【横浜店】 BS-4K/CS110°4K、少しずつ具体的な動きが出始めました。(2018.10.18更新)
2018.10.18更新:シャープのチューナー情報に追記をしております。HLG→HDR10変換機能を内蔵しておりますので、HDR10のみ対応の機種にはお勧めの商品になります。
横浜店 渡邉です。
ここ数日でいくつかのメーカー様から、単体のBS-4kチューナーが発表されました。
当初から話の合ったPIXELA様、東芝様、シャープ様の3つに加え
今回、パナソニック様、ソニー様、マスプロ電工様、DXアンテナ様からも発表されています。
これらの外付けチューナーは「テレビに外付けする」という使い方を想定しておりますが、ホームシアターシステムで使用する場合、条件が変わります。その点も踏まえてご紹介します。
ここまでの発表では
・録画機能の有無
・BS-4K/CS-4K単体のチューナーのみか、地上波・BS・CS110°チューナーも搭載しているか
・専用設計を念頭に置いているか、汎用のものか。
これらの点に差が出ています。
現時点で発表されている「外付け4kチューナー」は
PIXELA様
PIXELA PIX-SMB400
http://www.pixela.co.jp/products/smarttuner/pix_smb400/
……BS-4K/CS-4K+地上波デジタル、BS/CS110°内蔵、録画機能あり(12月中旬予定)
マスプロ電工様
マスプロ電工 DT814
http://www.maspro.co.jp/new_prod/DT814/index.html
SHARP様
SHARP 4Kチューナー
http://www.sharp.co.jp/aquos/4ktuner/
……BS-4K/CS-4Kのみ、録画機能あり、HLG→HDR10変換対応
レコーダーのチューナー部のみ抜き出したような機材です。
変換機能は大きいと思います。ただ、動作保証外です。
パナソニック様(2018.8.31情報更新)
Panasonic TU-BUHD100
https://panasonic.jp/viera/products/buhd100.html
……BS-4K/CS-4K+地上波デジタル、BS/CS110°内蔵、録画機能あり(12月中旬予定)
DXアンテナ様
DXアンテナ DIR4000
http://www.dxantenna.co.jp/news/2018/06/dir4000/
……BS-4K/CS-4K+地上波デジタル、BS/CS110°内蔵、録画機能あり
東芝様
東芝 TT-4K100
https://www.toshiba.co.jp/regza/option/4ktuner/index_j.html
……BS-4K/CS-4K+地上波デジタル、BS/CS110°2基内蔵、録画機能あり
ソニー様
DST-SHV1
https://www.sony.jp/bravia/products/DST-SHV1/index.html
……BS-4K/CS-4Kダブルチューナー+地上波デジタル、BS/CS110°2基内蔵、録画機能あり
と言う事になります。
一番の問題は録画機能の有無かと思います。
まず、パナソニック様については自社製のBDレコーダーである「DIGA」があります。
このことから、単体チューナーは「既存のテレビをお持ちの方に試聴環境を追加する」という視聴専用で割り切った性能です。
もちろんパナソニックのテレビに接続したときのHDMI-CEC(テレビのリモコンでチューナーやBDレコーダーをコントロールするシステムです。)の整合性についても問題はないように調整がなされているはずです。
また、今回の視聴チューナーには「NETFLIX」などスマートメディアの接続機能は付いております(十分綺麗です。)ので、既存のパナソニック製テレビをお持ちのお客様だけでなく、セカンドルームで使用のテレビに「4Kテレビを見るだけ」と割り切っていただく機材としては一番お手軽かと思います。
PIXELA様は、私の知る限り「4K8K機器展」で拝見しており、一番発表が早いモデルだったかと思います。リモコンはともかく、Andoroid TVベースの機器でPanasonic様の仕様とほとんど変わりがないのではないかと思います。両機とも無線LANを搭載していませんので、その点はご注意。
2018.7.9追記:PIXELAとNETFLIXのパートナーシップ協定が締結され、NETFLIXのドルビーアトモスに対応することになったようです。テレビ経由の場合にはeARCなど条件があるかとは思いますが「配信でアトモス」が一歩現実に近づいた形になります。現実的にはアンプ経由になりそうです。
もっともこのあたりの割り切りは、過去に書かせていただいた
【横浜店】 東芝製4Kチューナーと現行テレビの対応について
https://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/03/4k-c213.html
「4Kテレビ」であってもHLGやBT2020などが全部使えないケースがある」
と言う問題もあります。今のテレビではこれで対応し、将来的には、今後発売される「4K放送フル規格対応テレビ」または「8Kテレビ」への買い替えをお勧めすることになるかと思います。
次にシャープ様、マスプロ電工様の機種になりますが、こちらの2機種はBS-4K/CS-4Kのみ、録画機能有りとなります。
「録画機能」は大きな差です。外付HDDを取り付けることで番組の録画が可能になります。
ただ、現時点で4K放送の持ち出しが出来ませんので、録画をした後はHDDごと持ち出すことになります。
実機種では、シャープ様の機種は事実上専用かと思いますが、マスプロ電工様の機種は単体での使用が前提の機材です。どちらの機種とも背面の写真がありませんが、確認できた段階ではCASスロット自体がなく、内部チップとして埋め込まれているA-CAS(Advanced CAS)で、既存のB-CASカードの機能も充足するシステムです。これらの機種はとてもシンプルなシステムですがNHKや各種有料放送の契約情報を移行する必要があります。
そしてDXアンテナ様
こちらはBS-4K/CS-4Kだけでなく、地上波デジタル、BSデジタル、CS110°デジタルチューナーを各1基ずつ搭載し、録画可能です。
既存のテレビのチューナー部分をこれ1台で完全に移行できる点は、使いやすいと思います。また、ホームシアターの映像送信機器としても十分です。ただ、リモコンの写真がありませんので、配信関係にどこまで対応しているかが不明と言うのが気になります。
東芝様。
こちらはモックアップを拝見しています。
BS-4K/CS-4K+地上波デジタル、BS/CS110°内蔵、録画機能ありです。
背面には「Mini B-CASカード」の差込口があります。BDのつかないレコーダーという感じでしょうか。性能としては地上波・BSデジタル・110度CSデジタルチューナーが2台装備しており、4Kはともかく、ほかの放送は「裏録」が可能あることも特徴になるかと思います。
2018.9.20追記:ソニー様からも正式な発表がありました。最大の特徴はBS-4K/CS-4Kの裏番組録画に対応している事です。こちらの製品もA-CASになります。
SONY DST-SHV1
https://www.sony.jp/bravia/products/DST-SHV1/
さて、実際の4Kチューナーのホームシアター接続についてですが
スクリーンベースの場合
テレビにチューナーを追加して連動して使用する方法
と言う使い方ではなく
AVアンプの入力端子に接続し、テレビ・プロジェクターへの映像送出機器として使用する。
という方法になるかと思います。
この場合、テレビではおなじみの機器連動用HDMI-CECはうまく動作しない場合がありますので、基本的には使用しません。あくまでも外部放送機器として扱いますので、テレビとの連動を考える必要がなくなります。結果としてメーカーはあまり関係が無くなるかと思います。
なお、テレビシアターの場合は、先程の方法に加え外部入力から4K放送を入力ARCで音声出力をアンプに繋いで対応と言う方法もとることが可能です。この場合はむしろメーカーを揃え、連動を最優先することになるかと思います。
なお、参考までに8Kの場合、現時点では映像はそのままテレビへ、音声は5.1chへダウンコンバートしてアンプへ入力することになるかと思います。なお、22chをお考えの場合はL-PCM出力に対応したAVアンプを3台……。これがどうなるか、どのような費用が掛かるかご興味のある皆様は
【HT横浜関内店】 8Kどうでしょう(2018.1.12CES反映改稿)
https://blog.avac.co.jp/yokohama/2017/12/ht-8k2017-f645.html
とSHARPの8Kチューナーのページに掲載されているマニュアル
をご参照下さい。22.2chはチャンネル型オーディオですので、かなりハードルが高いかと思います。
なお、今年のNHK技研公開2018では
「22.2マルチチャンネル音響の家庭視聴スタイル」
https://www.nhk.or.jp/strl/open2018/tenji/t2.html
として「チャンネル型22chをオブジェクト型オーディオに変換して再生する」という興味深い展示もあり、将来的には7.1.4chになりそうな気もしますが、こればかりはなんとも言えません。
少し脱線しました……。
結局、ホームシアターでの4Kチューナー選択方法は
「機能をどこまで必要とするか」
という性能で選ぶ選択方法か
「テレビとアンプの間にHDMIコントロールを試したいので、メーカーを合わせる」
「リモコンの操作性を最優先するためにテレビとチューナーのメーカーを最優先にする」
互換性・操作性方法のどちらかで考えることになります。
また、「ディスクに残せないと駄目でしょ」とお考えの方には、最初にパナソニック様から発売されるであろうBS-4Kチューナー内蔵「DIGA」の後継機も選択肢になるかと思います。
(情報があれば良かったのですが、今の所なにもありません。8月ぐらいに発表でしょうか。肝心の「ディスクに残せるか」という点は現時点ではちょっと微妙です。)
このあたりは何が必要で何が必要でないか、お好みの部分も出てくるかと思います。
ただ、大事な点として再度書きますが「現時点では単体チューナーに録画した4K放送の持ち出しが難しい」というところは押さえておく必要があるかと思います。
また、この点は「テレビに直接繋いだ4K録画も条件は同じ」と言う点も押さえておいてください。
4Kについては「どのようなシステムになるか」という点が徐々にはっきりしてきました。
あとは8月以降に順次発表になる各種機材の情報を待つことになります……。
あの新製品とかこの新製品とか……。どんなものがあるんでしょうね?
早めに情報が欲しい。と言うお声にはこちらでできるだけお答えしようと思います。
機械だけではありません。お手元のブースター、分配機、分波器などはちゃんと4Kに対応していますでしょうか?
今後、左旋受信・8Kまで考えた場合、この点がとても大事になってきます。
特に、最近増えている機材更新のご相談では、「機械を変えればいいや。」ではすまないケースも出てきます。特にマンションの共同受信、CATVなどは注意です。
4K放送まであと1か月を切りました。
7月23日でBS-17の試験放送は終了します。
おそらく8月中、または9月から店舗展示などで本放送の試験放送が見られるのではないかと思います。
システムにご不安があったり、「できるの?」とお思いになったお客様
特に、工事日程は早めに取った方が吉です。
なお、お問い合わせはメール・お電話でも可能です。
メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!
https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html
お電話はこちら!
045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)
※火曜・水曜は定休日になります。
FAXの場合はこちら!
045-228-7283
(24時間受付:定休日の場合は翌営業日以降の対応) となります。
そして、もう一つお知らせです!
心斎橋AVAC座が6月30日(土)に開店しております。
https://www.avac.co.jp/contents/avacza/shinsaibashi/
今回はシアタールームが過去最大の4つ!
ルーム1:110インチ、ルーム2:80インチ、ルーム3:110インチ
そしてルーム4は140インチです!
https://www.avac.co.jp/contents/avacza/shinsaibashi/guide.html
ご予約が受付中でございます。
開店記念でお値段も特別価格になっております!
心斎橋AVAC座のご予約はこちらから!
https://coubic.com/shinsaibashi-avacza
当店地下、最大音量でライブもOKな横浜AVAC座のご予約はこちら
https://coubic.com/yokohama-avacza
横浜AVAC座のお問い合わせはAVAC座お問い合わせフォーム
https://www.avac.co.jp/contents/avacza/yokohama/contact/
からお問い合わせください。
ご来訪・ご連絡をお待ちしております。