【HT横浜関内店】 日テレ8K試聴記でございます。
追記有:4/9 JVCイベント 満員御礼でございます。
UHD-BDの記事は別記事にさせて頂きました。
【HT横浜関内店】 UHD-BD、こんな感じです。
https://blog.avac.co.jp/yokohama/2016/03/ht-5f3b.html
HT横浜関内 渡邉です。
今週は話題を2つほど。
3/8・9 汐留の日本テレビで日テレ技術展「デジテク」が開催されました。
8Kの放映、4Kのライブ配信などが目玉であり、NHKの技術展示より、若干現実的なものとなります。
入ってすぐ「笑点」の皆様が大喜利を行っております。
今までも桂歌丸師匠が4Kでの収録を行い、4kの試験放送で流れていたりしますが、今回は大喜利で8K。引きの絵と各落語家の方々のアップが交互に流れる「笑点」らしい絵になりました。実際の放送に近い印象です。離れてみていればですが・・・。
実は私は落語を見に行くことが多く、現在の笑点に出演されている噺家の皆様の寄席はすべて2回以上は観覧しております。(山田孝雄さんは除きます。)
その印象からお話すると、8Kのアップは現実以上の解像度を得ていました。
笑点の大喜利は落語の世界から見ると特殊な部類に入ります。
実際の寄席はもう少し下から(観客席から)舞台全体的にスポットライトが当たる形でみるか、ホール落語では少し離れた所から見ます。
写真は末廣亭です。そのため噺家の表情は見えますが、顔をアップで見るわけではありません。本来、その話口や所作や空気感も含めたものが落語です。
笑点8Kでは実際に見る状況以上に噺家の皆さんのアップが映ります。あまりにも立体が際立つことがかなり気になり、皮膚の質感まで映ります。これは内容によっては相当厳しいことになるなあと感じました。写真を載せてはいますが、デジカメ程度ではわからないかもしれません。
写真は当日の画面を撮影させていただいた林家たい平師匠ですが、8Kのアップでは貫禄のあるお顔になります。(当然です。)ただ、ライトの当たり方は一考の余地があるような気がしました。カメラのパンなどもまだ映像がちらつきます。
「見える物を見たまま」ではなく「見えるものを見えすぎてしまうところまで」見てしまう。8Kまで向上した絵は、テレビの作り方や見方を根本的に変えなくてはいけないような印象を持ちました。
4K HDRの実演ライブ映像もありました。一番奥のモニターはSDRです。ちょっと全体的に明るいかと思います。
殺陣やファッションショーのようなアップと引きが混じる絵の中で4KHDRのライブが行われましたが、HDRは明るすぎて、既存の携帯電話カメラでは撮影しきれませんでした。他にも展示がいくつかありましたが、一つ取り上げさせていただきます。
日本テレビ様が提示されている「20XX年のリビング」です。
Pepperが横で踊ったり、何ともうるさそうな印象でしたが、目の前のテーブルが超短焦点プロジェクターでリモコンになったり、時計を表示したりという機能がありました。
ソニーの超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」と手元側のセンサーを応用しているようです。
ポータブル超短焦点プロジェクター LSPX-P1
http://www.sony.jp/video-projector/products/LSPX-P1/
この技術は実現可能であり、応用ができないものかと考えています。
これからのホームシアターがどうなるか、見えてくるような気がします。