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2013年10月

2013年10月31日 (木)

【大阪梅田店】 木箱祭りです

大阪梅田店 明石(あかし)です。

Akashi120116_180

変なブログタイトルですいません。

メーカーのご好意で、LUXMAN(ラックスマン)の真空管プリメインアンプの新製品 LX-32u 

Img_0687

をお借りしております。 真空管ですから、決して高出力というわけではないのですが、38シリーズとはまた違った鳴りっぷりのよさが感じられます。

ズラッと、現行の木箱モデルをならべてみました。

Img_0694

たまたま置いた ECLIPCE TD TD510zMkⅡ とあわせると、レトロフューチャーっぽいデザインが、意外に合うような気もします。

半導体出力と真空管出力が切替可能な CDプレイヤー D-38u

Img_0695

近年の木箱モデルの原点となったヒットモデル 真空管プリメイン SQ-38u

半導体アンプながら木箱モデルのため真空管アンプと誤解されがちな L-305

Img_0696

これに、真空管コントロールアンプ CL-38u

Cl38u

を加えた5機種が現行のLUXMAN(ラックスマン)木箱モデルのラインナップとなります。

小型据え置き型USB-DACや、DSD対応USB-DACをいち早く投入する先進性と、こういった往年のオーディオファンへのサービス精神や遊び心も忘れないところが、いまのLUXMAN(ラックスマン)の人気を支えていると言えるかもしれませんね。

LUXMAN(ラックスマン)真空管プリメインアンプ LX-32u は、11/4(祝・月)迄 店頭にございますので、ぜひご試聴にご来店ください。お待ちしております。

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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11月4日(月・祝) 話題の4Kプロジェクター 『SONY VPL-VW500ES視聴会!!』

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早々に1部/2部定員となりましたが、急遽3部17:00~18:00 をご用意しました。

まだ若干のお席がございます。ご予約はコチラからお願いします。

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

Bar_osaka_tamo_560

・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

・5万円以上ご購入のお客様 ⇒ 120分まで無料

上記サービスが可能となりました。

サービスを受ける際は、確認の為、

24の駐車証明書をスタッフまでご提示ください。

詳しくはコチラから。(駐車場の地図も掲載しています。)

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■株式会社アバック 大阪梅田店
ホームページ:
http://www.avac.co.jp/osakaumeda
メールアドレス:osaka-umeda@avac.co.jp
TEL:06(6949)8726
FAX:06(6361)3339
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530-0047
大阪府大阪市北区西天満4-4-18 梅ヶ枝中央ビル1F
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営業時間
平日    AM11:00~PM8:00
土曜    AM10:00~PM7:00
日曜・祝日 AM10:00~PM7:00
定休日 水曜日

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2013年10月28日 (月)

【大阪梅田店】 秋の展示処分市 10月31日迄です

大阪梅田店 明石(あかし)です。

Akashi120116_180

とにかく暑かった大阪も、やっと涼しく、寒いぐらいになってきました。

そんなこの時期、秋冬の新製品も続々発表、発売となっております。オーディオ&ビジュアルファンにとっては、ワクワクする季節ですね。さらに、新製品とともにこの季節をワクワクさせてくれるのが、商品入れ替えに伴う『展示処分品』の存在ではないでしょうかsign02

普段、絶対出ないような価格、しかもメーカー保証付きで、人気商品が手に入るチャンスですsign01

Bar_osaka_aut_exhibit_2_275

「この時期だけのお買い得!秋の展示処分市開催」

掲載以外にも、展示処分品はございますので、詳細は大阪梅田店までお問合せください。

こんなものや、

MONITOR AUDIO Silver RX8(ローズウッド) 処分売価¥138,000(税込/ペア)送料別

Rx8rn

 こんなものも。

MONITOR AUDIO Silver RXW12(ハイグロスブラック) 処分売価¥138,000(税込)送料別

Rxw12hgbk なにせ、すべて一点ものです。気になった商品はお早めのご決断がオススメですsign01

もちろんご来店いただければ、実物の確認や、ご試聴も可能ですので、お気軽にお問合せください。ご来店もお待ちしております。

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11月4日(月・祝) 話題の4Kプロジェクター 『SONY VPL-VW500ES視聴会!!』

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早々に1部/2部定員となりましたが、急遽3部17:00~18:00 をご用意しました。

まだ若干のお席がございます。ご予約はコチラからお願いします。

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

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・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

・5万円以上ご購入のお客様 ⇒ 120分まで無料

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サービスを受ける際は、確認の為、

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日曜・祝日 AM10:00~PM7:00
定休日 水曜日

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2013年10月27日 (日)

【大阪梅田店】marantz SA-14S1&PM-14S1は、限りなく11シリーズに近い直系モデルです!!

ココイチで読み始めたあだち充の「H2」が、あと最終巻を残すのみとなった渡部です。

Watanabe_180_188 
「marantz SA-14S1・PA-14S1をB&W CM10で聴いてみよう!!」という試聴会を行いましたので、簡単に両機を紹介したいと思います。

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まずは、USB-DAC/SACDプレーヤー「SA-14S1」です。

Sa14s1

USB-DAC/SACDプレーヤーという肩書きに、USB-DAC機能はおまけじゃない、というメーカーの主張が見えます。

なんとなく型番から想像すると、SA-13S2SA-15S2の中間モデルのような印象を受けますが、じつは、SA-11S3NA-11S1の技術を数多く投入した、11シリーズ直系モデルなのです。

NA-11S1から受け継がれるのが、USB-DACに使われている「コンプリート・アイソレーション・システム」です。

これは、信号ラインや電源ラインからのノイズ混入と、グラウンド電位の変動を排除する堅牢なアイソレーションシステムで、ここまで徹底された物は見たことありませんsign01

もうひとつは「デュアル・クリスタルクロック」です。 

CDの44.1kHz系と、ハイレゾに多い48kHz系それぞれに専用クリスタルを搭載するという贅沢仕様です。

この辺りはSA-11S3よりも進化してしまっています。

逆に、SA-11S3との大きな違いは、ドライブのベースと、アナログ回路の後段のみとのことで、SA-14S1のコストパフォーマンスの高さがうかがえます。

また、DSD 5.6MHzにも、晴れて正式対応をアナウンスできるようになりました。

ちなみに、SA-11S3同様DSD 5.6MHz信号入力時は、このような表示になります。

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プリメインアンプの「PM-14S1」にもPM-11S3の技術が数多く投入されています。

Pm14s1
二重シールドの大型トロイダルトランスは従来と同じですが、巻線にPM-11S3と同様のOFCをこのクラスとしては初めて使っています。

ブリッジダイオードの容量も従来の10Aから20Aに強化し、電源インピーダンスを下げています。

これらにより、PM-13S2が聴かせてくれたエネルギー感をさらに進化させ、PM-11S3に近い表現力を身に付けた印象です。

真鍮よりも加工が難しくコストが高い銅削り出しスピーカーターミナルを、音質重視の為に採用するところにも熱いクラフトマンシップを感じますsign01

Dsc02381_2 
SA-14S1・PM-14S1ともに大阪梅田店に常設展示しておりますので、ご試聴・ご来店おまちしておりますsign03

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10月31日まで「この時期だけのお買い得!秋の展示処分市開催」中です

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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11/4(祝) 「SONY 4K プロジェクター視聴/体験会」

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3回目17:00 ~ が追加になりました。

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

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・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

・5万円以上ご購入のお客様 ⇒ 120分まで無料

上記サービスが可能となりました。

サービスを受ける際は、確認の為、

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詳しくはコチラから。(駐車場の地図も掲載しています。)

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平日    AM11:00~PM8:00
土曜    AM10:00~PM7:00
日曜・祝日 AM10:00~PM7:00
定休日 水曜日

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2013年10月22日 (火)

【大阪梅田店】 今後の店舗イベントのご紹介です

大阪梅田店 明石(あかし)です。

Akashi120116_180

最近、漫画の話ばかりで申し訳ありませんが、「シドニアの騎士」面白いです。CG制作の老舗ポリゴン・ピクチュアズ製作でアニメ化も決定しているそうで、楽しみですね。

さて、本日は今後の大阪梅田店店舗イベントのご紹介です。

まずは、今週末 10月26日(土)13:00~ 

marantz 14シリーズ発売記念!
marantz SA-14S1・PM-14S1をB&W CM10で聴いてみよう!!」

Bar_osaka10_26_275

この秋冬の新製品の中核となるであろう、プレイヤー、プリメイン、スピーカーのご試聴イベントとなっております。

当日対象商品お買い上げのお客様には、ご購入特典もご用意しております。

Osaka10_26sp

まだ、お席に余裕がございます。ご予約はコチラからお願いしますsign03 

 

イベント公開時から、大反響をいただいております、

11月4日(祝) 『SONY VPL-VW500ES 視聴会』 

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PM1:00 ~ の第一回、PM3:00 ~ の第二回、ともに定員につきご予約締め切らせていただきましたが、

急遽sign03 第三回 PM5:00 ~ をご用意いたしましたsign01 超話題の4Kプロジェクターを発売前に観られる貴重な機会ですhappy02 奮ってご参加ください。

ご予約はこちらからお願いしますhappy02

このほか、各種セールも好評開催中です。ぜひ、ご来店くださいsign03

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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10月19日(日) ~ 10月27日(日)迄

『Micro SE & ADiva SE 新発売記念!

アンソニーギャロプレゼンツ サラウンドスタイル提案会』開催中です

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10月31日まで「この時期だけのお買い得!秋の展示処分市開催」中です

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

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・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

・5万円以上ご購入のお客様 ⇒ 120分まで無料

上記サービスが可能となりました。

サービスを受ける際は、確認の為、

24の駐車証明書をスタッフまでご提示ください。

詳しくはコチラから。(駐車場の地図も掲載しています。)

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■株式会社アバック 大阪梅田店
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営業時間
平日    AM11:00~PM8:00
土曜    AM10:00~PM7:00
日曜・祝日 AM10:00~PM7:00
定休日 水曜日

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2013年10月21日 (月)

【大阪梅田店】『デジタル時代のホームシアター近代史:第3章 ブルーレイの登場と映像デジタル伝送の始まり』

「ダンダリン 労働基準監督官」が意外と好きな渡部です。

Watanabe_180_188 
【第2章】から引き続き【第3章】2003年を中心に書きたいと思います。

この辺りから、現在のAV機器との関わりが深くなっていきますので、興味深い製品も増えてくると思います。

まずはプレーヤー系からいきますと、2002年末発売のプロジェクターに搭載された、HDCP対応DVI端子で接続できる国内初のDVDプレーヤー、marantz DV8400が発売されます。

Dv8400 marantz DV8400

現在のHDMIの前身になる、映像のデジタル伝送が始まります。

Dvi_3

今までのDVDプレーヤーは、如何に正確なアナログ変換が出来るかを競っていましたが、これで変換エラーやロスの無いDVD再生が可能になりました。

さらにDENONのDVD-A11が登場、DVI出力解像度を1280×720pや1920×1080iに変換するスケーラーが付き、さらなる高画質への可能性を見せてくれました。(初期はバージョンアップ対応)。

Dvda11 DENON DVD-A11

映像DACも216MHz/12bitまで進化しました。

まだ3管式プロジェクターやブラウン管テレビなどの、DVI入力ができない機器をお持ちの方もいらっしゃったので、映像DACの性能もまだまだ重要です。

他に216MHz/12bitを搭載したモデルは、marantzのDV-12S2があり、DVDレコーダーでもPioneerのDVR-710H、TOSHIBAのRD-X4など徐々に増えていきます。

Dv12s2 marantz DV-12S2

Dvr710hPioneer DVR-710H

Rdx4 TOSHIBA RD-X4

年末には、HDMI端子を初搭載したPioneerのDV-S969AViが発売され、いよいよ映像のデジタル伝送がホームシアターでは主流になりそうな予感がしました。

Dvs969avi Pioneer DV-S969AVi

まだこの時のHDMIVersion1.0で、映像のみの伝送でしたが、この後AV機器接続の主流になるHDMIの記念すべきスタートです。

映像DACも業界最高スペックの216MHz/14bitを誇ります。

ディスクプレーヤーで最先端を走るPioneerの、先進性を感じるモデルですsign01

ブルーレイプレーヤーでも最先端を走って欲しい、と願うのは私だけではないと思います。

216MHz/14bit映像DAC搭載機では、TEACのハイエンドブランドESOTERICのUX-1という高級機もありました。

Ux1 ESOTERIC UX-1

今では望むべくも無い超弩級ユニバーサルプレーヤーで、待ちに待ったDVD対応の新VRDSメカが搭載され、もちろんDVI(HDCP対応)出力もあります。

そしてこの年いよいよ、世界初のブルーレイレコーダーSONY BDZ-S77が発売されます。

Bdzs77 SONY BDZ-S77

ブルーレイはDVDよりも高精度な読み取りが必要な為、外部の衝撃や振動を遮断する必要があり、BDZ-S77は、ドライブを吊り下げ浮いた状態にする、フローティングメカニズムという独特な構造でした。

フロントパネルも電動で可動するなど、1号機ということもあり今では考えられないような豪華な作りでした。

ただ、発売を急いだ為か、対応ディスクもBD-RE 23GBのみ、地上波デジタルチューナー非搭載、HDMI出力非搭載など、機能的には若干不満の残る仕様でした。

また、いまでは考えられませんが、このときのブルーレイディスクはケース付きで、1枚¥2,300くらいしました。

Bf23g
それでも、ハイビジョン映像をディスクに保存できるというのは、オーディオ&ビジュアルファンにとって至高の喜びだったと思います。

AVアンプでは、 ONKYOがカスタムインストレーションブランド“Integra”の名を冠して発売したDTC-7(コントロールセンター)、DTA-7(7chデジタルパワーアンプ)と、SONYのTA-DA9000ESというデジタル(Class D)アンプが注目を集めました。

Dtc7 Integra DTC-7

Dta7 Integra DTA-7

Tada9000es SONY TA-DA9000ES

DTA-7は、オンキョー独自のパルス幅変調技術“VL digital”により、デジタルアンプの弱点であったパルス性ノイズを排除し、デジタル臭さが無く情報量の多い音を聴かせます。

TA-DA9000ESは、スピーカーの直前まで完全デジタル処理をする“S-Master PRO” により、クリアー且つパワー感のある圧倒的な音でした。

現在国産AVアンプで唯一デジタル(Class D)アンプを採用しているのは、パイオニアのSC-LX87をはじめとする“ダイレクトエナジーHDアンプ”搭載機のみですが、開発の難しさはあるにせよ、AVアンプとデジタルアンプというパッケージングは名機が多いです。

そのほか、YAMAHAのアナログAVアンプの集大成という意味でのZと、9chパワーアンプ搭載で、Z9と名づけられ、CX-A5000MX-A5000の開発でも音質クオリティーの基準となったDSP-Z9も記憶に残る1台です。

Dspz9 YAMAHA DSP-Z9

ヤマハ版自動音場補正 YPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)や、ヤマハ初のTHX Ultra2認定も話題になりました。

自動音場補正の本家PioneerのVSA-AX10iの進化版VSA-AX10Aiも、自動音場補正MCACCが、それまでの周波数音圧レベル時間軸を加えた3次元補正可能なAdvanced MCACCになり、より緻密で正確な補正が可能になりました。

Vsaax10ai Pioneer VSA-AX10Ai

Victor(現JVC Kenwood)のAX-V8000も、K2テクノロジーを使った「CCコンバーター」や、当時まだ搭載の少なかったアナログダウンミックス機能「プレシジョン・ダウンミックス・コンバーター」などのマニア心をくすぐる機能で、影のベストセラー機でした。

Axv8000 Victor AX-V8000

ここで、ようやく主役のプロジェクターの話に入ります。

前半注目の1台は、MITSUBISHIの初のホームシアター用DLPプロジェクターLVP-D1208です。

Lvpd1208 MITSUBISHI LVP-D1208

DLPパネルの解像度は1024×576ですが、これは1024×768(XGA)の16:9部分のみを使っている為です。

この576という数値は、ヨーロッパなどで使われている映像規格PALの縦解像度と同じですので、PALのプログレッシブを1:1で表示でき、より高画質にDVDを鑑賞する為にPAL盤を購入している方には嬉しいポイントでした。

この解像度が、しばらくホームシアター用ミドルクラスDLPの標準仕様になります。

映像の方は、明るさやクッキリ感を演出するような白ピークや輪郭強調は皆無で、丁寧な階調表現や3管式のLVP-2001をリファレンスにした絵作りは、最新機LVP-HC8000Dにも通じる職人的なこだわりを感じさせます。

SONYからは、民生機初のフルHDパネルを搭載したQUALIA(クオリア) Q004-R1が発売されます。

Q004r1SONY Q004-R1

パネルは反射型液晶の新デバイス“SXRD”で、最新モデルVPL-VW500ESにも使われています。

QUALIA(クオリア)自体はソニー直販のみという特殊な商品でした。

4K以前は、よく「フルHD」という言葉が使われました。

これは、縦解像度650以上をHDパネルと定義されている為、1280×720ドットのパネルなどと、縦解像度1080をダウンスケーリングすることなく表示できると1920×1080ドットのパネルを、区別する為に生まれた呼称です。

今では普通になってしまいましたが、1920×1080をダウンスケーリングすることなくドット・バイ・ドットで映した美しさは、衝撃的でした。

しかし、フルHDパネルが本領を発揮する、1080/24P収録のBlu-rayHD-DVDのソフトが登場するのは、もう少し先です。

Q004-R1には、高価ながら自然光に近い特性のキセノンランプが使われ、やや青白い印象の高圧水銀ランプとは異なる、自然で暖かみのある映像が印象的でした。

SONYは液晶プロジェクターでも、VWシリーズに変わり主力になった感のあるシネザシリーズの最新モデル、VPL-HS20VPL-HS3を発売し勢いを感じさせます。

Vplhs20 SONY VPL-HS20

Vplhs3 SONY VPL-HS3

サイドショットも、縦方向を自動補正できる「サイドショット2」に進化しましたが、SANYOなどのレンズシフトの前では、やや分が悪い感じでした。

自社の液晶パネルを使うSONY以外のメーカーは、エプソンの第4世代ドリームパネル「D4」の1280×720画素を搭載したモデルを発売します。

SANYOのLP-Z2は、上下左右レンズシフトをさらに上下±1画面、左右±1/2画面に拡大し、設置のしやすさと自由度はまさに革命的でした。

Lpz2 SANYO LP-Z2

このモデルがプロジェクター普及に果たした役割は本当に大きかったと思います。

Panasonicのホームシアタープロジェクターも第三世代になり、1280×720画素のパネルを搭載したTH-AE500を発売します。

Thae500 Panasonic TH-AE500

画素間の格子を目立たなくする「スムーススクリーン」や、ハリウッドのカラーリストと共同で画作りした「ハリウッド画質」が売りでした。

本家EPSONも、SANYOにつづき上下左右レンズシフトを搭載した、EMP-TW200を発売します。

Emptw200 EPSON EMP-TW200

液晶パネル開発メーカーならではの、最新パネルを使って真っ先に開発が出来るアドバンテージを生かした画作りは、他のメーカーを1歩リードしていました。

DVI入力非搭載などライバル機の後塵を拝する仕様ながら、伝統的な肌色の美しさなど、純粋に画質で選ぶ方が多いモデルでした。

さらにEPSONは、上級機としてEMP-TW500を発売し、液晶プロジェクターの可能性を見せてくれました。

Emptw500EPSON EMP-TW500

高級機としてDLPが君臨する中、液晶プロジェクターで高級機を出してきたEPSONには、自信とプライドを感じました。

液晶パネルを知り尽くしたEPSONが、当時持てるすべての技術を結集して完成させたELP-TW500は、DLPがやや苦手とする中間色滑らかな階調の表現と、DLPに迫るような深い黒を実現し、液晶パネルのポテンシャルの高さを見せつけました。

HDMI入力を装備するなど、仕様の面でも先進的でした。

DLPプロジェクターも、ミラーの取り付け部の黒点を小さくし、光利用効率を向上させたDMD素子「HD2+」搭載モデルが次々に発売されます。

marantzのVP-12S3は、一見地味なモニター調の画質ながら、品位の高い画作りで評価が高かったモデルです。

Vp12s3 marantz VP-12S3

付属の色温度センサーは、今のDLA-X75RやVPL-VW500ESのオートキャリブレーションの先駆けです。

Photo
SHARPのXV-Z11000は、当時最強のコントラスト比:5500対1を誇り、パッと見でもDLPの凄みを感じさせてくれました。

Xvz11000 SHARP XV-Z11000

LVP-D1208に続き、MITSUBISHIから新型DLPプロジェクターLVP-D2010が発売され、高級DLPに新たなモデルが追加されました。

Lvpd2010 MITSUBISHI LVP-D2010

「HD2+」パネル搭載ながら、抑えた価格設定と、3管式を思わせる趣のある画作りで、大人気でした。

エントリーモデルからグレードアップを考えてる方には、まさにうってつけのモデルでしたsign01

2003年は、プレーヤーとプロジェクターにDVIHDMI搭載機が揃い、高画質を求めるならデジタル伝送は当然という時代になってきました。

また、3管式プロジェクターブラウン管テレビなどのアナログ機器が衰退し、固定画素のプロジェクターやディスプレイなど、デジタル機器の台頭を強く実感する年でもありました。

そして、12月1日に地上波デジタル放送が、東京、大阪、名古屋から開始され、デジタルハイビジョンがさらに広まっていきます。 

【第3章】はここまでです。

【第4章】は、この流れが加速していく2004年を描きます。 

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10月26日(土)13:00~ 

marantz 14シリーズ発売記念!
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ご予約はコチラからお願いしますsign03 

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11/4(祝) 「SONY 4K プロジェクター視聴/体験会」

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3回目17:00 ~ が追加になりました。

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平日    AM11:00~PM8:00
土曜    AM10:00~PM7:00
日曜・祝日 AM10:00~PM7:00
定休日 水曜日

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2013年10月20日 (日)

【大阪梅田店】 SA-14S1 / PM-14S1をCM-10で聴いてみよう

大阪梅田店 明石(あかし)です。

Akashi120116_180

今週末のイベントのご紹介です。

 10月26日(土)13:00~ 

marantz 14シリーズ発売記念!
marantz SA-14S1・PM-14S1をB&W CM10で聴いてみよう!!」

Bar_osaka10_26_275

marantz プレイヤー&プリメインの中核を担う新シリーズ「14シリーズ」を、B&W CM-10 で鳴らします。

marantz SA-14S1

Sa14s1_220

marantz PM-14S1

 

Pm14s1_220

B&W CM-10(B)

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上位機種である11シリーズ、800Diamondシリーズは、確かに人気に違わぬ良質な製品ですが、この価格帯も国内外問わず「アツイ」モデルが揃っています。今後、間違いなくその中核を担っていくであろう3モデル、じっくり味わってみてください。

当日対象商品お買い上げのお客様には、ご購入特典もご用意しております。

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上記サービスが可能となりました。

サービスを受ける際は、確認の為、

24の駐車証明書をスタッフまでご提示ください。

詳しくはコチラから。(駐車場の地図も掲載しています。)

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■株式会社アバック 大阪梅田店
ホームページ:
http://www.avac.co.jp/osakaumeda
メールアドレス:osaka-umeda@avac.co.jp
TEL:06(6949)8726
FAX:06(6361)3339
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530-0047
大阪府大阪市北区西天満4-4-18 梅ヶ枝中央ビル1F
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営業時間
平日    AM11:00~PM8:00
土曜    AM10:00~PM7:00
日曜・祝日 AM10:00~PM7:00
定休日 水曜日

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2013年10月19日 (土)

【大阪梅田店】 アンソニーギャロフェア開催中です

大阪梅田店 明石(あかし)です。

Akashi120116_180

アバック大阪梅田店では、本日10月19日(日)より

Bar_osaka_ans_275

『Micro SE & ADiva SE 新発売記念!

アンソニーギャロプレゼンツ サラウンドスタイル提案会』

を開催しております。

ANTHONY GALLO(アンソニーギャロ)の MICRO SATELLITE(マイクロサテライト)

Micro_001

と、A'DIVA(アディバ)

Adiva_001

チタンユニットモデルのTiシリーズが完了になり、新たに独自の超広拡散のフラットダイヤフラムトランスデューサーを採用した「SEシリーズ」が発売となりました。

Micro SE

Se_micro01_02_2

A’Diva SE

Se_adiva01_02_2

上記ニューモデル発売記念のアンソニーギャロフェアとなっております。なんといってもこちらのモデルの魅力は、そのルックスと設置スタイルの豊富さ。MICRO SATELLITE(マイクロサテライト)、A’Diva(アディバ)ともに、

スタンド設置、テーブル置き、ウォールマウント(天井/壁付)、シーリングマウント(天井埋め込み)、さらにコンセント・ボックスを利用して、スピーカーを壁付けするJUNCTION BOX (ジャンクション・ボックス)

Acce_02

なんていうオプションマウントまであります。10月27日(日)までの期間中、これらをリビングシアターコーナーに、5.1chにて展示しております。

Img_0638

期間中に対象商品をお買い上げいただいたお客様には、素敵な特典もご用意しております。

詳しくはコチラを御覧下さい。

ぜひ、ご来店のうえ、理想のサラウンドスタイルを見つけてください。

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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10月26日(土)13:00~ 

marantz 14シリーズ発売記念!
marantz SA-14S1・PM-14S1をB&W CM10で聴いてみよう!!」

Bar_osaka10_26_275

ご予約はコチラからお願いしますsign03 

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

Bar_osaka_tamo_560

・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

・5万円以上ご購入のお客様 ⇒ 120分まで無料

上記サービスが可能となりました。

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2013年10月18日 (金)

【大阪梅田店】『デジタル時代のホームシアター近代史:第2章 新たなデジタルインターフェースの登場』

第2章ですでに限界を感じている渡部です。

Watanabe_180_188 
【第1章】2001年まで書きましたが、【第2章】では2002年から始めていきたいと思います。

年明けてすぐに強力なプロジェクターがデビューします。

EPSONのホームプロジェクター参入第一弾ELP-TW100です。

Elptw100_2 EPSON ELP-TW100

今後しばらくメインで活躍する、解像度1,280×720(720p)の液晶パネルがいよいよ搭載されました。

液晶パネルの製造・供給メーカーというアドバンテージを生かして開発されたELP-TW100は、1号機とは思えぬ完成度の高さで、高画質志向のユーザーも満足の画質でした。

プログレッシブ回路には、ジャギーの少ない滑らかな映像で定評のあるファロージャの「DCDi」が搭載されていました。

そして、MITSUBISHIからも三菱液晶プロジェクターの決定版ともいうべきLVP-L01が発売されます。

Lvpl01 MITSUBISHI LVP-L01

3次元デジタルガンマ補正回路を搭載し、色むらや色かぶりの無い映像は、液晶プロジェクターであることを忘れるほどでした。

DVDプレーヤーとAVアンプのデジタル音声伝送にも、新しいインターフェース「DENON Link」が登場します。

新たな108MHz/14bit映像DAC搭載のDVDプレーヤーDVD-A1と、DENONの最新旗艦AVアンプAVC-A1SRの間でDENON Link接続が可能になりました。

Dvda1 DENON DVD-A1

Avca1sr_2DENON AVC-A1SR

このDENON Linkは、音質的なメリットだけでなく、規格上デジタル伝送を許されていないDVD-AudioSACDのデジタル音声伝送に対応し、DVD-AudioSACDのマルチチャンネル再生でもAVアンプ側のスピーカー設定が使えるという魅力的なインターフェースでした。

Denonlink

ちなみにDVD-AudioにはDENON Link S.E.(SECOND EDITION)、SACDにはDENON Link 3rdで対応し、Blu-rayのクロック制御を可能にしたDENON Link 4thを経て、現在DBT-3313UDに最新のDENON Link HDが搭載されています。

Denon_link_hd

若干遅れて、Pioneerからも同様のデジタルインターフェースi-Link(Audio)対応の108MHz/14bit映像DAC搭載DVDプレーヤーDV-S858AiとAVアンプVSA-AX10iが発売されます。

Dvs858ai Pioneer DV-S858Ai

Vsaax10i Pioneer VSA-AX10i

こちらは【第1章】のD-VHSのところで紹介したのと同じi-Linkですが、あちらはi-Link(TS)という規格で、また別の規格になります。

このi-Link(Audio)も同じようにDVD-AudioSACDのデジタル伝送が可能ですが、完全なプライベートリンクのDENON Linkと違い、Pioneer以外でもSONYやESOTERICなどが使っていました。

Ilink_audio 
Pioneerのi-Link(Audio)では、PQLS技術によるフロー制御でジッターを大幅に低減し音質を向上させるという事をしていましたが、このPQLSって聞き覚えありませんか?

PioneerのブルーレイプレーヤーのHDMI伝送にも使われ、現行のBDP-LX55にも最新のPQLSマルチサラウンドが搭載されています。

じつはここからPQLSはスタートしたのです。

AVアンプでは、音質・機能・価格の3拍子が揃って海外製AVアンプとしては異例の売上を誇ったKRELLのSHOWCASEがトピックスです。

Showcase KRELL SHOWCASE

プロセッサーとパワーアンプのセパレート型で、THX-Ultra認証を取り、DD-EX、DTS-ES、DTS NEO:6等の最新フォーマットに対応していました(AACには2003年に対応)。

肝心な音のほうも、AVアンプという枠を破って、ピュアオーディオを彷彿とさせる繊細な表現力と切れのある駆動力で、一体型AVアンプとの格の違いを聴かせてくれました。

DVDレコーダーにも意欲的なモデルが登場します。

DVD-RW+HDDレコーダーのMITSUBISHIのDVR-DS10000ですsign03

Dvrds10000 MITSUBISHI DVR-DS10000

レコーダーでありながら当時最強の108MHz/14bit映像DACを搭載し、まだ一部でしか問題視されていなかったクロマアップサンプリングエラー(色情報の復元時に赤などに出る、滲みやモザイク状の処理エラー)の軽減に本格的に取り組んだモデルです。

DVDプレーヤーの画質をも凌駕する脅威のDVDレコーダーでした。

DVDレコーダーとしても、逆2-3プルダウン処理による24Fフィルム録画という革新的な機能を搭載していました。

2-3プルダウンというのは、テレビ放送の1秒間60コマに合わせるために、映画の24コマを2コマ⇒3コマ⇒2コマ⇒3コマと繰り返して60コマを作り出す方式です。

それを逆に処理することで元の24コマに戻し録画するという技術です。

メリットとしては、データ量を少なく出来ることと、パッケージソフトのように2-3プルダウンによる安定したプログレッシブ再生が可能になることです。

24Fフィルム録画は録画ビットレートを自由に選べないなどの使い勝手の悪さはあったものの、かなり先進的な機能でしたが、このモデルが唯一の搭載機になって後に広まらなかったのは残念としか言いようがありません。

同時期に発売されたPioneerのDVR-77Hと共に、いよいよDVD-RW勢にもHDD搭載モデルが出てきました。

Dvr77h Pioneer DVR-77H

さらに、SHARPからBSデジタルチューナーを搭載したDVD-RW+HDDレコーダーDV-HRD1が、HDDにハイビジョン録画可能なモデルとして登場しました。

Dvhrd1 SHARP DV-HRD1

以後、このBSデジタルチューナー+DVDレコーダー+HDDという組み合わせが主流になっていきます。

2002年後半は主要メーカーからプロジェクターが出揃い、プロジェクター戦国時代に突入します。

8月にSONYのVPL-VW11HTの後継VPL-VW12HTと、ELP-TW100をベースにDPX-1で培ったノウハウを注ぎ込んだYAMAHAのLPX-500が発売されます。

Vplvw12ht SONY VPL-VW12HT

Lpx500_3 YAMAHA LPX-500

これを皮切りに各メーカーの新製品が続々と発売されます。

第2世代機としてPanasonicのTH-AE300とEPSONのELP-TW100Hが発売され、前モデルより正常に進化した映像を見せてくれました。

Thae300 Panasonic TH-AE300

Elptw100h EPSON ELP-TW100H

そして、SANYOが液晶プロジェクターのエントリークラスに投入してきたLP-Z1は、革新的な機能でこの後のプロジェクター普及に大きな役割を果たします。

Lpz1 SANYO LP-Z1

今では当たり前のようにプロジェクターに付いている上下左右レンズシフトですが、ホームシアター用プロジェクターの初搭載はこのLP-Z1です。

これ以後、上下左右レンズシフトはエントリーモデルの必須機能として各メーカーのプロジェクターに搭載されていきます。

DLP勢も、ミラーの振れ角度を従来の10度から12度に広げコントラスト比を向上させた新DMDチップ「HD2」(1280×720)搭載モデルを投入します。

Vp12s2_3 marantz VP-12S2

Dpx1000_2 YAMAHA DPX-1000

Xvz10000_2 SHARP XV-Z10000

これらのモデルは、HDMI以前に映像のデジタル伝送を可能にしたDVI端子(HDCP対応)も搭載していました。

Dvid_2
ただし、この時点で日本国内ではDVI出力付きのDVDプレーヤーはありませんでしたので、DVI接続でのフルデジタル伝送の映像が見られるのは、もう少し先になります。

 同じHD2パネルながら1024×768の4:3パネルを搭載したOPTOMAのH56もこの頃日本デビューを果たします。

H56 OPTOMA H56

国産プロジェクターとは一味違うこってりした映像と、お値打ち感から、隠れた人気がありました。

2002年はかなり濃い1年でしたので、2003年以降は【第3章】に引き継ぎたいと思います。

2003年は、いよいよブルーレイレコーダーが登場し、プロジェクターも新たなデバイスが参戦して熾烈さを増します。

乞うご期待くださいsign03

そ・し・て

明日は、Nuforce マルチチャンネルアンプの試聴会を開催致します。

『海外製サラウンドアンプの灯は消えていない!
Nuforce マルチチャンネルサラウンドアンプ試聴会』

 10月19日(土) 13:00~

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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10月26日(土)13:00~ 

marantz 14シリーズ発売記念!
marantz SA-14S1・PM-14S1をB&W CM10で聴いてみよう!!」

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ご予約はコチラからお願いしますsign03 

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11/4(祝) 「SONY 4K プロジェクター視聴/体験会」

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【いつもご来店頂いているお客様へ】

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2013年10月14日 (月)

【大阪梅田店】YAMAHA CD-S3000&A-S3000に見る日本のものづくり

職人さんが出ている番組は、つい見てしまう渡部です。

Watanabe_180_188
10月13日(日)に行いました「CD-S3000/A-S3000試聴会」で両機に深く触れ、日本のものづくりも捨てた物じゃないなと感銘を受けました。

Cds3000

As3000 
良く言われる音楽の三要素は「メロディ」「リズム」「ハーモニー」ですが、ヤマハのオーディオ機器は「メロディ」「ハーモニー」が得意というのが一般的な評価だそうです。

私自身もヤマハの機器に抱くのは、「クリアーで綺麗な音」というもので、あまり「力強さ」「躍動感」という印象はありませんでした。

今回は「リズム」というのが重要な要素だったようで、その問いから企画がスタートしました。

CD-S3000A-S3000の開発テーマは「音楽性」です。

その3大要素をカタログから参照しますと、

一つ、小さな音でも遠くまで届く、抜けの良い音の開放感。

二つ、音楽のエモーショナルさ。演奏者の身体で表現される深い情感。

三つ、演奏者とあい対しているかのような、「音楽がここにある」という確かな実感。

技術感性が高い次元で融合しないと実現できない難しいテーマです。

そこには、機器のみならず音楽そのものを楽しんで欲しいという開発者の思いが感じ取れます。

それを実現する為にCD-S3000A-S3000では「ローインピーダンス化」「リジットなコンストラクションの構築」に取り組みました。

CD-S3000のキーデバイスは、D/Aコンバーターに使われているESS社製32bitD/Aコンバーター「SABRE32 REFERENCE DAC」(ES9018)で、ヤマハのCD/SACDプレーヤーには初搭載です。

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S/Nが良く、微小信号の再現性に優れたES9018を、左右4ch使ったダブルディファレンシャル動作で使用し、情報量の豊かな音を実現しました。

CD-S3000では、ローインピーダンス化の為に、トロイダルトランスから電源モジュールなどの大電流を扱う部分にはハンダを使わず、ネジ止めを行っています。

Dsc02344 
また、ノイズの問題で通常は難しいのですが、ブロックコンデンサーをデジタル/アナログ回路基盤へそれぞれダイレクトにマウントし、電源ラインを短くすることでローインピーダンス化を実現しました。

Dsc02347_2

リジットという言葉でまず目が行くのは、新開発のオプティマイズド・ハイプレシジョン・リジットCDメカニズムという ドライブメカです。

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CD-S2000のドライブメカもかなり剛性の高いものでしたが、こちらは遥かに上を行く堅牢さです。

このとにかく重いドライブメカを支えるメタルブロック製アンカーは、調整機構を備えた二層構造になっており、ディスクトレイとフロントパネルの高精度なすり合わせを実現しています。

Dsc02355 
そして、USB DAC機能も搭載しPCオーディオに対応しているのも魅力です。

Dsc02345

しかも、192kHz/24bitPCM系から5.6MHzDSDまで対応し、現在の最高スペックの音源が再生できます。

弟機CD-S2000に比べると、CD-S3000の音は、綺麗でクリアーなだけでなく、質感のリアリティー音の実在感が向上している印象です。

プリメインアンプA-S3000のキーデバイスは、MOS-FETトロイダルトランスで、こちらも同時に搭載するのはヤマハのプリメインアンプ初です。

Dsc02350MOS-FET

A-S3000でも「ローインピーダンス化」「リジットなコンストラクションの構築」が最重要課題です。

MOS-FETを使ったフローティング&バランス・パワーアンプA-S3000のもっとも特徴的な部分です。

MOS-FETは、NchPchで特性の揃った物を見つけるのはほぼ不可能だそうで、A-S3000ではNch MOS-FETのみを使用し、+側と-側の計4個をフローティングさせ、プッシュ-プル動作を完全に対称化し、極性の違いによる音質差を無くしました。

Dsc02349

これにより「しなやかさ」と「力強さ」というMOS-FETの特性を活かしつつ、S/Nの優れた、音場感の高い音と、ローインピーダンス化を実現しました。

各回路を、独立した三次元構造ベースフレームで支え、高剛性と振動の排除を実現したリジット・ストリームラインド・コンストラクションも、特徴的かつ重要な部分です。

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こちらもトランスやブロックコンデンサーの接続にはハンダを使用せずネジ止めされます。

Dsc02352 
また、ボリュームコントロールも、ラダー型アッテネーターを6個を使い、角度の検出のみを行っているので、ボリュームからオペアンプを排除でき、信号が2つの抵抗のみを通る為、音質的に良いとのこと。

A-S3000の音は、今までのヤマハのアンプの良さを継承しつつも、実在感躍動感に満ちた楽しい音に変貌しました。また、音量を絞った時のバランスの良さと、音の広がり感は、このアンプの実力が本物だと証明しています。

外観の質感も音楽を楽しむ為に重要ということで、リアパネル以外、ボリュームノブも含めてネジが見えない構造になっていたり、メーターもアクリルではなくガラスだったりと、見たり触れたりする部分の作りこみも抜かりありません。

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6mm厚のアルミ製トップパネルは、高精度な長方形の放熱孔を空ける為に、裏面の加工にも工夫がしてあります。

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無垢の真鍮から高精度に削りだしたスピーカーターミナルは、見た目や手触りの質感が良いだけでなく、緩みにくいという特徴があるそうです。

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このように中身も外観もこだわり抜かれたCD-S3000A-S3000は、ややもするとコスト計算やマーケティング分析に縛られて、当たり障りの無いつまらない商品が多くなってきたオーディオ製品の中にあって、燦然と輝きを放って見えます。

“コストを考えずやりたいことをやらせた”という開発秘話を聞いて、なるほどと思いました。

オーディオショップの人間としては、このような製品が増えていくことを願わずにはいられません。

CD-S3000A-S3000は、大阪梅田店に常時展示中ですsign03

ぜひYAMAHA開発陣の思いの詰まった音を聴きにいらしてくださいsign01

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こちらも開発者の情熱がこもったモデル↓

『marantz SA-14S1・PM-14S1をB&W CM10で聴いてみよう!!』

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10月26日(土)13:00~

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「秋の買い替え応援キャンペーン」開催中sign03

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『海外製サラウンドアンプの灯は消えていない!
Nuforce マルチチャンネルサラウンドアンプ試聴会』

 10月19日(土) 13:00~

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セットでの購入がお得!! 「ご来店限定 2013年モデル AVアンプ秋祭り」~10月14日(祝)まで!!

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・車でご来店のお客様 ⇒ 60分まで無料

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土曜    AM10:00~PM7:00
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2013年10月13日 (日)

【大阪梅田店】 SA-14S1 / PM-14S1展示開始です 

大阪梅田店 明石(あかし)です。

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最近、異色の野球漫画「グラゼニ」最新巻まで読破しました。普段野球をほぼ観ない(選手の名前もほとんど知りません)私ですが、視点が面白く、ハマりました。興味のある方は是非。

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marantz PM-14S1

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展示開始しました。

いままでの、13S2 / 15S2 が統合された形となり(あくまで現時点では、ですが)、フラッグシップモデル SA-11S3 / PM-11S3 と、この14S1 が、「PREMIUM SERIES」、SA8004/PM8004 や SA6005/PM6005 らコストパフォーマンスを追及しながらも、デザインラインを上位シリーズに合わせたモデルが「PURE BASIC SERIES」となります。

プレイヤー SA-14S1 には、近年のプレイヤーの標準装備となりつつある USB-DAC を搭載。DSD再生対応で抜かりなしです。

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プリメイン PM-14S1 のしっかりとしたターミナル 銅削り出しの同社オリジナルです。

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プリメイン PM-14S1 の端子群

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11S3の技術をしっかり落としこんで、下位モデルとの差もしっかりつけている(スペック上でも、音質上でも)という印象です。

再来週 10月26日(土)13:00~ には、話題の新商品スピーカー、B&W CM-10 との試聴イベントも予定しております。

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こちらも奮ってご参加くださいhappy01 ご予約はコチラからお願いしますsign03

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