【横浜店】 埋め込みスピーカーってどうですか?(2019.3.24更新)
横浜店 渡邉です。
最初にご案内。
秋の新製品!大収穫祭2020は9月12日から開催中です!
https://www.avac.co.jp/contents/topics/autumn-sale2020.html
さて、本題です。
最近このようなご質問を多く受けます。
「埋め込みだけでシアターを組みたいのだけれど・・・。」
「下には何も置きたくないんです。スピーカーを置くと子供が倒してしまいます。」
「シアターを作りたいのですがすっきりしたいんだよね。」
関連として
「店舗にBGMを兼ねたシアターを設置したいんだけど、業務用は高いんです・・・。」
共通しているのが埋め込みなどで外に機材を見せないスピーカーシステムという事です。
今回はこのようなご質問と関連する「埋め込みスピーカー」について回答させて頂ければ考えております。
まず「埋め込みスピーカーの音質は?」と言うご質問です。
こちらに関しては
置き設置→天吊り設置→埋め込み設置
の順で音が悪くなります。正確には悪くなるというより「上から音が降ってくる」と言う表現が正しいかと思います。
埋め込みはその構造上基本的に真上から真下へ音が鳴り、視点から外れた部分から音が出てきますので、違和感を感じるケースが出てきてしまいます。
また、ドルビーアトモス・DTS:Xに関してはスピーカーの高さに差があったほうが感覚は出ますので、本来は置き設置のほうが望ましいという事になります。
もっとも「置き設置に比べれば」と言う条件ですので、逆にお部屋全体に音が広がる効果などはむしろ大きくなります。 BGMのような使い方にはむしろ向いているとお考えください。 もう一つ、最大の効果として「床に何も置かなくて済む」と言う点が大きいかと思います。
次に「簡単に設置できますか?」というご質問ですが
こちらについてはケースバイケースです。
いわゆる「埋め込み」の場合は、通常天井の補強はいらないケースがほとんどです。設置方法としては石膏ボードに挟み込む形を取ります。
下の写真はCabasse ARCHEPEL13 ICDですが
ネジ部分から出っ張っているヒンジを石膏ボードとの間に挟み込んで止める形です。
この挟み込みを複数個所で行い荷重を分散する事で、石膏ボードなどの強度の範囲で設置が可能になります。
配線については新築の場合は事前に配管を、既築家屋の場合はダウンライトや点検口などがあるかどうかで配線方法が決まります。このあたりはご相談です。
ちなみに吊りの場合は強度が一か所にかかるため補強が必要になります。
最後に「音漏れってどうなんでしょうか」と言うご質問です。
先程の写真を見てご疑問に思われる方もいるかと思います。「あれ?スピーカーの箱は?」 実は、このタイプのスピーカーは天井そのものを箱(エンクロージャーと言います。)と同じ扱いにすることから、通常は箱がありません。
もちろん、天井内に箱を作り、独立したスピーカーとして機能させることも可能です。 但し、かなり場所を取り費用も掛かります。また、初めからスピーカー自体をシールドしているスピーカーも存在しますが、こちらも高価です。(どちらかと言えば壁面埋め込み用のスピーカーです。)
もう一つ、音漏れを気にする方への方法として、完成したスピーカーを埋め込み式にしてしまう方法があります。 こちらはCabasseのEOLE3ICADやAnthonygaro MICROSEなどが存在します。
上:Cabasse EOLE3ICAD、下:Gallo Accostics MICROSE
これらのスピーカーは単体としては完成されているものに天井埋め込み用のアダプターを介することにより天井埋め込みとする方法です。
通常の埋め込みスピーカーとは違い、完成されておりますのでエンクロージャーの問題はあまり気にしなくてもいい状態となり、それでいて埋め込みと言う形になります。またその形状から多少方向が変えられます。 但し、構造の関係から若干高価であること、大きさと重さがありますので、天井の補強が必要になることがあります。
いろいろと書いてきましたが
じゃ今のお勧めは?
と言うお話になります。
私個人としては、コストパフォーマンスではUnisonic埋め込みスピーカーAHT525IW/AHT5650IWになります。
こちらはお値段お手頃、ツィーターの首振りもできますのである程度音の方向をコントロールできます。埋め込みスピーカーにもトップスピーカーにも適合可能です。AHT-525IWより650IWの方が直径が大きく、低音に幅が出ます。
(2019.3.24追記)もう一つはCabasse ARCHEPEL13 ICDです。
こちらもいわゆる普通の埋め込みスピーカーですが
これは「埋め込みと言えば丸形」と言われていた状況からすればかなり便利です。
もちろん上記2メーカー以外にもSpeakercraft、B&W、モニターオーディオ、KEF、JBLなどなど、かなりの数のメーカーがあります。
音質を重視すればCabasseのEOLE3ICADです。
こちらは同軸2Wayで完成した形となっており、このスピーカーを埋め込み形式にすることで音漏れを気にすることなく、通常の埋め込みより高いレベルの音を出す事が可能です。可動範囲もかなりありますので、埋め込みスピーカーやトップスピーカーのアップグレードにも向いています。
ただ、天井の状況により補強が必要な場合がありますが、こちらも要ご相談という事になります。
余談ですが元々Cabasseは標準状態では丸いスピーカーに磁石でくっつく台が付属しており、こちらに固定して設置を行います。
この設置台、中々強力でいかにも天吊りできそうなんですが、磁石ゆえ振動には弱く落っこちてしまいます。 このため、壁掛けまでは可能ですが、このままでは天吊りスピーカーとしては使用できません。この部分が改善されればもっといいスピーカーになるのですが・・・。
逆に言えば埋め込みで使用したり、台に乗せてブックシェルフとして使用したり、スタンドもありますので、エレガントなポールスピーカーとして使用することも可能です。この点からも応用がききますのでお勧めしやすいスピーカーです。
最後に業務用のご質問に関してですが
こちらについてはIntegraというインストール用のアンプを使用し
「ALL Chanel Stereo」(すべて同じように鳴らす方法です。)を使用することでBGMの使用だけでなく配置をそのままでシアターにもすることが可能です。費用も業務用よりは掛からないかと思います。
スピーカーの設置方法には置き設置以外にもいろいろと方法があります。御要望に応じて対応させて頂きますので、まずは一度ご相談ください。
ご来訪をお待ちしております。
さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。
その1、メール
まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。
横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介⇒スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。
横浜店 スタッフ紹介はこちらから。
モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。
IOS、Andoroid両対応でございます。
・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係
・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報
・各店舗の案内
すべてこのアプリで行えます。
その2、オンライン会議
お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。
オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。
その2、お電話・事前予約来訪
次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。
マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。
また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。
それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。
横浜店の電話番号は045-228-9881となります。
その4、FAXなど
お手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。
横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。
Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。
ご相談等、お待ちしております。