イベント

2009年12月17日 (木)

今年最後のチャンス!! ザ・ファイナル大商談会in秋葉原本店

年末のDynamite!!に向けて調整中の渡部です。

今年最後の秋葉原本店一大イベント「ザ・ファイナル大商談会in秋葉原本店」を12月19日(土)20日(日)の2日間開催します。

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プロジェクターシュートアウトコーナーは100インチ5画面同時投射により、最新のプロジェクターを一挙に比較できます。

場所は今回初お披露目になる、秋葉原本店の2階にある特設フロアーです。

特にVPL-VW85とDLA-HD550とEH-TW4500の比較は、気になるところだと思います。

池袋や横浜の商談会に参加できなかった方、もう一度確認したい方もぜひご参加ください。

またプロジェクタースタジオでは、AVアンプの徹底解剖イベントも同時に開催します。

デノンは、このクラスの定番になりつつある、DBP-4010UDとAVC-4310の組み合わせで、デノンリンク4thのデモ。DVD-A1UDとの比較もあります。

オンキョーは、TX-NA5007の影に隠れていますが、実はかなりの高機能と高音質なTX-NA1007のデモ。

ヤマハは、今話題のYSP5100を初お披露目!DSP-Z7との禁断対決もやっちゃいます。

パイオニアは、ベストセラー機SC-LX81からさらに進化したSC-LX82とBDP-LX52によるPQLSマルチと、BDP-LX91によるPQLS2chのデモ。

ソニーは、BDP-S5000ESを超えた?と噂のBDZ-EX200と、ソニー開発陣の技術の粋を集めたTA-DA5500ESの組み合わせ。

スピーカーは、このクラスのアンプに組み合わせるシステムとして当店お奨めの、モニターオーディオ「シルバーRXシリーズ」を揃えました。

本当に今年最後の大商談会です。

2日間限定特価を用意してお待ちしております。

池袋と横浜の大商談会に参加できなかった方、参加したけど決断までには至らなかった方。しつこいですがこれが最後のチャンスです。

今年のプロジェクターとAVアンプは、本当に買いです!!

ぜひこの機会に購入して、年末年始楽しんじゃいましょうscissors

2009年12月11日 (金)

秋葉原本店初のシネスコカーブドスクリーンイベント決定!!

FT-86を買おうかと悩んでいる渡部です。(グランツーリスモ5で我慢しようかなweep

数少ない12月の視聴イベントで「オーエス&ビクタープレゼンツ シネスコシアターシステム体験イベント&相談会」というのを開催します。

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オーエスから新たに発売された、シネスコカーブドスクリーン「PA-LCシリーズ」を使って、シネスコ+カーブドでしか味わえない魅力を体験していただきます。

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今まではカーブドスクリーンというと、スチュワートと相場が決まっていましたが、いよいよ国産メーカーも参入してきました。

カーブドスクリーンというと、アナモフィックレンズが必要だったり、Vストレッチ機能が必要だったり、興味はあるけど分かりづらいというのが玉に瑕ですが、イベント&相談会と銘打っているように、イベント終了後には導入相談も行いますので、奮ってご参加ください。

その他の使用機材は、DLA-HD950+iScanVP50PROという、現在最高スペックの映像機器を、シュナイダーのアナモフィックレンズ CD1.33Xを通して映します。

イベント前夜は徹夜で一本映画を見たい気分ですねhappy01

2009年12月 6日 (日)

ELAC FS247SE VS FS247!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

昨日は秋葉原店でELACの最新スピーカーFS247SEをPSオーディオのパーフェクトウエイブシステムで聴くイベントがありました。おかげさまで多くのお客様にお越し頂き盛況に終える事が出来ました。今回はそのレポートになります。

進行は完実電気の中谷さんです。

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まずはスタンダードなFS247との比較試聴を3曲ほどしました。

こちらがノーマルFS247、ウーハーの色がシルバーです。

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STING : IF ON A WINTER'S NIGHT : SOUL CAKE

Mcintosh Demo DISC : 展覧会の画

Ben Webster : My Romane : Brother John's Blues

この3曲をFS247SEと比較試聴しました。

個人的な感想ですがSEの方が低音の膨らみが抑えられよりタイトになり、解像度も上がってます。音の立ち上がり、定位、粒立ち感にすぐれ、背景の楽器も明瞭に聴こえます。

ここからはFS247SEのみの試聴になります。

ウーハーの色が黒っぽくなります。因みにSEとはサファイア・エディションの略だそうです。

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Norah Jones : Young Blood

タイトなドラムと共にノラのハスキーなボーカルが中央にピタリと定位します。

ビートルズ : REVOLVER : Eleanor Rigby

広がり感、奥行感がすばらしくポールの歌声が背景からしっかりと浮かびあがります。

アコースティック・アーツ : UNCOMPRESSED WORLD : SAMBIENTA

音の分離感が素晴らしく、うねる様な深く沈んだ低音が聴けます。

ここでPS AudioのPWTの特性を生かして、通常のCD音源とHRXディスクとの比較を行いました。

こちらがCD Transporter:PS Audio PWT  とDA Converter  :PS Audio PWD  です。

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曲はRACHMANI NOFFです。

HRXディスクとは、パソコンのデータ規格であるWAVフォーマット利用し176.4KH,24Bitで記録されているDVD-Rで、PWTは世界で唯一これを再生出来るトランスポートだそうです。

ノーマルCD44.1KH,16Bitと比べて音の滑らかさ、奥行感が物凄く、圧倒的な音の鮮度は全くの別物といっても過言ではありませんでした。これは凄いです。

因みにPWTは全ての音を64MGのメモリーに蓄え、エラーを補正してフィルターを通して再生しているそうです。

次ぎはパソコン音源の比較です。USBでPWTにつなぎ同じ曲を44.1KHサンプリングと96KHサンプリングの2音源で比較しました。

曲は綾戸 智恵 : アメージング グレイス

やはり96KHの方がよりHiFiでスケール感が2倍ぐらいUPした感じです。

ここでPWTのアップサンプリング機能を使っての比較を行いました。

CDの音を通常の44.1KHとPWTで96KHに上げた音を比べました。

曲はHYPS : Chaotic Planet  : 蒼い風

96KHの方がより緻密で倍音の数が多いように感じました。

最後は再びHRXディスク、176.4KHでの試聴です。

曲はSir Arthur Sullivan : Act N Overture

圧倒的スケール感と生々しさに皆さん感動していました。

総評:

FS247SEをメインに色々聴いてきましたが凛としたたたずまいの線が通った音が聴けました、ネットワークと内部配線が違うだけでもかなりノーマルの247と音が違います。皆さんの好みはどちらですか。

2009年11月23日 (月)

ラックスマンD-38uのイベントが昨日ありました!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

一昨日はラックスマンの最新管球CDプレーヤD-38uのイベントがおこなわれました。たくさんのお客様に来ていただき有難う御座いました。 当日来れなかったお客様にチョットだけその模様をお伝えします。

レトロだがカッコイイ!

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スピーカーはタンノイのターンベリーSE

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司会進行はラックスマン株式会社の小柳さんです。

熱く商品説明する小柳さん。

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小柳さん曰く、システムの音を把握する近道は1番聴き慣れた音を聴く事だそうです。その聴き慣れた音とは人間の声、つまりボーカルです、と言うことでまずはボーカルを聴きました。

CAROL KIDD : ALL MY TOMORROWS :WHEN I DREAM

暖かみがあるふくよかな歌声とシットリしたギターのハーモニが素晴らしいです。

Brian Bromberg  : HANDS : ビートルズメドレー

ウッドベースの豊な胴鳴りが心地いい軽やかな低音を聴かせます。

ヒラリー ハン : パガニーニ : バイオリン協奏曲第1番

スケール感豊なバイオリンの音色が神経質さを一切伴わず少し枯れた感じで再現されます。

JHEENA LODWICK : ALL MY LOVING : エメラルド シティー

柔らかく広がり感がある歌声に包まれました。

マンハッタン ジャズ クィンテッド : VSOP : 枯葉

甘くふくよかなピアノとボリューム感豊なサックスのコンビネーションが最高です。

YUNDI LI : ショパン NO2

しなやかなさと適度な奥行感を伴うピアノの倍音が美しいです。

ここでD-38uの出力をトランジスタに替えて管球と聴き比べてみました。

管球の方が倍音が芳醇な感じで独特の空気感を作ります。けしてHiFiではないけれど味がある音です。

MICHEL CAMILO & TOMATITO : SPAIN

ギターのナイロン弦の質感が独特なまろやかさを伴って表現されます。

ストラビンスキー : 春の祭典

最後はマスター音源に限り無く近いという高音質CDを聴きました。スケール感豊なゆったりした再生です。

総評

イベントを通して感じた事は管球の音はストレスを感じさせない、どこか気持ちが和む、心身がリラックスする音でした。やはり独特の世界があります。

熱心の聴き入る皆さん

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2009年11月16日 (月)

マランツ UD8004のイベント報告!!

昔、少年ジャンプの裏表紙の広告に載っている通販で、ヌンチャクを買った事がある渡部です。

15日に行いました「発売記念!! マランツ スーパーオーディオCD/ブルーレイディスクプレーヤー UD8004のクオリティーはどれ程か!?」(長いなcoldsweats01)というイベントの報告です。

こちらが今回の主役UD8004です。ブラックマスクがかっこいいlovely

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ケーブル類は全てオーディオクエストで統一してます。銅メッキのビスや1.6mmのボトムプレートが、マランツのやる気を窺わせます。

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使用機材は、スピーカーにB&W 804S×4台、HTM3S、ASW825

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アンプはHDMI用にAV8003+MM8003と、アナログマルチ用にPM13S2×3台(F.C.B.S連動)です。

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電源ケーブルもオーディオクエスト製で統一する徹底振りです。

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プロジェクターは、脚色の無い映像処理と基本性能の高さで不動のリファレンスDLA-HD950。

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前半は、製品紹介も兼ねてAV8003+MM8003によるHDMI接続でのデモです。

おなじみ「レジェンズ・オブ・ジャズ」のマーカス・ミラー&リー・リトナーによるThe Pantherから視聴がスタートしました。

腹に響く低音ではありませんが、マランツらしい情報量豊かな高域で綺麗に再生します。デノンのDBP-4010UDと共通部分の多いUD8004ですが、HDMI出力でもマランツらしい音になるのは、シャーシ構造やパーツ選択などのチューニングの違いによるものだと思います。

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ここでUD8004のアナログ出力回路に使われている、高速電圧増幅回路HDAM SA2の解説がありました。

通常使われるオペアンプのスルーレート25V/μsecに比べて、HDAM SA2は200V/μsec(公称)と10倍近いスピードを誇ります(実際は300V/μsec位あるそうですが、測定できないそうです)。これにより、音の立ち上がりの速さ、追従性が良くなるそうです。マランツのプレーヤーの音の良さは、この辺りに秘密がありそうです。

視聴に戻って、ブルーレイ「ある公爵夫人の生涯」チャプター①を再生。

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室外と室内の声の響きの違いが、きちんと描き分けられているのは流石。映像を見ていて感じたのは、S/Nの良さです。映像処理でノイズを取ったような、つるっとした質感ではなく、シャーシや回路構成の良さで実現するS/N感は、自然な透明感があります。

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続いてこちらもおなじみ「ダークナイト」のチャプター②を再生。

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真っ暗coldsweats01屋内駐車場?での格闘シーンですが、会話が綺麗に反響して臨場感抜群です。後半の銃撃戦も切れの良い銃声を聴かせてくれます。

ここで休憩を挟んで、後半はBD8004対DV9600の新旧対決です。

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ここから音声接続をアナログマルチに変えて、アンプもF.C.B.S連動制御によるPM13S2×3台に変更します。

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SACD2chの比較ではスティーブ・シュトラウス?という男性ボーカルをかけましたが、DV9600ユーザーには残酷な結果になってしまいました。

空間情報量の違いによる音の広がり感、中音域の厚み、音のリアリティーがまったく違います。「これほんとに同じCDなの?」と思ってしまいました。

SACDマルチのカウント・ベイシー・オーケストラの「コーナーポケット」でも、サラウンド側の情報量、高音域の華やかさ、こちらもかなり違います。場所的にはサラウンドスピーカーの近くで聴いていたのですが、サラウンドスピーカーから出てくる音数が明らかに違いました。

って書くと大げさに聴こえますね~coldsweats01本当なんですよ。

対決最後はDVD「オペラ座の怪人」チャプター⑤をUD8004は1080/24p、DV9600は1080/60pで再生。

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両機共にアンカーベイのチップを使っておりますが、チップの世代の差なのか、UD8004の方がS/Nと精細感が良く感じました。うっかりDLA-HD950のフレーム補間が入っていたので、24pの効能は確認できませんでしたが、多分良いでしょう(適当だな~)。音はやはりUD8004の方が、ダイナミズムとサラウンド感で圧倒していました。

視聴はUD8004によるブルーレイ版「オペラ座の怪人」に移って、DVD版との比較をしました。映像は言わずもがなですが、音も微小信号の再現性に差がありました(あたりまえですが)

イベントも佳境に入りUD8004+PM13S2×3台によるアナログマルチのデモに入ります。

ブルーレイ版「ワルキューレ」チャプター27を再生。

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写真はピンボケですが、映像は高画質でした。PM13S2×3台によるアナログマルチの音は、期待以上でした。音の明瞭度、空間の広がり感、低域の解像度とパンチ力は、HDMI接続のAV8003+MM8003とは比較になりません。もちろんこれはUD8004のアナログ出力回路の優秀さもあると思います。

さらにクリス・ボッティライブの「I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN」を再生。結構普段から良く聴いているソフトですが、なかなかここまでの臨場感は味わえません。AVアンプに満足できない人はPM13S2のF.C.B.S連動を検討してみてはいかがですか?(ボーカルのキャサリン・マクフィーの綺麗さに見とれて、写真撮るの忘れてしまいました)

視聴は最後にクインシー・ジョーンズのThe 75th Birthday Celebrationから、「If I Ever Lose This Heaven」と「Wall Of Sound」を流しました。

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特に「Wall Of Sound」のボイスパーカッションは、HDAM SA2による立ち上がりの速い音が、人の声というリアリティーを感じさせ、圧巻でした。

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前後編にするのを忘れて、一気に書き上げてしまいました。UD8004とUD9004は11/21~1/20までこのようなメーカーキャンペーンもやってますのでお得です!!

それではまた次回のブログでお会いしましょう。

2009年11月12日 (木)

音展 オーディオ&ホームシアター展inAKIBA2009

こんばんは!年末までのゲーム発売ラッシュにサイフが早くも悲鳴を上げている菅原です。鉄拳6、アンチャーテッド2、ベヨネッタ、まだまだ・・・。

明日11月13(金)14(土)15(日)の3日間

秋葉原地域全体で取り込む音展が始まります!!

その名も
「オーディオ&ホームシアター展inAKIBA2009」!!

もちろん、アバックも参加します!!

アバックは秋葉原UDXというビルの2Fにブースを出します。ちょうどドンキホーテの裏の大きなビルがUDXで、その2F(外から直接2Fにいけます)です。

このUDXの前の通りはネオンがキレイで、夜はオシャレな雰囲気なので、夕方行くのもオススメです。

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会場のアバックブースはこんな感じです。

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その中の映画館をイメージしたシアタールームがコチラ!

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120インチのカーブドスクリーンが映えるシアタールーム。画面が目の前に迫ってきて大迫力です!

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壁にスッポリ埋まったラックが部屋の概観を損なわないようになっていてスタイリッシュです。

もう1つは、リビングシアター向けのお部屋をイメージ。

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ここまでくると設計したインストーラーの大仁田も、一安心。(あっ間違えました大谷です)

是非、音展へお越し下さい!!もちろん、その後はアバック秋葉原本店へもお忘れなく~!!スタンプラリーもやっておりますので。

ちなみに、音展会場の前でガムのCMの撮影をやってました。
村野武範さんがお父さん役で、他にジャニーズの生田斗真さんもいたようです。

2009年11月11日 (水)

音展 in AVAC秋葉原本店! プロジェクタースペシャルシュートアウト!!  

ゴレンジャーではアオレンジャーが一番好きな渡部です。

秋葉原で11月13日(金)~15日(日)の間開催されます音展にあわせて、アバック秋葉原本店でもプロジェクタースペシャルシュートアウトを行います。

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今年発売のホームシアタープロジェクターは、エプソンのEH-TW4500、EH-TW3500も含めてほぼ全て揃いますので、ぜひご来店お待ちしております。

注目の三菱LVP-HC3800は用意できませんでしたが、音展会場内のアバックブースで見られますので、ぜひお立ち寄りください。

DLA-HD950対VPL-VW85やDLA-HD550対EH-TW4500等、ご希望の対決を120インチのスクリーンで同時比較できます。購入を迷っている方はぜひご来店いただき、納得のいくまで比較してみてください。

2009年11月 9日 (月)

音展出展記念オーディオイベントやります!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

来る、11月13日から3日間 ”あなたの耳が贅沢を覚えてしまう3日間” と称しまして音展が秋葉原で開催されます。 当然アバックも出展するのですが、これに便乗して秋葉原店でもオーディオのイベントをやります。 題して”NuForce and OCTAVE でDavone、PIEGAを聴く!”です。音展の帰りに寄って頂き、いい音を堪能して頂きたいとおもいます。 終日やってますが、詳しくはホームページのイベント情報をご覧ください。

このイベントの主役はこのスピーカーDavone社のRithmです。この奇抜なデザインからとても優雅でHiFiな音が聞けます。

殆ど他では聴く機会がないと思いますので是非この機会にチェックしてみてください。

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他にこんなのが聴けます。

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2009年11月 8日 (日)

パナソニックDMR-BW970対ソニーBDZ-EX200の対決イベントを終えて!

サイボーグ009では004(アルベルト・ハインリッヒ)が一番好きな渡部です。

11月8日に行いました「禁断の直接対決シリーズ DMR-BW970対BDZ-EX200」を終えての感想を少し書きたいと思います。

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こういう対決イベントについては、なかなか販売店の人間としてはコメントしづらいですが、あくまで渡部個人の感想として参考にしていただければと思います。

イベントの準備段階で、対決デモ用のソフト選定をしましたが、昔のDVDプレーヤーと違って、どちらかがエラーが出たり映像が破綻するような事がないので苦労しました。

ちなみに、映像比較は両機共にデフォルトを基本にしています。DMR-BW970はリアルクロマプロセッサをオートにし、BDZ-EX200はS.B.Mをオンにしています。Deep Colorは共にオートもしくはオンです。

いろいろ見る中で段々分かってきたのは、フォーカス感とノイズ処理の違いです。

イベントで使用したブルーレイ「グランド・キャニオン・アドベンチャー」では、IMAXカメラで撮影された解像度の高い映像を、DMR-BW970は、スチュワートのウルトラマット140インチに精細感たっぷりに映しますが、対するBDZ-EX200は、切れの良い輪郭で、クッキリとややメリハリ調の映像です。

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同じくブルーレイ「ノーカントリー」は、冒頭の空のグラデーションが、以前のDMR-BW200では等高線状の段グラが発生していましたが、DMR-BW970とBDZ-EX200はさすがに滑らかな階調で描きます。両機の、階調ロスレスシステムとS.B.Mそれぞれが効いてると思われます。

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このソフトは輪郭がやや太字傾向の画作りですが、DMR-BW970よりもBDZ-EX200の方が、その傾向が強めに出ます。

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DVD「タイタニック」では、冒頭の潜水艇が海深くに降りていくシーンで、段グラの出方をチェック。このシーンはDVDプレーヤーでも再生が難しいですが、両機ともにギリギリで抑えています。

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両機共、DVD再生機として十分なクオリティーの再生画質ですが、個人的にはBDZ-EX200のエンハンサー(輪郭強調)を少し落としたい。また潜水艇や人物に強めの擬似輪郭が乗りますが、DMR-BW970の方が目立ちにくいです。

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比較は録画画質に移り、最初はDRモード同士の比較です。

WOWOW録画「アポロ13」のこのシーンは、背景に粒状ノイズが多く、被写体深度がやや浅く人物にフォーカスが合い、背景がボケるというシーンです。ズーム率が変化し、それに応じてバックのぼやけ方も変化します。

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粒状ノイズは、DRC-MFv3が効いているのか、BDZ-EX200の方が目立ちません。ノイズの数が少ないというよりは、ちらつきのピークが抑えられて目立たない感じです。ボケ感の描き方はDMR-BW970の方が自然で、BDZ-EX200はフォーカスの合っていない部分の輪郭がややクッキリ気味になります。ただし見た目の先鋭感はBDZ-EX200の方があります。

次は、個人的に重視している、地上波デジタルのバラエティー番組の録画画質を、同じくDRモードで比較。BSデジタルの転送レート24Mbpsに比べ17Mbpsと少ない地上波デジタルは、特にバラエティー番組の画質があまり良くないですが、最新のレコーダーの録画・再生能力を検証してみました。

何でも良かったのですが、「クイズ雑学王」を録ってみました。

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このようにカメラが引いた画の顔や、セットの赤い部分などがブロック状に崩れやすいですが、チューナー性能か、映像処理能力の差なのか、BDZ-EX200の方が崩れが少ないです。この位ならば気にせず視聴できます。DMR-BW970は、赤い部分のエラーなどはほぼ抑えられてますが、顔の崩れは少し気になります。

ここからAVC録画画質比較です。

ほぼ12MbpsのBW970 HG対EX200 XSRでは、WOWOW「トリプルX」を使用。

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2台とも、このくらいでは圧縮による画質劣化はほとんど感じさせない。ここでもややBDZ-EX200の方がクッキリ感がありますが、フォーカスの表現はDMR-BW970の方が自然です。

約8MbpsのBW970 HX対EX200 SRは、WOWOW「アイ・ロボット」で比較。十分観賞用に使える画質ですが、この辺りからそれぞれのエンコーダーの差が明確に出てきます。

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肌の艶っぽさ、情報量の豊富さでBDZ-EX200が勝ります。DMR-BW970の画質も、8Mbpsというレートの低さを感じさせない安定した画質ですが、BDZ-EX200 SRモードの、DRモードと遜色の無い鮮度感は圧巻です。

AVC録画比較最後は、約3MbpsのBW970 HM対EX200 LRを、WOWOW「TAXY NY」で比較。さすがにここまで来ると、画質劣化が目に付きます。大事なタイトルをこのモードで録画しようとは思えません。

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ここでも赤い服や顔等が崩れやすく、DMR-BW970では、解像度の劣化と崩れ、MPEG圧縮に伴う輪郭のノイズ等、もう見てられない位ですが、BDZ-EX200も同じように劣化はしつつも、ギリギリ破綻をまぬがれ踏みとどまります。

個人的には、録画画質ではBDZ-EX200に軍配を上げます。

この対決では、音質比較の方が気になる方もいらっしゃると思いますが、私もそうです。

比較はモニターオーディオ「シルバーRXシリーズ」+ビクター「SX-DW75」をオンキョー「TX-NA5007」で鳴らします。

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DMR-BW970は「シアターモード」、BDZ-EX200が「HDMI AV独立ピュアモード」での比較になります。(今回はあえてDeep Colorをオフにしないで比較しました)

最初はクリス・ボッティのライブブルーレイより「AVE MARIA」を再生。このトランペットがフワッと綺麗に広がるかどうかで、オーディオ再生能力が分かります。

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2台ともレコーダーでは難しいこの再生が出来ていました。特にBDZ-EX200は高級プレーヤーに迫るような空間情報量で、音の分離・粒立ちも良く、HDMIのAV分離出力のメリットが十分感じられます。

同じディスクの「SHAPE OF MY HEART」でも、ボーカルの広がり感、各楽器のリアリティー共にBDZ-EX200の方が印象に残ります。

最後は北米版ブルーレイ「トランスフォーマー リベンジ」の、圧巻の音と映像を再生して比較。TX-NA5007とシルバーRXシリーズによる再生は、スケール感では及ばないものの、音質グレードは十分ハイエンドシステムに迫るものです。

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DMR-BW970は、低域の量感で迫力を演出するのに対し、BDZ-EX200は切れの良い音で、アクションにスピード感を出します。

少し軽めに書くつもりが、終わってみたら普通のイベント報告になってしまいました。ブルーレイレコーダー購入の参考にしてもらえればこの苦労も報われます。

2009年11月 5日 (木)

パナソニックDMR-BW970対BDZ-EX200イベント予告

11/16のマニー・パッキャオ対ミゲール・コットが楽しみな渡部です。

その前に、11月8日に行います「禁断の直接対決 DMR-BW970対BDZ-EX200!!」(要予約)の内容を紹介します。

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まずはDMR-BW970「UniPhier」対BDZ-EX200「CREAS 2 plus」画質対決!!

ブルーレイソフトとDVDソフトをただいま物色中。

続いてDMR-BW970「新アドバンスドAVCエンコーダー」対BDZ-EX200「インテリジェントエンコーダー」録画画質対決!!

DR対DR、HG対XSR、HX対SR、HM対LR

ただいま必死に録画中。

そしていよいよDMR-BW970「シアターモード」対BDZ-EX200「HDMI AV独立ピュア出力」音質対決!!

高級ブルーレイプレーヤーにどこまで迫れるか。

こんな感じの内容を予定してます。

まだ若干空きがありますので、ご予約お待ちしております。

プロフィール新宿


  • アバック新宿本店
    〒160-0023
    東京都新宿区西新宿7-5-9
    ファーストリアルタワー新宿3F
    ☎:03(5937)3150
    営業時間:11:00~19:00
    水曜定休
    e-mail:shinjuku@avac.co.jp

    ・JR『 新宿駅』 西口より徒歩8分
    ・都営地下鉄 大江戸線 『新宿西口駅』D5出口より徒歩4分
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