イベント

2010年1月24日 (日)

昨日はアンプジラのイベントがありました。

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

昨日はアンプジラ2000SEのイベントが行われましたので簡単にレポートします。

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まずは今回どこが変わったかと言いますと、出力が200Wから300Wへとパワーアップし、前段、後段の回路を一つにしてシンプル化し、より現代的なスピーカーにマッチするように洗練化をはかりました。

それでは早速聴いてみましょう。

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女性ボーカル:Sophie milman:We're in love

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とても芳醇でハスキーな歌声が心地よく、背景のピアノの響きも美しく表現します。

フュージョン:スパイルジャイラ:ココナッツ プリーズ

音の分離感が素晴らしく、バランスのとれたアンサンブルがタイトな低音と共に展開されます。

女性ボーカル:LIGIA PIRO:The way you look tonight

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ヌケの良いボーカルが広がりを伴って展開され、まるでその場で歌っているような実体感が感じられます。素晴らしいです。

説明に気合が入るエレクトリの小野さん

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ここで今回のセッティングにも使用したNordost System Tuning and Set-Up Discの紹介です。

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数あるチェックディスクの中でなにが凄いかと言いますと、皆さんがとても苦労をしているスピーカーの設置位置が、音を聴きながら現状の状態を検証出来るという今までに無い画期的な信号が入っているという事です。従来のディスクは検証は出来ても改善の方法までは分かりませんでした。音の高さ方向、左右の広がり、内振りの角度など3種類のテスト信号を聞きながら今のスピーカーの位置が 良いのか、悪いのか、簡単に検証出来ます。しかも、18HZから90HZの低音がトラックごとに収録されていて、部屋の低音特性や機器の性能なども把握できます。これはAVユースでもとても便利!まさに今までにない画期的なディスクです。これはMUSTで持っておきたいアイテムなので私も買いました。

ディスクの紹介はこの辺にして試聴を続けます。

JAZZ:David Sanborn:St,louis blues

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奏者の熱気がこちらまで伝わってくるような躍動感溢れるプレーが聴く者をひきつけます。

オペラ アリア:恋は野の鳥

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後方に定位する歌声を軸にオケの前後の広がり感が克明に描かれます。

男性ボーカル:Russell Watson:霧のサンフランシスコ

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甘く豊かな声にゆったりと部屋が包まれる感じです。

総評:初代アンプジラは官能的でしたが少し大味な所がありました、このSEは繊細さを兼ね備えた現代的な音にブラッシュアップされた感じです。高SNで透明感ある音は聴く者を魅了します。

2010年1月22日 (金)

明日はアンプジラ2000SEのイベントです!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

明日はアンプジラ2000SEのイベントが秋葉原店で行われます。

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実はたった今輸入元エレクトリの小野さんがセッティングを済まして音が出たばかりです。アンプが温まっていないのに、もの凄くSNが高いHiFiな音が飛び出して来ました、これは素晴らしい! PASSのスピーカーSR1を繊細かつエレガントに鳴らしています。これは皆さん必聴ですよ!まだ席に余裕がありますので皆様のご来店をお待ちしております。

意外と小ぶりなアンプジラとデカイPASSのSR1

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2010年1月19日 (火)

アンプジラ2000SEの試聴会のお知らせ!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

今週の土曜日23日にアバック秋葉原店で新型アンプジラ2000SEの試聴会を行います。

その妖艶な音で数々のオーディオファンを魅了したジョン ボンジョルノの傑作が新しくなりました!100Wもパワーアップした新生アンプジラがどんな音を奏でてくれるか今から楽しみです。 当日はなんとPASSの最新スピーカーSR-1を鳴らします。めったに聴けないこのスピーカーを聴くチャンスです。皆様のお越しをお待ちしています。

アンプジラ2000SE 黒くなってカッコ良くなりました

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PASS SR-1 これは必聴です

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2010年1月17日 (日)

昨日はSonus faber の新作Liuto and Monitorのイベントでした。

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

昨日はソナスファベールの新作LiutoとMonitorのイベントが行われましたので簡単にレポートします。

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このLiuto シリーズはソナスでは初めてソフトドーム ツイーターを使っているのが一番の特徴です。 エントリーモデルながら、キャビネットも上級機と同様にLiuto構造(砲弾型)が採用されていることからこの名前が付けられたそうです。

それでは早速試聴に入ります。 まずはブックシェルフ型のMonitorからです。

女性ボーカル:filippa giordano:君がまぶしくて

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ボリュウム感ある色気漂うボーカルがすばらしいです、背景の楽器の分離感もいい感じ。

ピアノ:Yuja Wang:ショパン ピアノソナタ2番

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音の粒立ちに優れた倍音豊なピアノです。微妙なアタックの強弱も描かれています。

バイオリン:ムター:メンデルスゾーン ピアノソナタ

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艶やかなバイオリンがスピーディーに展開され、ハイスピードな現代的な部分もあります。

ここでスピーカーをフロアースタンディング型のLiutoに替えます。

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女性ボーカル:ジャシンタ:ダニーボーイ

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音のスケール感がアップしました、甘いジャシンタの声が少し後方に定位し、息継ぎも克明に描き出します。

ピアノ:Yundi Li:ラ カンパネラ

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一段と音の彫りが深く、浸透力もアップ。 奏者の気迫が伝わってきます。

バイオリン:シベリュース:バイオリンコンチェルト

明らかに情報量か増えた感じ、微小音の表現も豊です。

ピアノ:アシュケナージュ:モーツァルト ピアノコンチェルト

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軽快なピアノの旋律が美しい倍音とともに描かれます。 背景のオケにうまく溶け合っています。

オーケストラ:ストラヴィンスキー:春の祭典

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重厚かつ壮大なオーケストラが瞬発力ある低音と共に展開、圧巻でした。

総評:

エントリーモデルながらその音はまさにソナス ファベール。 その艶があり潤った音は健在です、それとともに現代的なアレンジがされていて歯切れの良さも持っています。 とてもコストパフォーマンスが高いスピーカーです。 MonitorとLiutoの違いはMonitorの方がより軽快な感じでLiutoの方が音の彫りが深く、重厚さがましています。この辺は好みになると思います。 

最後に進行を勤めていただいた株式会社ノアの成田さんにお礼を申しあげます。

有難う御座いました。

スピーカーの説明に気合が入る成田さん

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DLA-HD950&DLA-HD550イベント開催!!

最近iPodのアルバムアートワーク集めが趣味になった渡部です。

小原由夫氏を特別講師に迎え、DLA-HD950&DLA-HD550の徹底視聴とSC-LX90・BDP-LX91・EXシリーズによるサラウンド体験も同時に行うイベントを、「Victor D-ILAプロジェクター徹底試聴会 & Pioneer ハイクオリティサラウンド体験会」と題して1月23日(土)11:00から行います。(予約制です)

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まだまだ前モデルに倍速が付いただけ、と思われている方もいらっしゃると思いますが、DLA-HD950&DLA-HD550の本当の実力と魅力を紹介できると思います。

もちろんご来場限定の“衝撃特価”を用意してお待ちしております。

なんか久しぶりに真面目なブログになってしまいました。

2010年1月10日 (日)

ソナスファベールの新作Liuto、Monitorの試聴会のお知らせ!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

今日は来週末16日に行われる試聴会のお知らせです。オーディオファンならいつかは手に入れたいと思うソナスファベールの新作です。お値段はリーズナブルなのにその音はまさにソナス直系の音!唯一無二の世界を体験できますので是非お越しくださいませ。詳しくはイベント案内をご覧ください。

フロアースタンディング型のLiutoとブックシェルフ型のMonitor、あなたはどちらのソナスがお好みですか・・・

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2009年12月28日 (月)

シネスコシアターシステム体験イベント報告!!

日本の女優では麻生久美子さんが好きな渡部です。(衝撃告白sign02

12/27に行いました、オーエスプラスe&ビクター共同プレゼンツの「シネスコシアターシステム体験イベント&相談会」が終わりましたので、いつものように報告したいと思います。

スクリーンは、オーエスより新しく発売された、シネスコサイズの張り込みカーブドスクリーン「PA-LCシリーズ」です。

今回使用したのは「ピュアマットⅡプラス」を使った120インチです。サイズのラインナップは120、130、140、150インチが有ります。(参加された方もこの横からの眺めを見て唸っていました)

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この他に、イーストンのTHX認証のサウンドスクリーン「E2S」も選択できます。(将来的にはスクリーンリサーチの生地も使用できる予定だそうです)

裏側はこんな感じです。

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今回はスタンドを使って設置しました。

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プロジェクターには、ビクターのDLA-HD950を使い、シュナイダーのアナモフィックレンズ「CDA1.33x」を通して映します。

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このシュナイダー製のアナモフィックレンズは、映像をただ横に広げるだけでなく、カーブドスクリーンのカーブ率に沿ってフォーカスを合わせます。また歪みや傾きの微調整も行える様になっています。

プレーヤーはBDZ-EX200、アンプはDSP-Z11、スピーカーは最近プロジェクタースタジオのリファレンスになったモニターオーディオのシルバーRXシリーズです。

オーエスさん司会の前半は、様々なアスペクトに対応するために、アンカーベイ製DVDOブランドのビデオプロセッサーiScanVP50PROを使います。

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DVDO EDGEの上位機種になりますが、こちらは様々なアスペクトに対応するために、アスペクトレシオをメモリーできるのが大きな違いです。もちろんエンハンサーを始めとする映像処理や、1080P/24Hz変換等も行えます(1部初期モデルはバージョンUPの必要あり)。

始めにCGアニメ「カーズ」を再生して、カーブドシネスコの魅力を体感していただきました。

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シネスコがぴったり収まる気持ち良さは、実際見ていただかないとなかなか実感できませんが、まさに映画館!という気分にしてくれます。

続いて「ウォーリー」を使い16:9とシネスコの比較を行います。iScanVP50PROのアスペクトのメモリーを使って切り替えます。

まずは16:9

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続いてシネスコ

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やはりピッタリ収まることにより映像が締り、より自然に映像に集中でき、画面に引き込まれていきます。(このアスペクトが変わる時のスムーズな動きがカッコいいlovely

又、WOWOW等の映画で問題になる、黒帯に字幕がはみ出る場合用のアスペクトもiScanVP50PROのメモリーを使って対応できます。

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若干画面が小さくなりますが、カーブドシネスコの魅力は十分有ります。

別の提案として「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の様なビスタ収録も、iScanVP50PROのボーダー(マスキング)機能を使うことで、シネスコに切り出して映すことも出来ます。

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ただし、この場合字幕も切れてしまうので、邦画やアニメに使うと良いかもしれません。(そういえばシネマスコープって20世紀FOXの登録商標で、正式にはワイドスクリーンと言うそうです。知ってました?)

後半はビクターのデモで、これぞシネスコというソフトをこれでもかとかけました。

まずはDVD「スターウォーズ エピソード3」冒頭のコルサント艦隊戦を再生。やっぱりこれでしょうscissors

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やっぱりカーブドシネスコで見る「スターウォーズ」はかっこいいなー(低レベルなコメントですみませんcoldsweats01

これまたシネスコに合いそうな「ブレードランナー」チャプター2を再生。

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うーん雰囲気出ますねー(ブレブレですが)。言い忘れましたが、後半のビクターさんのデモは、iScanVP50PROを通さず、DLA-HD950のVストレッチを使って行いました。iScanVP50PROの様な細かいアスペクトの変更は出来ませんが、シネスコのソフトのみの場合はこれで十分です。

続いてお馴染み「ノーカントリー」チャプター3を再生。

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全体的に輝度レベルのかなり低いシーンですが、シネスコにより黒帯が無い分、さらに黒が沈んで見えます。

やや古めの作品が続いたので、最新作「スタートレック」を再生。

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やはりこういう大作映画はカーブドシネスコが合いますねー。

Vストレッチ+アナモフィックレンズにするメリットとして、1920×1080画素を使ってシネスコを映すので、輝度が下がりません。120インチシネスコですと、16:9の幅に換算すると130インチ弱になりますが、輝度不足をまったく感じません。

次はまた古くなって「ダーティーハリー」の44マグナムで銀行強盗を撃つ名シーン。

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古さを感じさせない高画質ソフトですが、隅々までフォーカスがビシッと合ったカーブド+アナモフィックの良さが良く出ていました。真ん中と周辺のフォーカスが合う事で、カメラでボケているところとの対比ができ、より奥行き感と立体感が生まれます。

スクリーンがカーブする事によりレンズとスクリーンの距離が等距離に近くなりますが、それは人間の目にも当てはまります。

最後は有馬記念に先駆けまして「シービスケット」を再生。

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フロッキー加工の太い枠で囲まれると、カメラのフレームが明確になり、カメラワークがより分かりやすくなります。シネマスコープを使った広々とした構図は、映画の醍醐味を思い出させてくれます。

シネスコカーブドスクリーンは、パネルタイプじゃなきゃならなく、アナモフィックレンズも安いものではありません。「現実的に導入は無理かなー」と思っていた方が、少しでも導入に心が動いてくれたら、イベントをした甲斐があります。

2009年12月25日 (金)

ザ・ファイナル大商談会 in 秋葉原本店イベント報告!!完結編

菊池秀行の小説のようにずるずるブログが長くなってしまった渡部です。(本当にこれで最後です)

4番目はパイオニアさんで、SC-LX82を「Advanced MCACC」で調整し、「フルバンド・フェイズコントロール」が効いた状態でデモを行いました。

プレーヤーにはBDP-LX91とBDP-LX52を使います。(写真撮り忘れてしまいましたcoldsweats01

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司会はパイオニアのオーディオ推進部の方です。

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まずは挨拶代わりに「コンサート・フォー・ダイアナ」よりエルトン・ジョンの「ユア・ソング」を再生。Advanced MCACCの効果で、中・低域がこもりがちのこの部屋でも、非常にクリアに聴こえます。この辺りはなかなか他のメーカーは真似が出来ないところです。

「ターミネーター4」のバイク型ターミネーターとのバトルシーンでは、アイスパワーの瞬発力と低域の制動力が実感できます。この鳴りっぷりの良さはこのクラス随一です。

SC-LX81も凄かったですが、さらに進化しています。これは回路の見直しとパーツのブラッシュアップが効いてい るそうです。

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次は今回の目玉「PQLSマルチサラウンド」のデモで、BDP-LX52との組み合わせで「レジェンド・オブ・ジャズ~ライブ・アット・ブルーノート」の冒頭を再生。

外の雑踏から観客の歓声に変わるところの空間の広がり感、微小信号の再現性に明らかな差が有ります。PQLSをOFFにすると、全体の音が「ぐしゃっ」と混じってしまい、音の分離が悪くなり、音と音との隙間が無くなる感じです。

また、ハンク・ジョーンズのピアノの音も違います。歪っぽく記号的だった音が、PQLSをONにすると、きちんとピアノの音になります。

同じクロック制御をするデノンリンク4thと、共通の傾向が有るように感じました。

続いて圧縮音声を高音質化する「アドバンスド・サウンドレトリバー」を使い、DVD「スターウォーズ エピソード1」のポッドレースのシーンを再生。

この「アドバンスド・サウンドレトリバー」を入れると、音圧と鮮度感が明らかに向上します。DVDやMP3等にも効果絶大ですが、個人的にはデジタル放送のAACに使ってみたいと思いました。

この後は「007慰めの報酬」「デビット・フォスター&フレンズ」等、数タイトルを堪能しました。

最後はソニーのTA-DA5500ESのデモです。

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ソニーのみサラウンドとサラウンドバックスピーカーにJBL 4312M2を指定。その理由はあとで分かります。

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司会は、電話が繋がる事が奇跡に近い弊社担当の明賀さんです。(写真撮るのも忘れてしまいました)

最初にSCD-XA5400ESを使って、ティファニーという女性ボーカルのSACD「五木の子守唄~サマータイム」を2chで再生。この組み合わせですとHDMI接続でクロック制御が働くH.A.T.Sが作動します。

この空間情報量は、なかなかこのクラスのAVアンプでは出ません。TA-DA5500ESはマルチチャンネルでは。軽やかでフワッと広がる空間表現力が持ち味ですが、2chは腰のしっかりした意外と筋肉質な音です。

同じくカーペンターズのSACD「Sing」をマルチチャンネルで再生。空間の広がり感や繋がりの良さは、アンプの素性の良さと共に、A.P.M(オートマチック・フェーズ・マッチング)の恩恵です。

ここからブルーレイのデモに変わり、プレーヤーはBDZ-EX200とBDP-S5000ESを交互に使います。

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最初はソニーイベントではお馴染みの「ミスター&ミセススミス」でA.P.MのON、OFFの比較です。サラウンド側に4312M2を使っているので、OFFですと綺麗に空間に音が広がっていきません。ONにすると雨音の数が増え、雷の定位が明確になります。

A.P.MをONのままHDデジタルシネマサウンドをONにすると、映画館の箱の広さを感じさせる鳴り方に変化し、空間が前後左右に広がり、音の密度感が上がります。ダイレクト感はOFFの方が出ますが、この雰囲気も悪くありません。

また、面白い提案として、オールチャンネルステレオのデモを、A.P.MをONにして行いました。ソフトはアンジェラ・アキのライブで「さくら色」です。普通に考えればフロントとサラウンドが違うスピーカーですので、音色に違和感が出るはずですが、結構いい感じで鳴っていました。

前後のスピーカーが違うメーカーを使っている方は多いと思いますし、2chからマルチチャンネルに発展させる時には、センタースピーカーがL/Rと揃わない場合があります。A.P.Mは音色のみならず、位相もL/Rスピーカーに合わせますので、そのような場合は絶大な効果が有ります。「今までこんな音で聴いていたのか」とショックを受けるかもしれません。

最後に今回サラウンドシステムを組んだ、モニターオーディオのシルバーRXシリーズですが、140インチのスクリーンに負けないスケールの大きな音を鳴らしていました。各メーカーのAVアンプの特色をきちんと描き分けていたと思います。特に今回始めて聴いたサブウーハーのRXW12は、定価¥189,000ですが、このクラス随一の質の高い低音聴かせてくれました。

2009年12月24日 (木)

ザ・ファイナル大商談会 in 秋葉原本店イベント報告!!後編

後半も渡部が担当します。

3番目はデノンで、DBP-4010UDとAVC4310を中心に、フロントワイドを使ったデモやDVD-A1UDとの比較です。

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司会は、いつも無理な相談でお世話になっている弊社担当の川北さんです。

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技術解説に、ブルーレイプレーヤーの開発をされた大塚さんにも加わっていただきました。開発者ならではのマニアックな解説ありがとうございました。

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まずは挨拶代わりに、フロントワイド収録の「ヘアスプレー」をDBP-4010UD+AVC-4310で再生。フロントワイドが加わることで、横の音というのが収録されているのが分かります。まだまだフロントワイド収録ソフトは少ないですが、今後増えていくかもしれません。

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DVD「ラストサムライ」の、雨の中でトム・クルーズと真田広之が木刀で対決するシーンでは、AudysseyDSXのフロントワイドONとOFFで比較。やはりONの方が雨や雷の包囲感が上がり、重苦しくも激しい感情表現がうまく伝わってきます。

Audysseyは、元々THXにいたスタッフが作ったので、「ティンバーマッチング」等の技術が応用されているそうです。

「アクロスザユニバース」のラストの屋上で歌うシーンで、デノンリンク4thのON、OFFを比較。冒頭の空気が動く「フワッ」とした感じや、声が空間に広がり反響する感じが、まるで違います。これを聴いてしまうと、もうデノンリンク無しでは聴けないかも。

ここで大塚さんよりデノンリンク4thの解説が入りました。ここで使われているクロック制御の技術の元は、過去のCDトランスポーターとD/Aコンバーター「DP-S1」と「DA-S1」で使われていたものだそうです。ただし、この時使われていたクロック周波数は、音のみなので24MHzですが、ブルーレイ等の映像になると27MHzになるので、24MHz⇒27MHz変換器を特注してDVD-A1UDとDBP-4010UDに搭載してあるそうです。

ここでDVD-A1UDとDBP-4010UDのアナログ2ch出力対決を、アンプをPMA-SXに替えて行います。接続はDVD-A1UDがXLR、DBP-4010UDがRCAです。DVD-A1UDはバランス構成で回路を組んでいるので、アナログ2ch出力はXLRを使うほうが良いそうです。

ソフトはPCM2ch収録のアンジェラ・アキの武道館ライブから「さくら色」を再生。どっしりとしたバランスで、しっとりと聴かせるDVD-A1UDと、やや軽めですが音が小気味良く鳴るDBP-4010UDという印象でした。この辺りはAdvanced AL32 ProcessingとAdvanced AL24 Processingの違いもあると思います。

それぞれの基盤を持ってきていただいたのでお見せします。

<DVD-A1UDのアナログ音声基盤>

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<DBP-4010UDのアナログ音声基盤>

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<DBP-4010UDのメイン基盤>

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特にアナログ2ch出力基盤の物量の違いが凄いです。

大塚さんにも確認しましたが、アナログ出力の場合は、HDMI音声をミュートして、ソースダイレクトをONにした方が、音質が上がるとのことです。

最後は「ダークナイト」で、DVD-A1UDとDBP-4010UDをHDMI接続で比較。アナログ程大きな差異は感じませんでしたが、アナログ接続と同じ様な傾向の印象です。DVD-A1UDの映像はクッキリ感と解像度で上位機種の優位性を見せていました。

思いのほか長くなってしまいましたので、続きは「完結編」にてパイオニアとソニーを紹介しますcoldsweats01

2009年12月23日 (水)

ザ・ファイナル大商談会 in 秋葉原本店イベント報告!!前編

最近ブログを書く時間が無くて悩んでいる渡部です(楽しみにしているという声もいただいているのでがんばります)。

一部では「またやるんですかcoldsweats02」という声もあった「ザ・ファイナル大商談会 in 秋葉原本店」ですが、盛況のうちに終了しました。

プロジェクターシュートアウトと同時開催の「各社AVアンプ徹底解剖イベント」も多数のご参加をいただき、ありがとうございます。

各社かなり内容が充実したイベントをしていただいたので、簡単に紹介させていただきたいと思います。

使用機材は各イベント基本的に共通で、スピーカーにモニターオーディオのシルバーRXシリーズ(L/R:RX8、C:RXセンター、SL/SR:RX6、SW:RXW12)、プロジェクターのソニーVPL-VW85、スクリーンにスチュワートのウルトラマット140インチを使用します。

それでは12/19のプログラム順に紹介していきたいと思います。

まずはオンキョーから、TX-NA1007のデモです。

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司会は弊社担当の寂しがりやの小林さんです。

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TX-NA1007はTX-NA5007と共にドルビープロロジックⅡzとAudyssey DSXの9.1chに対応していますので、イベントではAudyssey DSXのフロントワイドを使った9.1chのシステムを組みました。

フロントワイドにRX1、サラウンドバックにRX-FXを使用します。

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まずフロントワイド無しと有りの比較で、「LOVERS」の竹林の中の格闘シーンを再生。フロントからリアへの音の繋がりの良さと、まさに音に囲まれる感じのサラウンド感に、フロントワイドの効果が出ていました。

その後「ファイトクラブ」「U571」「ツイスター」などを再生しましたが、自分の周りを一周するような音の移動感に、フロントワイド+サラウンドバックの9.1chは不可欠と言えるような魅力があります。

また、音質の良さもTX-NA5007譲りで、音の瞬発力、S/Nの高さ、低域の制動力等、HiFi再生にこだわる方にお奨めです。

2番目はヤマハさんでDSP-Z7の3DシネマDSPと日本(世界?)初のYSP-5100デモです。

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こちらはフロントプレゼンスとしてRX1を使います。

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司会は同じく弊社担当の現役ギタリスト高田さんです。

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「ダークナイト」の夜の摩天楼を飛ぶバットマンの浮遊感、「アイ・アム・レジェンド」の誰も居ないビル街に聴こえる鳥や虫の鳴き声と、ビルに反響し空へ抜けていく車のエンジン音、「天使と悪魔」で爆弾を抱えて飛び立つヘリコプターの上昇感に、フロントプレゼンスの効果を確認できます。

また「opera&ballet」というオペラでは、3DシネマDSPのリサイタル/オペラで魔笛を再生。ロージッターPLL回路の効果と相俟って、ボーカルの奥行感、ホールトーンを損なわない自然な広がり感は、緻密に音場データを取った3DシネマDSPならでは。

そ・し・て、いよいよ本邦初公開のYSP-5100の登場です。サブウーハーにはRXW12を使いました。

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DSP-Z7でも再生した「ダークナイト」を再び再生。その違いに注目しましたが、いやーすげーはこりゃcoldsweats01

大げさでもなんでもなく、リアルにサラウンドスピーカーが有るように聴こえます。従来の位相を操作して擬似的にサラウンド感を作るバーチャルとは異なり、音をビーム状に飛ばして壁の反射を利用してサラウンドスピーカーを作り出すこの方式は、バーチャルではなくリアルサラウンドです。

前後・左右に壁が必要という制約はありますが、この音はフロントサラウンドの概念を覆します。

長くなってきましたので、後編(デノン)に続きます。

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