昨日はJosephAudio PULSARのイベントがありました。
みなさんこんにちは、アバックの福田です。
昨日はJosephAudio PULSARのイベントがありましたので簡単にレポートしたいと思います。
システムの全貌
まずはPULSARのバックグランド:
デビューは2009年のラスベガスCES、見た目の大きさからは想像出来ない程深い低音の分解能力、音場空間の表現力で聴く者を驚かしました。大きな特徴はマグネシウムコーンを採用したミッドレンジでネットワークのクロスオーバーはなんと120db/octと、かなり急激なスロープでこのメタルコーンをうまく操っています。
主役のPULSAR
カッコイイPLAYBACKDESIGNのCD
アンプはダルジールのセパレート
それでは早速試聴して行きます。
トランペット:CHRIS BOTTI:CINEMA PARADISO
ヨーヨーマーのチェロが適度な張と艶を伴い左後方に、ボッティのトランペットが美しい倍音を伴って右にライブのホール感を見事に再現して展開されます。響きが素晴らしく美しく、透明です。
女性ボーカル:CANTATE DOMINO:クリスマス ソング
中心やや後方にやはり素晴らしいホールトーンを伴いボーカルが定位、バックコーラスの歌い手の位置が分かるぐらい定位がはっきりしていてパイプオルガンの壮大な響きに体が包まれます。
女性ボーカル:EVA CASSIDY:BEST VOICESⅡ
ハスキーで甘い歌声が心地良く、手を伸ばせば触れそうな実体感ある声に感動しました。
オーケストラ:MAHLER SYMPHONY NO.5
管楽器の押し出し感と高解像度に圧倒されます。SNの高さに加えダイナミックレンジの広さも実感。壮大な演奏です。
JAZZ:BIG BAND STAGE:A列車で行こう
歯切れの良いハイスピードなピアノとダンピングの効いたウッドベースが耳に小気味良く、音数の多さに驚かされました。
POPS:マイケルジャクソン:BAD
タイトなシンセベースが強烈なビートで体を貫きます。パワー全開のマイケルの声と溶け合います。
トランペット:MILES DAVIS:LOVE SONGS
ミュートをかけたトランペットがシャープに展開。その音離れに圧倒されます。
オペラ:MAKI MORI:ドニゼティ:ラメンモールのルチア
映画フィフスエレメントでエイリアンのディーバーが歌っていたオペラです。綺麗なエコーと伴に透明で伸びの良い歌声に酔いしれます。その実体感は圧巻です。
ギター:アルデメオラ ギタートリオ:MEDITERRANEAN SUNDANCE
驚異の音離れで超絶テクの早弾に圧倒されっぱなしです。この曲をここまでの分解能で再現できるスピーカーはそうそうありません、まさにPULSARの独壇場です。これには参りました。
総評:透明感、分解能、ダンピングが効いた低音、そしてまるでそこで演奏しているかのような実体感、どれを取っても1級品です。久しぶりの凄い音です。
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