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2020年12月19日 (土)

【横浜店】Viewsonic X100-4k+ DLPプロジェクター更新の最強アイテムです。

横浜店 渡邉です。

Kao

今回は先日発表された新型プロジェクター「Viewsonic X100-4K+」のご紹介させて頂きます。

Viewsonic_x100_4k_ では、その前に……。

ブログのプラットフォームが変わりました。

2021.1.1以降のブログはこちらのアドレスで更新させて頂きます。

ショップブログ アバック横浜店

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/category/yokohamablog/

引き続きよろしくお願い致します。

では、本題です。

今年は今までと少し違うプロジェクター市場の中、皆様に大変御好評頂いたプロジェクターとして
Viewsonic X10-4Kがあります。

X104k_lf03_h2

コンパクトな筐体、固定短焦点による「置けば壁に映せる」という設置性、LED光源の長寿命、DLP-4Kによる4K-HDR10入力対応、内蔵スピーカーなどなど……

Dsc_1082

「必要十分」「ちょうどいい」「短焦点」「壁映し」という今年の需要に合致した機材です。

しかし、実際の販売現場ではちょっとした問題が発生しておりました。

「X10-4Kって3mで100インチ出来ないんですか?」
「もう少し後ろで映せないでしょうか?」

実はお電話やメール、直接のご訪問などでこのようなご質問を多く受けております。

Lvphc3800

今まで「通常タイプのプロジェクター」を使用していたお客様からすれば、X10-4Kの性能を知った上でこのようなご質問・ご要望が出てくるのはある程度予想されていたことです。

実は、プロジェクターには過去の三管プロジェクターから継承された「最短投射距離」と言えるものがあり、機材を更新してもシステムの変更がなされない様、レンズから画面までスクリーンサイズごとに設定された最短投射距離は概ね固定されていました。

そのようなシステムで映像をご覧になっていたお客様は

「100インチは3m程度の最短投射距離」

「120インチには3.6m程度の最短投射距離」

を念頭に投射システムが構成されています。

特にプロジェクターを天井吊りする場合は、重量物を吊るすために天井補強がなされていたり、天井吊り金具が設置されていたり、映像や電機の配管・配線がすでに回っていたりとホームシアターシステムが通常投射に対応した形で出来上がっており、投射距離の変更はシステム全体の見直しに繋がってしまいます。

しかも、過去のプロジェクターをお持ちのお客様からすれば、本体の寿命と言う点でも解像度等の問題だけでなく、交換ランプ、部品、故障など様々な理由で引退が近い状況です。

【横浜店】プロジェクターの修理・寿命に関して<前編>

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2017/08/ht-b41b.html

ただ、ここで問題になるのは先程まで書かせて頂いた「機材の設置方法」です。

短焦点の場合、機材導入=投射距離の変更は避けられません。

ここで天井吊りを諦めてテーブル置きに変更するという場合はともかく、シアターとして天井吊りを維持したい場合、天井補強や配線の関係から金具の設置位置などの変更は、率直に言えば難しい状況です。

Dsc_1102

これらの点から、先程の様に頂いたご質問の回答としては
「このプロジェクターは固定焦点になりますので100インチ3mはできません。3mだと160インチから170インチ相当になります」
と言うものになってしまいます。

ただ、逆に言えばX10-4Kは固定焦点ゆえにお値段を安くできた、と言う部分でもありますので、この点の変更は出来ません。短焦点で投射できる便利さは結果として100インチは1.77m、120インチは2.2mと言う投射距離の制限にもなってしまいます。
この投射距離の問題は、X10-4Kだけでなく廉価な機材共通の「仕様」と言って良いものです。
ズームレンズやレンズシフトなど、プロジェクターの設置性を高める構造は、光学的であるがゆえにごまかしがきかず、どうしても費用とスペースが掛かってしまう事で価格の上昇を招きますので、機材選定の段階で「価格」か「設置性」のどちらかを選択する必要があります。

このような問題に対して、廉価なプロジェクターでは「ちょっと足りないところ」を、最低限の価格アップで上手く解消できるプロジェクターとして発表されたのがViewsonic X100-4K+となります。

 

X1004k_lf02 Viewsonic X100-4K+

https://www.viewsonic.com/jp/products/projectors/X100-4K+.php

それではX100-4K+の概要と特徴、簡単なインプレッションをご紹介します。

X1004kdimension2_3

まず本体のサイズですが、幅416mm、長さ463mm、高さ183mmとX10-4Kに比べると少し大きくなっています。

X1004k_f02_h_3

X1004k_c02_h_3

これは極限のコンパクトを誇るX10-4Kをベースにレンズシャッターとズームレンズ、レンズシフト、そしてアイリスを搭載している事が理由です。設置性向上を考えた場合、これはやむを得ないのかなと言う印象です。

また、X10-4Kとは機材のコンセプトが異なり、基本設置方法が違います。

X104k_light

X10-4Kがお手元のテーブルの上に「置く」ことを想定していますが

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これに対しX100-4K+は金具を使用して天井吊りでレンズシフトやズームなどを用いて調整を行いながら設置して頂く形が基本(もちろん置き設置でも大丈夫です)となります。
ズームレンズやレンズシフトなど、基本接地システムが変わった事で設置性能は格段に向上します。

まず固定焦点のX10-4Kに対し、X100-4K+は1.2倍の光学ズームが入りました。

これで投射距離の長さと調整幅が変わります。

各サイズの投射距離は以下の通りとなります。

60インチ:約1.59m~1.91m(X10-4K:1.06m)
80インチ:約2.12m~2.55m(X10-4K:1.41m)
100インチ:約2.65m~3.18m(X10-4K:1.77m)
120インチ:約3.18m~3.82m(X10-4K:2.2m)

※:X10-4Kは投射距離固定となります。

と、先程ご要望として頂いていた「X10で100インチ、3mで!」などの御希望や120インチ3.6から3.7mという距離は所謂「通常投射型のプロジェクター」の最短投射距離ともおおむね一致し、これらの機材更新に適した機材になります。
なお、フォーカスについては自動ではありませんが電子フォーカスを装備しており、調整が可能です。

また、天井から下げる場合、位置調整にはレンズシフトや本体傾斜が必要になりますが、こちらもレンズシフトは水平(H):+/-25% / 垂直(V):+ 60%の量でシフトが可能であり、X10-4Kの様な自動ではありませんが垂直台形補正もプラスマイナス40°で適用する事が可能です。

「でも、投射距離が延びるんだからX10-4Kより画面は暗くなるよね?」

その通りですが、実はその点もちゃんと考えています。
X100-4K+は本体の投射ルーメン数を増しています。

性能を確認すると、X10-4Kが明るさ2400lmであることに対してX100-4K+は2900lmと500lm程光量が増加されております。

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これはEPSONのEH-TW7000と同等の明るさになりますので、通常投射でも明るさの点でも概ね問題はないかと思います。

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またレンズを搭載した故のアイリス(絞り)を搭載されており、アイリスを利用したダイナミックコントラスト比が 4000000:1となっております。
実は海外モデルのX100-4Kは3,000,000:1となっており、ここが「+」(プラス)の記号が付いている所以となります。

あ、あとこの機種、実はレンズシャッターもついています。

X1004k_f04_h

さて、ここまで来ると気になるのは実際の画面ですが、こんな感じです。Dsc_2868_2

Dsc_2865

Dsc_2864

X10-4Kと一番差が出たのは、実は最初のメニュー画面です。

Dsc_2856

かなりはっきりした画面なのですが、X10-4Kより明らかにフォーカスが一回り良くなっています。

また、明るさが増したせいか茶系の部分と文字の白で明らかに差が出ていました。

正直な所、同じメニューになってここまで印象が違うとは思いませんでしたし、光学系の部分はストレートに差が出てしまうな、と言うのが率直な印象です。

このように光学系の性能がかなり上がったX100-4K+ですが、レンズ周りやアイリスの性能向上した部分以外、コアシステム面ではX10-4Kとの共通性も多く、X10-4Kの「本体のみで各種配信への対応」「ミラーリング」など、とてもご好評いただいた「便利さや使い勝手の良さ」はX100-4K+でも同じように享受できます。

なお、X100-4K+には無線LANが装備されておりませんが、日本仕様のみX10-4K同じWifiトングルが添え付けられております。Dsc_2835

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X100-4K+の場合、本体底面にWifiトングルを収める専用設置ソケットがあります。

こちらにWifiトングルを差し込んでふたを閉めると外観上はトングルの存在自体が見えなくなり、標準で内蔵されているものと変わらない見た目になります。

結果、Wifiの使い勝手はX10-4Kと同等となっています。

(2020.12.21Wifiの設置位置を訂正しています)

また、内蔵されているスピーカーは同じレベルですが明らかに音質が上がりました。

おそらく筐体の差だと思いますが、この辺りはとても好ましい部分です。

さて、色々と書かせて頂いたViewsonic X100-4K+の最終的な印象ですが、

手軽な設置性を重視したX10-4Kの基本システムをベースとして、既存のプロジェクター設置方法と同等の投射距離を持たせる事で運用の柔軟性を増し、より本格的な映像を追求した通常投射前提の上位モデル

とういう事になるかと思います。

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Lvphc7000

そしてこの機材を一番にお勧めするお客様は、いわゆる「普通の」通常投射タイププロジェクター、特に日本製DLPタイププロジェクターをご利用の皆様となります。

X10-4Kは設置が変わるからちょっと……。
レーザーの機種は高いんだよね。
配信関係もやりたいけど、機材もケーブルもいろいろと変わってしまうから……。

機材の時間が経過しており、性能的にも限界が近いこれらの機種をお持ちのお客様に対して、既存のプロジェクターをX100-4K+に機材を更新して頂くと……こんなふうに変わります。
・4K-HDR10への対応(UHD-BDへの対応はシステムとケーブル総入れ替えです)
・LEDレーザーによる30,000時間の長寿命
・既存1200から1500Lmの機材に来れば、実に2900lmの明るさ
・X10-4Kでとても好評を頂いたWifiやアプリケーション、スマートフォンなどのリンク
・有線LANやWifiの接続を用いる事でNETFLIXやAmazonPrimeのアプリを「HDMIケーブルの交換をすることなく」通信環境にもよりますが問題なく使う事が可能

これらの機能が一気に追加される事で、使用環境の「品質」を大きく向上させる事が出来ます。

また、レンズシフトやズームレンズなどを装備している事から設置の柔軟性が広く、投射距離や角度などは既存のDLP系プロジェクターに近くなっておりますので、既存機種と比較して投射距離や角度などがX100-4Kの調整範疇に収まっていれば、既存の環境や天井補強をほとんど変更する事無くプロジェクターを同じ場所に導入出来、機材導入によるシステム変更が比較的少なく済むという点も大きいかと思います。

Dsc_2854_2

Viewsonic X100-4K+の導入は単に既存の機材を入れ替えるというだけでなく、既存の機能すべてを4kクラスまで一気に進化させるための機材として最適なものになるかと思います。

さて、肝心の実機ですが12/19頃から店頭での展示を開始する予定です。
当店の場合、店舗の投射距離の関係から常設設置にはできませんので、事前にメールやFAXなどで視聴の希望やご邸宅の環境などをご相談ください。視聴の準備をさせて頂きます。

特に金具の入れ替えや天吊り工事など、設置工事が伴う部分については事前の相談が肝心ですので合わせてご連絡を。

では、ご相談をお待ちしております。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

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まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

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モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

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その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。

Zoom
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

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次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Fax

お手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。