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2018年8月

2018年8月30日 (木)

【横浜店】 YAMAHA AVANAGE RX-A3080H 展示開始です!

横浜店 渡邉です。

Kao

本日2回目の更新となります。

IFA2018もありますので明日以降もいろいろ変わりそうです。9/1までお待ちください。

さて、つい先程ですが、ヤマハ様から格好のよい箱が届きました。

Imag7673

お待たせしました!

ヤマハAVANTAGE RX-A3080到着です!

Rxa3080_h_ YAMAHA RX-A3080

https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/av_receivers_amps/rx-a3080/index.html

5.1.4ch(フロントハイト、リアトップ)で設置・調整も完了しております。

で、早速聞いてみました。Imag7678

Imag7681

「Gratest showman」です。

Imag7683

こちらのオープニングシーンは、一番気になっていた所ですが……

Imag7682

音の輪郭はかなりシャキッとしましたし、SURROUND:AIの効果もしっかり出ています。

表現方法が難しいのですがそのままの印象では

とても正しく上下左右に音を広げている

というところでしょうか。スピーカーの幅や高さが緩やかに変わってハイトやトップ共々大きなスピーカーになったような印象です。
写真は当店のシステムですが、この場合、当たり前ですが左右の黒いスピーカーとの間、そして据え置きスピーカーとハイトスピーカーの間で音が鳴ることになります。

Imag7685
これがSURROUND:AIを入れると、ほんの少し音が柔らかくなりますが、ハイトスピーカーの効果もしっかり出ることで、スピーカー自体が連結して、音場自体が両サイドだけでなく少し前の方にも広がるような印象となります。
また、元が5.1CHの音声は、いわゆる「ハイト」として5.1.4CHしっかり働きます。タイトルに依りますが、印象としてはこちらの方が効果は大きいような気がします。

いままで5.1CHで構築されている皆様も、今回はハイトスピーカーを入れてみるとかなりレベルが上がるのではないかと思います。

これもよく使用する「バーレスク」ですが

SURROUND:AIのインジケーターを見てみると、作中の別シーンではインジケーターが前寄りです。

Imag7690

前寄りの場合は音自体も全体的に前寄りに、クリスティーナ・アギレラのボーカルはしっかりセンターから、それでいてハイトスピーカーを「ちゃんと使用した」印象が増えます。
全体的に音が広がった時には中高音の音を少し後ろにも回して言うのかなと言うぐらい、音が周囲に広がります。
これは「SURROUND:AI」を切ると音が「ストン」と前に収まりますので、差がはっきりします。
DTS-Master audioとしては本来これが正解なのかもしれませんが「楽しい」と言う点で考えた場合、この程度の差であれば、通常は入れっぱなしでもいいかな、と言う印象です。

また、SURROUND:AIの効果が大きいのはインジケーターがいわゆる「全周」となった時です。

Imag7686今回の5.1.4CHの場合、サラウンドは斜め後ろになるのですが、SURROUND:AIが動作すると真横まで音が広がったような印象そしてフロントはハイトの効果が強くなりかなり前の方まで音が広がります。どちらのスピーカーも中高音が少しずつ割り振りが増加しており、

まさに「全周」に近い音になるのは驚きました。Imag7689余談ですが、ダークナイトはそのままハイトスピーカーを追加した感じになります。SURROUND:AIは音の厚みや横への広がりが一段大きくなります。

まだ数タイトルで少しずつしか見ておりませんが、どんなタイトルでも「楽しく」見せてくれるアンプになりそうです。
展示は完了しておりますので、本日より視聴可能でございます。

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https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html

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【横浜店】 DENON AVC-X6500H/AVR-X4500H発表です。秋の陣第二弾。(2018.08.31更新)

2018.9.6更新

CEDIA2018にてAVC-X6500HとAVR-X4500Hは新しいAVサラウンドフォーマットとなる「IMAX Enhanced」に世界初対応することを発表しました。ファームウェアアップデートでの対応となり、8500/6500/4500が対象になります。

Imax_enhanced_stacked_1

まだ詳細な技術内容を見ておりませんが、技術的にはDTS:Xのファンクションを利用してIMAX署名コンテンツの認識を行う方法となり、非対応の場合はDTS:Xになる仕様です。Sony、Sony Pictures、Paramount Picturesから対応コンテンツが出てくる予定との事です。IMAXもついに家庭用に入り込んできたという印象です。

2018.8.31更新:AVC-X6500Hは9月9日にフェアを開催します!

0831_denon_bana【AVC-X6500H】スペシャルイベント・フェア開催!!

https://www.avac.co.jp/contents/3047

横浜店 渡邉です。

Kao本日、DENONより「AVC-X6500H」「AVR-X4500H」の2機種が発表になりました。

Avc6500h

Avrx4500h

DENON AVC-X6500H

https://www.denon.jp/jp/product/hometheater/avreceivers/avcx6500h

DENON AVR-X4500H

https://www.denon.jp/jp/product/hometheater/avreceivers/avrx4500h
前回のPIONEERと同じ様に基本的な構成に変化はありません。
ただ、よーく見ると……外観が変わっています。
こちらがAVR-X6400Hです。

Avrx6400h_jp_bk_fr_cl

フロントパネルが変わっています。8500Hの様なデザインになっているんです。

そしてもう一つ、6500H型番が「AVC」に変わっています。
「C」はセンター、「R」はレシーバーの意味です。ラジオチューナーが無くなっています。

Avcx6500h_back

今はインターネットラジオをお手軽に聞くことが出来ますので、無理につける必要がなくなってきているんです。逆にLANは必須と言う事になります。

このあたりも時代を感じます……。

また、6400Hからの変更点で使い勝手が変わるものがあります。
それはALLM(自動低レイテンシーモード)です。

レイテンシーと言えば仰々しいのですが、言い換えると「自動低遅延モード」と言う事になります。

この機能はHDMI 2.1から採用されており、映像だけでなく、ゲーム機などのコンテンツの種類に応じて画質とレイテンシー(反応)のどちらを優先するかを自動で切り替える機能となります。
確かXboxOneは2018年春のファームウェア対応しているはずです。なお、受像機器の方でも対応が必要になります。この点はご注意を。

他にも、後日アップデート対応であったeARCやDTS Virtual:X、AIRPLAY2にも最初から対応しています。

これって『AVR-X6400H』と『AVR-X4400H』とあまり違いがないなあ……
とお考えのお客様。

Avrx4400h_jp_bk_fr_cl

Avrx6400h_jp_bk_fr_cl_2

そのお考え、間違っていないと思います。
今回の機種は「熟成品」です。
細かい部分の調整を行い、ファームウェアで行えなかったチューニングを施した商品です。ただ、何も変化がないわけでなく、電源回路回りの細かい部分で改善点を重ねている商品です。
そうなると前の機種も……とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、AVR-X4400Hは流通上にも残っておりません。AVR-X6400Hは若干数ですが在庫がございます。

実は、最近のエントリーで

Imag7630

【横浜店】 夏休みフェアの準備、出来ました!
http://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/08/post-aa13.html
AVR-X6400Hの5ch ALL Bi-Ampもやらせて頂きましたが

実際に行ったところ、重厚感がすばらしく、オーディオユースの皆様にもお勧めする価値のある内容でした。

このフェアを行う際、6400や4400を調べましたが、このアンプの発売時に9chとか11chなんて使いようがないから!というご意見を受けて改良しており、かなり柔軟に構成の変更が出来ます。

6400Hについては下記のリンクをご参照ください。

DENON AVR-X4400H

スピーカーの構成と“アンプの割り当て”の設定

http://manuals.denon.com/AVRX4400H/JP/JA/DRDZSYhylpohod.php

DENON AVR-X6400H

スピーカーの構成と“アンプの割り当て”の設定
http://manuals.denon.com/AVRX6400H/JP/JA/DRDZSYhylpohod.php

9chの場合は5.1.2ch(Front Bi-AMP)5.1.2ch(Front B)にすることで、既存のシステムのアップグレード行うことが出来ます。
11chの場合、5.1.4CH(Front Bi-Amp)や9.1CH FrontB(2台目のフロントスピーカー)、ZONE2・ZONE3など、使い方はかなり多彩です。

この2機種は「9chの使い方」「11CHの使い方」はマルチだけではない事を示してくれます。

実際、9chではすぐに5.1.4ch、11chと言うとすぐに「7.1.4CH」を考えますが、AVR-X4500H・AVC-6500Hではそれ以外の使い方をいろいろとご提案できます。

最近はDolbyAtoms:DTS:X/Auro3Dなどの音源対応、4K放送やDolbyvison、配信、eARCなどの進歩などAVアンプは毎年色々とあります。
今回の発売は5.1や7.1からの「ホームシアター・アップグレード」をお考えいただくチャンスではないかと思います。
来週以降もいろいろと更新を予定しておりますので、よろしくお願い致します。

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2018年8月27日 (月)

【横浜店】今年こそ!「ホームシアター・アップグレード」のおすすめ

AVAC横浜店 渡邉です。

Kao

本日よりスプリングセール2019が始まりました!

0228_k_bana_03_2
https://www.avac.co.jp/contents/topics/spring2019.html
今回も買取金額アップの商品が目白押しです!

プロジェクター、スクリーン、UHD-BDプレーヤー、AVアンプは

こちら

ピュアオーディオ関係は

こちら

スピーカー・サブウーファーなどの機材は

こちら

それぞれご確認ください。

また、今回は買取アップ対象外の商品にも
春の買取査定アップキャンペーン」があります。

こちらの買取フェアはインターネットからのお申し込みのみになりますのでご注意ください。

では、本題です。

先日

【横浜店】 EPSON EH-TW8000/8000W,6000/6000W 修理・機材更新についてというブログを書かせて頂いたところ、こんなご質問を多く頂きました。

「今のシアター設備を更新したいんだけどどうすればいい?」

考えてみれば当然のご質問です。

いままで「プロジェクターの寿命」や「4Kお勧めです!」と書いてきた手前、

今のホームシアターの更新=ホームシアターのアップグレード」をどうするか。

今年は「解像度自体が変わる」という大きな変化が起こりますので、今までの小さな機材更新と言うわけにはいきません。

今回はこの問題について回答させて頂ければと考えております。

ホームシアターの機材更新は、機材状況によりかなり変わります。

今回は

4K・UHD-BDや4K-BS/CS放送、NETFLIXやひかりTV 4Kなどの4K関係にフル対応するようにアップグレードする。

と言う前提で考えさせて頂きます。

今回のアップグレードでは一番大きく変わる点は二つ。

解像度と著作権保護です。

この点から、お手持ちの機材について

変えなくてはいけない物

できれば買い替えて頂きたいもの

無理に変える必要のないもの

が見えてきます。今回はその点について書かせていただきます。

まず「無理に変える必要のないもの」ですが

これは5.1CHまたは7.1CHのスピーカー本体( 後述のDolbyATOMS、DTS:X、Auro3Dへの対応方法によって変わります。 )サブウーファー、スピーカーケーブルなどが挙げられます。これらの機材は故障しない限り、無理に変える必要はありません。

次に「できれば買い替えて頂きたいもの」ですが

これはスクリーンです。

E_info_01_img ハイビジョン用のスクリーンはそれなりにきめが細かいのですが、4K用スクリーンはさらに機め細かく、色温度の高い部分が伸びてさらに美しい色になりますので、本当は替えて頂きたい商品です。

もっとも「スクリーンは変えなくても4kが見られないことはないです。

Screen_wrinkle

ただ、特にロールスクリーンは消耗品ですので、スクリーンの皺が気になり始めたり、発色・明るさにご不満があった場合は迷わずお買い換えをお勧めします。

Dlax590rw_prod_l

また、最近のプロジェクターは1500lm以上の明るさを持っています。

いわゆるマットスクリーンと呼ばれる普通のスクリーンでも十分映像を楽しめますので以前のスクリーンがシルバーやパールだったりした場合はこれも買い替えを強くお勧めします。

E8k_ke_90

最後にサウンドスクリーンですが、現在は「8Kレベルまで対応」しているスクリーンも存在しています。こちらはきめの細かさがかなり違います。実際の絵で見てわかるレベルで差が出る状況です。サウンドスクリーンの場合は高価な商品ですが買い替えの効果はあるかと思います。

そして「変えなくてはいけないもの」ですが

Photo

それ以外の映像伝送系全部……になってしまうのですが、具体的にはプロジェクター本体、最大の問題になりそうな長尺HDMIケーブル、そして著作権保護システムに対応した新しいAVアンプと言う事になります。

まず、プロジェクター本体はほとんどの場合大きさや重さが変わります。

Epsontw8300

このことから投射距離がギリギリの場合、スクリーンサイズが変わることがあります。また、機材の重さが変わることで天井補強の関係が変わることもあります、いずれにせよ下見が必要です。

次に先程書かせて頂いた長尺HDMIケーブルですが、これも更新が必須になります。

こちらはかなりの「導入の壁」になりますので、別エントリーでご紹介します。こちらをどうぞ。

【横浜店】ホームシアター・アップグレードの「壁」:HDMIケーブルについて

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/08/avac-c092.html

もう一つ。プロジェクターの接続にコンポーネントやD端子を使用していらっしゃる皆様です。

Jvc_vxds230

プロジェクターの導入時期によっては、HDMIではなくD端子やコンポーネントでの接続をされていケースも多いかと思います。

現在の4Kプロジェクターには著作権保護の観点からD端子、S端子での接続は出来ません。

事前の配管の状況を確認し、隠蔽配管での入れ替えが出来るかどうかの確認が必要です。

最後にAVアンプですが

Avrx6400h_jp_bk_fr_cl

これもHDMIの著作権保護システムが更新されていることから、基本的には入れ替えが前提になります。特にハイビジョンの機器と4Kの機器が混在している場合、映像・音声共にアンプを通しますので、この時点で機材交換が必須になります。

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ただ、昔はアナログ出力関係が充実したDENON AVC-A1HDやPioneer SC-LX90などの名機があり、今も使用されている方も多いかと思います。

これらの設備を生かしたい場合は、4Kソースを用いた場合、映像と音声を完全に分離して、音声のみ(ハイビジョンのソースはそのままでも構いません。)アンプで処理する必要があります。のあたりは配線自体がかなり複雑になり、またいろいろと制限も出ますので、ご相談をお願いします。基本的にはセパレートタイプの機材に機材更新になるものとお考えください。

Av8805

映像送出機器に関しては、HDMI・ハイビジョンのものは、今回4K対応で更新したアンプであればほとんど問題ありません。D端子はコンポーネント変換(出力解像度に制限があります。)S端子はRCA変換で何とか対応が可能です。こちらについてもケースバイケースで対応させて頂きます。

そして、もうひとつのアップグレード、サウンドシステムです。

今回の機材更新を機に、音響システムをドルビーアトモス/DTS:Xなどへのアップグレード対応(ほとんどの機種に搭載されております。)もお考えいただけるタイミングになるかと思います。

Atomsdtsx

こちらのアップグレードも今までのシステム次第でかなり変わります。

アンプの更新はもちろんですが、スピーカー数そのものもかわりますので、スピーカーの数だけでなく、配線にも見直しが必要です。

しかし、サウンドシステムのアップグレードに有利な設置方法があります。

埋め込み・天吊りで全てシステムを組んで頂いた皆様です。

Umekomi今まで小さな子供さんが触ってしまうから床に物を置きたくないからなどの条件で、今までやむを得ず埋め込みや天吊スピーカーのみの5CHシアターにしていたお客様の場合

フロント・センター・リアに置きスピーカーを追加することで……

今までの埋め込みスピーカーをそのままDolbyAtoms/DTS:Xのトップスピーカーへ

今までの天吊りスピーカーはDolbyAtoms/DTS:X、アンプによりますがAuro3D用のハイトスピーカーへ

使用用途を変更する形で使うことが出来ます。

この「ホームシアターアップグレード」で

今までのシステムをDOLBY ATOMS/DTS:X 5.1.4chなどの立体音響に対応したホームシアターシステムにアップグレードが可能になります。

ご参考までに施工写真を加工するとこんな感じです。

埋め込みスピーカーはそのまま、床にスピーカーを追加しております。

Umekomiplus

逆のケース、今まで置き設置だった場合は、フロントとリアにハイトスピーカーを追加することで対応可能です。こちらは配線をモール処理すればこちらも極端に難しくはありません。トップスピーカーの追加はなかなか大変ですが、ハイトスピーカーでお考えいただくと意外に簡単に設置できます。

最後の手段は「イネーブルドスピーカー」です。

天井に音を反射させ、DolbyAtomsの効果を作り出します。天井や壁加工の必要がありません。

Main_2

ただ、これは吹き抜けには使えませんので、その点はご相談ください。

今までご愛用頂いたお客様には、画や音に「こうしたい!」というお考えが出て来ているかと思います。

今回の「放送の4K化」という問題は、12月のBS-4Kに備えた場合「ホームシアターアップグレード」をお考えいただくには、かなりギリギリのタイミングかと思います。

今までと違い、今年のピークは早く、そして急にやってきます。

もう9月になります。あと3カ月しかありません……。

そしてIFA2018は今週末です。プレスカンファレンスは前日から始まります。

今まで書かせて頂いた機器の調査・点検・修理、そして機材更新にはすべて人手がかかり、工事や設置工事なども関わってきます。

この流れでは、おそらく10月・11月に「お願いします!」と有り難いお話をいただいても、工事関連の日程が込み合っており12月1日に間に合わせるのはなかなか難しい状況になります。

まずは早めのご相談をお願い致します。

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【横浜店】ホームシアター・アップグレードの「壁」:HDMIケーブルについて

AVAC横浜店 渡邉です。

Kao

こちらのブログは

【横浜店】今年こそ!「ホームシアター・アップグレード」のおすすめ

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/08/post-bb18.html

からの分岐で書かせて頂いております。お手数ですが、最初にこちらをお読み下さい。

さて

「ホームシアター・アップグレード」

この質問にお答えする時、最初に問題になる部分があります。

今回は「ホームシアター・アップグレード」を行う際に発生する最初にして最大の壁、長尺HDMIについてお答えさせて頂ければと考えております。

この問題、実はなかなか難しいんです……。

今回の問題は、大前提としてなんで機材を更新するのか?と言う点がキーポイントになります。

今現在、機材更新をお考えの皆様は、12月から始まる「BS-4K/8K、CS110°-4K」そしてNETFLIXなどの配信放送、Ultra-HD Blu-Rayへの正式対応を念頭に置かれているものと思います。

Bs4k_logo

Ultra_hd_bluray_logosvg

これらの機材の導入については

【横浜店】今年こそ!「ホームシアター・アップグレード」のおすすめ

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/08/post-bb18.html

で必要な物、無理に更新しなくていいものなどを記載させて頂いております。

通常、ホームシアター・アップグレードで一番大事な部分は当然

「4Kプロジェクターへのアップグレード」

と言う事になります。プロジェクターを更新することにより、アップグレード最大の目的であるBS-4K放送への対応が可能となります。もちろんBlu-RayやDVD(8倍の拡大なのでちょっとブロックノイズが出てしまいますが。)もアップコンバートで視聴可能です。

機材の交換で現在準備されているほとんどの機能に対応できるのは大きいかと思います。

 

4k_vp2017

Jvclxuh14kuhdprojectorwhitefinish30

しかし

ただ「プロジェクターを更新すれば4K!」と言うわけにはいきません。システム更新には大きな壁が立ちはだかります。

それは

4Kになると既存のシステムではプロジェクター以外の部分で性能が不足してしまう

という問題です。

最初の「壁」は「長尺HDMIケーブル」です。

4K放送や配信は映像は当然良くなりますが、解像度が上がるという事は映像のデータ量も変わります。プロジェクターの設置では、よく「長尺HDMIケーブル」を使用しており、機材を正面に設置した場合、天井や壁面に隠蔽用の配管を通して長尺HDMIケーブルを通線して天井吊りや置き設置にさせて頂いた事例も多いかと思います。

Hdmi2av120

この「長尺HDMIケーブル」は通常金属線で構成されていることから、便宜上「メタルケーブル」「パッシブ(受動的)ケーブル」と呼ばれています。現状、ほとんどのケーブルがver1.3または1.4のケーブルを使用しています。なお、表示として「HDMI2.0」となっているケーブルもありますが、こちらについては規格とは別の問題がありますので、後述させて頂きます。

バージョンの見分け方ですが、おおむねHDMI CEC(いわゆるビエラリンク・ブラビアリンク・レグザリンクなどほかの機器をコントロールする機能やARC(オーディオ・リターン・チャンネル:テレビの音をアンプで聴く機能です。)が使用できればHDMI1.4規格を満たしていることになります。

Hdmi21_2

このケーブルは外観こそ互換性の為に変わりませんが、HDMI規格の当初から徐々にアップデートされ、現在はVersion2.1まで進化しています。

そしてHDMI1.4と2.0、そして2.1の間にはそれぞれ大きな差があります。

現在の4Kシステムが関係しているのは1.4と2.0の間になります。

実は今後の4K放送はHDMI2.0規格でないと

4Kを「ちゃんと」送信できません。

このような話になると

え?でも今までのケーブルでも『4K対応』って書いてあったよね?

という方もいらっしゃるかと思います。

元々、HDMI1.4の段階でも「4K」は設定されていました。

下の表をクリックして拡大したものをご覧ください。

Formatdataratetable※表をクリックすると大きくなります。 

当時の「4K」は3840X2160の解像度まで想定はされていました。しかし当時の想定は秒30コマ 色深度8Bit 4:4:4が最大となっています。通信速度に直すとHDMIバージョン1.4の想定最大値は4K30P 4:4:4 8bit、4K60P 4:2:0 8bitまで。理論帯域幅340 MHz/理論最大速度10.2 Gbps/になります。上の図表ではいわゆる「high-Speed」です。

難しいことを書いていますが、とりあえず数字だけ覚えておいてください。

現在、4K放送や配信、UltraHD Blu-Rayについては、基本的にHDMI2.0(UHD-BDのHDR10は2.0a、4K放送波のHLGはHDMI2.0b)規格で伝送することを念頭に置いています。

この規格の場合、想定最大値は4K60P 8bit 4:4:4 まで、理論帯域幅600 MHz/理論最大速度17.82 Gbps/Mで、上の図では「Premium」でカバーしています。よく言われている「18Gbps対応」とは、4K60P 4:4:4/RGB 8Bit 17.82Gbpsまで対応となります。

蛇足ですが、理想として「4K60P 4:4:4 12bit」が出ないと!と言うお話もありますが、実はこの解像度・色深度は、HDMI2.0の領域オーバー(24.06Gbps)の数字です。

結局、今までのHDMI1.4規格のケーブルでは伝送帯域・速度共に足りなくなっています。

なお、8Kの場合はHDMI2.1 NHK SHV8K60P 4:2:0で理論最大48.11Gbpsとなります。DSC圧縮の問題も含めるとHDMI2.0では全然足りません。

そしてもう一つ、先程の「HDMI2.0」規格ケーブルの問題点となる

長さによる「信号の減衰」という問題です。

先程「メタルケーブル」と言う言い方で電気信号をケーブルで送っていると書かせて頂きましたが、帯域幅もスピードも上がった段階で、HDMI2.0規格、いわゆる「Premium」レベルの信号の減衰が始まります。

電線の長さがおおむね10mを超えると、先程の「Premium」レベルの信号は減衰による信号劣化が始まります。

Rpchk80_2

現時点でHDMI2.0フル規格(18gbps)の信号を通すことにお墨付きの出ている「PremiumHDMI認証付きケーブル」の場合、イコライザー(増幅器)なしの最大長はPanasnic様の市販ケーブルレベルで8mです。

通常は18Gbpsを通さなければ概ね10mまでなら何とかなります。

ただ、厄介なことにこの問題は「確実に起こる」というわけではなく、ケーブルの質や4K信号のレベルによって変わってきます。これは実際に4K信号を通した段階でわかってきたことです。

具体的には通してみたらノイズが出たり、絵がうまく出なかったりと言う問題です。

先程書かせていただいた通り、この問題はケーブル伝送速度の減衰が最大の理由になりますので、フレームレートを落としたり、色深度を変更したりすることで一時的な対応が可能ですが、根本的な解消方法は、基本的に光HDMIへの更新しかありません。

実はこの光HDMI、導入にはかなり「癖」がありますので、アンプの更新を含めたシステム全体の見直しが必要になります。

ホームシアターアップグレード」の御相談を頂いた場合、私共はこの点を考えながら機材の更新の御相談をさせていただきます。

今までホームシアターをご愛用頂いたお客様は時間が経つにつれ

「こうしたい!」というお考えが出て来ているかと思います。

今回の問題はホームシアターアップグレード」を12月のBS-4K放送に間に合わせる様にお考えいただくギリギリのタイミングかと思います。

機器の点検・修理も含め、まずはご相談ください。

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2018年8月23日 (木)

【横浜店】PIONEER UDP-LX500発表! 秋の陣、開幕です。

横浜店 渡邉です。

Kaoお待たせしました。「秋の陣」開幕です!

第一弾は……

Udplx500image01
パイオニア UHD-BDプレーヤー「UDP-LX500」です!
やっとパイオニア製のUHD-BDが出ました。

Udp_lx500_front

PIONEER UDP-LX500

https://jp.pioneer-audiovisual.com/bdp/udp/udp-lx500/

先程発表された資料を拝見する限り、BDP-LX58の堅実な筐体はそのままです。
元々HDMI2.0端子を搭載しているなど4K解像度への対応も念頭に置いていた筐体であり、基本構造は大きく変わっていません。
しかし、LX58の発売後に開発された技術を盛り込んで、UHD-BDへの対応しっかり行っています。

実際、外観は同じように見えますが……
元々搭載されているフローティング構造に加え、UHD-BDドライブ高速振動を抑えるため、パイオニアのフラッグシップCDプレーやPD-70AEに採用された「ハニカムメカカバー」によるシールド構造を搭載して共振を抑制。筐体内部で発生する定在波の低減も行っています。

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BDP-LX58,88の特徴ともいえる「スーッと優雅に動くトレイ」も健在です。

筐体は元から優秀ということもあり、大きな変化はありません。
底面には1.6mm厚の鋼板シャーシと3mm厚の鋼板レイヤードシャーシを新開発。かつてないほど剛性を高めるとともに低重心化を実現。トップカバーに採用した1mm厚の鋼板は筐体内部の熱を外部に逃がす空気孔さえもすべて除去するフラットな設計とすることで、堅牢性を確保。不要な振動を極限まで徹底的に排除することで、高音質性能を堅固なシャーシ構造が支えています。

また、UHD-BD再生の為、再生基盤は一新しています。

Udp_lx500_hdmi_device
メイン基板構造はLX58/88と同じ6層IVHを採用していますが、デジタル信号配線の最適化とGNDインピーダンスの最小化を実現。映像や音声の信号処理におけるS/Nを飛躍的に向上させることで、最大18Gbpsの高速信号伝送の精度をさらに高めています。
信号に関してはHDR10とDolbyVisionに対応。現状では再生専用機器としてはこれ以上必要はないかと思います。また、4K画像では映像がより高精細化することから、今まで気付かなかったノイズへの対策が必要になります。
UDP-LX500では高画質再生のために回路上のノイズループを極小化し、低ノイズ設計を追求。高品位な信号伝送を確保することで、従来モデルを超える高画質化を実現しています。

Udp_lx500bdevice_settinh

画像調整に関してですが、この点もかなりしっかりしています。
今の所「4K」と言ってもプロジェクター、有機EL、液晶テレビなど、それぞれのディスプレイは色表現・諧調・コントラストも違います。そこで今回のUDP-LX500はそれぞれに最適な画質を実現するプリセットモード(「LCD TV」、「OLEDTV」、「プロジェクター」を搭載しており、さらにSDR用、HDR用それぞれの設定を内蔵することにより、それぞれのディスプレイを判別して自動切り替えができます。今まではテレビとプロジェクターを同じ設定で再生したり、その都度切り替えたりするという事が多かったのですが、LX500は自動で対応できることになります。
この辺は「日本のAV機器メーカー」らしく、よく考えているなと思います。

後は「」ですが、ここは変化しているようです。

Udp_lx500_analog_board
今までは「SABRE32 Ultra DAC」(ES9011S)を搭載していましたが、今回のモデルにはその表記がありません。見た目も違うように見えます。ただ、オーディオ基板は元々しっかりしておりますので、アナログ出力はかなりのレベルが期待できます。

Udp_lx500_backpanel_2


もちろん、PQLSやダイレクト出力、AVアンプ側のみ使用端子に繋いでGNDを合わせるZero Signal端子も装備しています。ご購入後はRCAケーブルをお忘れなく。

最終的なスペックですが
再生可能メディアは
UHD-BD(BDMV)、BD-ROM(BDMV、BDAV)、BD-R/RE(BDMV、BDAV)、
BD-R DL/RE DL(BDMV、BDAV)、BD-R LTH(BDMV、BDAV)、
DVDビデオ、DVDオーディオ、DVD-R/RW(ビデオモード、VRモード/CPRM対応)、
DVD-R DL(ビデオモード、VRモード/CPRM対応)、DVD+R/+RW(ビデオモード)、
DVD+R DL(ビデオモード)、AVCHDディスク,DSDディスク、音楽CD、SACD、CD-R/RW(音楽CDフォーマット)、USBメモリー
出力解像度は
480/60p、720/60p、1080/60i、1080/60p、1080/24p、4K/24P、4K/60p
周波数特性は
4 Hz~88 kHz(192 kHzサンプリング)
となります。

また、パイオニアと言えば音楽再生ですが、こちらも
再生可能データファイルは
MP3 (.mp3):~320kbps 48kHz
WMA (.wma):~192kbps, 48kHz
MPEG2 AAC (.aac):~48kHz
Vorbis OGG (.ogg):~96kHz
WAV (.wav):~192k/24bit

※(2ch/マルチチャンネル(7.1ch)(PCM コーデック)まで)
FLAC (.flac)

(2ch/マルチチャンネル(5.1ch)まで)
DSD (.dff / .dsf):2.8MHz(DSD64), 5.6MHz(DSD128)192k/24bit

※(2ch並びに5.1chマルチまで)
AIFF (.aif/.aiff):~192k/24bit、ALAC (.m4a):~192k/24bit
再生可能フォーマット
Dolby True HD、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、DTS、DTS-HD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audio、DTS96/24、DTS-ES、DSD、PCM、
AACがマルチチャンネル出力対応でWOWWOWなどの録画ディスクの事も考えているのが有り難いです。なお「Auro3D」はDTS Master Audioのファンクションで鳴らすことが出来ますので、問題はありません。

最後に動画可能ファイルですが

MP4:最大解像度3840 x 2160 まで(mp4形式)
ビデオコーデック:MPEG 2、H.264、H.265、VP9
オーディオコーデック:AAC、MP3、HE-AAC、AC-3
WMV:最大解像度 3840 x 2160 まで
ビデオコーデック:WMV9、WMV9AP(VC-1)
オーディオコーデック:WMA、MP3、LPCM、AAC、AC-3
AVI:最大解像度 3840 x 2160 まで
ビデオコーデック:MPEG 2、H.264、H.265、VP9
オーディオコーデック:MP3、AAC
3GP:最大解像度 3840 x 2160 まで
ビデオコーデック:H.263、MPEG4、H.264、H.265、VP9
オーディオコーデック:MPEG-4 AAC
FLV
ビデオコーデック:Sorenson H.263(FLV1)、 VP6(FLV4)、H.264
オーディオコーデック:MP3、AAC

H265への対応がうれしいですね。問題はどこまで再生できるか……と言うところですが。

発売は9月下旬の予定となります。
お値段は¥199,800(税込)が発表されております。

実売価格は……お問い合わせ頂ければ対応できる状態です。

本日よりお問い合わせ開始しておりますので、横浜店までご連絡頂くかFAXをお送りください。
営業日にお電話でも承ります。

お問い合わせはメール・お電話でも可能です。

メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!

https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html

お電話はこちら!

045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)

※火曜・水曜は定休日になります。

FAXの場合はこちら!

045-228-7283

(24時間受付:定休日の場合は翌営業日以降の対応) となります。

ご来訪・ご連絡をお待ちしております。

2018年8月17日 (金)

【横浜店】天吊り・壁掛けスピーカーってどうですか?

HT横浜 渡邉です。

Kao

「AVAC Inforamtion Vol.189」2019年6月上旬発刊予定となりました!

0508_bana

今回も事前申し込みを行った方のみにお届けさせて頂きます。

事前登録が必須となります。こちらからお申し込みください。

締め切りは2019年6月2日になります。お急ぎください!

では、本題です。

以前、このようなブログを書かせて頂きました。

【HT横浜関内店】 埋め込みスピーカーってどうですか?
http://blog.avac.co.jp/yokohama/2017/03/ht-ef36.html

かなりアクセスを頂いております。ありがとうございます。

しかし

埋め込みじゃなくて天吊りならどうなんですか?」
こっちの方が音がいいんですか?

新しい音響システムとの整合性は埋め込みと壁掛け・天吊りとどっちがいいんですか?

DOLBY ATOMSやDTS:Xはトップスピーカーではなく天吊り・壁掛けで実現できないんですか?

どんなスピーカーが天吊り・壁掛けできるんですか?

既築ですが天吊りは無理でも壁掛けは出来ないんですか?

いまさら天井に穴をあけるなんて無理です・・・

うちは吹き抜けだからトップスピーカーは無理。なんとかならないのか

というご質問・ご要望も増えてきました。

今回はそんなご質問に回答させて頂きます。

すいません。もっと早く書けばよかったですね・・・。

と言うわけで

「天吊りスピーカー」
「壁掛けスピーカー」

についてです。では順に。

1、「埋め込みじゃなくて天吊りならどうなんですか?」
  「こっちの方が音がいいんですか?

  にと言うご質問。

音質に関しては「埋め込みのスピーカーってどうですか?」の時に書かせて頂いた

置き設置>壁掛け設置>天吊り設置>埋め込み設置

の順でサラウンド感・没入感は変わってます。
天吊り・壁掛けスピーカーは、置き設置と同じスピーカーを設置するケースが多くありますので、音質に関しては置きスピーカーに近いレベルを維持することも可能です。

肝心な音の聞こえ方は、天吊り・壁掛け共に「ちょっと斜め上から音が降ってくる。場所が合えばむしろすごくサラウンドが効いている」と言う表現が正しいかと思います。

ただ、この後のご質問、いわゆる「イマーシブサウンド」に絡む部分は差が出てきます。

先程のイマーシブサウンドが絡んでいる次のご質問への回答です。

2、DOLBY ATOMSやDTS:Xはトップスピーカーではなく天吊り・壁掛けで実現できないんですか?

いまさら天井に穴をあけるなんて無理です・・・。

うちは吹き抜けだからトップスピーカーは無理。なんとかならないのか。    

このご質問は

新しい音響システムとの整合性は埋め込みと壁掛け・天吊りとどっちがいいんですか?

へのご質問への回答で集約できるかと思います。

最近のいわゆる「3Dオーディオ」「イマーシブサウンド」と呼ばれるDolbyATOMS、DTS:X、Auro3Dなどのシステムの場合、壁掛け・天吊り・埋め込みスピーカーをトップスピーカーとして使用することが出来ます。ただ、ここ最近少し状況が変わりつつあります。

以下ものすごく簡単に端折って仕組みを図示します。

まずドルビーアトモス・DTS:Xに関しては

簡単に言えばX軸・Y軸・Z軸で音をぶつけて空間上に音場を形成する「オブジェクト型」の音響になります。実際にはこの音場が同時にいくつも作成されています。DTS:Xの場合も基本的には同じようなシステムとなります。

Photo  ※クリックで拡大します。

このことから、特に垂直軸であるZ軸に相当するトップスピーカーは、平面として考えるX軸・Y軸とは高さに差があったほうが感覚は出ますので、一番効果的なのが垂直の埋め込み、壁掛け・天吊りはハイトスピーカー扱いになりますので、若干斜め上から音がくる形になります。

次にAuro3Dについてですが、難しい説明は省略しますが考え方としてはすべてのスピーカーがご視聴空間の方向に向かって音を指向して「Auro3Dとして調整されている音」を各チャンネルから出す「チャンネル型」のシステムとなります。

基本構成は5.1CHのベースレイヤーにハイトスピーカーのミドルレイヤー、そして天頂のトップレイヤーの3層構成となります。出る音は立体ですがXYZ軸のような考え方ではありません。各レイヤーに「スピーカーの位置」が決まる形で音場が調整されます。AVC-X8500Hなどで構成される「Auro13」の場合はトップレイヤーの構成も追加されます。

Auro3d※クリックで拡大します。

こちらは5.1Chのシステムに「違う高さの」スピーカーを加えるという考え方になりますので、基本はサラウンドは置き型、「ハイトスピーカー」は天吊り・壁掛けになります。ただ、アンプ側の調整でトップスピーカーでも対応は可能です。(セッティングとしてはハイトスピーカーになります。)

すでにサラウンドを設置している方に追加することも念頭に置いたシステムです。

ここまでが各システムの概略になりますが・・・。よく見ると共存は可能だったりします。

先程の図示で書かせて頂いた通り、オブジェクト型のシステムは先程の図示のように「X軸・Y軸・Z軸」の3軸=異なる3方向から3次元としての座標を出せればいいという事になりますので、逆に言えば効果に差は出ますが、必ずしも「トップスピーカーでなければDolbyATOMS・DTS:Xは出来ない」と言うわけではありません。

逆にチャンネル型のAuro3Dもレイヤーのルールはありますが「ハイトスピーカーは絶対にこの場所でなければできない」と言うわけではありません。また、ルール上は視聴点から30度の角度の延長線上に音源があればいいので、DolbyATOMS・DTS:XとAuro3Dの共存は、理論上は可能です。(これ以上の角度でもアンプで適時調整を行えます。)但し、アンプ上の設定としては埋め込みでも「ハイトスピーカー」の扱いになります。このあたりはAVアンプの調整能力とメーカーの推奨システム次第です。

実例としては

Avc_x8500h_jp_bk_fr_cl

DENON AVC-8500Hで7.1.6CHを行った場合

トップスピーカーの組み合わせは「トップフロント・トップミドル・トップリア」のDolbyATOMS/DTS:Xのサポートか「フロントハイト++トップミドル+リアハイト」のDolbyATOMS/DTS:X/Auro3Dサポートとなるどちらかの構成となります。なおフロントハイト+トップミドル+トップリア」の構成は出来なかったりします。

ここまでのご説明から質問頂いた各質問への回答として

「ご懸案の点はトップスピーカーの代わりに壁掛け・天吊りハイトスピーカーで代用できます。」

ということになります。が・・・この回答は一部条件があります。

それは

ベースとなるサラウンドの各スピーカーもすべて埋め込みスピーカーの場合、オブジェクト型の各軸の高さに差がなく、チャンネル型のシステムとしても各レイヤー間に差がないことから、イマーシブサウンドに関しては効果が少なくなります。

ただ、埋め込みスピーカーの例外として、Unisonic AHT525IW/AHT650IWの様にツィーターの角度を変えられるものも存在しております。

埋め込みにしても角度がつけられますので、調整できる範囲ではありますがイマーシブサウンド効果の低下を少なくすることが出来ます。

Aht525iw_d

じゃ埋め込みって良くないの?と言う話になりそうですが、埋め込みスピーカーには大きな利点もあります。

Umekomi512

埋め込みスピーカーは基本的に音源が天井にありますので、お部屋全体に音が広がる・お部屋に何もない状況が実現できるなどの点はかなりの利点になります。「その場所全体でみんなで聴きたい」と言うご希望の場合は埋め込みの方がむしろ向いているケースもあるものとお考えください。

このあたりについても

「埋め込みのスピーカーってどうですか?」

で記載させて頂いております。一緒にお読みください。

次に「どんなスピーカーが天井吊り・壁掛け出来るんですか?」というご質問です。

天井吊り・壁掛けの出来るスピーカーはいくつか種類がありますので、代表的なものをご紹介します。

1、LINN クラシックUNIK

Linn
ネットワークオーディオなどでお馴染みのLINNの製品です。構造自体ががいろいろな形の設置を念頭に置いています。このスピーカーの場合、背面に初めから金具を介して様々な設置を行う事が出来るようになっています。

Linn_2

壁掛け、天井のトップスピーカー、専用アタッチメントにオンキョー様の金具を追加して天吊りが可能です。色は白との2色になります。柔軟性を重視していますので、余り癖のない音になります。

2、Eclipce TDシリーズ

Td307mk2asv

デンソーテンが販売している「タイムドメイン理論」を用いた独特な形のスピーカーです。
比較的指向性が強く、スイートスポットはあまり広くありませんが、位置が合うとしっかりした空気感が出ます。

Td508mk3bk

もう一つの特徴として大きさが複数あり、条件がありますが、天吊りのみでもかなり本格的なシステムにすることが可能です。
本体は卵型の本体に角度調節が可能なスタンドが付いていますが・・・。

Img_4778_2_2

そしてこれをひっくり返すとそのまま天井吊りスピーカー、壁につけると壁掛けスピーカーとすることが可能です。こちらの写真はTD508MK3を3台天吊りにしたものです。TD510は壁掛け出来ませんのでご注意ください。
このスピーカーは設置方法にとても柔軟性があり便利なスピーカーです。また、サラウンド構成としてフロントは本格的な大きいもの、リアは小さいものと言うような使い分けも可能です。
色は白・黒・銀の3色。

3,Unisonic AHT40R

Aht40r400

Aht40r_2


こちらは弊社オリジナルのスピーカーです。お手軽で、それでいて必要十分な性能を持っています。天吊り・壁掛け共に別売りのアームを取り付ける必要がありますが、比較的安価に天井吊りが可能です。

4,JBL 4312M2+MTC-U1

4312m2wx
天吊りとしては重量級の商品です。典型的なJBLモニター型スピーカーです。

そしてこの商品、JBLの専用金具「MTC-U1」を使用すると天吊り・壁掛けが可能です。音に関してはもちろんかなりしっかりした音が出ます。

Jbl4312m2_mtcu1w_

そしてその存在感は「スピーカー天吊り・壁掛けしています!」とお見せするのに十分なシステムです。このスピーカー設置に関しては重量の関係から、事前ご相談が必須になります。

5,その他
このほかにも壁掛けが前提になりますが、各メーカーにも設置可能なスピーカーがございます。

DALI ALTECO C1や

Dali_alteco_c1PIEGA IP1.2

 

Ap12produkt

やDALI ZENSOR1やOPTICON1、Monitoraudio BRONZE1、ELAC BS302なども壁掛け・天吊り(こちらは弊社での施工が前提になるなど諸条件があります)使用可能です。音色を揃えたほうがいいなどお好みにもよりますが、ケースバイケースになりますのでその都度ご相談ください。

そして

既築ですが天吊りは無理でも壁掛けは出来ないんですか? 」というご質問ですが

こちらについては「基本的には簡単ではありませんが、下見の結果次第です。」と言う回答になります。

埋め込みの場合は、Cabasse EOLE3ICADなど、気を付けないといけないものもありますが、通常天井の補強はいらないケースがほとんどです。設置方法としては石膏ボードに挟み込む形を取ります。この方法の場合、基本的に「幅広い面に複数の点」で支えますので補強が要らない場合がほとんどです。

Eole3icad

この事例についてでも「埋め込みスピーカーってどうですか?」でご紹介しています。

そして天吊り・壁掛けになりますが、どちらの取付方法共、完成されたスピーカーそのものをアームを使って天井から下方向にに吊るすことになりますので、重さ自体も大きく変わります。

Eclipce_4

まず天吊りの場合、垂直方向に支えるのが台座の部分のみと言う事もあり、かなりの荷重が掛かることから設置には条件が付きます。

Td307mk2a_setup3_2

壁掛け設置の場合は、金具などの設置方法にもよりますが、荷重の掛かり方が下方向に固まりますので、設置条件は同じかむしろ厳しいものとお考えください。

最後に、天吊り・壁掛け設置の条件についてですが

建物の工法など条件によってかなり変わります。このため

新築の場合は建築部分が密接にかかわりますので、事前のご相談

既築の場合は下見の段階でそのまま設置可能か・補強等が必要かの概ねの判断をさせて頂き、工事費用のご提示から(配線方法を含みます。)工事の流れになります。

新築でインストーラーが入った場合は、別途補強方法などを指示させて頂きます。

天吊り、壁掛けは最初のご相談が早い程、事前のアドバイスで設置条件が良くなります。ご新築の場合は早めの相談を、既築・リフォームの場合は下見のご相談をお願い致します。

なお、お問い合わせはメール・お電話でも可能です。

メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!

https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html

お電話はこちら!

045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)

※水曜は定休日になります。

FAXの場合はこちら!

045-228-7283

24時間受付:定休日の場合は翌営業日以降の対応) となります。

ご来訪・ご連絡をお待ちしております。

2018年8月10日 (金)

【横浜店】 夏休みフェアの準備、出来ました!

2018.8.12更新:急遽発生したお持ち帰り商品のご案内です。

なんと

Imag7660_2Cambridge Audio CXUHD ラスト1台、お持ち帰り可能です。

どうやら諸事情により、次回入荷は無いようです……。

お急ぎください。

横浜店 渡邉です。

Kao

先にご連絡ですが……。

Top_banner_projectorcomingsoon_1_2

本日ブログ更新直前にJVCサイトに発表された「ムービー」についてですが、まだこれ以外にはまだ何とも……。何か出ることは間違いないです。


YouTube: JVC's New D-ILA Projector Teaser Movie 2018

ただ、機種として想定されること、ご購入をお考えになる事など、皆様いろいろとお考えかと思いますので

事前にお問い合わせを頂ければ情報が入り次第メール等でご連絡いたします。

新宿本店のブログにもありますが、他メーカー様もおそらくお盆以降には動きがありそうです。概ねブログでお書きになっている通りになりそうな気がします。ただ、IFA2018の発表で概略は出てくると思いますが、海外の発表と国内の発表はイコールではありませんのでその点はご注意ください。

では本題でございます。

先日のブログエントリーで予告させて頂いた

【横浜店】 夏休み企画!11CHチャンネルAVアンプで5CHフルBi-Ampフェア開催!

https://www.avac.co.jp/contents/3020

http://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/07/bi-amp-9d3b.html

の準備が終わり、DENON AVR-X6400Hを使用した5.1ch Bi-Ampの準備が整いました。

Imag7654フェア記載の通りフロントB&W 703S2、センターB&W HTM71S2、リアB&W706S2の構成です。

やり方はさほど難しくありません。
手順をご紹介。

スピーカーのプレートを外して、HF(高音域)とLF(低音域)にそれぞれスピーカーケーブルを繋ぎ

Imag7627

アンプの配線に気を付けて接続します。

Imag7628こちらがHF(高域用)の接続で

Imag7633_2 これでLF(低域用)も接続しました。

 アンプの設定を変更して「端子の接続確認」で最終確認。

Imag7630

Imag7631_2 基本的にはこれだけです。
店舗のシステムでは準備に1時間かかりませんでした。
思った以上に簡単ですが、その効果は……

Imag7642今までの音とは別物です。

元々大きな力を受け止める能力のあるスピーカーですが、さすがにBi-AMPは違いました。
まず下の膨らみについてですが、これは予想通りかなり太く・深くなりました。

Imag6617特にー20dbを越えた所から「モリモリ」と突き上げる様に音圧が増していき、高音の響きも同じように大きくなっていきます。

オーケストラではコントラバスの低音やドラムスの音が下から突き上げるように鳴り響き、きちっと分離しております。
そして高音域もかなり変わります。

Imag7644


パワーが増したことで、高音自体が大きく広がり、

ハイトスピーカーを付けているような幅と鋭さを持ち合わせるようになりました。

また、パワー感はそのままに音の分離に雑味がなくなりました。

個人的には一番危惧していたのがDolbyATOMS音源の効果でしたが、高音も厚みが格段に増し、十分高さがあります。これも杞憂でした。

パワーもあり、高音・低音の分離もしっかりしている。
少なくとも今までの700シリーズで聴きなれていた音ではありません。

2018august_fairで……
何を鳴らしたら一番効果がわかりやすいかなと考えて
UHD-BDですが5.1CHのソフトとして「ダークナイト」や「エグゾダス」、DolbyATOMSのタイトルもこの音の厚みであればダウンミックスで十分カバーできましたので「グレイテスト・ショーマン」のミュージカルシーン、そして爆音の定番「ガルパン劇場版」なども聞いてみたのですが、今回の趣旨は「5.1CHでクオリティの高い音」を目指しておりましたので、レコーダーも含めて探していたところ、ぴったりの作品が3つありました。

まずは「ダンケルク」

Imag7647急降下爆撃はどう考えても上から来ますし、頭の上を急降下爆撃機が通り過ぎます。本当に5.1CHかな?と思う程の厚みを感じました。冒頭シーンの機関銃発砲音の鋭さにもおどろおどろしい音が加わり、迫力が違います。

Imag7649_2もっともアトモスなのであえて挙げていませんが「UHD-BD版プライベート・ライアン」の爆音もすさまじい音圧です。これは元音源の事を考えるとこれはアトモスが要らないかもしれません……。
二つ目はWOWOWのレコーディング「トップガン」です。

Imag7639

爆音、耳を劈く高音、名曲の数々、すべて揃っていました。
最初の発艦シーンだけでなく、楽曲シーンも全体の音、特にベースが格段に太く、それでいてキーボード厚みや電子音らしい鋭さはそのままになるため、同じ5.1CHでも本当に映画館の音楽です。

最後は「バーレスク」です。

Imag7645こちらも痛快でした。この作品は音の比較によく使用するのですが、特に最後のシーンはボーカルとハイハット、ドラムスがしっかり分離しており、今まで聞いていた音とは二周りぐらい音が良く回っていました。

はい。「ガールズアンドパンツァー劇場版」ですか?

Imag7652よく練られたサラウンドはさすがで、爆音・発射音、センシャラウンド、すべて鋭さ・厚みが増し、共に言う事なしですが……先に「プライベート・ライアン」を見たこともあってか、あまりにも音の分離が良くなりすぎて「作っている5.1CH」が少しわかりやすくなってしまうのは逆に難点かもしれません。

Avrx6400h_jp_bk_fr_cl

一番お手頃な11chAVアンプであるDENON AVR-X6400Hを使用して簡単に出来るBi-Ampを目指して準備をしましたが、思った以上の効果で正直なところ「予想以上」です。

お手持ちのスピーカーがバイワイヤリング対応であれば、ひと手間掛けることで実売20万円以下で「分離と厚みのレベルの違う『別の音』が楽しめる」と言う点は大きいです。

今のアンプがもう古くて4K関係の対応が出来ないとお考えのお客様

4K信号や著作権保護には対応させたい、でも見るのは過去のタイトル中心のお客様

メインはピュアオーディオだから分離と量感が欲しい。アトモスまではいらないかな……

というお客様にもかなり合うのではないかと思います。

なにより今回は理屈抜きで「5.1CHで聞いていて楽しい」です。やってよかったと思います。

また、DolbyATOMS/DTS:X/Auro3Dにした場合でも5.1.4CH(Front Bi-Amp)でフロント2本をしっかりと鳴らす様に繋げることもできます。この点から考えてもかなり「使い勝手のいい」アンプだと思います。

ただ「トップガン?あー見たことがないです」と言われた時には年齢を感じました。いやはや。

F14
F-14はもうアメリカでは現役ではないんですよね……

来年には「Top Gun: Maverick」が公開予定なので楽しみではあるんですが。

あと、今年の11月にはなんとこの作品も4K・5.1ch化されて劇場公開します

個人的には好きな映画なのでUHD-BDになればいいなあと思います。

そしてもう一つ。

ソナス・ファベール
「Venere3.0」と「Venere Signiture」
も到着しました。

Imag7636_2今回は二機種とも木目のものをご用意頂きました。

Imag7646

Imag7638今、ヤッシャ・ハイフェッツを聞いていますが、相変わらず柔らかい音色で優雅に鳴ってくれます。特に「Venere Signiture」の量感には毎回感心します。
こちらはLuxmanのシステムに繋いでおります。

ご試聴希望のお客様の時間は対象のお客様を最優先させて頂きますが、それ以外の時間は視聴可能です。音源はCD、SACD、FLACなどをご用意頂ければ視聴可能な状況にしております。
音源をご用意の上、ご来訪ください。

なお、プロジェクターについてはVPL-VW745、DLA-X990R、VPL-VW245、DLA-X590R、EH-TW8300、LX-UH1、EH-TW6700、H1188をご用意しております。こちらも視聴可能です。

Yokohama_vp_tenjiここの所、台風一過で暑さが戻ってきており、温度差が堪えます。
店内はきっちり冷えておりますので、暑い中でもご来訪をお待ちしております。
お盆休みは是非足をお運びください。

お問い合わせはメール・お電話でも可能です。

メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!

https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html

お電話はこちら!

045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)

※火曜・水曜は定休日になります。

FAXの場合はこちら!

045-228-7283

(24時間受付:定休日の場合は翌営業日以降の対応) となります。

ご来訪・ご連絡をお待ちしております。