イベント

2010年4月22日 (木)

5月5日のアニメイベント満員御礼とお詫び

高田馬場のチャーハン専科「Chao一番」にはまっている渡部です。

5月5日のイベント「アニメブルーレイの究極再生に挑戦!!」ですが、早々と定員一杯になってしまいまして、急遽2部を追加しましたがそちらも一杯になってしまいました。

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3部をぜひ、という声もいただいておりますが、諸々の事情と私自身の体力がもたないので、申し訳ございませんが2部までとさせていただきました。

予想以上の反響の大きさに驚いていると同時にプレーシャーも感じております。気合を入れてセッティングとシーン選定を行っておりますのでお楽しみにscissors

また今回参加できなかった方には、大変申し訳なく思っております。近いうちに第2弾を行いたいと思いますのでよろしくお願いします。

2010年4月11日 (日)

昨日はCambridge Audioのイベントがありました。

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

昨日はCambridge Audioのイベントがありましたので簡単にレポートいたします。

今回のシステム

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まずはCambridge Audioについて

イギリス ロンドンに本拠店を置く ケンブリッジ・オーディオは、常にイギリスのHi-Fi の世界の最先端を駆け抜ける オーディオブランドです。
1968 年の創立以来、技術的・革新的にもHi-Fi 業界の時代を最も先んじており、その高い完成度の機器をリーズナブルな価格で提供し続けている、イギリス国内のみならず世界でも有数のオーディオブランドなのです。
イギリス ケンブリッジオーディオはオーディオと生活が身近になる様な製品を提供。

プリメインアンプ:Azur840A V2 Class XD 

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Cambridge Audioの最新技術である Class XD (crossover displacement) テクノロジーが搭載されており、そのClass XD テクノロジーは非常に優秀な音質を追及しています。特徴的なボリュームは抵抗可変型で回すとカチカチと音がします。

CDプレーヤー:Azur840C

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使用しているDAC はAnalog Devices(アナログデバイセズ)の 24 ビットD/A コンバーター「AD1955」このDAC は、デュアルチャンネル24 ビット384kHz までアップサンプリングし通常のCD を画期的な音質で再生します。デジタル入力は192kHz/24bit まで対応。また驚く事に、デジタル出力も192kHz/24bit まで対応可能。

PULSAR

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れでは早速聴いてみます。

トランペット:CHRIS BOTTI:CINEMA PARADISO

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一聴して非常に艶があり奥行き感が非常に豊かで耳に心地いい、ピアノ、チェロ、トランペットがバツグンな空間表現を伴って展開されます。

女性ボーカル:Jeanette Lindstrom:butterfly

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倍音が美しいピアノを背景に潤いと色気があるボーカルがセンターに定位、微妙なピアノのアタックも克明に表現していることからアンプがスピーカーをしっかりグリップしているのが分かる。

クラシック:チャイコフスキー:ピアノ協奏曲1番

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エネルギー感豊かな演奏が歯切れの良い低音と共に再現され音離れの良さが際立つ。

JAZZ:BIG BAND STAGE:A列車で行こう

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ピアノの分離感が素晴らしくまるで目の前で弾いているかのようにアンサンブルが展開。大編成の演奏が躍動している。

女性ボーカル:CANTATE DOMINO:クリスマス ソング

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豊かなホールの響きを伴い、透明感のあるボーカルが美しい。パイプオルガンの低音も十分表現され厳粛な雰囲気が漂う。

ロック:イーグルス:ホテルカルフォルニア ライブ

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何回も聴いた曲だが音の透明感にハットさせられる。ライブの熱気が伝わってくる。

クラシック:Gergiev:symphonies5

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第4楽章の壮大さは聴く者を魅了する。音の強弱も克明に表現され聴き手に迫ってくる。

女性ボーカル:Sarah McLachlan:エンジェル

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体が包まれるような包容力あるボーカルに魅了される。どこまでも澄んだせせらぎのように癒しを感じた。

商品解説をしている輸入元ナスペックの水次さん

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総評:

倍音表現が非常に美しい。潤いがありしなやかなボーカルは他の製品にはない魅力であり文句無くハイコストパフォーマンスである。

2010年4月 9日 (金)

Cambridge Audio セッティング完了!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

明日行われるCambridge Audio のセッティングがさっき完了しました。とっても滑らかで美音です。ほんと、この値段でこんな音が出るのって感じ!!よかったらイベントに遊びに来てください。

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アンプとCD

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スピーカーはPULSAR

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Azur840A V2 Class XD

2010年3月28日 (日)

「THX環境で楽しむサウンドスクリーン・シネスコ・シアター」イベント報告

最近よく、歩けないほど膝が痛くなる渡部です(本気で体重を落とさないとcoldsweats02)。

「THX環境で楽しむサウンドスクリーン・シネスコ・シアター」のイベント報告になります。

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もう3回目なのでシネスコについてあまり書くこともなくなりましたので、サウンドスクリーンを中心に書いていきたいと思います。

まずは機材の紹介から。

サウンドスクリーンの後ろに置くスピーカーは、JBL「4429」×3台です。

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まだパネルに生地を張る前の状態です。

リアは同じくJBLの「4319」で、サブウーハーはイベントの定番、富士通テンの「TD725SW」です。

特に「4319」は、「4429」との音色も合います(ピンクノイズの音がほぼ同じです)ので、この組み合わせはお奨めです。

アンプはTHX Ultra 2準拠の「AVC-A1HD」を使います。

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サラウンドモードはTHXモードではなく、スタンダードを使います。これはTHXモードの中にある「リ・イコライゼイション」が、サウンドスクリーンを透過した音をシュミレートして、高音を減衰させる為、サウンドスクリーンに使うと高音が必要以上に減衰してしまう為です。

プロジェクターは「DLA-HD950」を使い、パナモーフ社製アナモフィックレンズ「BX-AL133」を12Vトリガーで連動操作します。

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「BX-AL133」につきましては、詳しくは2月11日のブログをご参照ください。

DLA-HD950のメニュー画面で、「12Vトリガー」を「オン(Vスト)」にし

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「Vストレッチ」をオンにすると、アナモフィックレンズが電動でスライドします。

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それではイベントの中身の紹介です。

前半はDVD「THXデモディスク」を再生しながら、THXとはなんぞやという解説が入りました。

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THXについては、個人的には首を傾げるような項目もあり、すべてを肯定しようとは思いませんが、映画の再生環境を整えるために基準を決めた事は、映画業界やホームシアター業界のクオリティー向上にかなり貢献していると思います。

THXサラウンドEXなど新しいフォーマットも業界に先駆けて作ったり、映画館のTHX認定やTHX DVDソフトの発売などはその一例です。

ちなみに「THX」の名前の由来は、ジョージ・ルーカスの片腕だったトム・ホールマンの頭文字と、ルーカスのデビュー作「THX1138」からと言われています。

後半は最新ブルーレイを再生してシネスコ・サウンドスクリーンを堪能していただきました。

最初は私の好みを考慮していただいたのか、「インデペンデンス・デイ」のチャプター27のF-18とUFOのドッグファイトシーンを再生しました。

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「シューン」

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「ドドーン」

すみません、映画に入り込みすぎて、特にコメントを考えていませんでしたcoldsweats01

「X-MEN ウルヴァリン」は第2弾シネスコイベントでも再生しましたが、サウンドスクリーンになったことで、より画面と音の統一感が生まれ、画面に引き込まれていきます。

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このチャプター13の冒頭の会話シーンでも、画面内の唇の位置とセリフの定位がピッタリ合うのは気持ちいいですし、これぞ映画館という雰囲気を味わせてくれます。

サウンドスクリーンになると画質が落ちるんじゃない?と心配している方もいらっしゃると思いますが、厳密に言えばフォーカスやゲインの落ち込みはありますが、視聴していて気になる程の劣化はありません。

「ウォーリー」のチャプター21~22も第2弾で再生しましたが、画質劣化が気になった方はほとんど居なかったのではないでしょうか。

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金属のテカリ感や先鋭感もよく出てたと思います。

ここで音楽ソフト「クリス・ボッティ イン・ボストン」の「CRYIN'」を再生。ビスタ収録なので、DLA-HD950の「Vストレッチ」をオフにしてアナモフィックレンズを外します。

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サウンドスクリーンはもちろん音楽再生にもメリットがあります。ステレオからサラウンドに移行した方が、違和感として感じるのがボーカルの定位だと思います。サウンドスクリーンだと下や上ではなく真ん中にきちんと定位します。

サウンドスクリーンによる音質の劣化ですが、、私が聴いた限りではサランネットを付けた程度の高域の減衰という感じです。

最後に集大成として、最新の「スタートレック」チャプター13を再生。

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フロッキー加工のフレームで切り取られた画面、画面から飛び出してくるような4429の音、DLA-HD950の映像を、輝度を落とさず120インチシネスコに引き伸ばすアナモフィックレンズ。その相乗効果で映画の世界に自然と意識がシンクロしていきます。

締めでオーエスの新しいスクリーン生地「ウルトラビーズ・プレミアムグレー」の紹介がありました。

従来のビーズにわずかにグレーが入ってますので、完全遮光が出来ない環境でビーズは使いたいけど、黒が浮くのがいやだと思っていた方にお奨めです。

またビーズをより細かく吹き付けることによりビーズの剥落を防止し、従来より取り扱いが容易になりました。

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半分から左が「ホワイトマットアドバンス」で右が「ウルトラビーズ・プレミアムグレー」です。(写真だといまいち違いが出ませんねthink

こちらも秋葉原本店に常時設置してありますので、ご視聴いただけます。

シネスコイベント3部作も終わり、しばらくはシネスコイベントもひと段落しますが、新商品が出ればまた企画したいと思います。

2010年3月26日 (金)

明日はシネスコイベント第三弾です。

4月のフロイド・メイウェザー対シェーン・モズリー戦が楽しみな渡部です(メイウェザーが勝ってパッキャオ戦になれば言うこと無し)。

今回で3回目となるシネスコのイベント「THX環境で楽しむサウンドスクリーン・シネスコ・シアター」を明日11:00より行います。

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「カーブドシネスコ」「平面シネスコ」と来て、今回はいよいよ「サウンドスクリーンシネスコ」です。

JBLの4429を使って、THX映画館をシュミレートしたシアターを構築してみたいと思います。

まだ若干空きがありますので、ご予約の際は電話でお問い合わせください。

2010年3月19日 (金)

明日からのイベントとセールの紹介です。

クリープを粉のまま舐めるのが好きな渡部です。

明日3月20日から始まる2つのイベントとセールを紹介します。

1つ目は3月20日~22日の3日間開催します「話題の小型スピーカーが勢ぞろい!! ブックシェルフ祭り開催!」です。

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こんな感じでずらっと揃ってます。

Fostexの限定モデル「GX100GB」が緊急参戦決定しました!! Fostexさんありがとうございます。

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普通のGX100とは音も一味違います!!

つづきましてMark&Danielの「Maximus-Mini+」とKRIPTONの「KX-3P」です。

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「Maximus-Mini+」は初めて音を聴きましたが、大理石のエンクロージャーとワイドレンジなリボンツイーターによる音は、クリアーかつ高解像度で一聴の価値ありです。

Anthony Galloの「Strada」もなかなかお目にかかれません。仮想同軸型ですが、フルレンジを聴いているようなピンポイント定位です。

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その他「MM01A」「TMicro3」「シルバーRX1」「310CE」等も控えております。

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なかでもmhiの「Evidence MM01A」は、定価¥84,000(ペア)でリボンツイーター搭載、しかもバイワイヤ対応です。音もミッドレンジに力のある小粒でもパワーのある音です。

もう一つのセールは3月20日~28日まで開催する「厳選AVアクセサリー特売週間!! 自宅のAVシステムグレードUP大作戦!!」です。

ZONOTONE、TIGLON、NuForceのケーブルを、特価で多数用意しております。

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また、完了間近のオーディオクエスト、ワイヤーワールドのHDMIケーブルも超特価で用意してます。

連休を利用してシステムをちょっとグレードUPしてみてはいかがでしょうか。

どしどしご来店をお待ちしておりますconfident

2010年3月14日 (日)

「最新USB対応D/Aコンバーター比較視聴会」報告!!後編

後半も引き続き渡部が担当します。

当日はFostexの開発の方がいらっしゃてましたので、「HP-A7」「HP-A3」の解説とデモをしていただきました。

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プロ用機材を扱っているFostexは、映画のレコーディング機材にも使われているそうです。最近の「007」や「世界の中心で、愛をさけぶ」でも使われたそうです。

またUSBの最低限の規格を検証するUSBコンプライアンステスト機等の高価な機材を導入して、製品開発を行っているそうです。

さらに最近注目を集めている旭化成のDACも昔から使っており、コンデンサーもニチコンを使用するなど、純国産にもこだわっているそうです。ちなみにHP-A7で使用しているDACは「AK4392」、HP-A3は「AK4390」でともに32bitです。これを使いデジタルフィルターの演算を32bitで行っています。

デモではCDのV.S.O.P「Autumn Leaves」をSA-13S2+HP-A7で再生。

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目指すところは色付けの無い音とおっしゃってましたが、ストレートではっきりした音はまさにそのとおりの音でした。

次にUSBメモリー版のビートルズ「Get Back」のデータをPC上にコピーし、USB接続で再生しました。

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ここまで鮮度の高いビートルズは聴いたことがありません。明らかにCDの音質を上回ります。マスターテープよりも音が良いんじゃないかと思ってしまいます。いや明らかに良いでしょうnote

いよいよメインイベントのアッパーグレード比較です。

始めにESOTERICの「D-07」の視聴です。ほんとはP-05を持ってきたいところですが、ミドルグレードとの比較の意味でSA-13S2を使います。

再生するCDはiroha(彩花)というJazzボーカルの「What a Wonderful World」を使います。

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ESOTERICらしい骨格のしっかりした音は、情報量もアップしてさすがにクラスの違いを感じさせます。HP-A7と同じ旭化成AK4392を、デュアル・モノ構成で使用していますが、ストレートなHP-A7と違い官能的と言えるような響きまで感じさせ、音楽がさらに楽しくなるような気さえします。

次にミドルグレードでも使用した、PCにコピーしたHRxのRimsky Korsakovの「Dance of the Tumbers」を再生。

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ここでもクラスの違いは歴然、音の密度感、実在感、音色のリアリティー、もうCDなんて聴いている場合じゃないと思ってしまいます。

最後はAudiophile Jazz Prologueの「Barbados」の192kHz/24bitのFLACを再生。

ロスレスとはいえ、CDを超える圧倒的な情報量を堪能しました。

視聴会のトリは、PS AudioのPerfectWave SYSTEMです。

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このシステムを簡単に説明すると、CDトランスポートのPWT(PerfectWave Transport)は通常のCDプレーヤーと異なり、いったんディスクのデータを内臓メモリーにリッピングします。その際エラーが発生した場合は、再度読み込みをすることで、正確なデータを抽出します。リッピングソフトは高音質で有名な「Exact Audio Copy」を使っているそうです。リッピングされたデータは、別のディスクを入れると消去されます。

そしてD/AコンバーターのPWD(PerfectWave DAC)にHDMIケーブルを使いI²S(アイツーエス)接続することでクロックを同期し、さらに内臓メモリーからの再生なので回転体が無くなりジッターを極限まで減らします。

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またHRxディスク(176.4kHz/24bit WAVファイルのDVD-R)をPCを使わず再生できる唯一のプレーヤーです。

まずジッターレスの再生がどういうものかを比較する為に、「SA-13S2」と同じCDを再生してみます。

再生するCDは上松美香さんというハープ奏者のカーペンターズのカバー「Close to You」

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「SA-13S2」の再生は、聴き慣れたいつものCDの音ですが、「PWT+PWD」に替えたとたん、大げさではなく音の佇まいが激変しました。ジッターレス再生とはこういうものかと実感しました。言葉で説明するのは難しいですが、具体的には明瞭なのにきつくなく、静かなのに地味じゃない。音が空間に満ちている感じですがまだまだ言葉が足りません。これは聴いてもらうしかありません。

つづいてHRxのRimsky Korsakovの「Dance of the Tumbers」のディスクをそのまま再生します。

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PCからUSBで接続する場合は最大96kHz/24bitまでですが、PWTで直接ディスクを再生する場合は176.4kHz/24bitそのままで再生ができます。

その音は、いままでこんなリアルな音はSACDやDVD Audioでも聴いた事がありません。これが現在の究極の再生方法ではないでしょうか。

最後はAudacityというソフトでアナログプレーヤーの音を取り込んだGeorge Winstonの「Long Love」を再生。

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情報が間引かれる事なく、元のアナログっぽさを残した生々しい音は、アナログレコードのデジタル化としてはかなり有効だと思いました。これも一つのPCオーディオの面白さでしょう。

PerfectWave SYSTEMについて少し補足すると、LANでネットワークに接続することで、ジャケット写真やタイトル情報を入手できます。1度入手したものは本体に記録されますので、ディスクを入れるとこのように表示されます。

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またSDカードによりファームウェアの書き換えが可能で、将来的なバージョンアップにも対応します。

つい最近ネットでCDが買える便利さにハマっていましたが、時代の流れはもっと先を行ってました。これからは音楽も配信の時代になって来るでしょう。

多分私は取り残されてしまいそうですが...coldsweats01

「最新USB対応D/Aコンバーター比較視聴会」報告!!前編

子供の頃なりたかった職業は「トラック野郎」の渡部です。

昨日3月13日に行いました「最新USB対応D/Aコンバーター比較視聴会」のイベント報告をさせていただきます。

イベントの概要につきましては12日のブログをご参照ください。

司会進行は完実電気の弊社担当中谷さんです。

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今回のイベントは、秋葉原本店のPC&iPodオーディオコーナー開設を記念しまして、人気のUSB対応D/Aコンバーターを、グレード別に用意して比較視聴するという、盛りだくさんな内容です。

当日は10名を越える人数がこの狭い部屋に入っていましたので、いろんな意味でかなり熱いイベントになってしまいました。参加者の方どうもすみませんでした。

さっそくイベント本編に入っていきたいと思います。

最初はベーシックグレードとしてNuForce「ICON uDAC」とFostex「HP-A3」の比較です。

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両方ともPCからUSB接続での視聴になります。使用するUSBケーブルはフルテックの「GT2 USB」です。

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まずはCDからPCにリッピングしたUncompressed World Vol.1より「Sambienta」で聴いてみます。

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サックス?を中心に様々な楽器や効果音の入った曲ですが、「ICON uDAC」の再生は十分ピュアオーディオとしての鑑賞に堪える音です。PCオーディオ入門機としてもお奨めです。

「HP-A3」に替えると、音に力が出てきて躍動感と生々しさが感じられます。ダイナミックレンジが広がり低音の力感もアップします。

つづいてリファレンスレコーディングスのHRxのデータをPCにコピーしたドヴォルザーク「Polonaise from Rusalka」を再生。このHRxというのは176.4kHz/24bitの非圧縮WAVデータをDVD-Rに焼いたディスクです。

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現在のUSBは上限96kHz/24bitでの伝送ですのでダウンコンバートされますが、それでも未体験の高音質サウンドを聴かせてくれます。

「ICON uDAC」のUSB入力は48kHz/16bit対応ですが、それでもCDとは別次元の情報量が実感できます。密度の濃い音ですが、一つ一つの音が埋もれずに明瞭に聴こえます。十分PCオーディオの醍醐味が味わえます。

「HP-A3」に替えると、さらに密度感と明瞭度が増し、音がダイナミックになります。ちなみにUSB入力は96kHz/24bit対応です。

ミドルグレードの比較の前に、今回飛び入り参加になったtangent「NET-200」が、輸入代理店のポーカロラインさんより紹介ありました。

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この「NET-200」はインターネットラジオ/メディアプレーヤーという名称が付けられてますが、ネットワークに接続することによりインターネットラジオが聴ける他、ネットワーク内のPCやNASに保存してある音楽データを、プレイリスト化して再生できます。また前面のUSB端子(Aタイプ)にUSBメモリーを差し込んで音楽データの再生も出来ます。

iPod TouchやiPhoneのソングブックにも対応しているので、iPod Touchで操作する事も可能だそうです。

再生可能フォーマットは、Real audio,MP3,Windous media streams,OGG vorbis,AAC,WAV(16bit/44.1kH,48kHz),AIFF and AUで、48kHz/16bit処理になります。Apple Losslessは未対応になります。

イベントはミドルグレードの比較に移ります。比較するのはFostex「HP-A7」とPS Audio「DL-3」、それと飛び入り参加のCambridge Audio「Dac Magic」です。

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3台とも同軸デジタル(S/P DIF)入力がありますので、まずはCDプレーヤーからの同軸デジタル接続での比較を行います。CDプレーヤーとして使うのはMarantz「SA-13S2」です。

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まずは「SA-13S2」単体でCDのTiffanyの「Itsukino Komoriuta/Summertime」を再生。

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音のリアリティー、S/Nともに悪くないです。ボーカルに実在感があり、音が空間に綺麗に広がります。

同軸デジタルで「Dac Magic」に繋ぎD/Aコンバーターとして使ってみます。やや音がおとなしくなった感じがし、全体的に整えられた音という印象です。「SA-13S2」単体で聴いたときに、やや粗く聴こえたところが改善されて、綺麗に再生します。

「HP-A7」に替えると、ガラッと変わってエネルギッシュな音になります。ストレートで生々しく、切れのある音という印象です。この辺りは業務機を扱うFostexらしく、曖昧さと味付けの無い音です。

「DL-3」も非常に生々しい音ですが、しなやかで一番音に厚みを感じました。

同じくCDのHYPSの「蒼い風」を順番を逆に「DL-3」から聴いていきましたが、最初になかなか良いと思っていた「SA-13S2」を最後に聴いたら、音が粗く聴こえてしまいました。

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この辺りの7万~8万円クラスのD/Aコンバーターでも、音質グレードアップに導入するのも有りだと思いました。

次にPCにコピーしたHRxのRimsky Korsakovの「Dance of the Tumbers」で、USB接続の音を比較します。

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「Dac Magic」はCDの時と同傾向ですが、ソースの音質が上がった事によりCDの時よりもダイナミック感が増した感じがします。

「HP-A7」も同傾向で、ストレスやロスが無く音が出てくる感じがします。ソースの音質が上がった事がストレートに伝わります。

「DL-3」も基本的にはCDの時と同じ印象ですが、音の粒子がさらに細かくなり、音に艶が出てきました。

最後に参加者の皆さんに、挙手でどのDACが良かったか聞いてみましたが、一番支持されたのは「HP-A7」でした(ちなみに私もpaper)。

長くなってきましたので、前半はここまでにさせていただいて後半に続きます。

2010年3月12日 (金)

明日は最新USB対応D/Aコンバーター比較視聴会です!!

夢の中でシルベスター・スタローンとジョージ・クルーニーと競演した渡部です。

秋葉原本店のPC&iPodオーディオコーナー開設を記念した「USB対応D/Aコンバーター比較視聴会」を明日3月13日(土)14:00より行います。

飛び入り機材もありますので、簡単に紹介したいと思います。

スピーカーはELACのFS247SEを使います。

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CDトランスポーターにPS AudioのPWT、CDプレーヤーにMARANTZのSA13S2、プリメインアンプにKRELLのS-300iをリファレンスシステムとして使います。

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まずはベーシックグレードの2台Nu Force「ICON uDAC」とFostex「HP-A3」

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ほんとちっちゃいですこの2台は。

つづいてミドルグレードのFostex「HP-A7」とPS Audio「DL3」

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DL3の上に乗っているのが、今回飛び入り参加のCAMBRIDGE AUDIO「Dac Magic」です。

アッパーグレードはESOTERIC「D-07」とPS Audio「PWD」

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もちろんPWT+PWDのデモも行います。

最後にもう一つの飛び入り、TangentのInternet Radio/Media Player「NET-200」です。

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こう言っては身も蓋もないですが、LINNのDSみたいなものです。しかし価格は驚きの定価¥99,800(税込み)です。

インターネットラジオが聴けるだけでなく、LAN接続したPCやNASの音楽データ、さらにUSB入力端子からMP3プレーヤーの再生も出来ます。

詳しくはイベント報告で紹介します。

イベントの方はほぼ満席ですが、立ち見でよろしければご予約のうえご参加ください。

またPC&iPodコーナーも開設しましたので、そちらもよろしくお願いしますconfident

2010年2月28日 (日)

YSP5100対YSP4100イベント報告!!

日本で一番最初に花粉症になったと思っている渡部です(憂鬱な季節になってきました)。

昨日と今日の2日間開催しております「YSP5100対YSP4100徹底比較!」の簡単な報告をさせていただきます。

以前にも何度かイベントを行った両機ですが、直接対決は秋葉原本店では初めてです。また1Fのシアタールーム「メカリア」で音を出すのも初めてなので、個人的にも興味深いイベントです。

設置はこのような形で並べて設置してます。上の幅の長いほうがYSP-5100です。

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プレイヤーは贅沢にもDVD-A1UDを使い、ウーハーはNS-SW700を共用します。

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このNS-SW700、ソアヴォ1BPと同じピアノブラック塗装が美しいです。ヤマハのピアノと同じ工程で塗装された、正真正銘のピアノブラックです。

この部屋では「逆相」の方が良かったので、NS-SW700の位相を逆相にしてあります。低域の量感が出ない場合や、クロスオーバー付近の音が変に耳に付く場合は、逆相にすると良い結果が出る場合があります。

ハイカットとボリュームはこんな感じです。

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マイクによる自動音場補正もできますが、マニュアルでより細かく追い込む事も可能です。

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肝心な音のほうですが、やはり四方を囲まれた部屋で再生すると、きちんとサラウンドします。両機共に7.1chでの再生で、視聴位置の後ろのサラウンドバックの音も明確に聴こえます。

YSP-5100とYSP-4100を比較すると、横に伸びたキャビネット容量の効果で、YSP-5100の方がフロント側の音に厚みが出て、音に力がありますので説得力が有ります。

ステレオ再生では、YSP-5100はさらにツイーターが作動しますので、歴然な音質の差が生まれます。過去のYSPシリーズのステレオ再生の音質は、正直いまひとつな感がありましたが、YSP-5100の音はピュアオーディオというところまではいかないものの、十分鑑賞に堪える音になっています。

イベントは本日19時の営業終了まで行っております。

プロフィール新宿


  • アバック新宿本店
    〒160-0023
    東京都新宿区西新宿7-5-9
    ファーストリアルタワー新宿3F
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    営業時間:11:00~19:00
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