ティグロンのスピーカー「TLS-100M」を聴いてみました!
最近体の至るところの筋肉が攣るという奇病に冒されている渡部です(運動不足とも言いますが)。
ケーブルメーカーとして最近話題の、ティグロンが作っているスピーカー「TLS-100M」の試聴をする機会がありましたので紹介します。
併せて電源ケーブル「MGL-1000A」とスピーカーケーブル「MS-12SP」の試聴もしてみたいと思います。
まずは簡単にスピーカー「TLS-100M」の仕様を紹介します。
●形式............2ウェイ2スピーカー・バスレフ型
●再生周波数帯............................40~45kHz
●出力音圧レベル....................85dB(1m/1w)
●クロスオーバー周波数....................2700Hz
●外形.............................187W×295H×230D
●インピーダンス.........................................8Ω
●重量...................6.36Kg(ネット含まず/1本)
(定価)¥241,500/ペア(税込)
資料によると、ウーハーにノルウェーSEAS社のコーティングペーパーコーン15cm、ツイーターにデンマークVifa社のリングツィーターを使用し、内部配線と各ユニットにマグネシウムシールドを施しているとの事です。
早速試聴してみます。
試聴機材は、プレーヤーにラックスマン「D-06」、アンプにALLION「アルティメットT100」を使います。
最初は秋葉原店のリファレンスになっている、ゾノトーン「6NPS-5.5グランディオ」をアンプの電源ケーブルに、「6NSP-4400Sマイスター」をスピーカーケーブルに使用します。
聴きなれたJheena Lodwickの「Getting To Know You」から“A Groovy King of Love”を聴いてみます。
低音は、通常の音楽再生ではほとんど不足感を感じません。非常にエネルギッシュで、十分な情報量があります。ただ、この組み合わせですと、ややボーカルが張り出し気味に聴こえます。ゾノトーンのキャラクターが、やや中音域のエネルギーを膨らませているのかもしれません。
そこで電源ケーブルを「MGL-1000A」に替えて再び聴いてみたところ、ボーカルの張り出しが若干収まり、気にならなくなりました。クリアネスも上がり、やや詰まり気味だった高音の抜けが良くなりました。
このままスピーカーケーブルを「MS-12SP」に替えると、さらにクリアネスが上がり、微小な信号も浮き出てきます。空間の広がり感が生まれ、音に表現力が出てきます。反面ボーカルの張り出しがやや気になるようになってしまいました。
このシステムですと、バランス的には「MGL-1000A」と「6NSP-4400Sマイスター」の組み合わせが良かったと思いましたが、「MS-12SP」のポテンシャルも凄いです。
ティグロンの製品は、どれも価格以上の満足感を与えてくれます。このあたりが今話題になっている理由だと思います。
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