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2020年12月

2020年12月28日 (月)

【横浜店】年末のご挨拶と少しだけ来年のお話です。前編:ハードウェア編(2021.1.7更新)

2021.1.7更新:2021年以降、ブログのプラットフォームが変わりました。

アドレスはこちらになります。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

引き続きよろしくお願い致します。

アバック横浜店でございます。Yokohama_clew

今年最後の投稿となります。
今年もお世話になりました。

毎年恒例ですが、今年の振り返りと来年の展望について少しだけ書かせて頂きます。

なお、今回は長くなりましたのでこちらの前編「ハードウェア関係」を今年最後のブログに

「コンテンツ」関係を年明けに公開させて頂こうと思います。

では、始めます。

まず最初に、今年のお話をする上でどうしても避ける事のできない点について書かせて頂きます。
新型コロナウイルスです。

Covid19

今年は「新型コロナウイルスの世界的な広がり」と言う要因を避ける事が出来ない年となりました。
このお話は来年のお話にの部分にも直接影響が及んでおりますので、先に書かせて頂きます。

実際、私共にもいろいろな影響がありました。

まず今年前半は各国のウイルス蔓延に寄り工場が停止、これにより商品の供給が世界的に止まり、海外生産品を中心にご注文から商品の御引き渡しまで長期のお時間を頂く事になりました。

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また、テレワークに移行するメーカー様も多く、ご質問から情報の提供までの時間も長引きました。
こちらについては相手国の事情も多分に含まれており、代理店の皆様にも私共にもどうしようもない状況が続き、申し訳ない気持ちはありましたが「天災」としか言い様がありませんでした。

また、店舗としても大きな問題がありました。
一番大きな問題は、店舗自体を利用したイベントなど、体験して頂くタイプの施策がやりずらくなった点です。当店はブログや今年始めさせて頂いたYoutubeなどの情報発信を行っておりますが、こちらは「音をどのように表現するか」と言う所で難しさを感じています。

特に問題になった事は
「お店でお話をしながら機材を決めたり、情報収集をしたり……」
という、少し前までは当たり前であった「感性」も含めたお話がとてもやりずらくなった、と言う点でした。
現在、この問題については出来る限り事前の連絡などを頂いて時間を調整した上で、ドア開放などの対策を行いつつ時間を区切って対応させて頂くことで概ね対応の方向になっております。
ご来訪を希望のお客様、来年もお手数ですが事前のご連絡をお願い致します。
個人的にはふらりとお訪ね頂き、お話をして……と言う事が問題なくできる日が、出来るだけ早く来る事を待ちたいと言う思いです。

そしてもう一つ、最近ですが旭化成延岡生産センター 第二製造部の火災と言う要因が発生してしまいました。
これはいわゆるDSPや無線LAN関係チップに影響が出ています。
また、来年以降の新製品など設計変更などの対応が必要な為、いろいろな形で時間が掛かる可能性が示唆されております。
工場の再建は急がれておりますが、コロナウイルスの問題も含め、来年以降もしばらくの間はメーカー様の発表を見ながら商品のご購入には余裕を見て頂くことを強くお勧めいたします。

では全体への影響はこの辺りで終わらせて頂き、それぞれの状況について書かせて頂きます。

まず、プロジェクター関連です。

1、プロジェクター

今年のプロジェクター市場は実質的に2つに分かれた状況になりました。
それぞれについて書かせて頂きます。

一つは「映画館をご自宅に」というお部屋も含めた「映画館」としてのプロジェクター市場です。

Vplvw775Dlav9r_2こちらについてはソニーのVPL-VW775などの新製品、JVCの新ファームウェアが発表され、高いクオリティを維持した状況が続いております。

こちらの市場の来年の見通しについてですが、あくまでも嗜好品となりますので様々なものが止まってしまっている状況ではまだ何とも言えません。
ただ、皆様一番ご興味のある「8K対応」については……まだ民生プロジェクターでは厳しいかな、と言う印象です。
これは以前書かせて頂いた「DLA-V9R」の部分に重なるのですが

【横浜店】現状唯一の「E-Shift8K」搭載民生機 JVC DLA-V9Rの再紹介です。

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/12/e-shift8kdla-v9-ee0e.html

すでに業務用としては8K解像度のプロジェクターは発売されております。
費用の事を考えなければ、と言う条件ですがハードウェア的にはなんとかなるはずです。

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それでも民生用としては厳しい、と言わざるを得ないのはむしろコンテンツ側です。

8Kについては現時点でNHK BS-8Kのみであることに変わりはありませんし、現時点で8KをHDMI2.1で1本出し出来るチューナーが「民生用では」ありません。
逆に言えば業務用(放送機関用)の物は存在します。

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ただ、22.2ch出力の処理などは現用の民生機では不可能であり、ちゃんとダウンミックスなどの処理が出来る物を用意しないと、民生で実売は難しいと思われます。
また、コンテンツのベースとなる映画などの作成も現時点では基本的にほとんどが4KクラスのDIで作成されていますので、4Kであれば配信などへの移行もシームレスに行われますし、UHD-BDに落とし込むことも難しくありません。
他にも8Kでの出力と言うレベルで考えた場合、配信などで行われる可能性はゼロではありませんが、必要インフラや送受信システム、そしてコンテンツの面から見て、最低でもH266 VCCクラスが実用に及ばない限り、現時点では難しいものと思います。

Dlavs4810_prod_l

ただ、本来今年はオリンピックイヤーであり、今年の状況で持ち越した機材が……有ったらいいな……8K/4K120入力対応であればいいな……と言う望みは持ってもいいのかなと言うのが本音です。
尤も、仮に8K対応で民生商品が出たとしても相当高価であることを覚悟する必要があるかと思います。

そしてプロジェクターのもう一つの流れは「お手軽大画面」と定義出来る、高機能で廉価なプロジェクターを中心とした市場です。

Lowandeasyこちらは大きな変化と言って良いかと思います。
今年は家にいる時間が長くなった事で、テレビなどの映像機器への需要が急速に増えました。
そんな中、壁面投射などの方法で「いかに手軽に自宅で大画面を実現できるか」と言う点をメインでお考えになり、プロジェクターを選択されるお客様が出てきております。

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このようなプロジェクターをお求めになる皆様は、元々大画面やプロジェクターにもご興味があったお客様が多いかと思います。
そんな状況の中、昨年末から発表され始めたPopin AlladinやViewsonic X10-4Kを筆頭としたDLP-4KをコアにLEDレーザーユニットで組み上げた短焦点プロジェクターが発売され始めました。

Dsc_2855

これらのプロジェクターは所謂「巣ごもり需要」に対し、手軽な設置、アプリケーションによる単独での配信等への対応、ミラーリングを含むスマートフォン等との連動など、使用要件や価格の点でマッチし、既存の市場とは違う一つの市場を作り上げた形になります。

Dsc_1134_02

また、いわゆる超短焦点も先程のDLP-4K系と同じコアシステムに超短焦点のレンズシステムを組み合わせたものがやはり昨年の12月ごろから発売されており、こちらも今年の市場にぴったり嵌ることになりました。

これらの機材は先程の「映画館」を作り出すというタイプのプロジェクターとは方向性が少し違います。

全体的に明るさを前に出した絵は

「壁を使って短い距離でテレビの大画面を作りたい」

と言うご要望に合わせた機材です。

55インチや65インチクラスのテレビの大画面を基準に考えられていらっしゃる方からすれば、お手軽系の機材は「必要十分」であり、どちらかと言えばテレビの先に「映画館」があるかと思います。

このような事情もあり、今年はたくさんの皆様に「テレビの大画面」を導入して頂きました。

実際に見て頂いたお客様にはわかるかと思いますが、この大画面は一度見てしまうともう元の清潔には戻れないと言えるほど「テレビのある生活」が変わります。

大画面のテレビは視聴のスタイルそのものが変わります。

人物の顔だけでなく周囲にも気が向いたり、景色を遠景で見たり……

楽しみ方としては映画館で映画を見る楽しみ方に近くなります。Dsc_2511

さらに、こちらの写真は超短焦点用スクリーンを導入した場合の画面です。電機や外光は入っておりますが、画面は全く問題なく、有機ELの様にガラスコーティングではありませんのでギラギラもなく、反射光はこの大きさでも目に優しい「てからない・でっかいテレビ」となります。

しかも遮光をした状態ではちゃんとスクリーンになります。

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今年プロジェクターを導入された皆様、来年は是非「でっかいテレビ」「映画館」のレベルアップを図ってみてください。

さて、こちらの市場の今後についてですが、コアとなるマイクロミラーの発売元である「テキサス・インスツルメンツ(TI)」の資料を見る限り、来年は劇的な変化はないのかな、という印象です。

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実はこれらのデバイス自体は2017年にはすでに発表されており、2020年末の新製品もハイビジョンのシフトで4K UHDを表現している事から、フル4Kと言う可能性もないわけではありませんが、民生に降りてくるのはまだ先であることが予想されます。
先程の8Kに対するインフラの問題も絡みますが、近々ではBS-8K以外民生レベルで4K以上の解像度で物事が動くことはなく、またこれらの機種は廉価である事も武器になりますので、コンテンツの面から見ても劇的な変化は無いものと予想されます。

他方、このクラスのプロジェクターは別の方向で変化があるかと考えています。
それは「Andoroid TV化」です。

Android_tvlogowine

実は今年後半から「Andoroid TV」の端末が単体で販売され始めており、すでに一部のメーカーではAndoroidTVを別添えのトングルで搭載し、内蔵できるようにした機材が発売され始めています。

Andoroidtv

少し前にEPSON EH-LS500の製品版でもご紹介しましたが、プロジェクターのAndoroid TV化と言うものは画面の構成もテレビのAndoroidTVと全く変わらず、実質的にチューナーなしのテレビと同じ様な構成となります。
Andoroid TVになりますのでGoogle Playの利用も可能な訳で、アプリケーションとの連動で既存の配信システムやゲームまで使用する事が可能となり、機材の使い勝手が格段に良くなります。

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Andoroidtv_2

これで4K放送対応のBDレコーダーを組み合わせれば、壁面を利用したオーバー100インチ、4K放送対応のBDレコーダー付大型テレビシステムとして完結する事になりますので

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来年以降はすでに一部のメーカーから発売されている機材を皮切りにさらに使い勝手が良いモデルが出てくるものと……ではなく、Andoroid TV端末は単体でも販売していますので、実は現行の商品でも端末を追加すれば問題なかったりします。
元々これらの廉価な機種はLGのWebOSなどは別として、Andoroidをベースにしたシステムを搭載していたことで汎用性を得ていましたので、独立した入力機器としてのAndoroid TV端末はすんなり入り込めるかと思います。
こうなると商品についているか、後で追加するかだけの問題になりますので、実質的な差は無くなりますね……。

来年以降も基本的には汎用部品の組み合わせで構成されるこれら廉価な機種は、WebOSを使用しているLG以外(LGのカラーホイールなし4LED光源はマイクロミラーデバイスを変更して輝度が上がれば劇的な画質変化の可能性があります)の各メーカーからいろいろなモデルが出てくるのではないかと思います。

ただし、お値段はほぼ下限なので、4K解像度以上の物はこれ以下にはならないかと思います……。

次はテレビです。

2、テレビ

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実はこちらも「日本国内」では大きな変化はありませんでした。
コロナ禍の中、商品の供給を優先するためそれどころではないというのが本当の所でしょうか。
直下型LEDなど昨年発表された機材からそれほど大きな動きはなく、オリンピックの延期が発表された3月以降、すでに動いていたもの以外ほとんどの動きが止まったと言っても過言ではないと思います。

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YouTube: 【アバック公式】vol.37~SONY”初”8Kチューナー内蔵テレビを徹底解説~#ホームシアター・オーディオのアバック

もちろん、昨年から動いていた開発状況から新機種自体はいくつか販売されていますが、これはあくまでも昨年からの動きでしかありません。
そして、こんな状況の中でも「開発自体」は止まっていません。
しかし、実際の生産まで持ち込んで新製品、と言う所で止まったものはそれなりにあるかと思います。
そのあたりが年末の新製品から徐々に各メーカー様から出始めているような印象です。
特筆するべきモデルはLGの8K液晶テレビでしょうか。

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あの値段で8Kと言うのは中々のインパクトです。

そしてもう一つは来年初頭にソニーから新製品が予定されている「マイクロLED」です。
まだ消費電力の問題が残っていますが、組み合わせ次第でどのような大画面も作成できます。

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現在はデジタルサイネージのみですが、現状でも200インチクラスの4Kは実現可能であり、1ブロックの大きさと電源の問題が解決するかを事前に検討して置けば、来年以降「オーバー100インチテレビ」を御希望のお客様への選択肢としてご提案できるかなと言う印象です。

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実はテレビに関しては先程のLGの様に日本国内の目線では変化が少なかっただけで、海外メーカーまで目を広げれば先程のマイクロLEDはIpadへの採用が予定され、量子LEDに透過型OLED、少し前に話題になったロール式のOLEDも価格はともかく(1000万円クラスです)発売の方向になっており、それなりに動きは大きい状況です。
今後についてですが、すでに世界中のメーカーで「標準装備」と言える「テレビ本体の録画機能」を備えている場合、録画した物を外に出すと言う事は余りありません。
こうなるとメーカーではなく機能の方が問題になります。
その点を踏まえた来年以降の予想、ではなく個人的な注目点ですが、テレビ自体が単に放送の受信をするだけでなく映像プラットフォームの一つとして成り立っている状況の中、ここにきてスターウォーズ系の作品で一気に動き始めた「配信界の巨人」になるであろうディズニー+やアプリケーションとして入り込み始めたApple TVなど各種配信や外部入力で接続される機器がどうなるのか?と言う点に注目しています。

この辺りは書き始めたら別の項目を作成できてしまいますので、とりあえずここまでとさせて頂きます。

次はAVアンプなどの機材です。

3、AVアンプなどのAV機器

AVアンプについてはついにDENON・Marantzで「8K/4K-120対応」と言うところまでたどり着きました。

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ただ、現時点で8K出力に標準で対応している機材は「民生機」ではありません。
それでも8Kへの対応が進んでいる事の要因として「ゲーミング」があります。
実は。PS5やXboxはすでに4K-120への対応がなされており、PCではマルチモニターで更なる高解像度も比較的一般的になっています。


YouTube: Configuring An NVIDIA RTX 30 Series Graphics Card With A Denon/Marantz Receiver for 4K@120fps Gaming

4k-120でのプレイには接続に48GbpsのHDMI2.1は必須となります。

HDMIはDSC1.2(3倍圧縮)、FRL(Fixed Rate Link)伝送方式、動的HDRフォーマット伝送、可変フレームレート、拡張ARCなどに対応し、これらの機能はゲームプレイを快適にするための機能としてHDMIVer2.1に搭載されています。
ここに機材の切り替えやサラウンドの音声を組み込むためには「8K/4K-120対応のAVアンプ」が必要になります。
放送関係の8Kへの対応はまだまだ途上ですが、別の見方をして頂くと「AVアンプの8K対応」が身近になってきたことを実感して頂けるでしょうか。

サウンドシステム面ではDolbyAtoms、Auro3D、IMAX ENHANCEDのフォーマットに大きな変化はありませんでしたが、DTS陣営ではDTS:X Proが発表されています。

Dtsx_proDTS:XPROは最大32chまで対応したことで、現在13Chクラスの上位機種アンプもDTS:Xで全力を出す事が出来る様になりました。
また、eARCなど配信関係への対応も進んでおり。現時点で発売されているほぼすべての機種がeARCへの対応がなされています。

その他、ハイエンドと言えるTRINNOV AUDIOやStorm Audioも4Kまでの対応がなされており、Storm AudioはMark2に更新されました。

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来年は機構的には4K-120への対応、ソフトウェア的にはWOWOW-4KやDisney+などコンテンツ供給側の変化が主になるかと思いますが、オリンピックイヤーにもなり、HDMI2.1関係のチップなどもいろいろ出てきておりますので、8K方面への対応も本格的に動き出すのではないかと考えています。
ハードウェアとしては旭化成の火災など問題がないわけではありませんが、歩みを止める事は無いはずです。
期待しましょう。

次はオーディオ関係です。

4、ピュアオーディオ系機器

実は今年、オーディオ関係は比較的豊作でした。

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スピーカーはFINE Audio、パラダイムの「PREMIER」、KEFのLS-50系など、パッシブのスピーカーも数多く発表されています。
ただ、輸送関係に問題がありお待たせしてしまうケースも多かったこともまた事実であり、その点は申し訳ありませんとしか言いようがない状況です。

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そして各種アンプやプレーヤーですが、今年一番の話題であろうDENONの110周年モデルを筆頭に、マランツの新筐体が話題になりましたが

それ以外にもヤマハのプリメインが三機種も発売されたり


YouTube: 【アバック公式】vol.60~YAMAHA プリメインアンプ3種~#ホームシアター・オーディオのアバック

アキュフェーズの新型アンプ、ラックスマンのL-595A Limitedや

L595aLINNのMajik DSM4

New_majikdsm_2020_frontperspective 直近ではテクニクスの新型アンプも発表になりました。

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発売された商品はそれぞれ方向性も違いますが、音楽の供給そのものがストリーミングの方に傾いている状況の中、それぞれの音源に対して「音の波としての出口」のクオリティを上げる為のアイテムがとても充実していた年になった気がします。

今年の問題の中、結果として自宅に「いなくてはならない」時間は長くなり、久々に電源を入れたら……あれ?と言うケースや、テレワークで音楽が欲しいと言うケースなど「音楽が必要な」「音楽が欲しい」という気持ちは大きくなっています。
他方、スマートフォンなどを起点にした音楽の可搬性と言う点ではもう動くことはないかと思います。これからはむしろ機材ではなく「アカウント」を基準にして音楽の可搬性は更に向上しています。

これはとても大きな変化です。

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レコードやカセット、CDやMD、DAT、MP3やFLAC、DSDなどのメディアはあくまでもそれぞれの機材に情報をスタンドアローンで保存し、単に持ち運びが可能な音源でした。

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そのような状況の中、今までの音楽の聴き方として
好きな時に好きな音楽を好きな場所で」という自宅にベースを置き、媒体をPC経由で取り込むこと集積するという変化があったものの「自分の所有する音楽を持ち歩き、それぞれを別に聞いてゆく」という方向性が出来上がっていました。

しかし、ストリーミングの場合、そのような縛りはほとんどなくなります。

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今年はこんな状況の中、半ば強制的にではありますが
好きな時に好きな音楽を好きな場所で新しい曲も古い曲もどんな曲も聴くことが出来る様になった
言う事が「結果として分かる事になった年」になったのではないでしょうか。

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その点を踏まえた来年以降のオーディオ関係についてですが
オーディオ機器、特に据え付け系の機材については、それぞれの機材に「アカウント」を入れる、またはスマートフォンなどから認証済みの音を出すなどと言う方法で機材間をシームレスに移行する動きはさらに加速し、外では手軽に、そしてご自宅ではより本格的な「空間ごと音楽を楽しむ」そんな機材や視聴の形になっていくかと思います。

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今回はハードウェア中心で今年の振り返りとちょっと先のお話をしてみました。
今年は本日12月28日まで、来年は1月7日からの営業となります。

では、後編:コンテンツ編は1月7日に公開させて頂く予定です。

今年もお世話になりました。

拙い文章ではありますが、来年もいろいろと書かせて頂ければと考えております。

色々と厳しい中ではございますが、良いお年をお迎えください。

2020年12月19日 (土)

【横浜店】Viewsonic X100-4k+ DLPプロジェクター更新の最強アイテムです。

横浜店 渡邉です。

Kao

今回は先日発表された新型プロジェクター「Viewsonic X100-4K+」のご紹介させて頂きます。

Viewsonic_x100_4k_ では、その前に……。

ブログのプラットフォームが変わりました。

2021.1.1以降のブログはこちらのアドレスで更新させて頂きます。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

引き続きよろしくお願い致します。

では、本題です。

今年は今までと少し違うプロジェクター市場の中、皆様に大変御好評頂いたプロジェクターとして
Viewsonic X10-4Kがあります。

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コンパクトな筐体、固定短焦点による「置けば壁に映せる」という設置性、LED光源の長寿命、DLP-4Kによる4K-HDR10入力対応、内蔵スピーカーなどなど……

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「必要十分」「ちょうどいい」「短焦点」「壁映し」という今年の需要に合致した機材です。

しかし、実際の販売現場ではちょっとした問題が発生しておりました。

「X10-4Kって3mで100インチ出来ないんですか?」
「もう少し後ろで映せないでしょうか?」

実はお電話やメール、直接のご訪問などでこのようなご質問を多く受けております。

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今まで「通常タイプのプロジェクター」を使用していたお客様からすれば、X10-4Kの性能を知った上でこのようなご質問・ご要望が出てくるのはある程度予想されていたことです。

実は、プロジェクターには過去の三管プロジェクターから継承された「最短投射距離」と言えるものがあり、機材を更新してもシステムの変更がなされない様、レンズから画面までスクリーンサイズごとに設定された最短投射距離は概ね固定されていました。

そのようなシステムで映像をご覧になっていたお客様は

「100インチは3m程度の最短投射距離」

「120インチには3.6m程度の最短投射距離」

を念頭に投射システムが構成されています。

特にプロジェクターを天井吊りする場合は、重量物を吊るすために天井補強がなされていたり、天井吊り金具が設置されていたり、映像や電機の配管・配線がすでに回っていたりとホームシアターシステムが通常投射に対応した形で出来上がっており、投射距離の変更はシステム全体の見直しに繋がってしまいます。

しかも、過去のプロジェクターをお持ちのお客様からすれば、本体の寿命と言う点でも解像度等の問題だけでなく、交換ランプ、部品、故障など様々な理由で引退が近い状況です。

【横浜店】プロジェクターの修理・寿命に関して<前編>

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2017/08/ht-b41b.html

ただ、ここで問題になるのは先程まで書かせて頂いた「機材の設置方法」です。

短焦点の場合、機材導入=投射距離の変更は避けられません。

ここで天井吊りを諦めてテーブル置きに変更するという場合はともかく、シアターとして天井吊りを維持したい場合、天井補強や配線の関係から金具の設置位置などの変更は、率直に言えば難しい状況です。

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これらの点から、先程の様に頂いたご質問の回答としては
「このプロジェクターは固定焦点になりますので100インチ3mはできません。3mだと160インチから170インチ相当になります」
と言うものになってしまいます。

ただ、逆に言えばX10-4Kは固定焦点ゆえにお値段を安くできた、と言う部分でもありますので、この点の変更は出来ません。短焦点で投射できる便利さは結果として100インチは1.77m、120インチは2.2mと言う投射距離の制限にもなってしまいます。
この投射距離の問題は、X10-4Kだけでなく廉価な機材共通の「仕様」と言って良いものです。
ズームレンズやレンズシフトなど、プロジェクターの設置性を高める構造は、光学的であるがゆえにごまかしがきかず、どうしても費用とスペースが掛かってしまう事で価格の上昇を招きますので、機材選定の段階で「価格」か「設置性」のどちらかを選択する必要があります。

このような問題に対して、廉価なプロジェクターでは「ちょっと足りないところ」を、最低限の価格アップで上手く解消できるプロジェクターとして発表されたのがViewsonic X100-4K+となります。

 

X1004k_lf02 Viewsonic X100-4K+

https://www.viewsonic.com/jp/products/projectors/X100-4K+.php

それではX100-4K+の概要と特徴、簡単なインプレッションをご紹介します。

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まず本体のサイズですが、幅416mm、長さ463mm、高さ183mmとX10-4Kに比べると少し大きくなっています。

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X1004k_c02_h_3

これは極限のコンパクトを誇るX10-4Kをベースにレンズシャッターとズームレンズ、レンズシフト、そしてアイリスを搭載している事が理由です。設置性向上を考えた場合、これはやむを得ないのかなと言う印象です。

また、X10-4Kとは機材のコンセプトが異なり、基本設置方法が違います。

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X10-4Kがお手元のテーブルの上に「置く」ことを想定していますが

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これに対しX100-4K+は金具を使用して天井吊りでレンズシフトやズームなどを用いて調整を行いながら設置して頂く形が基本(もちろん置き設置でも大丈夫です)となります。
ズームレンズやレンズシフトなど、基本接地システムが変わった事で設置性能は格段に向上します。

まず固定焦点のX10-4Kに対し、X100-4K+は1.2倍の光学ズームが入りました。

これで投射距離の長さと調整幅が変わります。

各サイズの投射距離は以下の通りとなります。

60インチ:約1.59m~1.91m(X10-4K:1.06m)
80インチ:約2.12m~2.55m(X10-4K:1.41m)
100インチ:約2.65m~3.18m(X10-4K:1.77m)
120インチ:約3.18m~3.82m(X10-4K:2.2m)

※:X10-4Kは投射距離固定となります。

と、先程ご要望として頂いていた「X10で100インチ、3mで!」などの御希望や120インチ3.6から3.7mという距離は所謂「通常投射型のプロジェクター」の最短投射距離ともおおむね一致し、これらの機材更新に適した機材になります。
なお、フォーカスについては自動ではありませんが電子フォーカスを装備しており、調整が可能です。

また、天井から下げる場合、位置調整にはレンズシフトや本体傾斜が必要になりますが、こちらもレンズシフトは水平(H):+/-25% / 垂直(V):+ 60%の量でシフトが可能であり、X10-4Kの様な自動ではありませんが垂直台形補正もプラスマイナス40°で適用する事が可能です。

「でも、投射距離が延びるんだからX10-4Kより画面は暗くなるよね?」

その通りですが、実はその点もちゃんと考えています。
X100-4K+は本体の投射ルーメン数を増しています。

性能を確認すると、X10-4Kが明るさ2400lmであることに対してX100-4K+は2900lmと500lm程光量が増加されております。

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これはEPSONのEH-TW7000と同等の明るさになりますので、通常投射でも明るさの点でも概ね問題はないかと思います。

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またレンズを搭載した故のアイリス(絞り)を搭載されており、アイリスを利用したダイナミックコントラスト比が 4000000:1となっております。
実は海外モデルのX100-4Kは3,000,000:1となっており、ここが「+」(プラス)の記号が付いている所以となります。

あ、あとこの機種、実はレンズシャッターもついています。

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さて、ここまで来ると気になるのは実際の画面ですが、こんな感じです。Dsc_2868_2

Dsc_2865

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X10-4Kと一番差が出たのは、実は最初のメニュー画面です。

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かなりはっきりした画面なのですが、X10-4Kより明らかにフォーカスが一回り良くなっています。

また、明るさが増したせいか茶系の部分と文字の白で明らかに差が出ていました。

正直な所、同じメニューになってここまで印象が違うとは思いませんでしたし、光学系の部分はストレートに差が出てしまうな、と言うのが率直な印象です。

このように光学系の性能がかなり上がったX100-4K+ですが、レンズ周りやアイリスの性能向上した部分以外、コアシステム面ではX10-4Kとの共通性も多く、X10-4Kの「本体のみで各種配信への対応」「ミラーリング」など、とてもご好評いただいた「便利さや使い勝手の良さ」はX100-4K+でも同じように享受できます。

なお、X100-4K+には無線LANが装備されておりませんが、日本仕様のみX10-4K同じWifiトングルが添え付けられております。Dsc_2835

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X100-4K+の場合、本体底面にWifiトングルを収める専用設置ソケットがあります。

こちらにWifiトングルを差し込んでふたを閉めると外観上はトングルの存在自体が見えなくなり、標準で内蔵されているものと変わらない見た目になります。

結果、Wifiの使い勝手はX10-4Kと同等となっています。

(2020.12.21Wifiの設置位置を訂正しています)

また、内蔵されているスピーカーは同じレベルですが明らかに音質が上がりました。

おそらく筐体の差だと思いますが、この辺りはとても好ましい部分です。

さて、色々と書かせて頂いたViewsonic X100-4K+の最終的な印象ですが、

手軽な設置性を重視したX10-4Kの基本システムをベースとして、既存のプロジェクター設置方法と同等の投射距離を持たせる事で運用の柔軟性を増し、より本格的な映像を追求した通常投射前提の上位モデル

とういう事になるかと思います。

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Lvphc7000

そしてこの機材を一番にお勧めするお客様は、いわゆる「普通の」通常投射タイププロジェクター、特に日本製DLPタイププロジェクターをご利用の皆様となります。

X10-4Kは設置が変わるからちょっと……。
レーザーの機種は高いんだよね。
配信関係もやりたいけど、機材もケーブルもいろいろと変わってしまうから……。

機材の時間が経過しており、性能的にも限界が近いこれらの機種をお持ちのお客様に対して、既存のプロジェクターをX100-4K+に機材を更新して頂くと……こんなふうに変わります。
・4K-HDR10への対応(UHD-BDへの対応はシステムとケーブル総入れ替えです)
・LEDレーザーによる30,000時間の長寿命
・既存1200から1500Lmの機材に来れば、実に2900lmの明るさ
・X10-4Kでとても好評を頂いたWifiやアプリケーション、スマートフォンなどのリンク
・有線LANやWifiの接続を用いる事でNETFLIXやAmazonPrimeのアプリを「HDMIケーブルの交換をすることなく」通信環境にもよりますが問題なく使う事が可能

これらの機能が一気に追加される事で、使用環境の「品質」を大きく向上させる事が出来ます。

また、レンズシフトやズームレンズなどを装備している事から設置の柔軟性が広く、投射距離や角度などは既存のDLP系プロジェクターに近くなっておりますので、既存機種と比較して投射距離や角度などがX100-4Kの調整範疇に収まっていれば、既存の環境や天井補強をほとんど変更する事無くプロジェクターを同じ場所に導入出来、機材導入によるシステム変更が比較的少なく済むという点も大きいかと思います。

Dsc_2854_2

Viewsonic X100-4K+の導入は単に既存の機材を入れ替えるというだけでなく、既存の機能すべてを4kクラスまで一気に進化させるための機材として最適なものになるかと思います。

さて、肝心の実機ですが12/19頃から店頭での展示を開始する予定です。
当店の場合、店舗の投射距離の関係から常設設置にはできませんので、事前にメールやFAXなどで視聴の希望やご邸宅の環境などをご相談ください。視聴の準備をさせて頂きます。

特に金具の入れ替えや天吊り工事など、設置工事が伴う部分については事前の相談が肝心ですので合わせてご連絡を。

では、ご相談をお待ちしております。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

0310apr_bana

IOS、Andoroid両対応でございます。

AppstoreAPP STORE アバック公式アプリ

GoogleplayGoogle Play アバック公式アプリ

・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

・各店舗の案内

すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

0508_online_page

お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。

Zoom
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

Telephone_oyaki

次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Fax

お手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。

2020年12月 4日 (金)

【横浜店】現状唯一の「E-Shift8K」搭載民生機 JVC DLA-V9Rの再紹介です。

横浜店 渡邉です。

Kao

更新間隔が開きましたがいつの間にか12月、2020年もあと1カ月を切っております。

ブログのプラットフォームが変わりました。

2021.1.1以降のブログはこちらのアドレスで更新させて頂きます。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

引き続きよろしくお願い致します。

では、本題です。

さて、今年は普段とはかなり違う日常が続いております。
結果としてプロジェクターや広い意味でのホームシアターにご興味を頂く皆様方も多くなっておりま
す。大きな停滞の中、新製品関係も滞っております。

そんな事もありますので、今回は敢えて「本物のホームシアター」と言える現行ハイレベル製品を振り返ってみようと思います。

今回はJVC DLA-V9Rです。

Dlav9r_prod_l

発売当初、これまでE-Shiftと呼ばれる疑似4Kを柱としてきたJVCの各製品がついにフル4K化と言う事もあり、最上位機のDLA-V9Rに至っては
「E-Shift8K?!ついに8K対応か!」
「レンズが、大きい」
見てはいけない」
など、圧倒的な絵に驚かれたお客様も多く、発売当初はまさにフィーバーと言っていい状況でした。

当時の盛り上がった状態で書かれたブログがこちらです。

【横浜店】 JVC DLA-V9R到着しました。やはりこれは……。(2019.3.4更新)

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2019/01/jvc-dla-v9r2019-f61e.html


YouTube: 【アバック公式】vol.02~JVC『DLA-V9R』最高画質のプロジェクターを見てみた!~#ホームシアターのアバック

ブログもYoutubeもまだまた拙く恥ずかしい内容なのですが、改めて内容を見る限りDLA-V9R単体の印象はあまり変わっておりません。

そして現在、発売から二年の月日が経過し、他メーカー様の機種も含め機材が揃っております。

そんなわけで、今回は改めてかつ少し冷静にJVC DLA-V9Rを取り巻く状況も含めて再紹介させて頂きます。

Dsc_2792

DLA-V9RはJVCの現行機種の中で性能的な面で実質的な最上位機種と言っていいモデルとなります。
皆様もお感じになる外観最大の特徴はレンズの大きさかと思います。

Dsc_2794

こちらの写真はDLA-V9RとDLA-V7を同時に収めた写真ですが、中央部分の作りが全く異なることがわかるかと思います。

正面から見てもご覧の通りで

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明らかに「目」が違いますが、実際にはレンズ口径だけでなく枚数も異なります。

Lenz_v9r_v7v5

DLA-V9RはそれまでのJVC各機種、そしてDLA-V5/V7が搭載している口径65mm、15群17枚のオールガラスレンズに対して、実に口径100㎜、16群18枚オールガラス・オールアルミ鏡筒レンズを搭載しています。

Lens

外観から見ても如何にも「最上位機」という佇まいでありますが、単にレンズの大きい上位機種、と言うだけではなく、DLA-V9Rのレンズがここまで違うのにはもう一つ理由があります。

Dlaz1_00

 実はDLA-V9Rは業務用機材であるDLA-VS4700と呼ばれる機種のレベルをほぼそのまま民生に持ち込んだJVCの民生機としては最上位の機種である「DLA-Z1」のレンズとほぼ同じものを入れ込んでいます。

Dlaz1_2

【HT横浜関内店】 DLA-Z1 2日間限定の展示開始しました!

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2017/01/ht-dla-z12-924a.html

DLA-Z1はDLA-VS4700と同じJVC初の0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスと、新開発のレーザー光源技術「BLU-Escent(ブルーエシェント)」を採用し、新設計された16群18枚オールガラス・オールアルミ鏡筒レンズは、大口径のレンズながらレンズシフトは上下100%、左右43%と広範囲に対応しています。

また、RGBの屈折率の違いを加味した5枚のEDレンズを搭載しており、シフト時の色収差・にじみなどを抑える機能も持っています。

Dsc_2796

これに対し、DLA-V5/V7は過去の機種であるDLA-X系のレンズをそのまま採用しております。

DLA-V9Rに比べれば光学的には1レベル下がってしまい、レンズの性能が表示能力に直結するプロジェクターとしての性能は、仮にE-Shift8Kを効かせない(純粋な4Kと言う事になります)場合でもDLAーV9Rの表示ベースである「Resolution(解像度:V9RのRに当たります。)」自体が別格の絵となります。

Dsc_2795

つまるところ、今回のDLA-Vシリーズは最初にDLA-V9Rに「DLA-Z1のレンズ」を搭載するために開発されたものであり、DLA-V5/V7などは大きさも含め、まずはDLA-V9Rありきで各モデルが作り出されていると言っても良いかと思います。

Eshift_technology

DLA-V9R最大にしてもう一つの特徴、それは先程書かせて頂いた通り民生機唯一の8K相当表示能力である「E-Shift8K」の搭載です。

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実はE-Shift8Kも業務用の機材からのフィードバックとなります。

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先程から紹介しているDLA-VS4700は新設計の0.69型ネイティブ4K「D-ILAデバイス」3枚を使用してE-Shift8Kです。サイネージやプロジェクションマッピングなど「8Kの解像度が必要な」状況に投入されます。

069

これに対し、外観はほとんど変わらないDLA-Z1と言う機種は、ほとんど同時に開発されたDLA-VS4700が「必要なので」E-Shift 8Kを入れた機種であるのに対して、発売時点は8Kの必要性がないDLA-Z1は業務用の機材をベースにし、必要な物(レンズやレンズシフトはVS4700ではオプションです)で仕上げる事で民生機のレベルを超える画質とパワーを持った本格的な機種となったわけです。

Dlav9r_first

今回のDLA-V9Rはこれら業務用の4K機、業務用の8K機、新開発の0.69型D-ILAなどベースの物があった各機種の延長線上で成り立っており、そこから「発売時点での民生機として必要、かつ4Kを超える最良である事」と「民生機としてはまだ必要でない事」を吟味した上で「民生機として最良のさらに上」を狙った機種と言う事になります。

それゆえの4K入力E-Shift8Kと言うわけです。

このことからDLA-V9RはHDMI2.0 18Gbpsの信号をプロジェクター内部で8Kにアップコンバートし、画素ずらしと言う手法を用いて7680x4360相当の解像度で映し出すことが可能となっています。

Eshift_image
色々と文言を並べましたが、ここで改めてDLA-V9Rを視聴し、レビューをし直させて頂きます。

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Spears&Munsil UHD BENCHIMARKはYoutubeではよく使わせて頂いておりますが、DLA-V9R発売当初はまだなかったアイテムです。これを使います。

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冷静に見るとまずその「情報量」に圧倒されます。

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 この山岳の遠景は「スクリーンから先が実際の景色」です。

言い方を変えれば「枠の中にも空間が続いている」と錯覚できるレベルの映像、と言うべきでしょうか。「枠」から足を入れれば入れそうな、と言う言い方もできるかと思います。

もう一つ。

Dsc_2811

この薔薇の映像も大きさは120インチなのですが、視聴位置から見れば「手を出したら触れられる」と錯覚してしまうまさに「裸眼立体」になります。

何でこんな「感覚」になるのか?

理由は単純です。

「8K相当の映像は視覚として目に入る情報量が多すぎるから」です。

既存のE-Shiftはハイビジョンの画質からシフトを掛ける前提で構成されていますが、画素の元はあくまでハイビジョンであり、これをシフトするとどうしてもぼやっとする部分が出て来ます。

既存のDLA-X系が画像の輪郭を強調する傾向が強かったのはそのような問題を解消する意味が合いもありました。

Dsc_2807

これに対し「E-Shift8K」は元画素が4Kの段階ですでに画素が小さく、これでシフトを行ってもシフト幅の不鮮明さとして出てくる部分は人間の目にはほとんど分からないレベルとなります。
さらにシフトにより8K相当となった映像にはそれぞれ処理が働き、表示された画素すべてに対してそれぞれ色相や彩度、そして階調が入ります。
結果、表示されるすべての素材の情報量が通常視聴距離の範疇(仮に120インチの場合、ハイビジョン視聴距離である画面の0.75倍で1.12m、これがドットを認識できる距離と言う前提です)を越えて視聴する事がほとんどなります。 Dsc_2812

現実的には見る方の視力と元素材にもよりますが、ほとんどの場合、E-Shift8K表示時のドット単位の大きさは、仮に100インチクラスでも人間の視力で判別できるレベル(最小分離閾)以下と言う事になります。
最小分離閾を越えると目に入る映像の情報が多くなる事で、錯覚を含めた奥行きな大量の情報を「感じて」しまいます。何か変な事のように思えるかもしれませんが、これは窓から外を見た状態と同じ「裸眼立体」と同じ状況です

Dsc_2815

また、プロジェクターには黒の表現である「黒の沈み込み」が重要なポイントですが、この点に関しても、DLA-V9Rはアイリス(絞り)を使用しないネイティブコントラストの段階ですでに1:100000と高い数字を誇っており、先程書かせて頂いた情報量の問題から考えても、過去の機種がフルハイビジョンベースのE-Shift4Kに対してフル4KのE-Shift8Kは実質的に16倍の情報量がそれぞれ「黒は黒」であり「白」に至るまでに最低でも4X4それぞれ白と黒としても16倍の情報量がある、と言う事になります。

Dsc_2804

特に8K相当の映像を4K表示し、再び8K相当にアップコンバートした場合、映像は他の機種と比べると情報量の「密度」が比較になりません。
所謂「1920X1080のフルハイビジョン」は画素数にして207.3万画素になるのに対して、E-Shift8K動作時の画素数は実質3538.9万画素となります。
DLA-V9RはあくまでE-Shiftと言う事で「ネイティブ8K」ではありませんが、現在、
業務用を含めてほとんどの8K対応のプロジェクターは8K表示には画素ずらし(シフト)を用いている状況を鑑みると、純粋に「色調表現や階調表現を突き詰めた画」として考えた場合、現時点の民生用としてこれ以上のプロジェクターはありません。

Dsc_2793

もっとも、実際にお話をお伺いすると「大きい」「レーザーじゃない」「この機種は8K入力ができない」というご指摘はありますが、DLA-Z1のレンズシステムをほぼそのまま搭載してこの大きさになりますので、レーザー光源などの差はありますが、映像のクオリティと比較した場合はむしろ小さく仕上がっており、実は本体レンズ部が出っ張った分、ほんの少しだけ投射距離も短くなっています。

レーザーは……今後は可能性がなくもないですが、価格が大変なことになるのではないかと。

Logo_bs_8k
後は8Kですが、大前提としてDLA-V9R発売時には民生用8Kのケーブルや伝送にHDMIの認証自体がなく、当時は対応のしようがない状況でした。

Sharp_8k後は映像送出側である8Kレコーダーなどの機材がHDMI2.1で現実的な物と出てこないと何とも言えませんが、現時点では基本的にテレビの表示装置と一体化したものしかありません。チューナーやレコーダーは単体で現実的な物はまだないのが実情です。

 また、現実的には世の中の大半の映像素材が4Kまでと言う状況であり、備えている分にはとてもいいのですが「8Kって実際どこまで使うか?」と考えた場合、機材はともかくおそらく2025年前後までは素材・映像の点で「?」の状態が続きます。

Dlav9r_main_visual

個人的には「現在の放送・配信システムの中で最も高いレベルを得る一機種」と言う点ではDLA-V9Rが一番上に当たるのだと思います。

Hdr発売から二年目に入り、品質的にも落ち着き、すでに2回の大型ソフトウェアアップデートが行われており「Frame Adapt HDR」や「Theater Optimizer」の搭載と言う2回の大型アップデートが行われております。時期から考えてもおそらく今年はこれ以上の変化はないと推測しております。

「本物のホームシアター」を狙われるのであれば、DLA-V9Rを是非ご検討いただきたいと思います。

今回はJVC DLA-V9Rの再紹介をしてみました。

コロナ禍の中、なかなか外出と言うのは難しいかとは思いますが、ご相談をお待ちしております。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

Computer_email

まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

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・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

・各店舗の案内

すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。

Zoom
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

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次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。