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2009年12月25日 (金)

ザ・ファイナル大商談会 in 秋葉原本店イベント報告!!完結編

菊池秀行の小説のようにずるずるブログが長くなってしまった渡部です。(本当にこれで最後です)

4番目はパイオニアさんで、SC-LX82を「Advanced MCACC」で調整し、「フルバンド・フェイズコントロール」が効いた状態でデモを行いました。

プレーヤーにはBDP-LX91とBDP-LX52を使います。(写真撮り忘れてしまいましたcoldsweats01

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司会はパイオニアのオーディオ推進部の方です。

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まずは挨拶代わりに「コンサート・フォー・ダイアナ」よりエルトン・ジョンの「ユア・ソング」を再生。Advanced MCACCの効果で、中・低域がこもりがちのこの部屋でも、非常にクリアに聴こえます。この辺りはなかなか他のメーカーは真似が出来ないところです。

「ターミネーター4」のバイク型ターミネーターとのバトルシーンでは、アイスパワーの瞬発力と低域の制動力が実感できます。この鳴りっぷりの良さはこのクラス随一です。

SC-LX81も凄かったですが、さらに進化しています。これは回路の見直しとパーツのブラッシュアップが効いてい るそうです。

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次は今回の目玉「PQLSマルチサラウンド」のデモで、BDP-LX52との組み合わせで「レジェンド・オブ・ジャズ~ライブ・アット・ブルーノート」の冒頭を再生。

外の雑踏から観客の歓声に変わるところの空間の広がり感、微小信号の再現性に明らかな差が有ります。PQLSをOFFにすると、全体の音が「ぐしゃっ」と混じってしまい、音の分離が悪くなり、音と音との隙間が無くなる感じです。

また、ハンク・ジョーンズのピアノの音も違います。歪っぽく記号的だった音が、PQLSをONにすると、きちんとピアノの音になります。

同じクロック制御をするデノンリンク4thと、共通の傾向が有るように感じました。

続いて圧縮音声を高音質化する「アドバンスド・サウンドレトリバー」を使い、DVD「スターウォーズ エピソード1」のポッドレースのシーンを再生。

この「アドバンスド・サウンドレトリバー」を入れると、音圧と鮮度感が明らかに向上します。DVDやMP3等にも効果絶大ですが、個人的にはデジタル放送のAACに使ってみたいと思いました。

この後は「007慰めの報酬」「デビット・フォスター&フレンズ」等、数タイトルを堪能しました。

最後はソニーのTA-DA5500ESのデモです。

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ソニーのみサラウンドとサラウンドバックスピーカーにJBL 4312M2を指定。その理由はあとで分かります。

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司会は、電話が繋がる事が奇跡に近い弊社担当の明賀さんです。(写真撮るのも忘れてしまいました)

最初にSCD-XA5400ESを使って、ティファニーという女性ボーカルのSACD「五木の子守唄~サマータイム」を2chで再生。この組み合わせですとHDMI接続でクロック制御が働くH.A.T.Sが作動します。

この空間情報量は、なかなかこのクラスのAVアンプでは出ません。TA-DA5500ESはマルチチャンネルでは。軽やかでフワッと広がる空間表現力が持ち味ですが、2chは腰のしっかりした意外と筋肉質な音です。

同じくカーペンターズのSACD「Sing」をマルチチャンネルで再生。空間の広がり感や繋がりの良さは、アンプの素性の良さと共に、A.P.M(オートマチック・フェーズ・マッチング)の恩恵です。

ここからブルーレイのデモに変わり、プレーヤーはBDZ-EX200とBDP-S5000ESを交互に使います。

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最初はソニーイベントではお馴染みの「ミスター&ミセススミス」でA.P.MのON、OFFの比較です。サラウンド側に4312M2を使っているので、OFFですと綺麗に空間に音が広がっていきません。ONにすると雨音の数が増え、雷の定位が明確になります。

A.P.MをONのままHDデジタルシネマサウンドをONにすると、映画館の箱の広さを感じさせる鳴り方に変化し、空間が前後左右に広がり、音の密度感が上がります。ダイレクト感はOFFの方が出ますが、この雰囲気も悪くありません。

また、面白い提案として、オールチャンネルステレオのデモを、A.P.MをONにして行いました。ソフトはアンジェラ・アキのライブで「さくら色」です。普通に考えればフロントとサラウンドが違うスピーカーですので、音色に違和感が出るはずですが、結構いい感じで鳴っていました。

前後のスピーカーが違うメーカーを使っている方は多いと思いますし、2chからマルチチャンネルに発展させる時には、センタースピーカーがL/Rと揃わない場合があります。A.P.Mは音色のみならず、位相もL/Rスピーカーに合わせますので、そのような場合は絶大な効果が有ります。「今までこんな音で聴いていたのか」とショックを受けるかもしれません。

最後に今回サラウンドシステムを組んだ、モニターオーディオのシルバーRXシリーズですが、140インチのスクリーンに負けないスケールの大きな音を鳴らしていました。各メーカーのAVアンプの特色をきちんと描き分けていたと思います。特に今回始めて聴いたサブウーハーのRXW12は、定価¥189,000ですが、このクラス随一の質の高い低音聴かせてくれました。

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