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2013年11月

2013年11月 9日 (土)

【大阪梅田店】オーディオボードでさらなる音質の改善を!

今年7月に入社したばかりの小林です。

Kobayashi_2 

店では一番の新人ですが、約40年間、メーカーで製品のデモンストレーションを担当してきた経験を活かし、皆さまのシステムの音質向上にお手伝いさせていただきます。

よろしくお願いします。

 

その第一弾としてオーディオボードを取り上げました。

今回はクリプトン社のご協力を得て、AB-3200をお借りすることができました。

 

Ab3200_3 

 機器に与えられる振動は、音にとって大敵です。

それはアンプやプレーヤーに使用されているトランジスターなどの電気部品が振動すると発電し、それが楽器本来の音色を決める微小な倍音を聴こえなくしてしまうからです。

そのレベルはノイズとして感じ取れないほど、とても小さいのですが、微小な倍音のレベルは基音よりも-60dB(音圧比で1/1,000)以下に及びますから、振動による発電は無視できないのです。

詳しくはこちらをご参照ください

 

Violin_spectrum

AB-3200は、表面材にMDFが使用され、その中に鉄球が封入されていて、この鉄球がこすれ合うことで防振効果を高め、かつ電磁ノイズの防止にも役立つよう設計されています。

 

到着してすぐに試聴しましたが、解像度やS/N感、音の粒立ちなどが格段に改善されることが確認できました。

また、重量が15kgというヘビー級なので、機器をしっかりと安定して支えることができるせいか、低域方向へよく伸び、音の安定感がより増すようになりました。

 

AB-3200は11月17日(日)までご試聴いただけます。

ぜひご来店の上、その効果をお確かめください。

 

※オーディオボード以外でも、セッティングやチューニングのご相談に応じます。

音についてお困りの方のご相談は、小林の出勤をご確認の上、ご来店ください。

(電話でのご相談は、設置されている環境などの詳細な状況が分かりかねますのでご遠慮ください)

【大阪梅田店】スフォルツァート DSP-03展示開始しました!!

自他共に認める、にわかレッドソックスファンの渡部です。

Watanabe_180_188
スフォルツァートの最新ネットワークプレーヤー「DSP-03」の展示を開始しました。

Dsc02436 
飾り気の無いリアパネルが逆に渋いです。

Dsc02437 
分かりづらいかもしれませんが、電源部は3本のスパイクをスパイク受けで設置してあります。

Dsc02439

リモコンは無いのでi-Phone/i-PadもしくはPCで操作します。

とりあえずi-Padで操作するために、推奨のコントロールアプリ「Media Link Player(MLPlayer)」をi-Padにインストールします。

App Store¥500で購入できます(無料のMedia Link Player Liteでは操作できません)。

Dsc02446_2  
インストールしましたら、MLPlayerを起動します。

Dsc02440_2 
Settingsから出力先にDSP-03を選択します。

Dsc02442
次にBrowseでNASを選択します。

Dsc02443
あとは一般的なコントローラーと同じ要領で曲を選択します。

Dsc02444
また、プレイリストの作成も簡単に行えます。

Playlistから左上の「+」をクリックすると下の画面が出ますので、そのままでも好きな名前に変えてもからでも良いので、「OK」を押します。

Dsc02448
そうすると、プレイリストに入れる曲を選択する画面になります。

Dsc02449
選択すると上のようなマークが出ます。

選び終わりましたら「完了」を押してプレイリスト作成を終了すると、プレイリストができます。

Dsc02447_2
もちろん、追加・編集プレイリスト削除も簡単に行えます。

Dsc02450_2
PCからは、Windows7以降のWindows Media Playerでのリモート再生にも対応しています。

Dsc02451
音質その他のレビューは、試聴会報告にくわしく書かせていただきました。

まだまだ関西では展示店も少ないと思いますので、是非ご来店ご試聴お待ちしております。

さらに、11月23日(土・祝)には、「SFORZATO DSP-03 vs LINN AKURATE DSM、SONY HAP-Z1ES vs marantz NA-11S1!!」という試聴会も行います。 

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こちらも併せて宜しくお願いします。

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11月16日(土)は「AVアンプ頂上決戦!! YAMAHA CX-A5000&MX-A5000 vs Pioneer SC-LX87!!」を開催しますsign03

Bar_osaka11_16 
AVアンプ購入・買い替え検討中の方は、是非ご参加下さいsign03

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「秋の買い替え応援キャンペーン」11月10日までsign03

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

Bar_osaka_tamo_560

・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

・5万円以上ご購入のお客様 ⇒ 120分まで無料

上記サービスが可能となりました。

サービスを受ける際は、確認の為、

24の駐車証明書をスタッフまでご提示ください。

詳しくはコチラから。(駐車場の地図も掲載しています。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■株式会社アバック 大阪梅田店
ホームページ:
http://www.avac.co.jp/osakaumeda
メールアドレス:osaka-umeda@avac.co.jp
TEL:06(6949)8726
FAX:06(6361)3339
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
530-0047
大阪府大阪市北区西天満4-4-18 梅ヶ枝中央ビル1F
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
営業時間
平日    AM11:00~PM8:00
土曜    AM10:00~PM7:00
日曜・祝日 AM10:00~PM7:00
定休日 水曜日

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2013年11月 8日 (金)

【大阪梅田店】究極AVアンプ対決CX-A5000&MX-A5000 vs SC-LX87!!

完全に、にわか楽天ファンの渡部です。

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ヤマハ久々のハイエンドAVアンプ、しかもAVC-3000DSP&AVM-3000以来22年ぶりのセパレートシステムということで話題の、CX-A5000&MX-A5000

Cxa5000

Mxa5000
セパレートアンプでしか出せない、チャンネルセパレーションの良さと、細かな音まで聴こえるクリアーな音は、一体型では到達できない領域にありますsign01

同時に、RX-A3030の筐体とDSP-Z11の筐体を流用することにより達成した驚きの低価格も、魅力の一つですsign03

対するSC-LX87も、価格ではやや下のクラスになりますが、十分比較対象になるモデルです。

Sclx87
SC-LX86開発当時、ESSの32bit DACが候補に挙がっていながら、2ch仕様が無かったばかりに、泣く泣く採用を見送ったらしいですが、2ch仕様の「ES9011S」をPioneerカスタムで作ったことにより、全チャンネル32bit同一クオリティーとなり、晴れてSC-LX87に搭載されました。

DACが変わっただけと甘く見ていましたが、その音はSC-LX86とは別物、と珍しく言い切ってしまいますsign01

一段と向上したクリアネスは、セリフS.E.BGMを完全に分けて聴かせます。

よく言われる、今まで気付かなかった音聴こえなかった音が聴こえる、という感覚を体験させてくれますsign03

くしくも全チャンネルにESS製「SABRE32 Ultra DAC」を搭載した両機を、徹底的に比較する試聴会を11月16日(土)に開催しますsign03

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それが「AVアンプ頂上決戦!! YAMAHA CX-A5000&MX-A5000 vs Pioneer SC-LX87!!」ですsign03

ピュア2chでの音質比較はもちろん、音場補正前の比較音場補正後の比較ドルビープロロジックⅡz対シネマDSPDTS NEO:X対シネマDSP等、考えつく比較をお腹一杯になるまで行いますsign01

AVアンプ購入・買い替え検討中の方は、是非ご参加下さいsign03

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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11月23日(土) ネットワークプレーヤー導入応援フェア連動企画! SFORZATO DSP-03 vs LINN AKURATE DSM、SONY HAP-Z1ES vs marantz NA-11S1!!」

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予約受付中です!!

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

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・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

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上記サービスが可能となりました。

サービスを受ける際は、確認の為、

24の駐車証明書をスタッフまでご提示ください。

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2013年11月 2日 (土)

【大阪梅田店】『デジタル時代のホームシアター近代史:第4章 デジタル機器の発展と3管式プロジェクターの終焉』

最近、人の名前が全然出てこなくなった渡部です。

Watanabe_180_188 
【第3章】では、DVIやHDMIでの映像のデジタル伝送が始まった2003年を書きましたが、【第4章】では、地デジ放送開始後、デジタルやハイビジョンへの流れが加速する2004年を書きたいと思います。

前半にプロジェクターが幾つか発売されましたので、プロジェクターの話から入りたいと思います。

年が明け、出荷が若干遅れたmarantzの3板式DLPプロジェクターVP-10S1がようやく発売されます。

Vp10s1 marantz VP-10S1

通常の単板式DLPプロジェクターでは避けることの出来ないカラーブレーキングノイズが、原理上発生しないというメリットは大きいですが、本体も負けず劣らず大きいです。

加えて、ファンノイズや発熱も大きく、導入には結構な覚悟が必要でした。

また、RGB3枚のDLPパネルを合成する為、色ずれ(画素ずれ)という別の問題も出てきます。

定価350万円(税別)と高額だったこともあり、ハードルの高い商品という感は拭えず、家庭用3板式DLPがこのモデルで終わってしまったのは残念です。

ただ、このような商品を完成させ、発売したmarantzには拍手を送りたいと思います

2003年末発売モデルにやや遅れる形でYAHAMAから2機種が発売されます。

EPSONのEMP-TW500と同様に、液晶プロジェクター最高級モデルのLPX-510が登場します。

Lpx510_2 YAMAHA LPX-510

EMP-TW500と同様、電動アイリス(光学絞り)を搭載し、コントラスト比1200:1を誇ります。

EMP-TW500の陰に若干隠れてしまった感はありますが、バランスが良くクリアーな映像は、液晶プロジェクターとして当時最高峰の映像でした。

DLPでも、HD2+パネル搭載のDPX-1100が登場します。

Dpx1100 YAMAHA DPX-1100

抜けの良い白深い黒のコントラスト、破綻の無い色バランス、まさにリファレンスと呼べるようなモデルでした。

両機共にHDMI入力を搭載していました。 

D-ILA初のフルHDパネルを搭載した、VictorのDLA-HD2Kもこの頃発売されます。

Dlahd2k Victor DLA-HD2K

「プロジェクションヘッド部」と、ファロージャと共同開発した「デジタルビデオプロセッサー部」に分かれたセパレート構造で、その間をDVIでデジタル伝送する構造でした。

今のD-ILAに比べるとコントラストは控えめですが、格子が細くドット感が少ないきめ細やかな映像は、透過型液晶とのクラス差を見せつけます。

VictorのD-ILAプロジェクターが大ヒットを生み出すのはもう少し後ですが、フルHDD-ILAプロジェクターの歴史がここから始まります。

HITACHIもWOOOプロジェクター第2弾のPJ-TX100Jで、720p液晶プロジェクタークラスに参入して来ました。

Pjtx100j_3 HITACHI PJ-TX100J

「D4」パネル搭載機としては若干遅れての登場ですが、その分ライバル機を研究しながら完成度を上げてきたアドバンテージがあります。

一番の特徴は、見ての通り大口径レンズです。

F1.7という、このクラスとしては贅沢なレンズを生かしたフォーカス特性に優れ抜けの良い映像と、電動アイリス搭載によるコントラスト1200:1というライバルを凌駕するスペックが話題となり、同時期発売の競合モデルが居なかった事もあって、かなりのヒットを記録しました。

プレーヤーやレコーダーも、発売月順に振り返りたいと思います。

2月に、初めて地デジ(110°CSも)チューナーを搭載したHDD+DVDレコーダーSHARPのDV-HRD2が発売されます。

Dvhrd2 SHARP DV-HRD2

SHARPは、早くからハイビジョン録画に取り組んできました。

タイムシフト視聴の便利さや、D-VHSへの編集・ダビング機能などで、ブルーレイ普及前のハイビジョンエアチェック機器として大活躍します。

7月に、HDMI出力搭載のDVDプレーヤーが2機種発売されます。

DENONのDVD-3910はDVI出力も搭載し、選択が可能でした。

Dvd3910 DENON DVD-3910

さらに、DENON LINKi-Link(IEEE1394)も装備し、デジタル系フル対応です。

marantzのDV-9500は、HDMI出力のみの搭載ですが、216MHz/14bit映像DACや、シーラスロジックの音声DAC「CS4398」を搭載するなど、アナログ出力に注力したモデルとして支持されました。

Dv9500 marantz DV9500

同じ頃、ブルーレイも、国産2号機となるPanasonicのDMR-E700BDが発売されます。

Dmre700bd Panasonic DMR-E700BD

地デジチューナー搭載と、25GB・50GB(2層式)に対応し、機能的には充実してきました。

ただ、HDMI出力非搭載は残念なところ。

ハイビジョン録画機としては、VictorのD-VHSデッキHM-DHX2が一足先にHDMI出力を搭載してきます。

Hmdhx2 Victor HM-DHX2

この映像を見ると、HDMIの恩恵はハイビジョンでこそより大きく感じます。

このモデルがD-VHSの最終モデルになってしまいましたが、願わくばもっと筐体や作りのしっかりしたハイエンドモデルに、有終の美を飾って欲しかったと思います。

HDD+DVDレコーダーとしては、PioneerのDVR-920Hが初めてHDMI端子を搭載します。

Dvr920h Pioneer DVR-920H

デジタルチューナー非搭載ながら、外部デジタルチューナーやデジタルチューナー搭載テレビとi-Link経由でハイビジョン録画が出来る機能を搭載しました。

やや過渡的な仕様ですが、ようやくパイオニアもハイビジョン録画に乗り出しました。

そして、ブルーレイレコーダーとしては当時欲しい機能をすべて網羅したSHARPのBD-HD100が発売されます。

Bdhd100 SHARP BD-HD100

160GBながらHDDを搭載し、ブルーレイドライブとDVD-R/RWドライブのダブルトレイ仕様で、さらにブルーレイレコーダーとしては初めてHDMI端子(スケーラー付)を装備しました。

i-Link端子も装備し、D-VHSへの編集・ダビングも出来るなど、ほぼすべての録画スタイルが可能になる夢のマシーンでした。

フロントパネルの開閉機構も、昔のS-VHSデッキの様な質感で好印象でした。

12月には、DENONのDVDプレーヤー史上最強のモデルDVD-A1XVが満を持して登場します。

Dvda1xv DENON DVD-A1XV

I/P変換にシリコンオプティクスの「HQV」、スケーラーにアンカーベイテクノロジー(ABT)の「DVDOビデオスケーラー」という最強の組み合わせによる映像は、処理エラーがほとんど無い究極のDVD画質でした。

映像DACは216MHz/24bitで、HDMIのスケーラーは後にバージョンアップにより1080pまでアップスケーリング可能になります。

余談ですが、1080p対応のDVD-A1XVAは、私の愛機として今も現役で活躍しています。

やや先行して発売していた、こちらもDENONの一体型AVアンプ最強のAVC-A1XVとは、HDMI(Ver.1.1)で接続することにより、まだDOLBY DIGITALDTSなどに限定はありますが、マルチチャンネル音声のHDMIデジタル伝送が可能になりました。

Avca1xv DENON AVC-A1XV

これ、画像が縦に伸びているわけではなく、本当にこれだけの高さがあるのですsign01

この巨体に、5チャンネルバイアンプ駆動も可能な、10チャンネルパワーアンプを搭載しています。

見た目に負けず、音の方も豪快の一言に尽きますsign03

2004年後半も、プロジェクターの発売が続きます。

もはや液晶プロジェクターでは御三家と言えるEPSON、SANYO、Panasonicから、それぞれ最新モデルが発売されます。

EPSONのEMP-TW200Hは、D4パネルをさらに熟成させ、最大輝度1500ルーメン、アイリス非搭載ながらコントラスト比1000:1を実現しました。

Emptw200 EPSON EMP-TW200H

HDMIやDVI端子非搭載というマイナスはありますが、画質が抜きん出ていましたので、カタログスペックではなく実際の画質を重視するユーザーに人気がありました。

SANYOも、前モデルから大幅に中身を進化させたLP-Z3を発売します。 

Lpz3 SANYO LP-Z3(K)

LP-Z2ではやや簡易的だった手動アイリスが、本格的な63段階の電動アイリスに変わり、液晶プロジェクターでありながらコントラスト比最大2000:1を実現しました。

Panasonicは、筐体から新規開発されたTH-AE700にフルモデルチェンジしました。 

Thae700 Panasonic TH-AE700

Panasonicもこのモデルからついにレンズシフトを搭載し、業界最大の2倍ズームと併せて、設置性が大幅に向上しました。 

さらに、今では多くのプロジェクターに採用されているシーン連動型絞り機構「ダイナミックアイリス(オートアイリス)」を、世界で始めて搭載しました。

初搭載とはいえ、絞り制御のみならず、ランプの光量ガンマデータも同時に1/60秒単位で制御するという高度な機能です。

この後、各社が同様の機能を搭載するようになり現在に至ります。

LP-Z3とTH-AE700は、DVIに変わりHDMI端子も搭載しました。

SONYからも高級液晶プロジェクターVPL-HS50が発売されます。

Vplhs50 SONY VPL-HS50

液晶パネルが、従来の1366×768ドットではなく、ハイビジョン(1080i)やDVD(480p)と相性が良い1280×720ドットに変更になりました。

また、時代に合わせてSONY機では初めて上下左右レンズシフトも搭載されました。 

さらに、TH-AE700同様、「アドバンストアイリス (オートアイリス)」を搭載します。

アイリスの機構が違う為TH-AE700のような高速動作はしませんが、6000:1(最大)という驚異的なコントラスト比を実現しました。

下手なDLPを凌駕してしまうような黒を再現し、液晶プロジェクターの可能性を広げた1台です。

そのDLPも新製品が続々登場します。

MITSUBISHIから、定番となりつつある1024×576パネル搭載の、LVP-HC900Jが発売され人気を博します。

Lvphc900j MITSUBISHI LVP-HC900J

通好みの映像で人気だった前モデルLVP-D1208でしたが、周りが高輝度化してくると若干暗さを感じるようになってきました。

LVP-HC900Jでは、カラーホイールの変更や250Wランプなどにより、明るさ1400ルーメンを実現し、固定アイリス使用で4000:1(アイリス絞り最小)のコントラスト比をたたき出します。

SHARPは高級DLPから路線を変え、720pのHD2+パネルを搭載しながら低価格を実現したXV-Z2000を発売し、VPL-HS50やHT1100JKなどのミドルクラスゾーンに参入しました。

Xvz2000 SHARP XV-Z2000

レンズシフト非搭載で、筐体や回路を他モデルと共用することでコストダウンを実現した為、高級機と同等の画質とはいかないまでも、液晶プロジェクターとは明らかに違う黒を再現し、ユーザーの選択肢を広げてくれました。

「HD2+」の時はやや出遅れたYAMAHAですが、最新の「HD2++ DarkChip3」パネルを搭載した最新機DPX-1200を早くも年末に発売しました。

Dpx1200 YAMAHA DPX-1200

DMD素子が、HD2+よりもミラーの間隔を狭くし、ミラーの支柱部の黒点(Via)をさらに小さくして光の利用率を上げたDarkChip3になり、コントラスト比も5000:1にアップしました。

それに伴い、ガンマカーブ等の見直しを行って実現した映像は、固定画素プロジェクターの王者と呼ぶべき当時最高峰の映像でした。

高級モデルでありながら、適度なビビッドさを残しているところが個人的には気に入ってました。

楽屋話ですが、今まで画素の真ん中に映るViaの黒点を頼りにフォーカスを合わせていた人は、フォーカスが合わせづらくなるという副作用も生まれました。

2004年は、バルコホームシアター事業からの撤退を発表し、事実上3管式プロジェクターの新品を購入することが出来なくなり、アナログからデジタルへの移行を強く感じました。

ただ、完全に3管式プロジェクターを購入するルートが無くなった訳ではなく、まだまだ愛用しているユーザーの方もいらっしゃったので、3管式プロジェクターの灯が消えたわけではありません。

この頃は、DVDOのビデオプロセッサーiScan HD+とMITSUBISHIの3管式プロジェクターLVP-2001を組み合わせて、480p/72Hzによるフレーム等倍のDVD再生などが、3管ユーザーの中では話題でした。

Iscanhd DVDO iScan HD+

【第2章】でも書きましたが、通常DVDなどをテレビやプロジェクターで再生する場合は、日本のテレビ放送規格に合わせて1秒間60コマで映します。

その為、24コマの映画ソフトは、2-3プルダウンという2コマ⇒3コマ⇒2コマ⇒3コマと繰り返して60コマを作り出す方式が取られます。

その弊害として、やや動きにガタツキが生まれ、滑らかさに欠ける映像になります。

480p/72Hzというのは、縦解像度480のプログレッシブ映像を、1秒間に72コマで映します。

72というのは24の3倍ですので、LVP-2001等の72Hz入力可能なプロジェクターでは、フレーム等倍映像が可能になるという仕組みです。

Lvp2001

この効果は、どのようなシーンでも実感できるようなものではありませんが、人物のゆったりとした仕草や、ゆっくりしたカメラのパンなどで、ドキッとするような滑らかで官能的な動きを見せます。

この効果は、今でも実感することが出来ます。

それは、Blu-rayの24pダイレクト出力です。

今のプロジェクターやテレビは24p入力対応になっておりますので、それを96コマや120コマの等倍で映すことが可能です。

また、PanasonicのDMR-BZT9300やOPPOのBDP-105などでは、DVDの24p変換出力が可能ですので、お持ちの方は是非試してみてください。

Dsc02405 BDP-105の設定画面

フレーム補完や余計な映像処理はOFFにして見てください。

普段気付かなかったシーンに官能性を感じるかもしれません。

iScan HD+で見たフレーム等倍の映像は、目に焼き付くほど鮮烈に残っています。

質の良いフレーム補完を行うと、このフレーム等倍に近い官能性が生まれることがあります。

MITSUBISHIのLVP-HC8000DLVP-HC9000D等に搭載されているフレームレートコンバーターは優秀ですので、お持ちの方はデフォルトよりも一つくらい効きを弱くして映画を見ていただくと、「これか!?」という発見があるかもしれません。

と最後はマニアックな話になってしまいましたが、【第4章】はここまでになります。

【第5章】で書かれる2005年は、いよいよフルHDの幕が開けます。

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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11月4日(月・祝) 話題の4Kプロジェクター 『SONY VPL-VW500ES視聴会!!』

Bar_sony_2_538

早々に1部/2部定員となりましたが、急遽3部17:00~18:00 をご用意しました。

まだ若干のお席がございます。ご予約はコチラからお願いします。

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