【横浜店】EPSON EH-LS500超短焦点プロジェクター設置レビューです。(2020.9.17更新)
横浜店 渡邉です。
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引き続きよろしくお願い致します。
では、本題です。
商品の発売が延び延びになっていたEH-LS500ですが、お借りする事が出来ました。
こちらは製品版の物になりますので、情報のアップデートをさせて頂きます。
EPSON EH-LS500(W)
https://www.epson.jp/products/dreamio/ehls500/
VAVAとの大きさ比較はこのような感じです。
横幅は変わらず縦が長くなっており、レンズが出っ張っております。
レンズを覗きこむとこのような感じです。
VAVAやVPL-VZ1000などレンズが引っ込んでいる超短焦点プロジェクターの場合、反射させる形で光を180近く曲げて投射していますが、EPSONの場合、業務用のゼロシフトレンズとほぼ同じもので筐体の正面に出た光を中で数回湾曲し、ほぼ180°曲げている構造がわかるかと思います。
なお、裏面はこのような感じです。
HDMIの1番、2番はARC対応です。
HDMIは3番もあるのですが、これは後程。
他にはLAN、ピンプラグのAudio Out、RS-232C、USB type:Bとなります。
さて、設置準備です。
本体正面にはカバーが掛かっていますので、開けてみます。
開けてみると左右がスピーカー、左側に操作パネル、そして右側には何もありません……ではないんです。
実はこの右側のスペース、このようにぱかっと開きます。
中にはHDMIの3番とUSB端子があります。
実はここはEH-LS500の目玉になる「Andoroid TV」ユニットを収めるスペースです。
Andoroid TV
標準で付属している付属のHDMIケーブルとUSBケーブルを接続して
先程の空いた場所にこんな風に収めます。
EH-LS500はこれでAndoroid TV化する事になります。
実際に電源を投入するとEPSONの起動文字の後に「Andoroid」の文字が表示され、
本当にAndoroidTVの電源投入と同じ画面、そしてこのホーム画面もまるっきりAndoroid TVになります。実際に操作してみるとテレビの時と操作感覚も変わりません。
上の写真はVAVA、下の写真はViewsonicそれぞれの起動画面です。
これらのタイプのプロジェクターでは単独で配信システムに対応している事は一つの特徴なのですが
正式なAndoroidを採用していないことから「Google PLAY Store」の利用は出来ず、外部のストア(Aptoideなど)からのアプリケーションダウンロードとなっていました。もちろん、Google payなどの支払を使用する事もできません。
今回の正式なAndoroid TVを搭載したEH-LS500やEF-100は、Googleアカウント紐付け可能な正式なAndoroid TVを搭載する事でGoogleのアプリをすべて使用できます。
実はこの点、使い勝手の点で非常に大きい変化になります。
画面を見て頂ければわかりますが、Youtube、NETFLIX、Amazon Prime VIDEO、HuluなどだけでなくTVerやPARAVI、TELSAなどテレビの見逃し配信、Abema、DAZN、GYAO!、U-NEXT、Niconico、MIRAIL(歌舞伎の配信などがあります)Amazonのサブスクリプションにもありますが、dアニメストア、大阪チャンネル(吉本系)も単独で動かすことができます。
また、正式なAndoroid9.0になりますので、Andoroidアプリを使用できる故にコントローラー等が必要にはなりますがゲームなども楽しめますので、結果としてEH-LS500はテレビ放送の受信とスマートフォンのミラーリング以外には何の機材も必要なくなり、Googleアカウントを紐づけて置けば、スマートフォンやタブレットで行っていたことすべてがシームレスに大画面に移行できるという事になります。
国内メーカーの安全性は品質の担保として信用がおけますし、純粋Andoroid端末による連携は実際に使用してみると分かりますが、本当に何でもできてしまいますので、いきなり目の前に広大な世界が広がります。
「簡易な大画面を映し出せるプロジェクター」の枠を超え「大画面で何でもできる大画面映像端末」
という、今までの超短焦点機材とは少し先の世界に位置したような印象です。
使い勝手はAndoroid TVと同じ、と言う事で本体のリモコンもAndoroidTV対応の物となっており、左のリモコンは本体付属のリモコンですが、ちゃんと音声入力にも対応しています。
右のリモコンはがAndoroidTVユニット用です。
実際の所、本体のリモコンだけで操作には支障がありません。
右側のリモコンはほとんど使わないかと思います。
では実際の投射です。
当店では壁面投射となりますが、今回はVAVAの前に機材を置く関係で前回より設置位置が前になります。
前になる、と言う事は画面が大きくなるという事で、壁面から映像がはみ出てしまうのですが……調整項目があります。設定の「ズーム」です。
下の画面、ズームに「ワイド」「テレ」の文字があります。
ここを使って画面自体の大きさを小さい方向に調整して行きます。
こちらの写真はテレの状態にしたものです。
台形補正も縦横が存在します。
余り無茶な設置は難しいかと思います(超短焦点は歪みが大きいので調整幅に制限があります)が、実機の設置中に調整する形になるかと思います。
また、デジタルズームを使用して画面を小さくして投射距離を稼いだ後になりますが(その分解像度は少し落ちます)表示領域を小さくした分シフト出来るデジタルシフト機能などもございます。(ちょっと大雑把ですが……)
また、お問い合わせが多いのですがシステム的には天井吊りは可能な構造であり、設定も存在します。
但し、現時点では天吊り金具がありません。
設置の高さや方向、金具の価格など不明確な部分が多いので、こちらについてはご相談です。
全体としてビジネスプロジェクターの流れを強く組んでいる事もあるのか、解像度などの優先順位を後ろに回しても明るく大きな画面を見せるというコンセプトが徹底されている、と言う印象です。
なお、位置合わせの方法は変わりません。
短焦点は基本的に投射位置が決まっていますので、方向と高さを決めて位置を合わせた後、前後にずらしてから左右の高さを調整します。
それなりに大変です……床の傾斜にご注意ください。
最終的には台形補正の縦・横それぞれで対応することになります。
実際、かなり微妙な調整になります。
一人で行おうとすると「もうちょっと」と壁と視聴ポイントを行き来することになりますので、調整はお二人以上で行う事をお勧めします。
設置完了です。
臨時設置になりますので、多少のずれはご勘弁下さい。
早速画を見てみます。
今、部屋は明るいんですが……こうなると関係無いですね。
概ねこれで100インチ相当となります。
4000lmを63cmの距離で打ち込んでいますので、完全にテレビです。
同じ場所に49インチテレビを同じ場所に置くとこうなります。
後ろの壁全部が画面になっていますので、かなり歴然としています。
なお、壁面の凸凹は……
まあそれなりに気になりますが、メートル単位で距離を開ければ気にならないです。
で、部屋を暗くすると……。
ここまで出ます。
真っ白、そして真っ黒です。
短焦点の利点をこれでもかと出している感じです。
実際の絵をもう少し載せておきます。
次は同じ画面で明るさを切り替えています。
こちらは店内の灯りがすべて点灯している状態
シーリングのみ消灯
消灯状態、ここまで来ると強烈な光になり、高輝度な液晶テレビを見ているようです。
試作機に比べ、生産機は全体的にコントラストが上がっているようです。
では、全体的な評価です。
この状況と性能で寿命が二万時間、価格が30万円レベルであることは驚くしかありません。
唯一「弱点」と言えそうなのはスピーカーがそれほどでもないという事でしょうか。
音声に物足りなさを感じた時は別スピーカーやアンプなどを用意して頂くとよいかと思います。
また、この写真は店内の明かりをすべて点けており外も明るい状態ですが、壁面には問題なく画面が映っています。
この明るさでも問題なくテレビ画面を「塗り潰してしまう」パワーはVAVAには無い魅力になります。
余談ですが、EH-LS500は日が傾いてくると壁の目が全く気にならなくなり、単に「100インチのテレビ」にしか見えなくなります。
じゃあ、VAVAどちらがいいか?と言う問題については
4000lmの光量パワーとAndoroid TVとしての機能など、ハードウェアの総合性能としてはEH-LS500の方が明らかに上です。
逆にVAVAは本体の形状や投射サイズ、レーザー減光機能など使い勝手の良い部分があります。
また先日発表されたEH-LS300ですが
EPSON EH-LS300
https://www.epson.jp/products/dreamio/ehls300/
こちらは解像度が1920X1080のハイビジョン止まりになります。
レンズの出っ張りがない、Andoroid TV機能などなど良い点もありますが、私達の目から見て価格差と性能が大きく、これは比較になりません。
どっちを買おうか?と考えた場合ですが
どちらが自分や家族の生活が変わるかと言う「生活の質」が変わる観点から考えて、少し長い目で見ても明らかに効果の大きいEH-LS500をお勧めします。
実際の接客ではそれぞれ実際の状況と子供さんがいらっしゃるかどうか(覗きこんでしまうのが気になります)をお聞きし、お一人の方、お子様がある程度大きい方、天井吊りなどを御希望の場合はEPSONをお勧めしますが、小さい子供が、と言う場合はVAVAをお勧めするかと思います。
投射面については
「ロールスクリーンは駄目」
と言う点を押さえておけば問題は無いかと思います。
逆に
「もっと画質や使い勝手を上げたい!」
と言う場合は超短焦点用スクリーンを使用します。
キクチ科学 STYLIST SPA-UT
http://www.kikuchi-screen.co.jp/brand/stylist/spaut.html
スクリーンの生地は角度で色が変わります。
……同型の生地を傾けて下から覗く様に見ると
真っ白です。
上から覗く様に見ると
真っ黒です。
実はこのスクリーン表面がプリズム状になっていて
「下からの光は反射」し「上からの光は反射しない」という特殊な特性を持ちます。
超短焦点は通常下から投射を行います。
逆に言えば上からの光は邪魔であり、厳密に言えば正面からの光も邪魔になります。
そこで超短焦点の特性である「下からの光」に合わせたスクリーンが「超短焦点用スクリーン」となる訳です。
実際に超短焦点プロジェクターと組み合わせて設置すると……こうなります。
試聴に全く問題ありません。何も言わなければ(ほとんどのお客様がお知らせするまでプロジェクターの投射と認識できませんでした)単に100インチのテレビです。
周囲に機械がなければ大きさを感じずらいかと思いますが、これで100インチです。
超短焦点用スクリーンなので、店内の明かりはほとんど関係ありません。
もう一つ。お店の外から中を覗くような形で同じものを撮っています。
右横に見える小さなスピーカーはB&W706S2になります。
サイズは横34cm、縦20cmです。小さいスピーカーではありません。
4m近く離れた外から見ても横2mオーバーの画面が見えるインパクト抜群な絵になります。
ここまで来るとお店の窓に置いてデジタル広告としても使えるかと思います。
EH-LS500などの超短焦点ではこんな発展性もございます。
ただ、スクリーンの設置は設置にはコツや工事手配などが必要です。
接地経験の豊富なアバック横浜店に是非ご相談ください。
「すぐ!」のお客様も「とりあえず」のお客様も「先々で本格的に」と言うお客様も一度横浜店まで是非お声をおかけください。
さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けてメール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。
その1、メール
まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。
横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介⇒スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。
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その2、オンライン会議
お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。
オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。
その2、お電話・事前予約来訪
次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。
マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。
また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。
それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。
横浜店の電話番号は045-228-9881となります。
その4、FAXなど
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横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。
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お会いできるのを楽しみにしております。
ご相談等、お待ちしております。