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2019年11月

2019年11月30日 (土)

【横浜店】4K・8K、一年後の現状についてちょっとだけ。

2020.2.11速報:シャープ、8Kテレビ「AQUOS 8K」をHDMI2.1規定の8K60p/4K120p入力対応にアップデート
対象は“AX1シリーズ”「8T-C80AX1/70AX1/60AX1」、“AW1シリーズ”「8T-C60AW1」、“BW1シリーズ”「8T-C70BW1/60BW1」となります。
2月末にアップデートが掛かり「HDMI6」端子が8K60p/4K120p(48Gbps)の入力に対応できるようになります。
但し、まだ「HDMI2.1」と言う呼称にはなっていません。
この点はまだ何とも。

横浜店 渡邉です。

Kao

「BIGボーナスセール2019」開催中です!

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https://www.avac.co.jp/contents/topics/big-bonus2019.html

本題です。

最近よく聞かれる質問、それは

「思ったより4Kも8Kも進んでいないよね!」

はい。耳が痛いお話です……。

HDMI2.1……だけじゃないですよね。

今回はそのあたりを少し。

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昨年の12月1日に4K放送・8K放送が始まってから明日でちょうど一年です。

まず、現状です。

現在発売しているテレビには4Kチューナーもほぼすべての機種で入り有機ELも88インチ(8Kは内蔵していません)まで大きくなりました

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8Kに関してはシャープだけの状況は変わりませんが、こちらはすでにLGやソニー、東芝など動きは出始めております。東京オリンピック・パラリンピックのゴールは決まっておりますので、来年以降に動きはあるかと思います。東芝の機種は……まだ先だと思います。

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レコーダーについてはパナソニックのDIGAも第二世代に入り、ソニーからもBRAVIA、シャープのAQUOSレコーダーも発売され、ダブルチューナーなどに変化してきております。来年は……8Kが乗っかれば、とは思いますが、これもまだ何とも言えません。

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またテレビ・レコーダーの双方でほとんどの場合NETFLIXAmazonPrimeVIDEOなどが入り込んで、4Kの配信試聴も比較的簡単にできる様になりました。

 次に、4Kプロジェクターに関しては徐々に普及帯に入り始めている印象です。

疑似ではありますがDLP-4Kであれば、20万円前後でHDR10/HLGで4Kの視聴が可能なところまで来ております。上位機種(50万円クラス)であればリアル4Kも十分可能です。

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また、長寿命なレーザー光源を持つJVC LX-NZ3や(12月5日以降に展示開始予定です

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「距離を気にしなくていい」超短焦点EPSON EH-LS500など

先日期間限定で展示しました。設置のエントリーこちら

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4Kプロジェクター初期のコンセプトである「映画館の様に4Kを映し出す」という先である普及帯クラスに対して「テレビ代わりの使い勝手の良さを追加する」という所に踏み込み始めている部分もあります。

ということで、4K・8Kの受信環境は揃ってきてはおりますが「爆発的な普及」と言う程の状況には、まだなっていない印象です。
実は私も自宅にも4K放送の受信システム(自分用ではありません)を準備し、時折見させて頂いております。

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そこで率直に感じるのは「リマスタリングなどの手間によるコンテンツ不足」と「下流における制作環境の普及不足」です。

これが最初のご質問への回答になるかと思います。

 展示会や内覧などで見る限り、4Kコンテンツそのものは、機材の更新による放送や過去の作品はリマスタリングの段階で4K化が進んでいる様なのですが、手間がかかり過ぎて放送と言う形では出てこないという印象です。

その代わりという事ではありませんが、出来上がったコンテンツは優れたものが多く
BS-4Kの「新日本紀行」の様な

Ws000011記録映像としてしっかりフィルムで撮影されたものなどは「当時は見えなかった、フィルムには残されていた」という4K・HDRの奥深さをいい味で出しています。費用を掛ければちゃんとしたものが出来る典型であり、お勧めです。

また、4K放送で流されるフィルムの映画・過去のテレビ番組4K作品は、少しスムーズに動き過ぎている印象はありますが、かなり見ごたえがあります。

(黒沢作品などはスムース過ぎて白黒の新作じゃないかと思う程のものもあります)

過去の作品も理論上は35mmフィルムクラスの映像であれば4Kにすると効果が出てくるはずです。

ただ、放映にしてもパッケージにしても絶対数が少ないです……。

この辺は機材・人で双方で膨大な費用が掛かるリマスタリングの問題なのかなあと、少し溜息が出ます。

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最近はBlackMagicDesignから少しお安い(と言っても35mm専用、かつ本体のみで300万円オーバーですが)物も出てきましたが

Blckmagic簡単に導入、と言う所まではまだいかないのかなあと言う印象です。

このあたりは堀切日出晴先生の記事で費用のお話を詳しく書かれていらっしゃいます

実際、八甲田山の4Kデジタルリマスタリング(こちらはScanity HDR使用)の様に

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手間と暇をしっかりかければ素晴らしいものが出来上がります。

詳細は麻倉先生の記事をご覧ください。詳細に紹介されています

また、実際の4K放送を見ても「スタジオ収録」のものは4K、取材カメラはHDと言うケースも多いようです。このあたりは番組制作会社までは撮影・編集共に4Kが行き渡っていない事地上波が例外なくHDである事との兼ね合いだと思います。

実際にはNHKの「週間丸わかりニュース4K」やBSフジ4Kの「PrimeNews」BSテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」など、特にスタジオでのインタビューのシーンなどは4Kの効果を感じるシーンも多く感じます。但しVTRはHDですが。

ほかの番組も明らかに4Kカメラ撮影と思えるものも多く、本来出来ない事ではないはずなんですが……。これらの番組は同じ時間にBS放送でHD放送されており、ここは比率の問題だと思います。

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今年はラグビーワールドカップがとても好評で(日本頑張った!)4Kテレビの普及台数が増え、4K放送に弾みが付いています。(笑点はいずれ4Kになるんじゃないかと思います)来年に向け、テレビ関係は更新が進むかと思います。

次に現在の映画関係ですが

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話題になっているこちらの映画を例に取ると撮影はALIFLEXの35mmでARRIRAW (3.4K) (4.5K) (5.1K) ソースで最終的な変換はDI(4K)となり、4K解像度以上のものを持っています。「ダンケルク」など撮影がIMAXなど4K以上の物も出てきていますが、映画館で実際に見る事の出来る物としては4K以上のもので出てくる可能性は低いかと思います。実際、映画館の機材もIMAX以外は4K以上と言うのは数少ないかと思いますので……。

この辺は純粋に需要と供給と価格の関係が変わらない限り変化は難しいと考えていますが、今後も新作については「4Kまでは当たり前」と言う状況となり、新作を中心に徐々にUltraーHD Blu-Rayは増えるのではないかと思います。オールドは名作と「出したら売れる作品」が中心になるかと思います。

ただ日本語音声収録の関係で「外版はあっても日本では出ない」ということも多くなってくるかなぁとは思います。個人的にはブログで使用させて頂くこともある「ファントム・スレッド(外版はUHD-BD出ています)」や「THE FALL 落下の王国」「Samsara」などはマスターが4K以上なので日本版UHD-BDで出て欲しいんですが、この辺は配給元の問題も大きいような気がします。

次に8K関連です。

今の所、余り状況に変化はありません。


YouTube: Japan in 8K

現時点では8Kの受信方法としては

フレッツテレビなどを用いた衛星放送の再配信

BOEのサイネージコンテンツの様な特定目的のネット配信

一部のYoutube

BSアンテナを用いた衛星放送

の四媒体となります。

これらの媒体は連続する通信の中で映像を送り出すシステムであり、唯一民生のシステムとして稼働しているNHK-BS8Kは8Kのフル規格として送信しているものはありません。

これらの事を踏まえて8Kのパッケージメディアを考えた場合

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今の所本当のフル8Kと呼ばれるものは最終的にNHKが到達させようとしている「8K/120」「8K/60」を収録できるメディアと言う事になりますが通常の計算でUHD-BDと同等の時間数を収録する場合、現状の圧縮方式などを加味して少なく見積もっても一枚数百GB以上の容量が必要になります。

ここまで来ると、既存の媒体でこれ以上のディスク高密度化はかなり厳しく、今までの様に一枚のディスクメディアで記録を行うには記録方法を三次元で記録するホログラフィックの様に根本的に変更しない限り難しいのが現状です。

実際、NHK技研の次世代記録メディアとしてホログラフィック関係の展示を見ていると、そもそもリムーバブルディスクメディアでの対応はあまり考えられていない前提で展示がなされており、回転系のメディアがないわけではありませんが半ば固定ディスクのような使い方です。

結局のところパッケージ商品として流通させるにはメディア再生機側の精度や運用など壁が大きく、民生では目途が立っていないというのが実情だと思います。

個人的にはもし8Kを何かしらの形で外部コンテンツ提供を行う場合、SDカードの様なソリッド(回転しない)メディア媒体での供給しかないと思います。

なお、ご質問の多いHDMI2.1は原因の一つではありますがこれが原因と言うものでもありません。水面下で動きが出てきましたが、現実的にはもう少し後……来年第一・第二四半期だと思います。

こちらについては情報が入り次第またエントリーを作成させて頂きます。

ご質問、ご来訪をお待ちしております。

事前のお問い合わせはメール・お電話でも可能です。

メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!

https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html

お電話はこちら!

045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)

※火曜・水曜は定休日になります。

FAXの場合はこちら!

045-228-7283

(24時間受付:定休日の場合は翌営業日以降の対応) となります。

ご来訪・ご連絡をお待ちしております。

なお、横浜AVAC座については

お申込みはこちらから

https://www.avac.co.jp/contents/avacza/yokohama/room.html

お問い合わせはAVAC座お問い合わせフォーム

https://www.avac.co.jp/contents/avacza/yokohama/contact/

からお問い合わせください。

ご来訪・ご連絡をお待ちしております。

「JOKER」今さらながら見てまいりました。

人間の希望と絶望、善意に悪意、偶然に必然。いろいろな色であるはずのものをすべて混ぜて、煮詰めて真っ黒になった様な作品でした。

私は最初の笑うシーンからもう引き込まれしまいました。笑いたくないのに笑っている、あの光景だけでも壮絶です。また、今回の主演でホアキン・フェニックスさんが時折踊る舞踏の様な動きは、絞り切った身体も相まってまるでクラシカルバレーのソロの様な美しさを感じ、漂う狂気に畏敬の念を抱きました。

劇中の階段のシーンは有名ですが、私個人としてはあそこでJOKERが完成したとは思えません。すでにその前から変わり始めていましたし、その後も変わっていきましたので。完成したのはおそらく最後のひとつ前のシーンになるのだと思います。ダークナイトの彼はまさにそれでしたから。

2020年1月29日のUltra-HD Blu-Ray発売となりました。日本版は吹き替えが入り、アーサー役は元々ホアキン・フェニックスの吹き替えをされている平田弘明さん。ワンピースのサンジやソードアートオンラインのクラインなど、比較的力強く元気なお声の印象がありますが、あのアーサーの狂気を表現して頂くのが楽しみです。

ただ、これを腰を据えて見てしまうと自分の中にある黒いモノがどんどん溢れてきそうでとても怖いのです……。

閑話休題でした。

2019年11月 9日 (土)

【横浜店】 お待たせしました!AVAC Inforamtion Vol.190情報解禁です!

横浜店 渡邉です。

Kao

情報解禁でございます。

AVAC Information VOL.190です!

お申し込みのお客様には順次お手元に届くかと思います。

表紙はこちら。

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今回の表紙は140インチスクリーン+85インチテレビのシステムです。

次のページには先日取り扱いを始めました「BLUESOUND」の特集ページです。

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※クリックで拡大します。

こちらの特集で扱っているBLUESOUNDの各商品は横浜店では全機種展示中です。

POWERNODE2iはテレビに接続しており、PULSE FLEX 2iはペアリング再生可能です。

CDリッパーのVault 2iは実際にCDのリッピングが可能だったりします。

ご体感を希望のお客様はお申し出ください。

次のページからは読み物です。

今回、麻倉先生は「Frame Adapt HDR」の寄稿をして頂いています。

Avacdm190_jpg_p08※こちらは拡大できません。手に取っていただければ。

他には藤原先生が近日発売のSC-LX904

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土方先生が今年の大きな話題であるDENON PMA-SX1 LIMITEDDCD-SX1 LIMITED

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生形先生がMarantz NR1200/NR1710

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のラインナップとなっています。

後はそれぞれのアイテムごとにご案内をさせて頂いております。

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こちらはプロジェクターとテレビ、スクリーンなどのページです。今回はJVC様のLX-NZ3やSONY様のVPL-VW745、EPSON様のEH-LS500など今年話題のアイテムが掲載されております。テレビ関係もございます。

下の方には「お手持ちの機材をグレードアップ!『スタッフが選ぶ一押しアイテム』と言うミニコラムを掲載しています。私も書かせて頂いております。

その他ピュアオーディオ系のアンプ、スピーカー、サブウーファーなどホームシアターやオーディオに必要な商品を網羅しております。

最後の方には「中古買取アップ祭り」とUSED&OUTLET SHOPの特価品コーナーなどもございます。

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え?お値段がちゃんと出ていない?

それは、是非店舗までお問い合わせください。

あの、下取りアップやクーポンは?

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今年もやらせて頂きます別冊「BIGボーナスセール2019特典ブック」に記載がございます!

Big_bana2_3

https://www.avac.co.jp/contents/topics/big-bonus2019.html

私の所には届いていなんだけど……申し込みしていない。

店舗にも若干届いております。この機にご来訪ください!

遠方で無理です!

ご連絡下さい。可能な限り対応いたします。

お問い合わせをお待ちしております。

事前のお問い合わせはメール・お電話でも可能です。

メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!

https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html

お電話はこちら!

045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)

※火曜・水曜は定休日になります。

FAXの場合はこちら!

045-228-7283

(24時間受付:定休日の場合は翌営業日以降の対応) となります。

ご来訪・ご連絡をお待ちしております。

なお、横浜AVAC座については

お申込みはこちらから

https://www.avac.co.jp/contents/avacza/yokohama/room.html

お問い合わせはAVAC座お問い合わせフォーム

https://www.avac.co.jp/contents/avacza/yokohama/contact/

からお問い合わせください。

ご来訪・ご連絡をお待ちしております。

2019年11月 4日 (月)

【横浜店】 特別企画!ハイエンドアクティブスピーカーKEF LSXレビューです。(2020.10.27更新)

2020.10.27更新:こちらのブログ内に間違いがあり、修正しております。

文中LSXは有線コードでの接続となっておりますが、こちらは伝送安定性を高めるための接続で、実際にはWifi接続も可能です。大変失礼しました。

もう一つ一時的に追記します。

先日LSXの上位モデルと言っていい「LS50 Wireless2」が発表になりました。

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LS50 Wireless2

https://jp.kef.com/pages/ls50-wireless-2

まだ機材を触っておりませんが、先日店舗に到着したLS50 Meta(かなりずっしり来ます)が,

Metamaterial Absorption Technology(MAT)の効果が高く、高音部分がとても澄んだ音になり、ワンランク上の音になっておりました。

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KEF LS50Meta

https://jp.kef.com/pages/ls50-meta

早いうちにブログの作成をする予定でしたが、このLS50Meta、最初に準備した45Wのアンプではかなりギリギリでないと鳴らないことがわかり、もう少しパワーのある機材に変更してから書かせて頂く予定としておりました。

これに対し今回のLS50 Wireless2は「Music Integrity Engine」を搭載し、ツイーター用に100W Class A/Bアンプ、そしてウーファー用の280W Class Dアンプをそれぞれ内蔵しているアクティブタイプのスピーカーです。パワー不足は微塵もない事が予想されます。

入力音源についても最大384kHz/24bitまでのPCM音源や、11.2MHzのDSD再生、MQAデコードにも対応しています。(入力方法により最大入力対応周波数が異なりますのでご注意)

他にもRoon Ready、AirPlay 2やGoogle Chromecast、Bluetooth接続はVer4.2規格でもサポートし、配信系はAmazon Music、Tidal、Deezeなどの配信に対応し、Spotify Connectにも対応しています。

また、TOSLINK 光入力や35mmピン入力、そしてLSXには無いHDMI eARC接続に対応しています。ステレオとしてハイレベルなアクティブスピーカーというだけでなく、テレビや簡易設置プロジェクターに追加する事で、劇的な音質向上も期待できます。

正直な所LSXとは価格がかなり変わりますが、本格的なスピーカーのアクティブになりますので、音のレベル向上はそれ以上かと思います。HDMIなど利便性も格段に上がっておりますので、是非ご検討いただければと思います。

LS50 Wireless2については実機をお借り出来次第、こちらの一時的な追記から独立して取り上げさせて頂ければと考えております。

横浜店 渡邉です。

Kao

最初にご案内。

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秋の新製品!大収穫祭2020は9月12日からです!

https://www.avac.co.jp/contents/topics/autumn-sale2020.html

では本題。

今回は特別企画です!

弊社には店舗以外に通販部門がございます。

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アバック WEB-SHOP

https://www.avac.co.jp/buy/

こちらでは店舗で販売されている商品をWebやお電話で購入することが可能です。
今回は通販と連動した特別企画として「通販で好調な商品を店舗で試してみよう」というエントリーを考えてみました。

店舗での販売が少なく通販で好調な商品、かつ高品質な物と言う事で、今回はこちらを選んでみました。

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KEF LSXです!今回は青をチョイスしてみました。

KEF LSX

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https://jp.kef.com/products/lsx

KEFは以前からアクティブスピーカーの販売をしており、比較的高品質な商品をご提供いただいておりました。こちらはLS50Wirelessと言う上位のアクティブスピーカーです。

Kef_ls50

ところで

「アクティブスピーカー」ってそもそも何?
と言うご質問はあるかと思いますので、先にお答えしてしまいます。

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念の為、このような動くスピーカーではありません。

900x900_the_reference_1_blk_1024x10今までいわゆる「スピーカー」と呼ばれるもののほとんどは、アンプからスピーカーコードを回してアンプからの電源供給で音を鳴らすものがほとんどでした。
このようなスピーカーを「パッシブ(受動的)スピーカー」と言います。

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パッシブスピーカーは音声を出力するアンプの性能で能力が変わりますので、逆に言えば組み合わせ次第で様々な音を鳴らすことが可能です。

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このため背面はスピーカーの入力端子のみ、と言う事になります。

これに対して

「アクティブ(能動的)スピーカー」

と呼ばれるものは、スピーカーを駆動するシステムをスピーカー内に内包しています。

 平たく言えばスピーカー駆動の為のアンプを中に入れていて、単体で鳴ると言う事になります。

Dsc_0513 ※クリックで拡大します。

この写真はLSXの背面ですが、先程のパッシブと違い、スピーカー入力端子がありません。

もちろんピンプラグの音声入力や光入力などはありますが、代わりにあるのはどちらかと言えばアンプの操作を行う為に備えられたBluetoothのペアリングボタンやオーディオのピンプラグ入力端子、DLNAに対応したLAN、Wifiのコネクトボタンなどです。

実質的に鳴らすための接続は基本的に電源のみです。

もっとも、それ以上にスピーカーを作ったメーカーの意図した通りの音が出る事が「ちゃんとしたステレオスピーカとして見た場合」最大の特徴であり、そんなシステムを持ち歩くことが簡単にできるのが、最大の利点だと思います。

Pulse_mini_2i_blk_front_above787x52 BLUE SOUND PULSE mini ブラックモデル

https://www.avac.co.jp/products/detail.php?product_id=8969

実は「スピーカー製造メーカーの目論見通りの正確な音が出る」という特性は、音の正確さを重視する録音スタジオなどはすでに広く使われています。
逆にホームシアターではそれぞれに音量調節があるという点が却って操作の煩雑さを招き、現時点ではあまり使用されておりません。
(但し、複数スピーカーの連動コントロール関係機能は日々進歩しており、近い将来にはすべてアクティブと言う事は十分あり得ます)

また、最近の一般向けアクティブスピーカーは電力内臓を応用してモバイルに必須なBluetoothAirplay2PCなどのネットワークオーディオへの対応も内包しており、今回のKEF LSXも日本ペアでDLNAによるネットワーク音源、TYDALへの接続、そしてもはや標準規格ともいえるAIRPLAY2への対応、そしてBluetoothにもaptXまで対応しています。

Keflsx_red さて、今回選定させて頂いたKEF LSXは、元々評価の高いKEF 独自のUniQ同軸ドライバーを搭載し、高音を担当するツィーターと中音以下を担当するスコーカーが同じユニットの中に混在しています。

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※クリックで拡大します。

この配置は「位相のズレ」、かなりかみ砕いて平たく言えば

同じタイミングで2つの音を出したときに

早く、そして鋭く響く高音部分

空気を震わせ、波のようにゆっくり響く低音

を同じ軸線(同軸の場合それぞれのスピーカーの中心は同じです)で鳴らすことで

位置関係の音がずれにくいように作られている、とお考えください。

このような配置はKEFの上位スピーカーでは統一されており、KEFの意図として「一体感、そして広がり」を感じさせることのできる作りを目指しています。

スピーカーユニットや筐体も専用設計されたアクティブスピーカーとしての魅力を最大限に引き出すように調整された内蔵アンプで構成されており

メーカーの意図した通りの広がりと一体感を感じる事の出来る完成されたスピーカーシステムになっています。


では肝心の実機です。

KEF様から一時的ですが試聴用にお借りしてみました。

(2019.11.4:ごめんなさい現在は展示がありません……)

まず大きさですが、高性能アクティブスピーカーとしてはお手頃サイズです。

Dsc_0518

下の写真はB&W706S2との比較ですが、一回り小さくなっておりますが、スコーカーに相当するユニットの大きさはほとんど変わりありません。

Dsc_0526
実際の設置ですが、まずはオーディオらしくちゃんとしたスタンドに置いて……。

それぞれのスピーカーに電源コードを繋ぎます。

Dsc_0519

KEF LSXの場合はそれぞれのスピーカーにアンプを内蔵していますので、LとR両方に電源を繋ぎます。安いアクティブスピーカーでは片方にアンプを内蔵し、左右はスピーカーケーブルでつなぐ、なんていうものありますので、この辺は徹底しています。
次にLRの間を専用の接続ケーブルで結びます。

Dsc_0523

どう見ても高性能LANケーブルですが、専用ケーブルです。
綺麗に設置する時はこのケーブルをみえない様にして頂いたほうがよろしいかと思います。

2020.10.27訂正:左右のスピーカー間ですが実際にはケーブルなしのWifi接続も可能です。

音質・伝送制度重視の場合は有線、設置性重視の場合は無線でよろしいかと思います。

お詫びして追記いたします。

実はこの写真ではうまく隠していたりします。

後はIOSやAndoroid用に用意された「KEF Control」と呼ばれる専用のソフトをダウンロードして

Kef_control

説明に従って設定(念の為WI-FIのパスワードをご用意ください)、最後に「KEF Stream」を追加すれば、高音質アクティブスピーカーを自在に操作できるようになります。

肝心の音についてですが、先日一時的に実機をお借りしてみました。

(2019.11.4:ごめんなさい、現在は展示がありません……)

Dsc_0516

正直な所、とても「KEFらしい」音でした。

サイズからは想像できない程の音の広がり、予想以上の空間が広がります。また同軸2WAYらしく高中低の音がちゃんと塊で届くところも「本物」と言う気がします。特に中低音の響きは素晴らしく、パッシブには無いダイレクト感もありました。

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後は低音でしっかり筐体が震えますので、専用デスクスタンド専用フロアスタンド、そしてLSX専用壁掛け金具、他には後付けのスパイクなどを追加しても面白いかな、と言う印象です。

実はここまで様々なLSXの写真を出してきましたが、色は実にカラフルです。

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選択できる色は白、緑の五色です。

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Images

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イメージとしてはこんな感じです。お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。

さて、ここまで紹介して来たKEF LSXですが

実は一番早い購入方法は弊社Webショップです。

今回はそれぞれの色とリンクを張っております。

先程紹介したスタンドや壁掛け(補強が必要です。ご注意)なども取り扱っております。

LSX [WH:ホワイト] KEF [ケーイーエフ] アクティブスピーカー [ペア] KEF JAPAN正規仕入品

04191310_5cb94a372dd0f 通販コーナーはこちらから

https://www.avac.co.jp/products/detail.php?product_id=8618

LSX [RD:レッド] KEF [ケーイーエフ] アクティブスピーカー [ペア] 

04191316_5cb94b872d14f通販コーナーはこちらから

https://www.avac.co.jp/products/detail.php?product_id=8620

LSX [GR:グリーン] KEF [ケーイーエフ] アクティブスピーカー [ペア] KEF JAPAN正規仕入品

04191313_5cb94aebcb8e3

通販コーナーはこちらから

https://www.avac.co.jp/products/detail.php?product_id=8619

LSX [BL:ブルー] KEF [ケーイーエフ] アクティブスピーカー [ペア] 

04191317_5cb94bda8ab6b

通販コーナーはこちらから

https://www.avac.co.jp/products/detail.php?product_id=8621

LSX [BK:ブラック] KEF [ケーイーエフ] アクティブスピーカー [ペア] KEF JAPAN正規仕入品

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通販コーナーはこちらから

https://www.avac.co.jp/products/detail.php?product_id=8617

先程紹介した専用デスクスタンドや、専用フロアスタンドそしてLSX専用壁掛け金具もございます。ご興味のあるお客様は下記の総合是非リンクもご覧ください。

アバック KEF LSX関係商品紹介

https://www.avac.co.jp/products/list.php?name=KEF%E3%80%80LSX&search.x=0&search.y=0

さて、色の選定ですが

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コーン部分も同色で強烈な印象の

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そしてコーン部分が金色は落ち着いた部屋に品の良いアイテムになりそうです。

この三色はKEF LSX自体を部屋のアクセント兼音楽の中にするにはとても良い選択肢かと思います。

また、個人的にはシルバーのコーンの白が気に入っています。黒もシックですが。

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もっとも私が無難なデザインを求めているだけかもしれないと気付いてしまう事が何とも言えませんが……。

店舗で聞いてみたい!と言うお客様は別途横浜店までご相談ください。

色については何とも言えませんが、お時間をいただければ「音」はご用意可能かと思います。

さて、最後に当店へのご相談方法です。
大きく分けて
メール、お電話、お手紙・FAX、そしてオンラインの方法がございます。

その1、メール

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まずメールですが、お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。

横浜店 スタッフ紹介はこちらから。

モバイルの場合公式アプリからのアクセスも便利です。

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IOS、Andoroid両対応でございます。

AppstoreAPP STORE アバック公式アプリ

GoogleplayGoogle Play アバック公式アプリ

・新製品、特価品情報に中古品やアウトレットの入荷情報などの商品関係

・実際の施工事例となる「ホームシアター施工事例」
・各種イベント、フェア情報

・各店舗の案内

すべてこのアプリで行えます。

その2、オンライン会議

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お勧めのオンラインです。
こちらはzoomを使用したオンライン相談システムです。

Zoom
無理なご来訪は無く、担当者と実際にお顔を合わせながら資料なども含めてご提示しながらお話する事が可能です。
個人的には資料をZoomで共有もできるのですが、モバイルデバイス同士でお話をさせて頂き、PCを横に置くとお部屋の状況を見せて頂くなど、お話がかなりスムーズに進みます。お勧めです。

オンライン相談はこちらのフォームから受付可能です。

その2、お電話・事前予約来訪

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次にお電話については各店舗にご連絡下さい。また、横浜店ではご来訪についてはお客様同士が重ならないようにしており、基本的に事前予約が前提です。

マスクの無いお客様の来訪はお断りしております。

また、接客はドアを開放し、ソーシャルディスタンスを取った接客となっております。

それ故少し外の音が入りますが、ご容赦ください。
最近はご来訪の代わりに電話でのご相談も増えております。店舗定休日、お話し中の場合はメールなどの別手段をご検討頂くか、日程・時間をずらしてご連絡下さい。

横浜店の電話番号は045-228-9881となります。

その4、FAXなど

Faxお手紙・FAXについては「メールが苦手」「商品の価格を知りたい」などの場合に便利です。
受信後、情報の確認の上それぞれFAX返信やお電話のコールバックなどで対応させて頂きます。

横浜店 FAX番号は045-228-7283となります。

Zoomを用いたオンライン相談、特に物販に関しては北は稚内から南は八重山まで、地域に関係なく直接ご相談が出来ます。
お会いできるのを楽しみにしております。

ご相談等、お待ちしております。