【HT横浜関内店】 ガルパン仕様シアタースピーカー、理想と現実
リンクで飛ばれた方、ガルパン劇場版の記事本編はこちらです。
【HT横浜関内店】 ガールズ&パンツァー劇場版をホームシアターで。
https://blog.avac.co.jp/yokohama/2016/05/post-06f8.html
HT横浜 渡邉です。
先日、AV WATCHに掲載されている、鳥居一豊先生の「ガルパン劇場版」の記事を読ませて頂きました。
鳥居一豊の「良作×良品」
「ガルパン劇場版」の極上の爆音を家庭で。ヤマハとソニー 6万円 AVアンプで体験
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/torii/1008520.html
「ガルパン劇場版」再び。総額15万円でAVアンプ+4.1chシステムによる高密度シアター
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/torii/1013241.html
記事の通り、映画館では爆音が発生しますが、実際のお部屋ではそこまで鳴らすことは不可能です。
また、先日当店のブログで
【HT横浜関内店】 ガールズ&パンツァー劇場版をホームシアターで。
https://blog.avac.co.jp/yokohama/2016/05/post-06f8.html
という記事を書かせて頂きましたが、設置しているものは基本的に夢のシステムであり、その趣旨は「ホームシアターって楽しいんだよ!」という啓発の意味合いの強い内容でした。 (ご用命いただければお見積り出させて頂きます!)
正直なところ鳥居先生の記事に触発された感はありますが、アバックホームシアター横浜関内店として、ガルパン劇場版を基準として、夢のシステムの落し所を考えた「理想と現実(価格上限なし)」システムをご提案したいと思います。
また同時に徹底的にコストパフォーマンス重視で考えたシステムもご提案してみます。
まずは理想のシステム構築・選定です。
まず、ガルパン劇場版は「センシャラウンド」5.1CHを基準にしていますので、システムは5.1CHを基準に考えます。
まず、前提となる点は、「夢のシステム」とは違い、あそこまでの爆音を再現することは現実的に不可能だという事です。
そこでホームシアターの店舗としては「夢のシステム」の現実的な落し所として、センシャラウンドのもう一つの特徴である「機械音」「発射音・通過音・着弾」のセンシャラウンドらしい瞬間音と空間・音幅をいかに出し、ドルビーアトモス・DTS:Xも踏まえたものとして考えます。もちろん理想を目指しておりますのでセリフも両立する方向で考えます。
このあたりからうーんと頭をひねり、理想を目指したご提案を考えます。
今回のケースの場合は、5.1.4CH B&W CMシリーズで組むサラウンドシステムをご提示させて頂きました。
2017.8.11更新:B&W CMシリーズS2は生産完了です。代替としてはフロント:モニターオーディオGOLDシリーズをお勧めします。もうちょっと高音寄りの音になります。
フロント B&W CM9S2
繊細で音の幅も広く、この価格帯のスピーカーの中では音像がはっきりしています。 また、瞬間的な高音の伸び(発射音)などにも柔軟に対応できるスピーカーです。 元々優等生的なスピーカーであり、極端な弱点がないスピーカーです。
センター B&W CMCS2
こちらもCM9と同じ、繊細さと高音の伸びを持っています。ガルパンなどは女性の声が多く、セリフには中~高音の伸びを重視する必要があります。
またアニメの音は基本的に「作った音」なので、センターの音は明確にセンターに割り振られています。このことから私個人としてはセンターなしはお勧めしません。JBLの場合は別ですが・・・。
リア B&W CM5S2+TAOC WST-C60HB
※この写真のスタンドは純正品です。
リアは置きで考えました。地面を這う戦車にはやはり下から突き上げる音のほうがいいのではないかという判断です。 これが「ストライクウィッチーズ」「マクロスΔ」のような空戦中心であれば天吊りでもいいような気がしますが、どちらかと言えばトップスピーカーを追加するほうが理想です。
トップスピーカー Unisonic AHT525IW 2本から4本
ハイトスピーカーの機能もある程度代用でき、音に厚みが出ること、劇場版などではセンシャラウンドに限らす今後「DolbyAtomos」「DTS:X」の採用が増えると考えられることなどが理由です。既設の建物にはイネーブルドスピーカー、ないしフロントハイトスピーカーで対応します。
サブウーファー FOSTEX CW250B
サブウーファーはちょっと奮発して、ウーファーの動作周波数帯幅が広く、フロント1発である程度方向を付けられることからこちらを選びました。なしでも何とかなるのですが、迫力はなくなります。またサブウーファーは爆音だけでなく静かな場面(ロボットアニメ系作品の歩く音など)にも使われますので、設置をお勧めします。
AVアンプ PIONEER SC-LX89ないし、DENON AVR-X7200WA
音のクリアさや女性ボーカルの伸びを中心に考えるのであればパイオニアの高音の伸びと艶を基準に選びます。
自然音、弦楽器の中低音をしっかり聞きたい場合は押しの強いDENONのアンプをお勧めします。
CM9と組み合わせると
パイオニア 高音が綺麗に響くChochoさん南條愛乃さんの高音やCHOCHOさんのようなクリアな声に向いた音
デノン シャウトするような息の鋭さと中音の厚みで藍井エイルさんや岸田教団&THE明星ロケッツの皆さんのようなタイプに向いた音
(完全に趣味丸出しですが、あくまでこのようなタイプの方とご認識を。)
問題は、特性が出るという点とは別に「長く聞いていて疲れないか」という点もかなり重要なことです。 今回はガルパンを中心に、万能選手基準で最上位機種で考えましたが、中音のふくらみのいいヤマハ RX-A3060や大きな癖のないONKYO TX-RZ810もお試しいただくことを強くお勧めします。
このシステムはホームシアターの観点で考えた場合、汎用性の強いほぼ理想のシステムになります。
システム合計金額はケーブル込みで・・・・110万円程・・・。高いなあ。
トップスピーカー4本を抜き、アンプのランクを1ランク抑えると大体90万円前後となります。
ただし、800シリーズで組んでいる当店のシステムを考えるとまあ・・・と言うところです。
今度は逆に徹底的に押えた場合です。
こちらは弊社のUnisonicシステムで考えます。
おおよそですがスピーカーシステム 5.1.2CHで
Unisonic
フロント AHT250F
センター AHT20C
リア AHT40R
ウーファー AHT-80S
イネーブルド ONKYO SKH-410
合計で18万円程。
アンプは・・・7万円から10万円程。
ケーブル類込みでおおよそ30万円。
センシャラウンドをガッツリ鳴らすとまではいきませんが、このスピーカーは元々初めての方向けに極端な味付けを行っておりませんので、汎用性があります。
そしてその音は液晶テレビの音とは比較になりません。
あ、これでもDolbyATOMS、DTS:Xは対応できます。
リアスピーカーはスタンドを購入いただくか、1万5千円プラスでミニトールボーイ(AHT100F)をご選択いただきます。
選定の経緯と結果はこのような形となります。
今回は「ガルパン劇場版を踏まえた現実的な夢のシステム(予算抜き)」で、その過程を含めてシステムを選んでみました。こんな形で考えております。
また、金額を徹底的に押えたバージョンも出させて頂きました。
もちろん中間をとることも可能です。 ご希望に応じてシステムを構築できますので、まずはお問い合わせください。ご希望をお聞きしながらプランを提案させて頂きます。
なお、お問い合わせはメール・お電話でも可能です。
メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!
https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html
お電話はこちら!
045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)
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