« 2010年1月 | メイン | 2010年3月 »

2010年2月

2010年2月14日 (日)

昨日はJosephAudio PULSARのイベントがありました。

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

昨日はJosephAudio PULSARのイベントがありましたので簡単にレポートしたいと思います。

システムの全貌

Rimg0098

まずはPULSARのバックグランド:

デビューは2009年のラスベガスCES、見た目の大きさからは想像出来ない程深い低音の分解能力、音場空間の表現力で聴く者を驚かしました。大きな特徴はマグネシウムコーンを採用したミッドレンジでネットワークのクロスオーバーはなんと120db/octと、かなり急激なスロープでこのメタルコーンをうまく操っています。

主役のPULSAR

Rimg0099

カッコイイPLAYBACKDESIGNのCD

Rimg0100

アンプはダルジールのセパレート

Rimg0101

それでは早速試聴して行きます。

トランペット:CHRIS BOTTI:CINEMA PARADISO

Photo

ヨーヨーマーのチェロが適度な張と艶を伴い左後方に、ボッティのトランペットが美しい倍音を伴って右にライブのホール感を見事に再現して展開されます。響きが素晴らしく美しく、透明です。

女性ボーカル:CANTATE DOMINO:クリスマス ソング

Photo_2

中心やや後方にやはり素晴らしいホールトーンを伴いボーカルが定位、バックコーラスの歌い手の位置が分かるぐらい定位がはっきりしていてパイプオルガンの壮大な響きに体が包まれます。

女性ボーカル:EVA CASSIDY:BEST VOICESⅡ

Photo_3

ハスキーで甘い歌声が心地良く、手を伸ばせば触れそうな実体感ある声に感動しました。

オーケストラ:MAHLER SYMPHONY NO.5

Mahler5_walter_8110896

管楽器の押し出し感と高解像度に圧倒されます。SNの高さに加えダイナミックレンジの広さも実感。壮大な演奏です。

JAZZ:BIG BAND STAGE:A列車で行こう

Big

歯切れの良いハイスピードなピアノとダンピングの効いたウッドベースが耳に小気味良く、音数の多さに驚かされました。

POPS:マイケルジャクソン:BAD

Michael

タイトなシンセベースが強烈なビートで体を貫きます。パワー全開のマイケルの声と溶け合います。

トランペット:MILES DAVIS:LOVE SONGS

Albumlovesongs

ミュートをかけたトランペットがシャープに展開。その音離れに圧倒されます。

オペラ:MAKI MORI:ドニゼティ:ラメンモールのルチア

Morimaki

映画フィフスエレメントでエイリアンのディーバーが歌っていたオペラです。綺麗なエコーと伴に透明で伸びの良い歌声に酔いしれます。その実体感は圧巻です。

ギター:アルデメオラ ギタートリオ:MEDITERRANEAN SUNDANCE

51dsnf6shl

驚異の音離れで超絶テクの早弾に圧倒されっぱなしです。この曲をここまでの分解能で再現できるスピーカーはそうそうありません、まさにPULSARの独壇場です。これには参りました。

総評:透明感、分解能、ダンピングが効いた低音、そしてまるでそこで演奏しているかのような実体感、どれを取っても1級品です。久しぶりの凄い音です。

2010年2月12日 (金)

JosephAudio PULSARのセッティング完了しました!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

たった今、明日行われる試聴会のJosephAudio PULSARのセッティングが終りました。輸入元ナスペックの水次さんの手による完璧とも言えるセッティングです。まだアンプも温まっていないのに物凄い音が鳴っています。オーディオのイベントは色々やって来ましたが、この音は今までで1,2位ぐらい素晴らしいです。軽やかでコクがありSNがとんでもなく良く、聴く者を音楽の世界に引き込みます。皆さんこれは必聴ですよ!まだお席に余裕がありますので是非この音を聴いてみてください。

CDはPlaybackDesign メチャクチャカッコイイです。アンプはdarTZeelになります。

Rimg0095

そして主役のPULSARです。

Rimg0097

全体はこんなです。

Rimg0096

2010年2月11日 (木)

「シネスコ・シアター体験イベント」第2弾が終わりました!

優木まおみさんの熱愛報道で動揺を隠せない渡部です。

11日に行いました「シネスコ・シアター体験イベント」第2弾のイベント報告をしたいと思います。

今回は、12/27の第1弾のカーブドスクリーンではなく、平面スクリーンを使ったさらに現実的なシステムで構成されています。

スクリーンはオーエスの張り込みスクリーンPAの120インチシネスコタイプで、生地はピュアマットⅡプラスの物を使います。

ベロア調のフロッキー加工を施したフレームが、光の反射を抑え、高級感を演出します。

043

もう一つ今回のシステムの核になる機材が、パナモーフ社製アナモフィックレンズです。

Bxal133

これをVPL-VW85のトリガー端子②に、3.5mmミニピンケーブルで繋ぎます。(トリガー端子①はスクリーン用で、電源オンにすると12V電流が流れます)

034

031

こうすると、VPL-VW85のアスペクトを「アナモフィックズーム」にした時だけ、自動でアナモフィックレンズが、VPL-VW85の正面にスライドします。

037

033

アスペクトをそれ以外にすると、アナモフィックレンズがスライドして外れます。

038

032

アナモフィックレンズが無い状態の映像↓

035

Vストレッチ+アナモフィックレンズを通した映像↓

036

パナモーフ社製のアナモフィックレンズは、シュナイダーの物と違い、細かな調整機能は無くカーブドスクリーンには向かないですが、プリズム型ですので設置が簡単で、歪みや色付けも殆どありません。プロジェクターに12Vトリガーが無くても、付属のリモコンで操作が出来ます。

またプロジェクターの12Vトリガーは、メーカーによりVストレッチONで電流が流れる物と、OFFで電流が流れる物がありますので、パナモーフ社製アナモフィックレンズでは、リモコンで切替が出来るようになっています。

イベントでは、20世紀FOXのシネマスコープの歴史をなぞるように、映画ソースを紹介しました。

20世紀FOXが、フランスで発明されたシネパラノミーク技術を買収し、ボシュロム光学社と共同開発でアナモフィックレンズを製作し、シネスコ初作品として1953年に公開した「聖衣」のDVDを最初に再生しました。

039

シネスコの画角をこれでもかと使った大作映画ですが、シネスコだとスケール感が良く出ます。ちなみにこの映画のアスペクト比は現在の2.35:1と違い2.55:1なので、シネスコスクリーンでも上下に若干の黒帯が出ます。

続いて「クレオパトラ」の失敗で経営難に陥った20世紀FOXを救った「サウンドオブミュージック」を再生。

シネスコ一杯に広がるアルプスの山々をバックに唄う、主人公マリアのオープニングシーンは、通常の16:9のスクリーンで見るのとは印象が異なります。

フレームにピッタリ収まる気持ち良さは、実際見てみないとなかなか実感できないと思いますが、フロッキー加工により乱反射を抑えたフレームにより切り取られた画面が、空間に浮き上がり、映画の世界に吸い込まれていきます。

041

個人的にも大好きな映画ですが、もう一度シネスコスクリーンで最後まで見たくなってしまいました。

このあと「猿の惑星」「スターウォーズ」の新旧名作SFを再生、やはりシネスコは大作が似合います。アナモフィックレンズの、画面の大きさ対比での輝度の高さと、画面の上下に光が漏れないというメリットが、宇宙空間のシーンで効果を発揮します。

ビスタサイズ収録の「シカゴ」の再生では、VPL-VW85のアスペクトを「フル」に変更。自動でアナモフィックレンズがスライドして外れ、シネスコの中に16:9の画面が収まります。

040

個人的に最もシネスコで見たい映画NO.1「インデペンデンス・デイ」は、仕事を忘れて見入ってしまいました。

042

こういうハッタリの効いたスケール感も、シネスコならではです。「そんなばかな」という突っ込みも、シネスコの迫力に押し潰されてしまいます。

今後も引き続きシネスコイベントはやっていきたいと思いますので、今回参加できなかった方も、ぜひ一度ご体験ください。

2010年2月10日 (水)

パナソニックが3D対応“VIERA”&“DIGA”を発表しました。

只今自宅パソコンを物色中の渡部です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、出るぞ出るぞと噂されていた3D機器がパナソニックより発表されました。

まずはプラズマテレビ“3D VIERA”VT2シリーズから

Pana_p_vt2

いままで良く分からなかった3Dの方式ですが、右目/左目用の映像を120分の1秒毎に交互に表示するそうです。同梱のアクティブシャッター方式の3Dメガネで見ると、立体に見えるそうです。

Pana_p_3d_glass

ネイティブコントラスト500万対1の新「フル・ブラックパネル」と併せて、2Dの映像処理もかなり期待できます。

つづいて「Blu-Ray 3D」対応BDレコーダー“DIGA”も発表されました。

Dmrbwt3000_2

「DMR-BWT3000」「DMR-BWT2000」「DMR-BWT1000」と一気に3機種も!

映像と音声を独立出力できるMAINとSUBのHDMI2系統出力は、「DMR-BWT3000」と「DMR-BWT2000」に搭載され、DMR-BW970から搭載されたシアターモードは、「DMR-BWT3000」のみに搭載されるようです。

「DMR-BWT3000」は究極のレコーダーと呼べるかもしれません。さらに今回から「スカパーHD」録画対応になりました。

最後はパナソニック久々の10万円越えプレーヤー「DMP-BDT900」

Dmpbdt900

こちらももちろん「Blu-Ray 3D」対応です。映像と音声を独立出力できるMAINとSUBのHDMI2系統出力とともに、192kHz/24bit DACのアナログ7.1ch出力を装備します。

パナソニックが本気を出すと凄まじいものがあります。他のメーカーも負けずに頑張って欲しい!!

明日は「シネスコ・シアター体験イベント」がありますので、そちらもよろしく。イベント報告もやります。

2010年2月 7日 (日)

大人気!MONITOR AUDIO silver RXW12展示入りましたっ!!

こんにちは、秋葉原本店の水ノ江ですdash

ここ最近、とても寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうかsnow

当店AVアンプ試聴コーナーにて、大人気MONITOR AUDIOのサブウーハー 

silver RXW12の展示入りましたっrock

Rimg0082

中でも人気カラーのの”ハイグロスブラック”です。

MONITOR AUDIOは、仕上げの良さも魅力ですネshine

天板部には…

Rimg0084

オーディオ/シネマ切り替えスイッチを搭載しています。

(EQ1:Music-Flat / EQ2:Movies- +6dB.25Hz)

密閉型のエンクロージャーを生かした非常に速度感が有り、骨格の得られる低域を再現してくれます。

また、AVアンプからの12Vトリガーによるスイッチングも可能ですnote

Rimg0086

MONITOR AUDIOのsilver RXシリーズと同スペースに、こちらも大人気のヤマハ”YSP4100”のご試聴も可能でございます。

YSP4100の方は、アンソニーギャロのサブウーハー”TR-3”と組み合わせて展示中です。

個人的にとてもオススメのサブウーハーが2台並んで、なんだかニンマリしてしまいましたnote

映画だけでなく音楽ソースにもバッチリな機種ですので、お好みのディスクをお持ちの上、お気軽にお立ち寄り下さいませ。

御来店心よりお持ち申し上げますchick

電源ケーブル期間限定貸し出しキャンペーン実施中!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

秋葉原店では今、電源ケーブル期間限定貸し出しキャンペーンを実施しています。

今のシステムの音を簡単にグレードアップしたいと思うお客様もたくさんいらっしゃると思います。そこでアバックからの提案です。電源ケーブルを少し良い物に替える事で音のグレードはアップする事間違いなし!簡単ですぐ効果を確認できます。

今回は

どの電源ケーブルを買っていいか分からない。

どの位変わるのか知りたい。

買って失敗したくない。

このように思っていらっしゃるお客様のために貸し出し試聴ケーブルをご用意いたしました。一度試してみたいお客様はどしどしご応募くださいませ。

*接続機種はとりあえずプレーヤーでお試しください。

対象:アバックご利用5回以上のお客様

期間:1週間

貸し出し試聴機 3機種 *ただし貸し出しは1機種ごとになります。

1)ナノテック・システムズ GSC32WJUP 1.8m 定価¥52,500(税込)

Rimg0078

2)WIRE WORLD AURORA5-2 1.5m 定価¥31,500(税込)

Rimg0080 

3)Zonotone 6N2P-3.5Blue Power 1.5m 定価22,050(税込)

Rimg0079_2

詳しくは秋葉原店のホームページをご覧ください。

シネスコシアターシステム体験イベント第2弾!!

最近静電気に悩んでいる渡部です(そこらじゅうでバチバチいってます)。

12月27日に行いました「シネスコシアターシステム体験イベント」の第2弾を2月11日に行います。

Aki_2_11

http://www.avac.co.jp/shinjuku_event2_11.html

このイベントでは、前回よりも現実的なシステムを提案させていただきます。

まずスクリーンですが、前回はカーブドでしたが、今回は平面のシネスコになります。また、iScanVP50PROなどのプロセッサーは使わず、電動アナモフィックレンズを12Vトリガーで動かします。

詳細はイベントをお楽しみにしてください。

まだ若干空きがございますので、どしどしご予約ください。

ティグロンのスピーカー「TLS-100M」を聴いてみました!

最近体の至るところの筋肉が攣るという奇病に冒されている渡部です(運動不足とも言いますが)。

ケーブルメーカーとして最近話題の、ティグロンが作っているスピーカー「TLS-100M」の試聴をする機会がありましたので紹介します。

028 029

併せて電源ケーブル「MGL-1000A」とスピーカーケーブル「MS-12SP」の試聴もしてみたいと思います。

030

まずは簡単にスピーカー「TLS-100M」の仕様を紹介します。

●形式............2ウェイ2スピーカー・バスレフ型

●再生周波数帯............................40~45kHz

●出力音圧レベル....................85dB(1m/1w)

●クロスオーバー周波数....................2700Hz

●外形.............................187W×295H×230D

●インピーダンス.........................................8Ω

●重量...................6.36Kg(ネット含まず/1本)

(定価)¥241,500/ペア(税込)

資料によると、ウーハーにノルウェーSEAS社のコーティングペーパーコーン15cm、ツイーターにデンマークVifa社のリングツィーターを使用し、内部配線と各ユニットにマグネシウムシールドを施しているとの事です。

早速試聴してみます。

試聴機材は、プレーヤーにラックスマン「D-06」、アンプにALLION「アルティメットT100」を使います。

027

最初は秋葉原店のリファレンスになっている、ゾノトーン「6NPS-5.5グランディオ」をアンプの電源ケーブルに、「6NSP-4400Sマイスター」をスピーカーケーブルに使用します。

聴きなれたJheena Lodwickの「Getting To Know You」から“A Groovy King of Love”を聴いてみます。

Img55716378

低音は、通常の音楽再生ではほとんど不足感を感じません。非常にエネルギッシュで、十分な情報量があります。ただ、この組み合わせですと、ややボーカルが張り出し気味に聴こえます。ゾノトーンのキャラクターが、やや中音域のエネルギーを膨らませているのかもしれません。

そこで電源ケーブルを「MGL-1000A」に替えて再び聴いてみたところ、ボーカルの張り出しが若干収まり、気にならなくなりました。クリアネスも上がり、やや詰まり気味だった高音の抜けが良くなりました。

このままスピーカーケーブルを「MS-12SP」に替えると、さらにクリアネスが上がり、微小な信号も浮き出てきます。空間の広がり感が生まれ、音に表現力が出てきます。反面ボーカルの張り出しがやや気になるようになってしまいました。

このシステムですと、バランス的には「MGL-1000A」と「6NSP-4400Sマイスター」の組み合わせが良かったと思いましたが、「MS-12SP」のポテンシャルも凄いです。

ティグロンの製品は、どれも価格以上の満足感を与えてくれます。このあたりが今話題になっている理由だと思います。

2010年2月 6日 (土)

NuForceのIcon新製品の紹介!!

飛行機恐怖症の渡部です。

1月30日、31日限定でNuForceのIcon新製品を展示しておりましたので、1月5日のブログで紹介できなかった物も含めて、インプレッションしたいと思います。

024

向かって左から「uDAC」「Icon AMP」、PCの前のIcon Mobileに繋がっているのが「Accessories i」のドックアダプターです。

前のブログでインプレッションできなかったUSB DAC「uDAC」ですが、定価¥13,650と侮るなかれ、音は本格派です。USBオーディオレシーバーとD/Aコンバーター各々に専用ICを搭載しています。

Nf02_s

USB入力とRCAアナログ出力、同軸デジタル出力が1つずつあります。アナログ出力の場合、ボリュームが働きますので、簡易的なプリアンプとしても使えます。ボリュームを切ると同軸デジタル出力に切り替わり、D/Dコンバーターになります。

ノートPC内のiTunesのリストからAACエンコードした曲を聴いてみました。アンプは「Icon AMP」、スピーカーはピエガの新商品「TMicro5」(左の細い方)です。

025

AACもなかなか良い音で鳴ります。しっかりした機材で再生するとAACも捨てたものじゃありません。しかしAppleロスレスの音を聴いてみると、細部の情報量に明確な差がありました。

もう一つの新商品がスピーカーの「S-X」(D-05の上に載ってる物)です。

026

見てのとおり、立てても寝かせても使用できます。スピーカー端子はRJ-45コネクターなので、Icon専用と思っていいと思います。

ユニットはほぼ45度の角度で付いてますが、やはりユニット方向の正面で聴かないと定位が曖昧になってしまいますので注意が必要です。

2010年2月 5日 (金)

Sonus faber Monitor 展示入りました!

みなさんこんにちは、アバックの福田です。

秋葉原店にSonus faber Monitorが展示スピーカーとして加わりました。ソナスとしては入門機に位置しますがその音はれっきとしたソナスサウンドです。是非皆さんも聴きにお越しください。

ソナスはやはりカッコいい。

Rimg0077_2 

プロフィール新宿


  • アバック新宿本店
    〒160-0023
    東京都新宿区西新宿7-5-9
    ファーストリアルタワー新宿3F
    ☎:03(5937)3150
    営業時間:11:00~19:00
    水曜定休
    e-mail:shinjuku@avac.co.jp

    ・JR『 新宿駅』 西口より徒歩8分
    ・都営地下鉄 大江戸線 『新宿西口駅』D5出口より徒歩4分
    ・西武線『西部新宿駅』より徒歩5分