さい?」だったのですが……重っ! 思わず声が出ました。 

Dsc_0180

映像の通り本当にコンパクトなのですが、みっしり詰まっております。

現在店舗で用意しているEclipce TD520SWと比較すると大きさがわかると思います。

Dsc_0179

寸法はH256xW246xD248となり、TD520SWのW459×H420×D444のほぼ半分です。

Dsc_0181

さて、肝心の性能ですが、カタログスペックではこの大きさで500Wx2=1000W!(RMS)という大きさに見合わない出力です。

再生周波数は11Hz – 200Hzと必要十分なものとなっています。

しかし本当に小さい……でも重さはなんと14kg! 表面も梨地の様な質感ですが、金属の冷たさを感じます。 何でこんな大きさに1000W?とお考えになるかと思いますが、理由はKEF独自のドライバー構造にあります。

20210115150925

UNI-Coreドライバーです。

左右のユニットが振動を双方で打ち消し合う事で振動を抑制し、小型化にも貢献しています。

また、中間のストレス(固定)ユニットも軽量化と振動抑制に貢献しています。

なんとなくこの構造を250mm角の箱に詰め込むと、重さの意味合いも分かる気がします。

それではセッテイングを開始します。 まず背面。

Dsc_0182

Dsc_0183

EXPは拡張端子、隣はHPF(フィルター)そして位相の切り替えです。

Dsc_0184

更に横にはEQのスイッチがあります。

実はこの「EQ」もちろんイコライザーの事ですが、これもまた画期的です。

EQのモードにはROOM、WALL、CORNER、CABINET、APARTMENTの5つがあります。

通常の設置方法であるROOM

Eq_room

側面などの壁に寄せるWALL

Eq_wall

お部屋の角に置くCORNER

Eq_corner


なんとラック内(開放型だとは思いますが左右77mm以上を離す条件で対応するとの記載があります)モードであ るCABINET 

Eq_cabinet

さらに低周波の壁面を伝う振動を避けるために非常に低い周波数のレベルを下げるAPARTMENTとなります。

Eq_apartment_2

この辺りの調整はやりようがないか、手作業で調整(角では音が反響してしまうので吸音するなど)を掛けるかと言うのがいままでの考え方でしたが、特にCABINET、APARTMENTのモードはサブウーファー側で気遣ってくれるという点で画期的だと思いますし、シーンに応じたという考え方もセッテイングの煩雑さを緩和してくれるという点で良い方法かと思います。

Dsc_0186

次に入力ですが、通常のLFE入力にライン入力のIN・OUTが付いています。

なお、ライン入力の「Smart connect」の文字ですが、ライン入力として入力した場合、ステレオやモノラルの入力を瞬時に判断してサブウーファーへの割り当てを自動的に行うシステムです。

このシステムをピュアオーディオで用いた場合、サブウーファーの能力の中で低音の割り振りを自動的に行う事が可能となります。

また、ハイレベル(スピーカー端子からの入力:専用コネクタ付属)にも対応していますので、 柔軟性の点でも大きさに見合わないかなりの物だと思います。

セッテイングが終わりました。

Dsc_0190

今回はDENON AVC-A110で構成する7.1.4CHシステムのサブウーファーとしてLFE接続した所「音が大き過ぎる」の表示。

最終的なセッティングでは-10db以上の数字が出てしまう程でした。

実際の所「ズズズズズ……」となり続ける音は明らかに大きさと釣り合っておらず、若干の床振動を感じる程でした。

やはり小さい、しかし重低音は大きい……。

Dsc_0191_2

音自体は残響が響き続けるタイプのサブウーファーではなく、ピタッ・ピタッと振動のON・OFFを決められるタイプの「足が速い」音でした。

最近のサブウーファーの傾向として、イマーシブオーディオへの適性をより良くする為に 「ドン!」と振動して「ピタッ」と止まるという言い方の方がよろしいでしょうか。
結果としてピュアオーディオの正確さにも追随する事も出来るようになっています。

明らかに大きさに見合わない音が出ているのに切れがいい(音離れがいい)事から、振動に「残り」がありません。 尤も、ズーンと揺れているようなシーンでは破たんする事もなく鳴り続け、やはりシーンが終わるとピタッと止まります。

それ故、十分な重低音が出ているにも関わらず、本音として「うーん、ツインにしたい」という印象を持ちました。

大きさに見合わない出力と振動、そしてみっしり詰まった感の強い重さも、動作時に筐体が余り振動しないという点で高評価です。 キャビネットモードは是非試してみたいと思っています。

Kef_kc62_color

さて、こちらのKEF KC62色は白と黒の二色、店舗には写真の黒がございます。

この時間に到着しておりますので、実際にお聞きいただけるのは正式発売の2/11以降となります。

ご視聴を希望されるお客様はご予約の上来訪ください。

また、ご試聴開始日の2月11日から2月28日まで『KEF NEWサブウーハー買い替え応援フェア』を開催します。

【横浜店】KEF NEWサブウーハー買い替え応援フェアのご案内 https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20210208

フェア中はお買い換えの特典として ・サブウーファー下取15%アップ ・サブウーファーケーブル3mプレゼント と言う好条件もそろっております。

パーソナルな増設にも本格的なツインウーファーにも対応できる、手軽な価格帯とは思えない密度を感じさせてくれるKEF KC62。

ご試聴希望のお客様は事前のご予約の上、ご来訪下さい。

また、メールなどを使った買い替えのご相談もお待ちしております。  

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2021年2月 6日 (土)

【横浜店】ご自分で撮影した写真や映像をスクリーンで見てみませんか? CP+2021 ONLINEに寄せて

2021.1.21更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

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横浜店 渡邉です。

今年もCP+の時期がやってまいりました。

今年の開催期間は2021年2月25日から2月28日までの3日間となります。

https://www.cpplus.jp/

今年の開催は「ONLINE」の表示の通り、急遽中止された昨年と違い、オンライン開催となっております。

https://www.cpplus.jp/download/jp/2021_pr_21_01j.pdf

実物がない以上、実機に触れたりファインダーから覗いたりなど感覚に触れる部分は如何ともしがたいのですが、今回は開催後も映像アーカイブは3/31まで残ります。

時間や場所に縛られる事無く見る事が出来るという点は大きいのではないかと思います。

またCP+2021 ONLINEは入場事前登録がございます。

事前登録を行う事で来訪特典などをご用意しているメーカーもあるようなので、お早目の登録をお勧めします。

今回のCP+2021は昨年以前に登録されたIDは利用できませんので、改めてご登録ください。

CP+2021 事前登録

https://reg.cpplus.jp/public/login?page=auth&return_path=/public/application/add/208&lang=ja

出展については現時点では
アトモス
エプソン販売株式会社
OMデジタルソリューションズ株式会社
カムラン
キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社
株式会社ケンコー・トキナー
スリック株式会社/株式会社ケンコープロフェショナルイメージング
株式会社サードウェーブ
サイトロンジャパン/LAOWA
Silence Corner, Inc./CORNER DESIGN CO., LTD
株式会社シグマ
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社/ソニーマーケティング株式会社
合同会社ZONER
株式会社タムロン
ツアーボックステック株式会社
株式会社ニコン/株式会社ニコンイメージングジャパン/株式会社ニコンビジョン
Nextorage株式会社
パナソニック株式会社
富士フイルム株式会社
株式会社マウスコンピューター
リコーイメージング株式会社
(敬称を除かせて頂きます)

基本的には日本の企業ですが、オンラインゆえの海外メーカーの参加も増えてくるのではないかと思います。

また、中小の企業の皆様には支援もあるとの事なので、こちらも期待したいと思います。

誠に申し訳ありませんが、昨年同様アバック横浜店での連動は行いません。

ただ、店舗には4K49インチテレビと120インチスクリーン、そしてフル4Kプロジェクターもございますので、こんなことができます。

画面の大きさの差を実感して頂けましたでしょうか? 映像は写真の様な物を選んでみました。 実際のサイズ感はこのような感じです。

Photo

参考に全紙と四つ切を入れています。

最近の一眼は普通に4Kの撮影もできますので、むしろこのような使い方は普通になりつつある様に思えます。

実際に撮影されている方はわかるかと思いますが、写真は写真の中だけでなく周囲全体の空間をギュッとまとめて表示していますが、解像度的には半切、サイズとしては全紙にしても、撮影場所の周囲の空気やスケール感は出しずらい傾向にあります。

液晶や有機ELでは大きさゆえの密度の点で有利な部分があり、有機ELの発色は素晴らしいものがあります。 しかし、プロジェクターには液晶テレビや有機ELの綺麗さでは表示できない「大きさゆえに生じる現場にいるような実物感覚」があります。

「自分の写真をこんな風に大きなサイズで見てみたいのだけれど、どういう機材が必要ですか?」 「プロジェクターで写真を見る事が出来るんですか?」

と言うご質問には、まずはメールなどお問い合わせください。

プロジェクターや大型テレビどちらもご相談に対応させて頂きます。

余談ですが同じ場所で85インチBRAVIA KJ-85Z9GH(8Kテレビ)と8K素材を使うとこのような感じになります。

また、昨年からの変化で「壁に大画面」という考え方も増えてきました。
今までのホームシアターシステムを用いた本物の大画面だけでなく、壁面に自分の作品を投影したりと言う パーソナルな使い方もご提案できるかと思います。
 
皆様のご相談をお待ちしております。
 
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2021年1月29日 (金)

【横浜店】JVC “EXOFIELD THEATER”(エクソフィールド・シアター)「XP-EXT1」使ってみました

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横浜店 渡邉です。

横浜店にもJVC “EXOFIELD THEATER"(エクソフィールド・シアター) 「XP-EXT1」が届きました。

JVC “EXOFIELD THEATER"(エクソフィールド・シアター)「XP-EXT1」 https://www.victor.jp/technology/exofield/

機材はこの様な感じです。

中身についてはプロセッサーユニットとヘッドホン、 後はACアダプタとセットアップ用のピンケーブルです。 ではセットアップを開始します。

今回は既存アンプシステムに挟み込む形で設置しました。

こちらのシステムは動作のほとんどをスマートフォンなどのデバイスで行います。

最初に「EXOFIELD THEATER」のアプリをダウンロードします。 本体の接続と電源を入れた後、Bluetoothのペアリングを「本体」と 「スマートフォン」で行い(ヘッドホンではないところがミソです) アプリを起動するとこんな画面が出て来ます。

 

次にヘッドホンの調音を開始します。 こんな画面です。

EXOFIELD THEATERは使用者それぞれの耳に合わせて調音用の音を流し、 頭外定位を行う為の調整を行います。あまり時間はかかりません。

調整と言っても人それぞれ耳の形などが違うのですが、本体側、というより Bluetooth接続するスマートフォンのアプリ側には複数のプロファイルがあり 測定者によって違う結果を保存しておくことができます。

実際、当店店長の藤中と私ではプロファイルを変えると聞こえが変わりました。

そんな調整が終わるとメイン画面が出て来ます。

]仮想スピーカーの配置は7.1.4CHになります。

では、早速聞いてみます。

映像と重なりますが、画面の下にある「EXOFIELD」のボタンを押すと……

はい、音がちゃんと頭の外、いわゆる「頭外定位」で飛び交っています。

画面上の表示も「DolbyAtoms」になっており、画面には出ませんが「LPCM2.0CH」や「Dolby True HD5.1」「DTS:X」なども受け止めております。

次にDolbyのデモディスクを用意してチャンネルチェックもしてみました。

当たり前と言えば当たり前ですが、フロント、センター、サラウンドは真横、 サラウンドバックは斜め後ろ、トップスピーカーはちゃんと上で鳴っています。

音の出方はトップだけでなくハイトスピーカーの機能も兼ねるような鳴り方でした。

サブウーファーが思った以上にがっつり鳴るのはびっくりしました。

また、先程の映像では右側のヘッドホンから少し音が出ておりますが、 音量調整もスマートフォン側

で行った方がスムースでした。

今回「ん?よくある疑似シアターかな?」と思いながらセットアップしたXP-EXT1ですが、実際に動かしてみると思った以上に立体音響の音が飛び交い、驚くことが多い機材でした。

特にDolbyatoms/DTS:Xをしっかり受け入れてヘッドホンに振り、それぞれの音がちゃんと立体音響として成立している点は十分な内容でした。

ホームシアターへの組み込みとしてはメインのホームシアターシステムを鳴らすことが難しい深夜などの環境において、こちらの“EXOFIELD THEATER"を追加してお一人でも周囲を気にすることなく楽しんで頂く、と言うご提案が出来るかと思います。

もちろん“EXOFIELD THEATER"単独での使用やテレビへの追加なども問題ありませんので、マンションなどで高音質を狙う方にも十分なものだと思います。

事前のご連絡等でアポイントを入れて頂くとよりお楽しみいただけるかと思います。

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2021年1月23日 (土)

横浜店】JVCプロジェクターの買い替え、最終進化形のDLA-X590Rと最新システムのDLA-V5、どっちがいいでしょうか?

2021.1.21更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

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横浜店 渡邉です。

今回は既存のプロジェクターを使い続けられたお客様、特にJVC系の機材をお使いのお客様へのご案内も含めたエントリーとなります。 JVC系の機種をお持ちのお客様(それ以外でも結構です)「WOWOWも始まるし、そろそろ4Kに」とお考えのお客様は JVC DLA-X590RとDLA-V5の二つの選択肢があるかと思います。

 DLA-X590RはDLA-V系の一つ前のモデルとなり、DLA-V系へのモデルチェンジまではこの筐体でした。 最初にこの筐体を採用したのはDLA-X3/X7/X30です。

以後長い間、筐体は変わらず、DLA-X系列の機種として長い間そのままに性能を向上させてきました。 この「筐体が変わらない」と言う点は、民生用としても業務用としてもとても都合の良いものです。 「外観やレンズなどが変わらない」と言う事は「設置方法も変わらない」と言う事になります。

言い方を変えれば「本体だけを変えれば機能の向上を図ることができる」と言う事に繋がります。

逆に難点としては「投射距離や設置方法が決まっているシステム」では、機材のリプレイスを行うには大きさや重さなどの制約があります。

そして二年前、全面モデルチェンジを行った現行のDLA-V系列が発売されました。

全機種フル4Kを搭載し、最上位のDLA-V9Rに至ってはE-Shift 8Kにまで進化し、4K映像に対して究極の情報量を提供できるようになりました。

その結果として、既存の機種であるDLA-X990Rは生産を終えましたが、DLA-X590Rは業務用機種の需要が続いていた事から、生産は継続されていました。

現在、業務用ラインナップからDLA-X系の商品は無くなり、DLA-V系の機種は発売されてからそろそろ二年が経過します。

もちろんDLA-X590Rは現在も入手可能ですが、そういつまでも生産されるとは限りません。

この話の裏側には、業務用のDLA-V系列の機種も徐々に発売され、静々とリプレイスが始まっているという事実があります。

このまま置き換えが進めば、いずれ「生産終了」になるかもしれません。

さて、ここで問題が出て来ます。

おそらくDLA-X系列の機材はこれが最後です。

結果として生産完了後は既存のお客様にはDLA-V5/V7/V9Rへの買い替えをお勧めする事になりますが、DLA-V系列は以前ご紹介ブログの通り 大口径レンズの「DLA-V9R」を念頭に置いており、筐体は全体的に少し大きくなります。 この変更は「今回は機材を変えると『今回は』設置条件が変わる」事を示唆しています。

投射距離や投射位置などが決まっている皆様も、この設置条件の問題から逃げる事が出来ません。

今までは「大きさの面や設置条件などが何も変わらなかったので変えなかった」という状況が続いておりましたが、 今回は「そのまま機材更新する」と言うわけには行かない、と言う事です。 このような考え方から更新機材を選定すると、昨年販売させて頂いたDLA-X990RA、DLA-X系としては究極の機材となった「赤い」DLA-20LTDなどの 特別な価値を持つ機材を除けば、リプレイスとして考えられる機種はDLA-X590R以外なくなります。

別の条件として考えられる中古機ですが、こちらは最低でも4K・HDR対応、HDCP2.2対応はしたいところです。

しかしこれらの機種に対応しているDLA-X750R/550R以降の機種は、現時点で必要十分な性能を持つことから機材を手放す方も少なく、機材の絶対数が少ないものと思います。

そのような点から考えると「DLA-X590R」は現在新品で入手可能な「そのまま更新できる」DLA-X系の最終進化形と言っても良いかと思います。

そんなわけで「DLA-X系列、最後にして最終進化形」DLA-X590Rをご紹介します。 比較は直系の後継機であるDLA-V5になります。

コントラストはネイティブ40000:1、ダイナミック400,000:1と変わりません。 光源も高圧水銀ランプ1800lmと変わりません。 ビデオフォーマットは最大3840X2160p 60fpsとこちらも変わりません。

問題は外観・寸法と画そのものです。

こちらがDLA-X590R こちらがDLA-V5 DLA-V5はDLA-X590Rからは一回り大きくなります。

後は金具の設置ですが、キクチ科学のSPCMを使用した場合、既存のDLA-Xの金具をそのまま用した

場合……。

 金具使

 

こんな風に取り付け部分が後ろにずれ、本体が前に出てしまいます。

数字としては概ね50mm程度になりますが、結果として投射距離が短くなってしまうのが問題です。 この問題の対策として、金具メーカー様も新しいアタッチメントプレートを出しており、こちらを使用すると

 

真ん中になります。

逆に言えば後ろに伸びる事になります。

DLA-X系統の機種をギリギリで取り付けた場合、DLA-V系の機種は後ろに出っ張っることになります。

ここからは実例です。

こちらの案件はDLA-X500RからDLA-V5への更新になりました。 この案件は下見で投射距離を確認した結果、金具を新型にしても投射距離が短くなる事がわかりました。 実際の作業では金具を外して後ろにずらす加工を行いました。

電源パネルとの位置関係が変わっているのがわかるかと思います。

取り付けが終わりました。

概ね118インチ、120インチにちょっと隙間が出来るくらい状況まで持って行けました。

設置環境にご不安がある場合、下見などで実際の現場を確認し「どこまで出来るか」を調べて頂く事をお勧めします。

次に性能面です。

最大の違いはフル4KかE-Shift-4Kかと言う事になりますが、画はこのような感じです。 こちらがDLA-V5 そしてこちらがDLA-X590Rです。 撮影カメラやモードに変更はありません。

この二機種、コントラストはネイティブ40000:1、ダイナミック400,000:1と変わりません。 光源も高圧水銀ランプ1800lmと変わりません。

ビデオフォーマットは最大3840X2160p 60fpsとこちらも変わりません。

……だいぶ違いますよね。

実際の映像ではDLA-V5は明るく鮮明に見え、DLA-X590Rは立体感が少なくなり、黒が強調されているように見えます。

「ん?じゃあなんで同じコントラスト40000:1何ですか?」

このご質問への答えは「開口部」と「密度」です。 DLA-X590Rは元々の画素数が1920X1080で0.7インチD-ILAユニット。 これをE-Shift5で3840X2160に解像度を上げています。

所謂「疑似4K」です。

これに対して、DLA-V5はリアル4Kの4096X2160で0.69インチD-ILAユニットです。

E-Shiftなどはありません。

この二機種、ほぼ同じ大きさのユニットで解像度は倍、分割部分縦横2倍で4倍になります。

ここが肝です。

実はプロジェクターの「黒」は漆黒ではありません。

可能な限り漆黒に近い黒を表示する事で「真っ黒」と知覚させています。

DLA-X系のユニットは画素と画素の間の仕切り空間が少なく「荒い」故に1ユニットごとの色密度が増します。 また、比較的輪郭と真黒部分と光の部分を強調する方向で画を組んでいる事も「黒の沈み込み」に繋がっているわけです。

逆に言えば同じ40,000:1であってもDLA-V5はユニットごとの密度は低いですが、それぞれのユニットの色が変化する事で「階調」の変化が繊細です。

もう一つご紹介します。JOKERの最初の方です。

このシーンはポストに何もないという状況を示していますが、DLA-V5では奥が見えています。 次にDLA-X590Rですが 黒は黒、光の加減で奥が見えないという映画としての表現はこれもアリです。

この方が「映画らしい」とお考えになる方もいらっしゃると思います。

私個人の意見ですが、価格差と表現方法が違う二機種ですが「どちらもどちらで良い」と思います。 このようなフィルム撮影のオールド系、特にハイビジョンまでのコンテンツでは明らかに590Rの方が見ごたえがあり、明らかに4Kクラス以上のカメラで撮影したテレビの味を 強くしたものではV5の方がクリアに見えます。

価格の問題や性能の方向性などそれぞれ違いますが

「4Kらしさ」「表現や階調などの美しさ」をお考えになるのであればDLA-V5(V7であれば黒も近くなります!)

「映像表現」「白は光、黒は影」と言うスタンスの方でであればDLA-X590R

既存の環境がギリギリ、または予算的にと言う事であれば、事前のメールやお電話でのご相談の上で、下見等を入れつつどちらか

こんなところかと思います。

最初の映像でも出しましたが、アバック横浜店ではどちらの機種もそろっております。

実際に試聴してから決めて頂くことも可能ですし、お電話でお話を聞くことも可能です。

是非御一考ください。 アバック横浜店では3密を避ける為に事前予約をオススメしております。 https://corp.avac.co.jp/contents/reservation_form

それではみなさまのお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。 ******************************************************

株式会社アバック横浜店 https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html

ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/

〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F TEL:045-228-9881 FAX:045-228-7283 ******************************************************

2021年1月21日 (木)

【横浜店】改めて店舗へのご案内をさせていただきます。

2021.1.21更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

アドレスはこちらになります。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

現在はミラーリング中ですが、近日中にこちらのブログの更新は停止します。

ブックマーク等の変更をお願いします。

アバック横浜店 渡邉です。

今回は短めに。

0701yokohama_top

「アバック横浜店ってどうやって行けばいいのでしょうか」と ご質問をいただくことも多いので、今回は改めて店舗の案内を。


YouTube: 【アバック公式】vol.06~アバック横浜店へ行ってみた~#ホームシアターのアバック

直近の目印は日本郵政の「長者町郵便局」です。

交差点で言えば『不老町3丁目』となります。

お車の場合、ナビでは電話番号で入力されればよろしいかと思います。

〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町4-9-1

045-651-0082

こちらの郵便局(オレンジ色の柱が目印です)ビルのはす向かいにある 青いビルが当店のビルです。 提携駐車場はありませんので、お近くの駐車場をご利用下さいませ お近くの駐車場はこちらからご確認下さい。

Google検索 長者町三丁目 駐車場 (パラカ幸山パーキングは閉店しています)

次に公共交通機関ですが 最寄駅は横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢崎長者町」2番出口ないし 1番出口になります。 ブルーライン「伊勢佐木長者町」1番出口からは (2番出口の場合は出て右側の道路に向かってください。1番出口が見えてきます。)
1、ぐるっと出口を回って前の通りへ

2、右手に長者町郵便局が見えてきます。

こんな看板があります。前は公園です。

3、正面を見てください。

このビルです。そのまま信号を渡って進んでください。

横浜店に到着でございます。 店舗のメイン入口はビルの左側です。

Google MAPではこちら。表通りから1本裏になります。

徒歩や地下鉄の方に向け不老町三丁目交差点からの映像を動画にしてみました。

※こちらは新ブログでお読みください。

私共が入っているTKプラザビルから撮影しています。

画面左に郵便局、正面左に見えている公園が日の出川公園です。

道の奥には横浜文化体育館や横浜スタジアム、手前が野毛の方向から撮っています。

店舗の黒い看板がシックです。 長者町3-8の電柱も目標でしょうか。

来店ご予約フォームに記載して頂いた上、感染対策をしっかり行って頂きご来訪ください。

アバック横浜店 来店予約フォーム https://corp.avac.co.jp/contents/reservation_form

ご予約もお待ちしております。

2021年1月18日 (月)

【横浜店】年始のご挨拶と少しだけ今年以降のお話です。後編:コンテンツ編

2021.1.7更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

アドレスはこちらになります。

ショップブログ アバック横浜店

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ブックマーク等の変更をお願いします。

アバック横浜店でございます。

新年あけましておめでとうございます。

今年もアバック横浜店をよろしくお願い致します。

最初にも書かせて頂いておりますが、こちらのブログ新ブログの転載となりんまます。

近日中に更新を終了します。新しいブログのアドレスはこちらです。

ショップブログ アバック横浜店

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ご質問を頂きましたが、新ブログから今までのブログは「ショップブログ一覧」の「過去ブログ」からご覧いただけます。 こちらもご覧ください。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/

では、本題です。

さて、昨年末のブログ 【横浜店】年末のご挨拶と少しだけ来年のお話です。前編:ハードウェア編 https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/12/post-d0af.html

は機材関係を中心に書かせて頂きましたが、今年最初のブログはソフトウェア側・コンテンツ側を中心とした内容でちょっと予測を含めた事を書かせて頂こうと考えております。

とはいえ今年の予測、と言っても情報予測をする機会そのものが少なかった事もあり、デバイス関係の発表や海外の動向、コンテンツ側の動きなどなど……。正直な所予測の情報が足りません。

ネット上で発表されるものは概ね追いかけているつもりですが、特にコンテンツ関係は変動が早いものです。ここはあくまでも私の予測、と言う事でお願いします。

では始めさせて頂きます。

1、音楽コンテンツについて まずは音楽系です。 今年の問題の中、結果として自宅に「いなくてはならない」時間は長くなり、久々に機材の電源を入れたら……あれ?と言うケースや、テレワークで音楽や映像(ながらが出来ます)が欲しいと言うケースなど「音楽が必要な」「映像が欲しい」という気持ちは、特に音楽において大きくなっています。 他方、スマートフォンなどを起点にした音楽の可搬性と言う点ではもう動くことはないかと思います。 実際には「アカウント」を基準にして音楽の可搬性はむしろ向上しています。

これはとても大きな変化です。   

一昔前はレコードやカセット、CDやMD、DAT、MP3やFLAC、DSDなどのメディアはあくまでもそれぞれの機材に情報をスタンドアローンで保存し、単に持ち運びが可能な音源でした。 そのような状況の中、今までの音楽の聴き方として 「好きな時に好きな音楽を好きな場所で」という自宅にベースを置き、媒体をPC経由で取り込むこと集積するという変化があったものの「自分の所有する音楽を持ち歩き、それぞれを別に聞いてゆく」という方向性が出来上がっていました。

しかし、ストリーミングの場合、前回お話した通り基本的にはアカウントがベースとなり、機材の縛りはほとんどなくなっている事には皆様お気づきかと思います。

昨年はこんな状況の中、半ば強制的にではありますが 「好きな時に好きな音楽を好きな場所で新しい曲も古い曲もどんな曲も聴くことが出来る様になった」 言う事が「結果として分かる事になった年」になったのではないでしょうか。

皆様も、昨年は音楽を聴く時間自体が増え、サブスクリプション型のサービスでは思いもよらぬ昔の曲が流れた事も多いかと思います。 懐かしい曲、新しい曲、時代が変わっても価値の変わらない曲はたくさんあることにお気づきになった方も多いのではないでしょうか。

今年以降、聞く人を元気にしてくれる音楽はさらに扱いやすく、且つ新曲ではなくても、世代を超えて広がっていくことになるのだと思います。

そういう意味では、今年は新しい歌手の皆様には少し荒波、今まで代表曲をお持ちの方には追い風が吹くという、音楽コンテンツ全体としては飛躍の年になるかと思います。

特に昨年から動き出したMQA関連やTIDALなど今まで準備段階だったシステムがどこまで飛躍するか、と言う点をベースに、後はコンテンツホルダーの競合と連合が進むことになるかと思います。

どちらにせよ使う側の利点は良くなるだけですので、音楽はもっと身近に、機材の関係の無い付かず離れずの方向になるのではないかと思います。

次に映像関係です。

2、映像コンテンツに関して

こちらの変化は音楽よりさらに大きかった印象です。

今年の状況は、本来数年かけて移行されるはずであった働き方や産業構造とメディアのパラダイムシフトを劇的に加速させ、変革を一気に進めています。

 

そんな中でステイホームやテレワークでは、これらのシステムに対して供給の素地を半ば強制的に普及させた形になりました。

これは先程の音楽とぴったり重なりますが、ビジュアルコンテンツの所有は一昨年あたりから固定された「モノ」をそれぞれ所有するという「プロダクト型」の方式から、広く薄く代金を収集する「サブスプリクション型」に移行し始めていたかと思います。

しかし、今回の状況の中ではコンテンツの使用時間自体が劇的に伸びた事で映像コンテンツの状況と音楽コンテンツの状況はほぼ重なりました。 そして、サブスクリプション型の映像コンテンツは、新作やオリジナル作品だけでなく、膨大な量の過去資産に対しても再び価値を与える事が出来るという大きな果実を得ることになりました。

そして、ここまで大きく変化した状況の中であってもサブスクリプションのシステムでオールドコンテンツを流す方法は、h264に対応している現状の配信システムでは簡単に組み込めます。

しかも、一度システムに組み込んでしまえばメンテナンスもさほどの費用が掛からず、基本的に維持費用のみになります。

このような仕組みが出来上がっている現状、しかも今年の様な状況で一定の効果を得ることがわかれば、もう既存の媒体ベースの商売に戻る理由もありません。

今年以降、各種メディアのストリーミング移行の流れは競合し、品質を高めつつ加速してゆくも思います。

 

具体的な流れとしては、既存のDVDやBlu-Rayで発売されていたメディアについては既存の媒体販売が終わり、配信への移行がさらに進むことになります。

配信に移行すれば新作だけでなく旧作も、コンテンツサーバーに置いておけば、いろいろな形で見て頂ける方は必ずいらっしゃいます。

しかもそれらのコンテンツは「著作権やパッケージ、在庫問題等を考えなくて済む、少ないながらも純粋なお金」になりうるわけで、場合によっては高解像度リマスタリングなどで古い作品を「新しい作品」として再び息吹を吹き込むことができるという利点もあり、旧作も「商売」になります。

じゃあ、もう既存の媒体は販売が無くなってゆくのか?と言うご質問もあるかと思いますが、もちろん、レガシーメディアとしてディスク媒体などの各種メディア自体はそのまま残ります。

但し、発売されるのは新作やクオリティ重視のUHD-BD、現状のCD規格の中でさらに高音質を狙ったMQA-CD(どちらも配信への併用が容易な媒体です)、初めからマニアの方だけ向いた状況のSACDやレコード(レコード含んだ空間そのものがいいんです。)系のユーザーなど、こだわりのある方向けの小さな市場と言う事になり、価格は高止まりの方向になるかと思います。

この辺りを考えると、今年以降これらの市場は現状維持以上の状況になることはもう難しいのかなと言う印象です。

Wowow4k

  次に放送メディアに関してもですが、既存の放送メディアについては同様の状態に近づいていますが、ブロードキャストというコンテンツそのものをリアルタイムに作成する機能を持っていますから、

既存のメディアに比べれば対応能力はあります。 

また、現状は比較的高年齢層に偏ってしまった既存客層はそのままに、Youtubeなどに移動して広告効果が落ち始めている若い顧客層を戻そうという動きも見えてきます。

同時に競合相手としてのストリーミングに対しても、すでにテレビ局側や制作局側が持つ「ライブラリー」と言う形で寄り添う方向を見せています。 NHKプラス、NHKオンデマンド、日テレオンデマンド、AbemaTV、TELASA、テレ朝動画、TBSFREE、テレビ東京ビジネスオンデマンド、フジテレビオンデマンド…… 

これ、すべて在京キー局(+NHK)の配信です。

ここにはとても書ききれませんが、Webブラウザを介せば地方の各放送局も(水曜どうでしょうでおなじみのHTBなどは2012年から始めています)配信は行っており、各局の最新番組を含み、ParaviとTELASAを加えればほぼ全放送局が見逃しに対応している状況です。

また、速報性の高いニュースはテレビだけではなく、そのままWebで流しています。

ここまで来ると「テレビの電波で見る」ということ自体の意味合いが縮小し、あえて「いつの間にか」と言う言い方をしてよいかと思いますが、生放送などを除けばテレビとネットの垣根がなくなっている事になります。 それでも「ライブラリーに見たいものがない!」というご意見も多いかと思いますが、その理由は画面に映り込んでいる人たちの著作権関係がほとんどです。

このような理由から、過去の放送ではなく事前に問題に対応した最近の番組を「見逃し配信」や「シリーズ」の形で組み込み始める事で、既存メディアとネットとの融合は進んでいます。 なお、弊社でも昨年からYoutubeを始めております。

特にネットコンテンツとして代表的なYoutubeなどは「プロ」と言える人々が参入し、雁字搦めになった地上波などの制約の無い配信且つライブラリーというコンテンツの「いいとこ取り」を行う事で、さらに傾くことが予想されます。

今年以降、放送メディアは「配信やネットとの競合」から「コンテンツとしての共存」の方向にかじを切りつつ、両者の垣根はさらに低くなることが予想されます。

ただ、今回の状況ではお手軽プロジェクター+BDレコーダーやWIFIで繋ぐチューナー(配信系のアプリが入っています)が「放送も含めた全部入り大画面テレビ」と言う方向で見直された部分もあります。 この辺りは家電系で今後の方向性や進化の部分にかかわって来るのではないかと思います。

次はオンデマンド以外の生配信を念頭に置いたコンテンツとその周辺についてとなります。

こちらは今年の大きな動きの一つになるかと思います。

特に大きい変化は配信と5Gなどモバイル系通信との連携です。

これはメディアとコンテンツの中間の様な方向となります。

昨年の状況から、今年以降も接触や密を避ける方向は継続する事、昨年の状況で配信関係の受信について急速にかつ強制的に素地が固まってきている事、送信する側にしても安価で且つ生放送を含めたシステム構築方法も試行錯誤の末確立された事から、演劇、演奏会、ライブなどのオンライン配信関係は来年以降、有料配信を収入の柱として最初から考えるはずで、スケールの大きさにかかわらす配信ライブや興業はさらに伸びるかと思います。

お客様と一体になったライブやライブ会場での物販は、ここ最近エンターテイメント業界の収入源として貴重でしたが、このモデルを取り戻すにはおそらく最低一年はかかるはずで、新しい方向性を見出しても既存の方向性を持つこと自体は可能です。

先日、とあるテレビの中でビジュアル系バンドの皆様がそれぞれ別の電話番号を用意し「お客様の予約に直接対応する」いう対応をしていましたが、お客様と直接会う事が出来ない今、このような方法は素晴らしい方法かと思います。

ただ、恐らく同じようなこと様々な皆様が多々なされているかもしれないのですが、方法論としての対応能力に感銘を受けました。 今後の配信系エンターテイメントは「直接逢えないけど、間接的に逢える」と言うタイプの変化が必要になるのかな、と言う印象を強く持ちました。 さて、ここまで生配信関係のコンテンツの部分について書かせて頂きましたが、実はこれらのコンテンツ配信は、同時接続と遅延の無さが特徴の一つである「5G」は提供に最適な媒体の一つです。

実際にはエンドユーザーの機材がMHLや宅内5G、決済システムや配信しシステムに対応出来るかと言う問題はありますが、仮に携帯電話会社がスポンサーなどで主導権を取り5Gでの配信が実現すれば、ひとつの座席で多数のお客様が同時に配信に接続出来、さらに品質の良い大規模な配信が多くなります。

また、理論上は双方向になりますのでこちらから応援も送ることが出来ると言う事が十分考えられます。

個人的には、来年一年で「5Gが必要になったから」「利便性が向上するから」という理由、そして若い方を中心に「配信でいろんなものが生で見られて、どんなところでも楽しめるから」「コンサートの配信が5Gだから」などのある意味単純な理由で、5G普及が加速するのではないかと思っています。

但し、現行の5Gには問題点もあります。

現時点での5Gプランは概ね20GBのラインです。 実はこのプランの範疇、且つ5Gの通信だけを用いてすべてをこなすこには「全く」容量が足りません。

これは結果論ではありますが、来年以降、各ご邸宅には速度の速いWifi関係の充実は必須になるかと思います。

さて、ここまで配信で個人に直接コンテンツが流れる方向性で書いてきましたが、最後は興行所関係についてです。

今年は映画館などの興業所について、以前とはまた別の方向性を考えなくてはならない状況になるかと思います。 今年の流れは既存の足を運ぶというシステムの前提条件である「安全」と言う面で大きな課題を残し、それは現在も続き、今後しばらくの間続くことになります。 そうなるとコンテンツホルダー側は収入の軸足を配信関係に移行する事は半ば必然となります。 昨年特にインパクトの大きかっ

たのは、Disnyが配信に軸足を向けた事です。  特にスターウォーズ系の新作は軒並み「Disney+」での配信がメインとなっており、劇場と言う言葉がほとんど見当たりません。

他の配給会社や制作会社も今年以降、これに追随する可能性は高いと考えます。

ただ、映画館というものは映画を見る空間自体を含めた場所や雰囲気もエンターテイメントの一部です。 あの雰囲気は代えがたいものであり、本当にお金を掛けないと同じ状況の実現は不可能です。 そういう意味で映画館が無くなることなど考えられないと思います。

しかし、映画館は元々の人数制限だけでなく、利益面で貢献する飲食の制限から収入面で問題が出始めており、私達も今まで通り映画を鑑賞する事は難しい状況です。

今後は大ヒットした鬼滅の刃無限列車編の様な「劇場公開先行」のような形を取ったり、映画館での上映自体を配信したりする事で「映画館でしかできない」「映画館ならでは」の方向性と空気も含めたものを採算性と天秤を取りつつ考えて行くことになるかのかなと言う気がしています。

最後に、弊社の販売するホームシアターシステムについてです。

ここまで書かせて頂きました通り昨年は特殊な状況であり、既存の考え方が一時的ではない変質を見せ

た年でした。  そのような状況の中、ご自宅で映画館など所謂「大画面を用意する」と言う形で壁映しを含めた機材をご購入の皆様、そして「自宅にホームシアターを作り出す」事に一歩を踏み出されたお客様、もう一つ「今回の状況より前からホームシアターを導入された」お客様。

皆様は今年以降、さらに広がるエンターテイメントコンテンツを「普通の皆様」より良い状況で見るアイテムとしてお役立ていただけるものと考えておりますし、実際今年はそうなるかと思います。

問題は「その先」になりますが、方向性は色々だとしても、一度この大画面を確保してしまうと、正直な所、もう元には戻れなくなります。

さて、それらの点を踏まえた今後の「ホームシアターの可能性」ですが、 簡易なシステムのお客様は音の面で本格的な物にステップアップ すでにシステムを導入されているお客様はシステムの更新と言う形で4Kクラスへの対応やオンラインコンテンツへの対応に進めて頂く事でさらに満足度の増すシステムを構築する このような方向に進む事になるかと思います。

また、今年以降のホームシアターの位置付けは、元々の「大画面」「映画館」と言う方向だけでなく「安全」を確保しつつ「雰囲気」やコンテンツの柔軟性も含めて最良の状況にする事も含まれてくるかと思います。

今年は色々な物が配信系統に変更され、ホームシアターと言うより、ご自宅での娯楽はさらに定着する方向になるかと思います。

当店では配信も含めた各種メディアに精通しております。

今の状況にもどかしさや物足りなさを感じた皆様は是非ご相談ください。

さて、ここまで色々と書いてきましたが来年以降のお話は今まで経過と予測による「結果論」が多く、正直な所……読めないことが多いのが実情です。

ただ、生活そのものはもう以前には戻らず、大きな変化がなされています。 来年は私個人としても出来るだけの知識を得て、ご相談のお客様には最良の選択をご提示できるように精進できればと考えております。 今回は前編のハードウェアと対になるコンテンツ系でお話をちょっとだけしてみました。 色々と厳しい状況は続きますが、今年もよろしくお願い致します。

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2020年12月28日 (月)

【横浜店】年末のご挨拶と少しだけ来年のお話です。前編:ハードウェア編(2021.1.7更新)

2021.1.7更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

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引き続きよろしくお願い致します。

アバック横浜店でございます。Yokohama_clew

今年最後の投稿となります。
今年もお世話になりました。

毎年恒例ですが、今年の振り返りと来年の展望について少しだけ書かせて頂きます。

なお、今回は長くなりましたのでこちらの前編「ハードウェア関係」を今年最後のブログに

「コンテンツ」関係を年明けに公開させて頂こうと思います。

では、始めます。

まず最初に、今年のお話をする上でどうしても避ける事のできない点について書かせて頂きます。
新型コロナウイルスです。

Covid19

今年は「新型コロナウイルスの世界的な広がり」と言う要因を避ける事が出来ない年となりました。
このお話は来年のお話にの部分にも直接影響が及んでおりますので、先に書かせて頂きます。

実際、私共にもいろいろな影響がありました。

まず今年前半は各国のウイルス蔓延に寄り工場が停止、これにより商品の供給が世界的に止まり、海外生産品を中心にご注文から商品の御引き渡しまで長期のお時間を頂く事になりました。

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また、テレワークに移行するメーカー様も多く、ご質問から情報の提供までの時間も長引きました。
こちらについては相手国の事情も多分に含まれており、代理店の皆様にも私共にもどうしようもない状況が続き、申し訳ない気持ちはありましたが「天災」としか言い様がありませんでした。

また、店舗としても大きな問題がありました。
一番大きな問題は、店舗自体を利用したイベントなど、体験して頂くタイプの施策がやりずらくなった点です。当店はブログや今年始めさせて頂いたYoutubeなどの情報発信を行っておりますが、こちらは「音をどのように表現するか」と言う所で難しさを感じています。

特に問題になった事は
「お店でお話をしながら機材を決めたり、情報収集をしたり……」
という、少し前までは当たり前であった「感性」も含めたお話がとてもやりずらくなった、と言う点でした。
現在、この問題については出来る限り事前の連絡などを頂いて時間を調整した上で、ドア開放などの対策を行いつつ時間を区切って対応させて頂くことで概ね対応の方向になっております。
ご来訪を希望のお客様、来年もお手数ですが事前のご連絡をお願い致します。
個人的にはふらりとお訪ね頂き、お話をして……と言う事が問題なくできる日が、出来るだけ早く来る事を待ちたいと言う思いです。

そしてもう一つ、最近ですが旭化成延岡生産センター 第二製造部の火災と言う要因が発生してしまいました。
これはいわゆるDSPや無線LAN関係チップに影響が出ています。
また、来年以降の新製品など設計変更などの対応が必要な為、いろいろな形で時間が掛かる可能性が示唆されております。
工場の再建は急がれておりますが、コロナウイルスの問題も含め、来年以降もしばらくの間はメーカー様の発表を見ながら商品のご購入には余裕を見て頂くことを強くお勧めいたします。

では全体への影響はこの辺りで終わらせて頂き、それぞれの状況について書かせて頂きます。

まず、プロジェクター関連です。

1、プロジェクター

今年のプロジェクター市場は実質的に2つに分かれた状況になりました。
それぞれについて書かせて頂きます。

一つは「映画館をご自宅に」というお部屋も含めた「映画館」としてのプロジェクター市場です。

Vplvw775Dlav9r_2こちらについてはソニーのVPL-VW775などの新製品、JVCの新ファームウェアが発表され、高いクオリティを維持した状況が続いております。

こちらの市場の来年の見通しについてですが、あくまでも嗜好品となりますので様々なものが止まってしまっている状況ではまだ何とも言えません。
ただ、皆様一番ご興味のある「8K対応」については……まだ民生プロジェクターでは厳しいかな、と言う印象です。
これは以前書かせて頂いた「DLA-V9R」の部分に重なるのですが

【横浜店】現状唯一の「E-Shift8K」搭載民生機 JVC DLA-V9Rの再紹介です。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/12/e-shift8kdla-v9-ee0e.html

すでに業務用としては8K解像度のプロジェクターは発売されております。
費用の事を考えなければ、と言う条件ですがハードウェア的にはなんとかなるはずです。

Dlavs4700_prod_l_1

それでも民生用としては厳しい、と言わざるを得ないのはむしろコンテンツ側です。

8Kについては現時点でNHK BS-8Kのみであることに変わりはありませんし、現時点で8KをHDMI2.1で1本出し出来るチューナーが「民生用では」ありません。
逆に言えば業務用(放送機関用)の物は存在します。

8k_stb_01
ただ、22.2ch出力の処理などは現用の民生機では不可能であり、ちゃんとダウンミックスなどの処理が出来る物を用意しないと、民生で実売は難しいと思われます。
また、コンテンツのベースとなる映画などの作成も現時点では基本的にほとんどが4KクラスのDIで作成されていますので、4Kであれば配信などへの移行もシームレスに行われますし、UHD-BDに落とし込むことも難しくありません。
他にも8Kでの出力と言うレベルで考えた場合、配信などで行われる可能性はゼロではありませんが、必要インフラや送受信システム、そしてコンテンツの面から見て、最低でもH266 VCCクラスが実用に及ばない限り、現時点では難しいものと思います。

Dlavs4810_prod_l

ただ、本来今年はオリンピックイヤーであり、今年の状況で持ち越した機材が……有ったらいいな……8K/4K120入力対応であればいいな……と言う望みは持ってもいいのかなと言うのが本音です。
尤も、仮に8K対応で民生商品が出たとしても相当高価であることを覚悟する必要があるかと思います。

そしてプロジェクターのもう一つの流れは「お手軽大画面」と定義出来る、高機能で廉価なプロジェクターを中心とした市場です。

Lowandeasyこちらは大きな変化と言って良いかと思います。
今年は家にいる時間が長くなった事で、テレビなどの映像機器への需要が急速に増えました。
そんな中、壁面投射などの方法で「いかに手軽に自宅で大画面を実現できるか」と言う点をメインでお考えになり、プロジェクターを選択されるお客様が出てきております。

Dsc_1059

このようなプロジェクターをお求めになる皆様は、元々大画面やプロジェクターにもご興味があったお客様が多いかと思います。
そんな状況の中、昨年末から発表され始めたPopin AlladinやViewsonic X10-4Kを筆頭としたDLP-4KをコアにLEDレーザーユニットで組み上げた短焦点プロジェクターが発売され始めました。

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これらのプロジェクターは所謂「巣ごもり需要」に対し、手軽な設置、アプリケーションによる単独での配信等への対応、ミラーリングを含むスマートフォン等との連動など、使用要件や価格の点でマッチし、既存の市場とは違う一つの市場を作り上げた形になります。

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また、いわゆる超短焦点も先程のDLP-4K系と同じコアシステムに超短焦点のレンズシステムを組み合わせたものがやはり昨年の12月ごろから発売されており、こちらも今年の市場にぴったり嵌ることになりました。

これらの機材は先程の「映画館」を作り出すというタイプのプロジェクターとは方向性が少し違います。

全体的に明るさを前に出した絵は

「壁を使って短い距離でテレビの大画面を作りたい」

と言うご要望に合わせた機材です。

55インチや65インチクラスのテレビの大画面を基準に考えられていらっしゃる方からすれば、お手軽系の機材は「必要十分」であり、どちらかと言えばテレビの先に「映画館」があるかと思います。

このような事情もあり、今年はたくさんの皆様に「テレビの大画面」を導入して頂きました。

実際に見て頂いたお客様にはわかるかと思いますが、この大画面は一度見てしまうともう元の清潔には戻れないと言えるほど「テレビのある生活」が変わります。

大画面のテレビは視聴のスタイルそのものが変わります。

人物の顔だけでなく周囲にも気が向いたり、景色を遠景で見たり……

楽しみ方としては映画館で映画を見る楽しみ方に近くなります。Dsc_2511

さらに、こちらの写真は超短焦点用スクリーンを導入した場合の画面です。電機や外光は入っておりますが、画面は全く問題なく、有機ELの様にガラスコーティングではありませんのでギラギラもなく、反射光はこの大きさでも目に優しい「てからない・でっかいテレビ」となります。

しかも遮光をした状態ではちゃんとスクリーンになります。

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今年プロジェクターを導入された皆様、来年は是非「でっかいテレビ」「映画館」のレベルアップを図ってみてください。

さて、こちらの市場の今後についてですが、コアとなるマイクロミラーの発売元である「テキサス・インスツルメンツ(TI)」の資料を見る限り、来年は劇的な変化はないのかな、という印象です。

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実はこれらのデバイス自体は2017年にはすでに発表されており、2020年末の新製品もハイビジョンのシフトで4K UHDを表現している事から、フル4Kと言う可能性もないわけではありませんが、民生に降りてくるのはまだ先であることが予想されます。
先程の8Kに対するインフラの問題も絡みますが、近々ではBS-8K以外民生レベルで4K以上の解像度で物事が動くことはなく、またこれらの機種は廉価である事も武器になりますので、コンテンツの面から見ても劇的な変化は無いものと予想されます。

他方、このクラスのプロジェクターは別の方向で変化があるかと考えています。
それは「Andoroid TV化」です。

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実は今年後半から「Andoroid TV」の端末が単体で販売され始めており、すでに一部のメーカーではAndoroidTVを別添えのトングルで搭載し、内蔵できるようにした機材が発売され始めています。

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少し前にEPSON EH-LS500の製品版でもご紹介しましたが、プロジェクターのAndoroid TV化と言うものは画面の構成もテレビのAndoroidTVと全く変わらず、実質的にチューナーなしのテレビと同じ様な構成となります。
Andoroid TVになりますのでGoogle Playの利用も可能な訳で、アプリケーションとの連動で既存の配信システムやゲームまで使用する事が可能となり、機材の使い勝手が格段に良くなります。

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これで4K放送対応のBDレコーダーを組み合わせれば、壁面を利用したオーバー100インチ、4K放送対応のBDレコーダー付大型テレビシステムとして完結する事になりますので

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来年以降はすでに一部のメーカーから発売されている機材を皮切りにさらに使い勝手が良いモデルが出てくるものと……ではなく、Andoroid TV端末は単体でも販売していますので、実は現行の商品でも端末を追加すれば問題なかったりします。
元々これらの廉価な機種はLGのWebOSなどは別として、Andoroidをベースにしたシステムを搭載していたことで汎用性を得ていましたので、独立した入力機器としてのAndoroid TV端末はすんなり入り込めるかと思います。
こうなると商品についているか、後で追加するかだけの問題になりますので、実質的な差は無くなりますね……。

来年以降も基本的には汎用部品の組み合わせで構成されるこれら廉価な機種は、WebOSを使用しているLG以外(LGのカラーホイールなし4LED光源はマイクロミラーデバイスを変更して輝度が上がれば劇的な画質変化の可能性があります)の各メーカーからいろいろなモデルが出てくるのではないかと思います。

ただし、お値段はほぼ下限なので、4K解像度以上の物はこれ以下にはならないかと思います……。

次はテレビです。

2、テレビ

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実はこちらも「日本国内」では大きな変化はありませんでした。
コロナ禍の中、商品の供給を優先するためそれどころではないというのが本当の所でしょうか。
直下型LEDなど昨年発表された機材からそれほど大きな動きはなく、オリンピックの延期が発表された3月以降、すでに動いていたもの以外ほとんどの動きが止まったと言っても過言ではないと思います。

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YouTube: 【アバック公式】vol.37~SONY”初”8Kチューナー内蔵テレビを徹底解説~#ホームシアター・オーディオのアバック

もちろん、昨年から動いていた開発状況から新機種自体はいくつか販売されていますが、これはあくまでも昨年からの動きでしかありません。
そして、こんな状況の中でも「開発自体」は止まっていません。
しかし、実際の生産まで持ち込んで新製品、と言う所で止まったものはそれなりにあるかと思います。
そのあたりが年末の新製品から徐々に各メーカー様から出始めているような印象です。
特筆するべきモデルはLGの8K液晶テレビでしょうか。

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あの値段で8Kと言うのは中々のインパクトです。

そしてもう一つは来年初頭にソニーから新製品が予定されている「マイクロLED」です。
まだ消費電力の問題が残っていますが、組み合わせ次第でどのような大画面も作成できます。

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現在はデジタルサイネージのみですが、現状でも200インチクラスの4Kは実現可能であり、1ブロックの大きさと電源の問題が解決するかを事前に検討して置けば、来年以降「オーバー100インチテレビ」を御希望のお客様への選択肢としてご提案できるかなと言う印象です。

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実はテレビに関しては先程のLGの様に日本国内の目線では変化が少なかっただけで、海外メーカーまで目を広げれば先程のマイクロLEDはIpadへの採用が予定され、量子LEDに透過型OLED、少し前に話題になったロール式のOLEDも価格はともかく(1000万円クラスです)発売の方向になっており、それなりに動きは大きい状況です。
今後についてですが、すでに世界中のメーカーで「標準装備」と言える「テレビ本体の録画機能」を備えている場合、録画した物を外に出すと言う事は余りありません。
こうなるとメーカーではなく機能の方が問題になります。
その点を踏まえた来年以降の予想、ではなく個人的な注目点ですが、テレビ自体が単に放送の受信をするだけでなく映像プラットフォームの一つとして成り立っている状況の中、ここにきてスターウォーズ系の作品で一気に動き始めた「配信界の巨人」になるであろうディズニー+やアプリケーションとして入り込み始めたApple TVなど各種配信や外部入力で接続される機器がどうなるのか?と言う点に注目しています。

この辺りは書き始めたら別の項目を作成できてしまいますので、とりあえずここまでとさせて頂きます。

次はAVアンプなどの機材です。

3、AVアンプなどのAV機器

AVアンプについてはついにDENON・Marantzで「8K/4K-120対応」と言うところまでたどり着きました。

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ただ、現時点で8K出力に標準で対応している機材は「民生機」ではありません。
それでも8Kへの対応が進んでいる事の要因として「ゲーミング」があります。
実は。PS5やXboxはすでに4K-120への対応がなされており、PCではマルチモニターで更なる高解像度も比較的一般的になっています。


YouTube: Configuring An NVIDIA RTX 30 Series Graphics Card With A Denon/Marantz Receiver for 4K@120fps Gaming

4k-120でのプレイには接続に48GbpsのHDMI2.1は必須となります。

HDMIはDSC1.2(3倍圧縮)、FRL(Fixed Rate Link)伝送方式、動的HDRフォーマット伝送、可変フレームレート、拡張ARCなどに対応し、これらの機能はゲームプレイを快適にするための機能としてHDMIVer2.1に搭載されています。
ここに機材の切り替えやサラウンドの音声を組み込むためには「8K/4K-120対応のAVアンプ」が必要になります。
放送関係の8Kへの対応はまだまだ途上ですが、別の見方をして頂くと「AVアンプの8K対応」が身近になってきたことを実感して頂けるでしょうか。

サウンドシステム面ではDolbyAtoms、Auro3D、IMAX ENHANCEDのフォーマットに大きな変化はありませんでしたが、DTS陣営ではDTS:X Proが発表されています。

Dtsx_proDTS:XPROは最大32chまで対応したことで、現在13Chクラスの上位機種アンプもDTS:Xで全力を出す事が出来る様になりました。
また、eARCなど配信関係への対応も進んでおり。現時点で発売されているほぼすべての機種がeARCへの対応がなされています。

その他、ハイエンドと言えるTRINNOV AUDIOやStorm Audioも4Kまでの対応がなされており、Storm AudioはMark2に更新されました。

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来年は機構的には4K-120への対応、ソフトウェア的にはWOWOW-4KやDisney+などコンテンツ供給側の変化が主になるかと思いますが、オリンピックイヤーにもなり、HDMI2.1関係のチップなどもいろいろ出てきておりますので、8K方面への対応も本格的に動き出すのではないかと考えています。
ハードウェアとしては旭化成の火災など問題がないわけではありませんが、歩みを止める事は無いはずです。
期待しましょう。

次はオーディオ関係です。

4、ピュアオーディオ系機器

実は今年、オーディオ関係は比較的豊作でした。

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スピーカーはFINE Audio、パラダイムの「PREMIER」、KEFのLS-50系など、パッシブのスピーカーも数多く発表されています。
ただ、輸送関係に問題がありお待たせしてしまうケースも多かったこともまた事実であり、その点は申し訳ありませんとしか言いようがない状況です。

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そして各種アンプやプレーヤーですが、今年一番の話題であろうDENONの110周年モデルを筆頭に、マランツの新筐体が話題になりましたが

それ以外にもヤマハのプリメインが三機種も発売されたり


YouTube: 【アバック公式】vol.60~YAMAHA プリメインアンプ3種~#ホームシアター・オーディオのアバック

アキュフェーズの新型アンプ、ラックスマンのL-595A Limitedや

L595aLINNのMajik DSM4

New_majikdsm_2020_frontperspective 直近ではテクニクスの新型アンプも発表になりました。

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発売された商品はそれぞれ方向性も違いますが、音楽の供給そのものがストリーミングの方に傾いている状況の中、それぞれの音源に対して「音の波としての出口」のクオリティを上げる為のアイテムがとても充実していた年になった気がします。

今年の問題の中、結果として自宅に「いなくてはならない」時間は長くなり、久々に電源を入れたら……あれ?と言うケースや、テレワークで音楽が欲しいと言うケースなど「音楽が必要な」「音楽が欲しい」という気持ちは大きくなっています。
他方、スマートフォンなどを起点にした音楽の可搬性と言う点ではもう動くことはないかと思います。これからはむしろ機材ではなく「アカウント」を基準にして音楽の可搬性は更に向上しています。

これはとても大きな変化です。

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レコードやカセット、CDやMD、DAT、MP3やFLAC、DSDなどのメディアはあくまでもそれぞれの機材に情報をスタンドアローンで保存し、単に持ち運びが可能な音源でした。

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そのような状況の中、今までの音楽の聴き方として
好きな時に好きな音楽を好きな場所で」という自宅にベースを置き、媒体をPC経由で取り込むこと集積するという変化があったものの「自分の所有する音楽を持ち歩き、それぞれを別に聞いてゆく」という方向性が出来上がっていました。

しかし、ストリーミングの場合、そのような縛りはほとんどなくなります。

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今年はこんな状況の中、半ば強制的にではありますが
好きな時に好きな音楽を好きな場所で新しい曲も古い曲もどんな曲も聴くことが出来る様になった
言う事が「結果として分かる事になった年」になったのではないでしょうか。

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その点を踏まえた来年以降のオーディオ関係についてですが
オーディオ機器、特に据え付け系の機材については、それぞれの機材に「アカウント」を入れる、またはスマートフォンなどから認証済みの音を出すなどと言う方法で機材間をシームレスに移行する動きはさらに加速し、外では手軽に、そしてご自宅ではより本格的な「空間ごと音楽を楽しむ」そんな機材や視聴の形になっていくかと思います。

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今回はハードウェア中心で今年の振り返りとちょっと先のお話をしてみました。
今年は本日12月28日まで、来年は1月7日からの営業となります。

では、後編:コンテンツ編は1月7日に公開させて頂く予定です。

今年もお世話になりました。

拙い文章ではありますが、来年もいろいろと書かせて頂ければと考えております。

色々と厳しい中ではございますが、良いお年をお迎えください。

2020年12月19日 (土)

【横浜店】Viewsonic X100-4k+ DLPプロジェクター更新の最強アイテムです。

横浜店 渡邉です。

Kao

今回は先日発表された新型プロジェクター「Viewsonic X100-4K+」のご紹介させて頂きます。

Viewsonic_x100_4k_ では、その前に……。

ブログのプラットフォームが変わりました。

2021.1.1以降のブログはこちらのアドレスで更新させて頂きます。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

引き続きよろしくお願い致します。

では、本題です。

今年は今までと少し違うプロジェクター市場の中、皆様に大変御好評頂いたプロジェクターとして
Viewsonic X10-4Kがあります。

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コンパクトな筐体、固定短焦点による「置けば壁に映せる」という設置性、LED光源の長寿命、DLP-4Kによる4K-HDR10入力対応、内蔵スピーカーなどなど……

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「必要十分」「ちょうどいい」「短焦点」「壁映し」という今年の需要に合致した機材です。

しかし、実際の販売現場ではちょっとした問題が発生しておりました。

「X10-4Kって3mで100インチ出来ないんですか?」
「もう少し後ろで映せないでしょうか?」

実はお電話やメール、直接のご訪問などでこのようなご質問を多く受けております。

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今まで「通常タイプのプロジェクター」を使用していたお客様からすれば、X10-4Kの性能を知った上でこのようなご質問・ご要望が出てくるのはある程度予想されていたことです。

実は、プロジェクターには過去の三管プロジェクターから継承された「最短投射距離」と言えるものがあり、機材を更新してもシステムの変更がなされない様、レンズから画面までスクリーンサイズごとに設定された最短投射距離は概ね固定されていました。

そのようなシステムで映像をご覧になっていたお客様は

「100インチは3m程度の最短投射距離」

「120インチには3.6m程度の最短投射距離」

を念頭に投射システムが構成されています。

特にプロジェクターを天井吊りする場合は、重量物を吊るすために天井補強がなされていたり、天井吊り金具が設置されていたり、映像や電機の配管・配線がすでに回っていたりとホームシアターシステムが通常投射に対応した形で出来上がっており、投射距離の変更はシステム全体の見直しに繋がってしまいます。

しかも、過去のプロジェクターをお持ちのお客様からすれば、本体の寿命と言う点でも解像度等の問題だけでなく、交換ランプ、部品、故障など様々な理由で引退が近い状況です。

【横浜店】プロジェクターの修理・寿命に関して<前編>

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2017/08/ht-b41b.html

ただ、ここで問題になるのは先程まで書かせて頂いた「機材の設置方法」です。

短焦点の場合、機材導入=投射距離の変更は避けられません。

ここで天井吊りを諦めてテーブル置きに変更するという場合はともかく、シアターとして天井吊りを維持したい場合、天井補強や配線の関係から金具の設置位置などの変更は、率直に言えば難しい状況です。

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これらの点から、先程の様に頂いたご質問の回答としては
「このプロジェクターは固定焦点になりますので100インチ3mはできません。3mだと160インチから170インチ相当になります」
と言うものになってしまいます。

ただ、逆に言えばX10-4Kは固定焦点ゆえにお値段を安くできた、と言う部分でもありますので、この点の変更は出来ません。短焦点で投射できる便利さは結果として100インチは1.77m、120インチは2.2mと言う投射距離の制限にもなってしまいます。
この投射距離の問題は、X10-4Kだけでなく廉価な機材共通の「仕様」と言って良いものです。
ズームレンズやレンズシフトなど、プロジェクターの設置性を高める構造は、光学的であるがゆえにごまかしがきかず、どうしても費用とスペースが掛かってしまう事で価格の上昇を招きますので、機材選定の段階で「価格」か「設置性」のどちらかを選択する必要があります。

このような問題に対して、廉価なプロジェクターでは「ちょっと足りないところ」を、最低限の価格アップで上手く解消できるプロジェクターとして発表されたのがViewsonic X100-4K+となります。

 

X1004k_lf02 Viewsonic X100-4K+

https://www.viewsonic.com/jp/products/projectors/X100-4K+.php

それではX100-4K+の概要と特徴、簡単なインプレッションをご紹介します。

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まず本体のサイズですが、幅416mm、長さ463mm、高さ183mmとX10-4Kに比べると少し大きくなっています。

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これは極限のコンパクトを誇るX10-4Kをベースにレンズシャッターとズームレンズ、レンズシフト、そしてアイリスを搭載している事が理由です。設置性向上を考えた場合、これはやむを得ないのかなと言う印象です。

また、X10-4Kとは機材のコンセプトが異なり、基本設置方法が違います。

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X10-4Kがお手元のテーブルの上に「置く」ことを想定していますが

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これに対しX100-4K+は金具を使用して天井吊りでレンズシフトやズームなどを用いて調整を行いながら設置して頂く形が基本(もちろん置き設置でも大丈夫です)となります。
ズームレンズやレンズシフトなど、基本接地システムが変わった事で設置性能は格段に向上します。

まず固定焦点のX10-4Kに対し、X100-4K+は1.2倍の光学ズームが入りました。

これで投射距離の長さと調整幅が変わります。

各サイズの投射距離は以下の通りとなります。

60インチ:約1.59m~1.91m(X10-4K:1.06m)
80インチ:約2.12m~2.55m(X10-4K:1.41m)
100インチ:約2.65m~3.18m(X10-4K:1.77m)
120インチ:約3.18m~3.82m(X10-4K:2.2m)

※:X10-4Kは投射距離固定となります。

と、先程ご要望として頂いていた「X10で100インチ、3mで!」などの御希望や120インチ3.6から3.7mという距離は所謂「通常投射型のプロジェクター」の最短投射距離ともおおむね一致し、これらの機材更新に適した機材になります。
なお、フォーカスについては自動ではありませんが電子フォーカスを装備しており、調整が可能です。

また、天井から下げる場合、位置調整にはレンズシフトや本体傾斜が必要になりますが、こちらもレンズシフトは水平(H):+/-25% / 垂直(V):+ 60%の量でシフトが可能であり、X10-4Kの様な自動ではありませんが垂直台形補正もプラスマイナス40°で適用する事が可能です。

「でも、投射距離が延びるんだからX10-4Kより画面は暗くなるよね?」

その通りですが、実はその点もちゃんと考えています。
X100-4K+は本体の投射ルーメン数を増しています。

性能を確認すると、X10-4Kが明るさ2400lmであることに対してX100-4K+は2900lmと500lm程光量が増加されております。

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これはEPSONのEH-TW7000と同等の明るさになりますので、通常投射でも明るさの点でも概ね問題はないかと思います。

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またレンズを搭載した故のアイリス(絞り)を搭載されており、アイリスを利用したダイナミックコントラスト比が 4000000:1となっております。
実は海外モデルのX100-4Kは3,000,000:1となっており、ここが「+」(プラス)の記号が付いている所以となります。

あ、あとこの機種、実はレンズシャッターもついています。

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さて、ここまで来ると気になるのは実際の画面ですが、こんな感じです。Dsc_2868_2

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X10-4Kと一番差が出たのは、実は最初のメニュー画面です。

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かなりはっきりした画面なのですが、X10-4Kより明らかにフォーカスが一回り良くなっています。

また、明るさが増したせいか茶系の部分と文字の白で明らかに差が出ていました。

正直な所、同じメニューになってここまで印象が違うとは思いませんでしたし、光学系の部分はストレートに差が出てしまうな、と言うのが率直な印象です。

このように光学系の性能がかなり上がったX100-4K+ですが、レンズ周りやアイリスの性能向上した部分以外、コアシステム面ではX10-4Kとの共通性も多く、X10-4Kの「本体のみで各種配信への対応」「ミラーリング」など、とてもご好評いただいた「便利さや使い勝手の良さ」はX100-4K+でも同じように享受できます。

なお、X100-4K+には無線LANが装備されておりませんが、日本仕様のみX10-4K同じWifiトングルが添え付けられております。Dsc_2835

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X100-4K+の場合、本体底面にWifiトングルを収める専用設置ソケットがあります。

こちらにWifiトングルを差し込んでふたを閉めると外観上はトングルの存在自体が見えなくなり、標準で内蔵されているものと変わらない見た目になります。

結果、Wifiの使い勝手はX10-4Kと同等となっています。

(2020.12.21Wifiの設置位置を訂正しています)

また、内蔵されているスピーカーは同じレベルですが明らかに音質が上がりました。

おそらく筐体の差だと思いますが、この辺りはとても好ましい部分です。

さて、色々と書かせて頂いたViewsonic X100-4K+の最終的な印象ですが、

手軽な設置性を重視したX10-4Kの基本システムをベースとして、既存のプロジェクター設置方法と同等の投射距離を持たせる事で運用の柔軟性を増し、より本格的な映像を追求した通常投射前提の上位モデル

とういう事になるかと思います。

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そしてこの機材を一番にお勧めするお客様は、いわゆる「普通の」通常投射タイププロジェクター、特に日本製DLPタイププロジェクターをご利用の皆様となります。

X10-4Kは設置が変わるからちょっと……。
レーザーの機種は高いんだよね。
配信関係もやりたいけど、機材もケーブルもいろいろと変わってしまうから……。

機材の時間が経過しており、性能的にも限界が近いこれらの機種をお持ちのお客様に対して、既存のプロジェクターをX100-4K+に機材を更新して頂くと……こんなふうに変わります。
・4K-HDR10への対応(UHD-BDへの対応はシステムとケーブル総入れ替えです)
・LEDレーザーによる30,000時間の長寿命
・既存1200から1500Lmの機材に来れば、実に2900lmの明るさ
・X10-4Kでとても好評を頂いたWifiやアプリケーション、スマートフォンなどのリンク
・有線LANやWifiの接続を用いる事でNETFLIXやAmazonPrimeのアプリを「HDMIケーブルの交換をすることなく」通信環境にもよりますが問題なく使う事が可能

これらの機能が一気に追加される事で、使用環境の「品質」を大きく向上させる事が出来ます。

また、レンズシフトやズームレンズなどを装備している事から設置の柔軟性が広く、投射距離や角度などは既存のDLP系プロジェクターに近くなっておりますので、既存機種と比較して投射距離や角度などがX100-4Kの調整範疇に収まっていれば、既存の環境や天井補強をほとんど変更する事無くプロジェクターを同じ場所に導入出来、機材導入によるシステム変更が比較的少なく済むという点も大きいかと思います。

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Viewsonic X100-4K+の導入は単に既存の機材を入れ替えるというだけでなく、既存の機能すべてを4kクラスまで一気に進化させるための機材として最適なものになるかと思います。

さて、肝心の実機ですが12/19頃から店頭での展示を開始する予定です。
当店の場合、店舗の投射距離の関係から常設設置にはできませんので、事前にメールやFAXなどで視聴の希望やご邸宅の環境などをご相談ください。視聴の準備をさせて頂きます。

特に金具の入れ替えや天吊り工事など、設置工事が伴う部分については事前の相談が肝心ですので合わせてご連絡を。

では、ご相談をお待ちしております。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

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まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

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・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
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すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。

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無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

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次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Fax

お手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。