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2010年3月28日 (日)

「THX環境で楽しむサウンドスクリーン・シネスコ・シアター」イベント報告

最近よく、歩けないほど膝が痛くなる渡部です(本気で体重を落とさないとcoldsweats02)。

「THX環境で楽しむサウンドスクリーン・シネスコ・シアター」のイベント報告になります。

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もう3回目なのでシネスコについてあまり書くこともなくなりましたので、サウンドスクリーンを中心に書いていきたいと思います。

まずは機材の紹介から。

サウンドスクリーンの後ろに置くスピーカーは、JBL「4429」×3台です。

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まだパネルに生地を張る前の状態です。

リアは同じくJBLの「4319」で、サブウーハーはイベントの定番、富士通テンの「TD725SW」です。

特に「4319」は、「4429」との音色も合います(ピンクノイズの音がほぼ同じです)ので、この組み合わせはお奨めです。

アンプはTHX Ultra 2準拠の「AVC-A1HD」を使います。

Avca1hdk_f

サラウンドモードはTHXモードではなく、スタンダードを使います。これはTHXモードの中にある「リ・イコライゼイション」が、サウンドスクリーンを透過した音をシュミレートして、高音を減衰させる為、サウンドスクリーンに使うと高音が必要以上に減衰してしまう為です。

プロジェクターは「DLA-HD950」を使い、パナモーフ社製アナモフィックレンズ「BX-AL133」を12Vトリガーで連動操作します。

Dlahd950fo  Bxal133

「BX-AL133」につきましては、詳しくは2月11日のブログをご参照ください。

DLA-HD950のメニュー画面で、「12Vトリガー」を「オン(Vスト)」にし

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「Vストレッチ」をオンにすると、アナモフィックレンズが電動でスライドします。

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それではイベントの中身の紹介です。

前半はDVD「THXデモディスク」を再生しながら、THXとはなんぞやという解説が入りました。

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THXについては、個人的には首を傾げるような項目もあり、すべてを肯定しようとは思いませんが、映画の再生環境を整えるために基準を決めた事は、映画業界やホームシアター業界のクオリティー向上にかなり貢献していると思います。

THXサラウンドEXなど新しいフォーマットも業界に先駆けて作ったり、映画館のTHX認定やTHX DVDソフトの発売などはその一例です。

ちなみに「THX」の名前の由来は、ジョージ・ルーカスの片腕だったトム・ホールマンの頭文字と、ルーカスのデビュー作「THX1138」からと言われています。

後半は最新ブルーレイを再生してシネスコ・サウンドスクリーンを堪能していただきました。

最初は私の好みを考慮していただいたのか、「インデペンデンス・デイ」のチャプター27のF-18とUFOのドッグファイトシーンを再生しました。

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「シューン」

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「ドドーン」

すみません、映画に入り込みすぎて、特にコメントを考えていませんでしたcoldsweats01

「X-MEN ウルヴァリン」は第2弾シネスコイベントでも再生しましたが、サウンドスクリーンになったことで、より画面と音の統一感が生まれ、画面に引き込まれていきます。

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このチャプター13の冒頭の会話シーンでも、画面内の唇の位置とセリフの定位がピッタリ合うのは気持ちいいですし、これぞ映画館という雰囲気を味わせてくれます。

サウンドスクリーンになると画質が落ちるんじゃない?と心配している方もいらっしゃると思いますが、厳密に言えばフォーカスやゲインの落ち込みはありますが、視聴していて気になる程の劣化はありません。

「ウォーリー」のチャプター21~22も第2弾で再生しましたが、画質劣化が気になった方はほとんど居なかったのではないでしょうか。

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金属のテカリ感や先鋭感もよく出てたと思います。

ここで音楽ソフト「クリス・ボッティ イン・ボストン」の「CRYIN'」を再生。ビスタ収録なので、DLA-HD950の「Vストレッチ」をオフにしてアナモフィックレンズを外します。

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サウンドスクリーンはもちろん音楽再生にもメリットがあります。ステレオからサラウンドに移行した方が、違和感として感じるのがボーカルの定位だと思います。サウンドスクリーンだと下や上ではなく真ん中にきちんと定位します。

サウンドスクリーンによる音質の劣化ですが、、私が聴いた限りではサランネットを付けた程度の高域の減衰という感じです。

最後に集大成として、最新の「スタートレック」チャプター13を再生。

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フロッキー加工のフレームで切り取られた画面、画面から飛び出してくるような4429の音、DLA-HD950の映像を、輝度を落とさず120インチシネスコに引き伸ばすアナモフィックレンズ。その相乗効果で映画の世界に自然と意識がシンクロしていきます。

締めでオーエスの新しいスクリーン生地「ウルトラビーズ・プレミアムグレー」の紹介がありました。

従来のビーズにわずかにグレーが入ってますので、完全遮光が出来ない環境でビーズは使いたいけど、黒が浮くのがいやだと思っていた方にお奨めです。

またビーズをより細かく吹き付けることによりビーズの剥落を防止し、従来より取り扱いが容易になりました。

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半分から左が「ホワイトマットアドバンス」で右が「ウルトラビーズ・プレミアムグレー」です。(写真だといまいち違いが出ませんねthink

こちらも秋葉原本店に常時設置してありますので、ご視聴いただけます。

シネスコイベント3部作も終わり、しばらくはシネスコイベントもひと段落しますが、新商品が出ればまた企画したいと思います。

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