イベント

2010年5月23日 (日)

イベントキャラバンが秋葉原本店よりスタート!!<後編>

<後編>も引き続き渡部が担当します。

後半の音のデモは、プレーヤーをデノンのDVD-A1UDに変更します。

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HDMIは映像と音声を分けて出力し、それぞれEH-TW4500とDSP-Z11にダイレクトに繋ぎます。

まずはCD「我が懐かしのブエノスアイレス」を、TD712zMK2BKを2本使いステレオ再生で聴いてみます。

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堀切さんは普段このようなタンゴをよく聴かれるそうです。少数編成のアコースティックな音源は、イクリプスの最も得意とするところです。ピンポイントでそれぞれの楽器が定位し、音色がリアルです。

前モデルTD712zよりもエンクロージャーの内部容量を50%UPさせたTD712zMK2は、前モデルでやや不足感のあった低音が出るようになり、2ch再生でもあまりレンジの狭さを感じなくなりました。

サラウンドでは、BDソフト「シャーロックホームズ」を再生。

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イクリプスは、音楽再生でも打楽器やアコースティックギター等の瞬発力のあるパーカッシブな音の再現が得意ですが、格闘シーンでの打撃音などもナマナマしくてハマります。このシーンは定位の明確な効果音と、広がりのあるBGMがコントラストになってますが、その描き分けがきちんとできていました。このあたりはDSP-Z11の能力も関係してると思います。能率の高くないTD712zMK2をきちんと駆動しておりました。

最後は、いまだに売れまくっているYSP-5100をデモしましたが、皆さんかなり驚かれたと思います。

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ステレオ再生ではツイーターが働きますので、CDの再生もなかなかの本格派です。しかし本領を発揮するのはやはりサラウンド再生です。

WOWOW録画の「パンズラビリンス」では、虫のような妖精の羽音が前後左右にサラウンドしますが、かなりそれっぽく再現出来ていました。YSP-5100は、周波数の高い音の方が定位がはっきりするからか、音の移動感が明確になります。

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(写真だと真っ暗だなthink

また7.1ch収録のBDソフト「デイブレーカーズ」の冒頭、雨のシーンでの包囲感の表現も 得意みたいです。

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堀切さんによれば、YSP-5100の設定は5.1ch収録は5.1chで、7.1ch収録は7.1chで再生するのが良いそうです。

このような感じのイベントが全国回りますので、お近くにうかがった場合は、ぜひご参加ください。ホームシアターが初めての方も、既にお持ちの方も、両方楽しめる内容になっております。

4K2KプロジェクターVictor「DLA-SH7NL」が秋葉原本店にやってくる!!

こんにちは!「ご飯がススムこうちゃんのキムチ!!」にハマッている菅原です。

ついにこの日がやって来ました!
アバック秋葉原本店に念願のアイツがやって来るんです!!

4K2Kプロジェクター 「Victor DLA-SH7NL」が!!!

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破発売記念でちょっとエヴァ風にしてみました・・・。

高解像度4,096×2,400画素
高コントラスト10,000:1
高輝度5000ルーメン     
物凄いスペックです。

この怪物が秋葉原店にやって来るんです!!!!

ビクターのテクノウイングで270インチでは見た事があるのですが、お店で視聴出来るとなると、今からワクワクしてしまいます。

しかもこれを140インチで見ようというのですから、贅沢極まりないです。

今回は、4K解像度のデモではなく、ブルーレイソフトをアップスケーリングしてご視聴して頂きます。

2日間は流し込みで行ないますので、5/29・30 10:00から19:00の間のお好きなお時間にお越しください。

普段中々見れないプロジェクターですから、この機会是非お見逃しなきように!

しかもこの2日間は4K2Kイベント記念としてビクタープロジェクターを超特価でご提供します!いつか来る4K2K時代を夢に見つつ、今は現実味のあるフルハイビジョンプロジェクターを超特価でゲットしちゃいましょう!!

イベントキャラバンが秋葉原本店よりスタート!!<前編>

HDD内のi-Podの音楽データが全て消えてしまい、立ち直ることが出来ない渡部です(皆さんバックアップは必ずした方が良いですよ)。

5月22日にイベントキャラバンが秋葉原本店からスタートしました。

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このイベントキャラバンは、体験視聴会を日本全国で行います。

今までホームページや雑誌等でイベント記事を読むだけだった関東以外の方にも、アバックの体験視聴会に参加していただけます。

予告の意味も込めて、秋葉原店で行われた体験視聴会の内容を簡単に紹介します。

ナビゲーターはHiViでお馴染みの、堀切日出晴氏です。

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使用機材はプロジェクターに「EH-TW4500」を使います。

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透過型液晶プロジェクター最後の砦になってしまいましたが、その映像はエプソンの液晶プロジェクターの技術と経験の結晶ともいうべき完成度です。

5.1chシステムは、ブラックモデルが発売されたばかりの富士通テン「TD712zMK2BK」と、イベントでは不動のリファレンスサブウーハー「TD725SW」です。

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スピーカーの存在を感じさせないサラウンド再生は、イクリプスの独壇場です。

AVアンプはヤマハの「DSP-Z11」です。

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ヤマハといえばシネマDSPですが、最近のヤマハのAVアンプはダイレクトの音も凄いです。

前半は再生プレーヤーに、話題独占のパナソニックの「DMP-BDT900」を使います。

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その高画質は、堀切さんのお墨付きです。読み込みの早さもポイント高いです。

前置きが長くなりましたが、中身の紹介に入りたいと思います。

すべて紹介してしまうとネタバレになってしまいますので、印象に残ったところを掻い摘んで紹介します。

2部で最初に再生したWOWOW録画の「ブーリン家の姉妹」の高画質には驚いてしまいました。

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前に堀切さんに紹介していただいた「イースタンプロミス」も凄い映像でしたが、こちらの映像も強力です。あまりに高画質だったのでリクエストしてしまいました。

もともと高画質でしたが、HDDに録画せず直接BD-Rに録画したため、さらに強烈な高画質になったそうです。皆さんもお気に入りのタイトルを高画質で残したければ、直接BD-Rに録画することをおすすめします(凄まじい情報量と鮮度感です)。

この情報を余すことなく再現するEH-TW4500にも改めて感心させられます。色再現・階調表現とも申し分無しです。

今回のイベントでは、DMP-BDT900のポテンシャルを引き出すため、細かなマル秘テクニック?を使っています。

まずは画面設定の項目を全て「切」に設定します。

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クイックスタート等の不要な設定もすべて「切」に設定することにより、DMP-BDT900の負担が減り映像・音声のクオリティーアップになるそうです(お持ちの方はぜひお試しください)。

またHDMIの解像度設定も、音質が良い順に1080i>1080/24p>1080pとなるそうです。

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DMP-BDT900は筐体が軽く剛性もそれほど無いので、インシュレータと天板の重しもかなり効きます。

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インシュレーターは、BDドライブとHDDの下の底板に直接敷くのがコツです。重しは何でも良いです。これで音の重心が下がって、コシのある音になります。

EH-TW4500のフレーム補完のデモに使った、バンクーバーオリンピックの浅田真央さんの演技も面白かったです。

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バックの映像やトリプルアクセルの速い回転が、フレーム補完を入れると滑らかにブレが少なく見えるのが確認できます。

映画のフレーム補完のデモには、フレーム補完と相性の良いCG作品「ピクサー・ショート・フィルム」から「For The Birds」を再生。

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実写のフィルムでは違和感やエラーが発生しやすいフレーム補完ですが、CGでは動きの滑らかさがプラスの方向に働きます。

エアチェックした「王様と私」では、往年のテクニカラーを再現するためにEH-TW4500の映像調整術を紹介。

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ダンスのシーンでフレーム補完の「切」と「弱」を比較しましたが、先ほどのCG作品と違い、「弱」では若干ビデオ的な動きになるので、「切」にしてフィルム特有のジャダー(がたつき)を残した方が、映画らしさが出ます。

EH-TW4500は、赤・緑・青・シアン・マゼンダ・イエローの6軸で色調整ができますので、かなり自由な色調整が可能です。コツとしては、肌色を基準に一番目に付く「赤」から調整していきます。

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ランプを「エコ」から「ノーマル」にし、肌色調整を4か5くらいに設定し、6軸調整で赤と黄の色相と彩度を少し落としてあげることにより、テクニカラーの発色により近づけることが出来ます。このあたりの調整幅の広さと細かさは、エプソンプロジェクターの伝統です。

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再生ソフトを変えて、DVD「乱れる」で超解像とガンマの調整を紹介。

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こんなモノクロの邦画がデモに使われるところが、堀切さんならではです。

超解像の効果は、モノクロが一番分かりやすいそうです。

またこのように暗めのローキーなシーンでガンマ調整するとやりやすいと思います。

超解像を「1」にすることにより、輪郭の切れが上がり映像の先鋭感が上がりハイビジョンぽくなります。「3」だとシュートや擬似輪郭が目立ってしまうので、堀切さんは「1」と「2」が実用モードだとおっしゃってました。

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また、EH-TW4500はガンマ調整も出来ますが、こちらも黒側から調整するのが良いそうです。

暗部をやや沈め、中間から明部を適度に持ち上げラストシーンを再生。

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モノクロだと階調表現が分かりやすいので、滑らかなグラデーションが映像にリアリティーを与え、DVDというのを忘れてしまいそうな映像になります。

さらにDMP-BDT900の24pを「入」にし、EH-TW4500の4-4プルダウンを「オン」にすることにより、ジャダーを残しつつもフィルムらしい滑らな動きになります。

このようにちょっと設定を変えることにより、映像クオリティーを上げることができるのは、ホームシアターの楽しみ方のひとつです。

またしても長くなってしまったので、後半の音のほうは<後編>につづきます。

2010年5月19日 (水)

アバックイベントキャラバン!いよいよ5月22日秋葉原本店からスタート!!

お笑いでは「ジャングルポケット」が好きな渡部です。

全国各地をまわるイベントキャラバンが5月22日秋葉原本店からスタートします。

http://www.avac.co.jp/2010_caravan/akiba.html

AV評論家の堀切日出晴氏をナビゲーターに、ホームシアターの魅力を体験していただけるプログラムを用意しております。

「EH-TW4500で体験するホームシアター大画面の魅力」では、エプソンのEH-TW4500を使い大画面の魅力をご体験頂きます。

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いつものように、堀切氏ならではの映画の薀蓄や、マニアックな機材の使いこなしテクニックが聴けると思います。

「最新サラウンド動向!あなたに最適なサラウンド再生はどのタイプ?」では、ヤマハのDSP-Z11と富士通テンのTD712zMK2のブラックバージョンを使った5.1chシステムと、家電芸人でお馴染みのデジタルサラウンドプロセッサー「YSP-5100」による、最新サラウンドのデモンストレーションを行います。

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TD712zMK2BKを使った、通常のスピーカーとは一味違ったサラウンドは、一度体験してみる価値ありです。

YSP-5100のサラウンドも、今までのバーチャルサラウンドのイメージを覆すこと間違いなしです。

ホームシアターが初めての方も、既に始めている方も楽しめる内容ですので、是非ご来場お待ちしております。

もちろん会場限定特価もご用意しております。

予約制になっておりますのでこちらからご予約ください。お電話でもかまいません。

第2部の方がまだ余裕がございます。

2010年5月16日 (日)

昨日はVienna acoustics のイベントでした!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

昨日はVienna acoustics の試聴会がありましたので簡単にレポートしたいと思います。

Vienna acoustics はオーストリアのスピーカーメーカーでエンクロージャーは全てイタリア製で手造りで出来ています。フラッグシップのクリムトシリーズはオーストリアの画家の名前から由来されていて同軸のツイーターが上下左右に動く構造が大きな特徴です。

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それでは早速試聴してみます。まずはBEETHOVEN CONCERT GRANDから。

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女性ボーカル:Jacintha:Que Sera Sera

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音の響きがとても美しく、バンドネオンとハープのアンサンブルとしっとりした歌声が情感豊かに展開され耳に心地いい。

クラシック:BIEDERMEIER ENSEMBLE WIEN

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弦楽器の倍音が美しい。重低音も十分出ており朗々とした重圧な演奏を聴かせる。

JAZZ:concord jazz:cry me a river

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ウッドベースの音圧が体で感じられるぐらい凄い。テンションを伴ったピアノが聴く者を魅了する。

バイオリン:Hilary Hahn:PAGANINI SPOHR

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歯切れの良いハンのバイオリンが躍動感豊かに展開。オケの低音の瞬発力も十分出ており壮大な演奏を聴かせる。

JAZZ:HELGE LIEN TRIO:TAKE 5

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音の分離感が良く、パカーションの立ち上がりが素晴らしい。ウッドベースの厚みが演奏に重厚さを加えている。

ここでクレムトシリーズのTHE KISSにスピーカーを変更。

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男性ボーカル:AARON NEVILLE:The Dock Of The Bay

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ハスキーなボーカルが抑揚豊かに中央に定位。前より明らかにスケール感が増し音楽がより生き生きと表現される。

木管:KAZUSA MIZUTANI:テレマン:ファゴットと通奏低音のためのソナタ ホ短調第1楽章

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哀愁漂うファゴットの音色が心地よく、演奏に包まれるような浮遊感が素晴らしい。

ここでスピーカーをTHE MUSICに変更。

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演歌:石川 さゆり:津軽海峡冬景色

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まさに全てにおいて余裕を感じさせる。芯のある歌声が重圧なオケに支えられ濃厚な演奏を聴かせる。日本のスピーカーとは一味も二味も違う音である。

ギター:Tomy Emmanuel:モナリザ

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和音の響きがとても美しく、奏者が目の前で演奏しているような実体感を感じる。

JAZZ:Count Basie and His Orchestra:Warm Breeze

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部屋を揺るがす重低音に驚かされる。まるでサブウーハーが鳴っているが如く重低音が部屋一杯に広がる。サックスの吹き上がり感も抜群で熱気ある演奏に圧倒される。

クラシック:MAHLER SYMPHONY NO2

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コーラスの渦に包まれているような壮大な演奏。広がり感、奥行き感も十分であり音楽に浸る感覚を覚えた。素晴らしいの一言。

総評:

3種類とも基本はとても滑らかな美音を聴かせるがそのスケール感がグレードによって大きく変化する。躍動感も十分あり独特の世界を持つ。有り余る低音をいかにコントロールするかがセッティングのポイントになる。

商品説明に力が入る輸入元アルファメガの阿辻さん。

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2010年5月13日 (木)

Vienna acoustic THE MUSIC、THE KISSセッティング完了!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

明後日15日の試聴会のためにVienna AcousticのTHE MUSIC、THE KISSがやって来ました。その斬新な佇まいは何やら凄い音が聴けそうです。まだお席に余裕がございますのでご興味あるお客様は是非ご参加くださいませ!

システム全体

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THE MUSIC

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THE KISS

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2010年5月 7日 (金)

「アニメブルーレイの究極再生に挑戦!!」イベント報告

今年の楽しみはマニー・パッキャオ対フロイド・メイウェザーの渡部です。

「アニメブルーレイの究極再生に挑戦!!」というイベントでどんな事をやったのか紹介します。

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第二弾もやろうと思いますので、面白そうだと思った方はぜひご参加ください。

機材はプロジェクターにVPL-VW85を使い、BDZ-EX200を再生機として使用します。

アンプはTX-NA5007を使う予定でしたが、イベント30分前に突然HDMIを認識しなくなるというアクシデントが起こり、フォースを使って復旧しようと試みましたが直らず、急遽TX-NA1007に変更いたしました(楽しみにされてた方申し訳ございません)。TX-NA1007は立派に代役を務めてくれました。

かなり冷や汗をかくとともに、既にバテバテになってしまいましたshock

スピーカーは、フォーカルの800シリーズを使い、フロントハイを使った9.1chのシステムを組みました。

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TX-NA1007のサラウンドモードは、全てのデモでドルビープロロジックⅡzにし、フロントハイトスピーカーを使います。VPL-VW85のモーションエンハンサー(フレーム補完)は「弱」に設定します。

TX-NA1007にはAudysseyDSXもありますが、ややフロントハイトスピーカーが目立ちすぎる嫌いがあるので、今回はドルビープロロジックⅡzの自然なサラウンド感を選択しました。

最初に挨拶代わりに再生したのが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」チャプター33のヤシマ作戦のところです。

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ほぼTVシリーズのストーリー通りに展開する「序」ですが、作画レベルはHDクオリティーに作り直されています。第五使徒ラミエルも、ひし形からいろんな形に変化して、楽しませてくれます。

音声もドルビートゥルーHD6.1chで収録され、サラウンド感・音圧感は桁違いに進化しています。

特に綾波レイが零号機で盾になるシーンは、作画と音質がグレードアップしたおかげで、凄まじい臨場感になっておりました。

エヴァは謎解き本まで買ったほどハマりましたが、TV版・旧劇場版共に私の心は補完されませんでした(新劇場版では補完してもらえるだろうか)。ちなみにフレームは補完されておりました(しょーもなpout)。

つかみはOKということで、次は「アキラ」チャプター18の、下水道でのフライングプラットホームとの戦闘シーンです。

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192kHz/24BitのドルビートゥルーHD音声に、フロントハイトスピーカーが加わった事で、下水道内の反響音がうまく再現できていたと思います。サラウンドが効いたBGMも、効果音に埋もれず綺麗に再生されていました。

映像は究極の作画枚数ですが、ブルーレイになっても十分凄みがあります。

ここで唯一のWOWOWエアチェック「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」を使い、BDZ-EX200のCREAS 2 plusのHDリアリティーエンハンサーの中にある「アニメ・CGリマスター」の効果をデモ。

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髪の毛に見えるザラッとしたMPEG圧縮に伴うノイズが、4にすると目立たなくなります。

この「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」はWOWOWの放送の中でも、AACとしては割と高音質な方だと思います。非常に派手なサラウンドで空中戦が展開されます。

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大画面で縦横無尽に画面と音が移動する様は、ライド系のアトラクションに乗っているようで爽快です。

ストーリーはアラフォーの私にはついていけませんでしたがweep

ここで押井守監督作品を2作デモします。「うる星やつら」の頃から押井守作品は見てますが、個人的にはTVシリーズの「君去りし後」が最高傑作だと思います。

そんなことはさておき「攻殻機動隊 2.0」チャプター12です。

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2.0になり映像だけでなく、音声もドルビートゥルーHD6.1chにグレードUPしています。銃声も横から後ろから鳴り響き、幻想的なBGMもフワッと空間に広がります。

多脚戦車のガトリング銃の音も、重低音を伴って迫力が違います。

もうひとつは「イノセンス(アブソリュートエディション)」チャプター8の、食料品店のシーンです。

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DVDの頃から再三デモしてきたシーンですが、DVD⇒ブルーレイになり、さらにアブソリュートエディションのロスレス音声に進化して、まさに絶対的な音質になりました。

ドルビートゥルーHD6.1chとDTS-HD MA6.1chが収録されていますが、ここではDTS-HD MA6.1chで再生します。DTS-HDの方が音に力があります。この辺はDVDの頃のドルビーデジタルとDTSの傾向に近いものがあります(ロスレスなのにこんな差があって良いのだろうか?)。

DVDから比べると、より一つ一つの音のリアリティーが上がり、空気が動くような表現もうまく再現されています。

この2作は押井守作品だけあって、何度見ても味わいがあります。

雰囲気を変えて「劇場版カウボーイビバップ 天国の扉」チャプター35のソードフィッシュ対火星軍のドックファイトを再生。

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エウレカセブンと同じような空中戦のシーンですが、AAC音声と比べてドルビートゥルーHDのこちらの方が迫力があります。ダイナミックレンジが圧倒的に違います。菅野ようこさんの音楽もご機嫌に鳴っておりました。

伝説のアニメーター板野一郎さんの「板野サーカス」を彷彿とさせる空中戦は、かなり楽しませてもらいました。フロントハイトスピーカーも大活躍!!

個人的にはカウボーイビバップはTVシリーズの方が好みです。30分の中に凝縮されたストーリーが秀逸でした。特にビシャスの登場する回は痺れます。

続いて「エクスマキナ(海外版)」を再生。

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音声はドルビーデジタルなので、ロスレスに比べると一歩劣りますが、フルCGで描かれた映像は、フレーム補完と相性が良く、滑らかでガタつきやブレが無いアクションシーンを見せてくれます。アクション演出は、ちょっとやりすぎの感がありますがcoldsweats01

またまた雰囲気を変えて「サマーウォーズ」チャプター20を再生。

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現代のインターネットやゲームを風刺するような内容ですが、予想を覆す壮大なストーリーで楽しませてくれます。

当然作画や音声のクオリティーも高く、特にフルCGで描かれる仮想空間のOZ内部は、ハイビジョン再生環境を想定した非常に細かな描写になっています。

打撃音の音圧と細かなS.E.の描き分けに、ロスレス音声のポテンシャルを感じます。

ラストは新旧ガンダム対決をやってしまいました。

まずは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」です。

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約18分からの再生です(チャプターが大雑把過ぎcoldsweats01)。音声はなんとリニアPCM2.0chです。オリジナル音声を重視しているからかもしれませんが、AVアンプで9.1chに変換して再生しても、マルチチャンネル音声収録の物に比べると、クオリティーの差はいかんともし難いものがあります。

映像も、当時としてはレベルの高い作画でしたが、ハイビジョン環境で見ると、古さを感じてしまいます。人間の要求はドンドン贅沢になっていきます。

内容は、大好きなアムロが久々にガンダムに乗って活躍するので、結構好きです。ファーストガンダムから続くガンダムサーガも一応の完結を迎えます。

いよいよ最後は お待ちかねの「機動戦士ガンダムUC エピソード1」です。

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ストーリーは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の3年後ですが、作画と音声のクオリティーは隔絶の差があります。

4分過ぎから始まる、クシャトリア対ジェガン特務機との対決は、今までに無い操作系の細かな描写も有り、臨場感抜群です。モビルスーツ同士の戦いは、こんな感覚なのかと実感します。

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コックピットのパネルもハイビジョン解像度です。

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この作品の本当の魅力は、大画面とサラウンドで見てこそ実感できると思います。製作者サイドもかなりそれを意識しています。

こんなのを見てしまうと、シナンジュが登場するエピソード2以降に自然と期待が高まります。

こんな感じで第一弾アニメイベントは終わりましたが、アンケートでいただいた作品や内容を参考に、第二弾も近いうちに開催したいと思いますので、ご期待ください。

「エヴァンゲリヲン破」や「マクロス」なんかもやりたいなーhappy01

2010年4月29日 (木)

ゴールデンウィーク秋葉原本店はアニメフェア!!

たまにはゴールデンウィークに旅行でも行きたいなと思っている渡部です。

急ですが、本日4月29日から5月5日まで「ゴールデンウィークアニメフェア」を行っております。

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プロジェクター、ブルーレイ、AVアンプの対象商品をお買い上げのお客様に、ご希望のアニメソフトを1枚プレゼントさせていただきます。

店内デモもアニメブルーレイを再生してお待ちしております。

もちろんソフトのお持込も大歓迎です。

2010年4月25日 (日)

ATCのアンプSIA2-150はATCスピーカーにベスト!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

昨日はATCの最新アンプSIA2-150のイベントがありましたので簡単にレポートしたいと思います。

今日の主役ATC  SIA2-150 独特の顔つき

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相棒のATC SCM40

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まずはATC 一口メモ:

ATC(Acoustic Transducer Company)社はもともと技術畑のBilly Woodman氏によって1974年に創立される。そしてATCの名声を決定づけたのが75mm大口径ソフトドーム・ミッドレンジの誕生です。これは、300Hz~3KHzの帯域を驚くべき低歪率と高い音圧レベルで再生出来る画期的なユニットで今後のATCの顔になります。そして業務用のパワードスピーカーで培った技術をフルに導入して誕生したのが今回のプリメインアンプSIA2-150になります。

システム全体

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それでは早速聴いてみましょう。

男性ボーカル:BILLY JOEL:Just The Way You Are

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抜けの良いボーカルが中央にしっかり定位、タイトな低音と共にハリのある演奏が展開され一音一音の粒立ちが素晴らしい。

女性ボーカル:LIGIA PIRO:The way you look tonight

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実体感あるボーカルが眼前に現れ、目の前で歌っているかの様。歯切れの良い背景のギターの分離感がスパイスとなっている。

バイオリン:NICOLA BENEDETTI:グラームス

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微妙なタッチによる音の強弱も克明に表現され、厚みも十分感じる。よけいな演出をしていないのが良く分かるソフトである。

ジャズ:BIG Phat BAND:Hit The Ground Running

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ホーンセクションの躍動感ある表現が秀逸、ソロパートでは更にその感が高まり熱気を伝えてくる。熱い音である。

女性ボーカル:Sophie milman:People will say we're in love

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潤いあるソフトな歌声がなんとも心地いい。録音状態によって表情がかなり変わるのは音の色付けが少ない証拠だといえる。先ほどのボーカルとは違った印象を感じた。

POP:マイケルジャクソン:ビリージーン(BLU-Spec)

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BLU-SpecCDでの試聴。歌声や演奏の空気感もしっかり表現され、情報量の多さを感じる。音全体がリフレッシュされたよう。

説明に熱が入る輸入元エレクトリの小野さん

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商品説明はもとよりオーディオの業界話も非常にためになりました、有難うございました

男性ボーカル:PAUL POTTS:誰も寝てはならぬ

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澄んだPAULの歌声が抑揚豊かに表現され感動的な高まりを感じる。バックコーラスの広がり感も素晴らしい。

男性ボーカル:ラッセル ワトソン:ザッツ ライフ

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先ほどのボーカルとは印象が違いこちらはリッチでゴージャスな歌声でとても伸びやか。厚い音である。

男性ボーカル:Rod Stewart:シェリー マイラブ

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スティールギターの豊かな倍音が耳に心地よい。哀愁たっぷりに歌うRodの声は感動的で魅了される。

総評:

基本的に熱く、躍動感がある音であるが音の色付けは少ないようである。ATCを鳴らすために造られたのでマッチングは最高であるが他のスピーカーでのカップリングでも十分な表現力を持つ懐の深いアンプである。

2010年4月23日 (金)

ATC SIA2-150セッティング完了!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

明日のオーディオイベント”ATC最新アンプを聴く!”のセッティングが今終わりました。スピーカーもATC SCM40なのでATCが目指した音をお楽しみ頂けます。音離れが良く、温度感が高い音なので自分好みです。まだお席に余裕がありますのでご興味がおありの方は奮ってご参加くださいませ。

システム全体

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これが主役のアンプです。変わったデザイン

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スピーカーもATC

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プロフィール新宿


  • アバック新宿本店
    〒160-0023
    東京都新宿区西新宿7-5-9
    ファーストリアルタワー新宿3F
    ☎:03(5937)3150
    営業時間:11:00~19:00
    水曜定休
    e-mail:shinjuku@avac.co.jp

    ・JR『 新宿駅』 西口より徒歩8分
    ・都営地下鉄 大江戸線 『新宿西口駅』D5出口より徒歩4分
    ・西武線『西部新宿駅』より徒歩5分