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2020年6月12日 (金)

【横浜店】「オーディオ寄り」のサラウンドシステム、組んでみました。

横浜店 渡邉です。

Kao

まだまだ大変ですが、今回は「オーディオ寄りのシアター」についてご紹介します。

最初にご案内。

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秋の新製品!大収穫祭2020は9月12日から開催中です!

https://www.avac.co.jp/contents/topics/autumn-sale2020.html

では、本題です。

ここの所、すでに2chのシステムをお持ちのお客様から「シアターもやりたい!」と言うご相談を頂くことは多くあります。
今までステレオシステムを持っていて、スピーカーを増やすことでサラウンドや立体音響システムにアップグレードする事は条件にもよりますが難しい事でもありません。
もっともその「条件」が中々いろいろとあるんですが……。

今回は典型的なステレオシステムにAVアンプを追加する形で対応します。

まず、ステレオのベースシステムからご紹介します。
今回はステレオ寄りのシアターを希望するお客様のご要望をお伺いし、先行してJBLを念頭にステレオ機材をお借りしています。

スピーカーはJBL S3900です。

Dsc_1777アンプはLuxman L507UX2にスピーカーA+Bとする事でS3900をBi-Wirelingで駆動しています。Dsc_1779LUXMAN L507UX2

https://www.luxman.co.jp/product/l-507ux2

プレーヤーはストリーミングとネットワーク用にBluesound Vault 2i

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BLUESOUND VAULT 2i

https://pdn.co.jp/bluesound/bs_vault2i.html

【横浜店】 BLUESOUND。ピュアオーディオレベルのネットワーク・ストリーミングサウンドをお手元に。(2019.9.7追記)

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2019/09/bluesound-5e7f.html

先日のブログでお借りしているTRIODEのTRV-CD6SEをVACUME TUBEで繋いでいます。

TRIODE TRV-CD6SE

http://triode.co.jp/brand/triode/TRV-CD6SE/index.html

【横浜店】TRIODE TRV-CD6SE。「音色」を楽しむCDプレーヤーのご紹介です。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/06/triode-trv-cd6s-af82.html

このシステムにAVシステムを追加します。

今回、フロントが強力なシステムになりますので、AVアンプはDENON AVC-X8500Hを準備しました。

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【横浜店】DENON AVC-X8500H 展示開始です!!(2018.2.22更新)

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/02/denon-avc-x8500-3418.html

ここでAVプリアンプを用いる事も可能ですが、チャンネル数が多いことからフロント2chをステレオシステムに任せ、後は複雑にせず残りのチャンネルを内部アンプ駆動でまとめてしまいます。

さて、ここで最初の「条件」が生じます。
AVアンプとステレオアンプの接続です。

接続そのものは簡単です。
AVアンプの「Pre out」フロントLRからRCAケーブルを回し、オーディオの入力に……。
問題はここです。

ピュアオーディオのアンプにはプリパワーの場合ボリュームが付いています。

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つまりプリコントロール部があるという事です。
そしてAVアンプにもボリュームがあります。

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どうしましょうか?
ここが最初にして最大の問題です。
理論上はパワーアンプの扱いにすればいいという事になりますので、音量を最大「0db」まで上げれば、プリ部のコントロールは事実上なくなります。
音量はAVアンプで行えばいい、と言う事になるのですが……。
もし、ピュアオーディオ側のボリュームが0dbのまま、ステレオ視聴時にボリュームコントロールを元に戻さずに入力を切り替えてしまうと、0dbで思いっきりアンプから音声が出力され、お部屋に大音響が響き渡ります。
場合によってはスピーカーを壊しかねませんし、精神的に良くないです。

では逆にAVアンプ、ステレオアンプのボリュームをそれぞれコントロールして音を合わせるという方法もあります。
しかし、この方法の場合、AVシステムのボリュームコントロールに対応することは難しく、また、最近のいわゆる「オブジェクト型」と呼ばれるDolbyatomsやDTS:Xなどの立体音響にはボリュームの変化による音響到達タイミングの変化に対応出来ず、新しいサラウンドシステムには適合できません。

じゃ、どうするのか?
実は最近のアンプにはAVシステムと組み合わせることを念頭に置いた入力端子があります。
メーカーによって呼称は様々ですが
「エクスターナルプリアンプ入力端子(EXT.PRE IN)」
「パワーアンプ入力端子(POWER AMP IN)」
「MAIN IN」(ヤマハやLuxmanなど)

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これらの端子に繋いだ場合、所定の動作をするとプリ部が外れ、パワー部のみで動作します。

所定の動作を終わった段階で、ピュアオーディオシステムはフロント2chのパワーアンプとして動作します。この時点でフロントを含むすべてのスピーカーのボリュームコントロールはAVアンプ側になり、プリパワーアンプのボリュームは関係が無くなります。もちろん音量を上げる必要はありません。
仮にこの状態で入力を変えてもボリュームも含めアンプがシステムから切り離されていますので、大音量の心配は無く、SEPARATEキーを再度押してシステムを元に戻すことで、そのまま通常のステレオシステムとして使用できます。
正直な所この安心感はとても大きいです。
ステレオシステムベースのサラウンドを構築する場合、まずは説明書を確認し、これらの端子があるかどうかを確認してから、システムのアップグレードをご検討頂くとよろしいかと思います。

今回はLuxmanの機材になりますので「SEPARATE」を使用した前提のシステムとなります。

あ、それぞれの機材の電源投入、切断の順番は音の流れに沿って
投入:AVアンプ⇒プリパワーアンプ
切断:プリパワ―アンプ⇒AVアンプ
の順です。お気を付けください。

と言ってもここから先は余り難しくありません。
DENONの場合基本的に「PRE OUT」は何もしなくても出力がありますので、単に接続するだけです。

ご注意!:必ずすべての電源を元から切ってから接続してください!まれに大音響になります。

AVC-X8500Hの背面にある「PRE OUT」からRCAケーブルを接続して……。

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LUXMAN L507UX2の「MAIN IN」に繋ぎます。

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これだけです。

今回はA+BでBi-Wirelingにしますので、それぞれの出力端子にスピーカーケーブルを繋いで……。

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今回のフロントS3900のジャンパを外し、それぞれに接続します。

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もちろん、今までの接続のままでも大丈夫です。
これでフロントの処理は終わりです。

後はリアスピーカーを増設です。

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今回はJBL4312M2Bをリアに持ってきています。

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立体音響に対応するためにハイトスピーカーを追加します。

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フロント以外のスピーカーをアンプのそれぞれの端子に接続して準備は終わりです。

さて、出来上がりです。
今回はセンタースピーカーなしのフロント2ch、リア2ch、フロントハイト・リアハイトスピーカーを追加した4.0.4chシステムになります。

後は実際の音ですが……。
まずはステレオ。

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S3900ががっつり鳴り響きます。
音像がとか音の起点がではなく「音」と「音圧」で押し切ります。
厚みのある音はまさにJBLで組んだシステムです。

では次にAVに切り替えます。
まずはコントロールを確立するためにAVアンプの電源を入れ、L507UX2の「SEPARATE」を押します

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これでサラウンドシステムのフロントをピュアのパワーアンプで鳴らす事になります。
では「地獄の黙示録」です。

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はい、ここまでの音圧があれば、5.1chベースのサラウンドであればセンタースピーカーはいらないですね……。
問題はアトモスなどですが、アンプの表示は「DOLBY ATOMS」になっています。

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Informationはこの通り。

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4.0.4chになっております。
このようなセンターなしのシステムを私達は「ファントム」と呼んでいます。
センタースピーカーを左右のスピーカーの合成で表現するシステムです。
オブジェクト型のサラウンドシステムでは本当はセンターがあったほうがいいんですが、音圧のあるJBLであれば何とかなりますし、何とかならなければ単品売りのスピーカーを追加設置する大技もあります。

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実際に鳴らしててみるとセンターのセリフが多少流れますが、ある意味映画館らしい音になります。
ちゃんと音場の測定を行っておりますので、センターがない事はあまり気にならず、上下の移動もちゃんとなされており、違和感を感じる事はありません。
これが音声システムの概要です。
ただ、5ch以上のチャンネルがあればSACDや配信の5chも流す事が出来、利点は多いと思います。

さて、今回のステレオシステムベースのサラウンド構築、いかがだったでしょうか。
元のシステムやAVアンプとの接続対応・配置などパッとできる物でもありませんが、事前のご相談をして頂ければバランスとこだわりの合わさったシステムの構築が出来るかと思います。

購入をご検討の皆様、是非横浜店にご相談ください。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

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まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

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・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
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すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

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次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。 

支払方法等いろいろございますので、お早目にご相談ください。

今回のようなケースでは横浜店と馬車道店の連携も十分可能です。
ご相談をお待ちしております。