【横浜店】 JVC DLA-V9R到着しました。やはりこれは……。(2019.3.4更新)
2019.3.4更新:3月9日、10日の両日に再びDLA-V9R、V7、V5全機種が店舗でご覧いただけます。
JVC最新D-ILAプロジェクター揃い踏み DLA-V9R・V7・V5視聴フェア開催(横浜店)
https://www.avac.co.jp/contents/event/jvc201902_yokohama.html
2019.1.20追記:多数のお客様にご来訪頂きありがとうございました。ご自分のソフトをお持込になったお客様にもご納得頂き、良いご商談をさせて頂きました。お持込のDVDが綺麗に映ったのは少し驚きました……。
なお、二日間拝見させて頂いた感想を少し書かせて頂きます。
実際の運用ではCAM・フィルム問わず、4Kクラスではどの映像も程度の差異はありますが、奥行きが出る事で「実質的な裸眼立体」になりました。
通常、3Dなどの立体は「メガネを掛けて『飛び出す』形になる」というのが今までの概念ですが、DLA-V9Rは情報を出し切ること、そして優れたネイティブコントラストとそれを最大限表現出来るレンズを用いる事で、かなり奥までフォーカスが合っていることから「表示している画面そのものが、奥に引っ込んで立体を構成する」と言うのが率直な感想です。
実際の映像を見ると最初は3Dに対しての固定観念が認識を少し邪魔しますが、慣れると「違和感のない裸眼3D」はとても被写界深度の深い、奥行きのある映像になりました。個人的には「レヴェナント」がお勧めです。
2019.1.18追記:弊社のサーバーメンテナンス中もブログは読むことが可能です。
横浜店のブログは:https://blog.avac.co.jp/yokohama/となります。
横浜店、渡邉です。
本日よりスプリングセール2019が始まりました!
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では、本題です。
先程大き目の荷物が届きました。
もちろん、箱には「DLA-V9R」の文字。
到着しました。
セッテイングを開始します。今回は文面中心です。
概ね終わりました。
早速イベントで使用されたJVCデモディスクを使ってみます。
うーん。やはり「密度」や「情報量」が凄まじい……。
JVCのデモディスクはいわゆるCAM(ビデオカメラ)ベースで8Kダウンコンバート4Kの映像になります。
ディスク自体はすでにデモ用として頂いておりましたので、他のプロジェクターでも見させて頂いております。
印象としては「かなりしっかり色の出たディスクでダウンコンバートならではの解像度感が得られるディスク」という印象です。
で、DLA-V9Rですが……これは「画」の撮影方法で、良い意味で別の印象になります。
まず、CAMの場合ですが、同じ映像を見ていても「スクリーンで見ている」というより「超大型のテレビで見ている」様な印象です。これは、事情の分からない方がパッと見てもテレビと区別が付かないかもしれません。そんなレベルです。
このあたりは高いコントラストとE-Shift 8Kの威力かと思います。
特に色と色の間に生じる階調表現が他の4Kプロジェクターに比べて圧倒的に細かく、特に自然光の中では色の変化が「全く自然」であり、特に曲面を構成する画素数の多さや、明部と暗部(背景と人の輪郭、金属や織物など)の境界線情報も格段に増すことから、画面を見ているはずなのにスクリーン内は裸眼立体になります。
また、情報量自体が多いことで距離が離れても立体感は変わりません。これは、多少距離が離れていても目が処理できる情報量以上のものを持っているという事になります。
じゃ、当然「画素数の少ないフィルムの『味』はどうなんだ?」と言うお話になりますが
答えは意外に簡単に出てしまいます。
それは
「フィルムの画素数は少ないものもありますが、フィルムの粒状間だけでなく『大きな画素の中で生じる色の変化』もちゃんと表現できます」
と言う事になるかと思います。
まだ少ししか見ていませんが「グラディエーター」にしても「ファントム・スレッド」にしてもBDの「アラビアのロレンス」にしても、一つ一つの粒子は同じ色ではなく、常に動いています。
「2001年宇宙の旅」でも同じ赤の中で変化する部分があります。
この「表現力」の点で、DLA-V9Rの表現力はずば抜けています。
例え方の問題かと思いますが「フィルムカメラの画は光学的な変化と科学的な変化の両方で決まることから、画素だけでは決まらない」と言われている事と同じものだと思います。
圧倒的な情報量で表示されるフィルムの粒子感と粒子の中で変化する「色」は、疑似とは言え8Kの解像度で初めて表現できる物であり、結果として今まで見たこともない「景色」を提供できます。
これは、ファイルカメラの撮影者がファインダーの中で見た「深度」や「絞り」も含めた「ファインダーの中の景色」だけでなく、ファインダーの外にある実際の「景色」にも限りなく近いものを表現出来ているのではないかと思います。
ざっと見た中で特に端的なのは「レヴェナント」でしょうか。
自然光の中、CAMでの撮影がなされていますので粒子感はありませんが「色変化」や「深度」の情報量は膨大であり、その撮影には高い評価がなされています。
特に、チャプター2のこのシーンですが、ここではメインの被写体だけでなく、その背景に居る人にも目が行きます。
また写真を例に取ってしまいますが、静止画である写真の中では「画の中心」があって成立していますが、動画の場合、メインの被写体だけでなくその背景で動いている人もいます。
DLA-V9Rの8K-EShiftではどのシーンでもとんでもなく深いところまでピントが合うことで「認識できる画」として表現されますので、今まで目がいかなかった背景で動いている人の仕草まで目が行きます。
これらの結果はもちろんレンズの貢献が大きいのですが、レンズで画像を結ぶにしても「元の情報量」がないと話になりませんので、8K-EShiftの効果を非常に良く出していると思います。
フィルムにしても、記録されている画素が「画素の範疇で」常に変化していますので、日光が反射した瞬間の剣の煌めきや空の青さ、蝋燭で灯される灯の揺らぎなど、フィルムの画素で「表現したいもの」を極限まで出し切っています。
「ファントム・スレッド」の場合、渋い色彩の中でレストランの中、煙草でくすむ空気まで表現されるほどの情報量に圧倒されますが、逆にフィルムをデジタル処理した「デジタル臭さ」まで見えてしまいます……。
ここまでのものは今までの4Kプロジェクターでは認識できなかったことですが、カメラから見ている「景色」や実際の「景色」にはもともと存在していたわけで「今まで気が付かなかった物に気が付ける」という新しい感覚や見方が出てくることになります。
DLA-V9RはCAMの絵の精細感とフィルムカメラの「景色」の両方を現時点で最高の表現ができるプロジェクターと言えるかと思います。
もっとも、ここまで来ると個人的には仕組みそのものの問題よりカメラ的な「感性」のレベルになるような気もしていますが……。
ただ、弱点になるのかどうかですが、映像に「深み」が出るゆえにちゃんとした暗室が必要なプロジェクターです。
両日、出来るだけ遮光しておりますが、元々リビングシアターを念頭に置いた店舗になりますので、その点はご勘弁ください。
4Kプロジェクターのホームシアターは条件にもよりますが「映画館以上の画質」を表現できるに至りました。
DLA-V9Rは「映画館以上、実際の景色に限りなく近いもの」をご提供できるものです。
余りにいいものを見続けてしまうと、どうしてもいいものをお勧めしてしまいますが、この機種はその極みになります。
あえて「こいつ」と書かせて頂きます。
DLA-V7から見てもプラス100万円の差があるDLA-V9Rですが
こいつで得られる「時間」はお金に代えがたい物です。
やっぱり「見てはいけない物」なんだと思います。
機材の準備は出来ました。
いよいよ明日・明後日は「DLA-V9R再検討フェア」となります。
今回は事前のお問い合わせも特に多く、両日ともかなり込み合う事が予想されます。ご留意頂いた上、ご来訪ください。
実際の運営については、店舗の混み具合にもよりますが、当日はミニイベントのような形になるかと思います。またDLA-V9Rを優先させて頂きますので、それ以外のお問い合わせに応じずらくなることもあるかと思います。
お問い合わせは事前のご連絡等、頂ければ幸いです。
両日のご来訪をお待ちしております。
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