【横浜店】ソニープロジェクター新機種発表!(2016.5.26追記有)
2016.5.26 追記あり VPL-VW315がHDRに対応しました!
横浜店 渡邉です。
ソニー新製品に関して昨日のIFA2015にて発表がありましたが、
ソニー様プレスリリース:ネイティブ4K(4,096×2,160ピクセル)の高画質モデルなど家庭用ホームシアタープロジェクター3機種を発売しラインアップを拡充
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201509/15-0904/
Phile-Web様:
ソニー、HDR対応4Kプロジェクター「VPL-VW515」を10月に国内発売
http://www.phileweb.com/news/d-av/201509/04/37332.html
まずはVPL-VW500ESの後継ですが
今回はVPL-VW500ESの直系の後継機
そして昨年話題になりました500ESの下位に当たる商品として
が発売になりました。
2Kのシステムは1機種となり
が発表されています。
ん?よく見ると「ES」が外れています。
なお、残念ながら今回はVPL-VW1100ES後継は見送りのようです。
さて、全体的な印象ですが、外見を見て頂きました通り、基本的な構成は変化がありませんが、内部はかなり変わっています。
ぱっと見で違うのはVW515のコントラスト比とランプ寿命時間の延長です。
VW515についてはコントラスト比は20万:1から30万:1に広がっています。いままで「ビクターと比べると黒がちょっと・・・」という話もあったソニーの4Kプロジェクターですが、この点については改善しているようです。
ランプ寿命も4000時間から6000時間に延びています。ちなみにルーメンもちょっと上がっております。500ESの実績を踏まえた正常進化な変更となっています。但しランプの型番が変更になっていることはご注意。これらの変化に伴い「リアリティクリエーション」のシステム基盤も新しいものになっています。
また、今回のコントラストとランプ変更は、そのまま後述する「HDR」に響いてきます。
次に機種ごとのご紹介です。
VPL-VW515
http://www.sony.jp/video-projector/products/VPL-VW515/
まずVPL-VW515ですが、基本的な構成は500ESからそのまま引き継いでいます。
最大の違いはHDR(ハイダイナミックレンジ合成)に対応したことです。
(Phile-web様当該記事より流用させて頂いております。)
デジタル写真ではもうおなじみの機能であり、IPhoneでも4K規格と共にテレビにも採用され始めていますが、プロジェクターは元々光を投射して表示を行う事・元々動きの激しいものには向いていない事から、あまり得意とは言えませんでした。
今回、コントラスト比が上がったことからHDMI2.0で採用されたHDRを実装したようです。夜景の表現や夕闇、映画で言えば「ダークナイト」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」などは効果が大きそうです。プロジェクターのHDRとは仕組みが違いますが、概念としてのHDRは下記をご参照下さい。
ハイダイナミックレンジ合成
次に500ESの下位モデル、昨年海外のみで発売になりました「VPL-VW300ES」の後継に当たるモデルとしてVPL-VW315が発売になりました。
VPL-VW315
http://www.sony.jp/video-projector/products/VPL-VW315/
純粋にお値段をお手頃なラインまで引き下げた機種です。昨年発表されたVPL-VW300ES(海外のみ)の後継に当たります。
機能的には
オートアイリスなし
HDR非対応(2016.5.26 HDR対応になりました!)
ランプ寿命:6000h(ランプ型番変更:LMP-H220 500ESとの互換無)
本体色は白のみ(正面も含めてすべての面がマット加工)
と、それなりに機能は削減されています。もっとも基本的なSXRDリアル4Kパネルはそのままですし、4K放送にももちろん対応。4Kのクリア感、奥行き・解像度を得るにはとてもお手頃な商品となっております。細かいところですが色がマットの白(真っ白ではないです。)であることからリビング向きにはとてもいいのではないでしょうか。
最後にVPL-HW35ES、VPL-HW55ESの後継に当たる商品として
VPL-HW60が発売されました。
VPL-HW60
http://www.sony.jp/video-projector/products/VPL-HW60/
実質的に55ESの後継に当たる商品で、35ESに相当するものはなくなります。
外観に差はありませんが、中身はかなり変わっております。
こちらもランプの変更がなされており、ランプ寿命が6000時間に延びております。
また、リアリティクリエーションも新しいものとなり、4K用のシステムを2K用に最適化しているものを採用しており、実際の映像でもS/N比の向上でディティールが増し、見た目以上に解像度が上がっている印象を持ちました。
それ以外にも
LAN、USB(ファーム用)、トリガー端子が追加され、使い勝手が上がっています。
また、意外に大きな変更ですが、3Dメガネの方式が赤外線から電波方式に変更となっています。この変更により500ESのメガネや「フルHDグラスイニシアティブ」方式のメガネが使用可能です。
4Kラインナップの陰に隠れていますが、なかなか高機能・高精度の機種に仕上がっています。
また、今回のモデルチェンジで共通して強調されている部分としては「ゲームモード」が挙げられます。これは実際に内覧会で見られたのですが、モードを「ゲーム」にし、遅延低減モード「オン」にしたところ、とあるゲームで道路を逆走しても対向車を避けられます。
今までのプロジェクターでは正面衝突して終わりの部分です。思った以上に変化を感じられるので、イベントでご紹介できないものかと考えております。
実際の商品が見られるのはおそらく10月に入ってからとなりますが、2Kの機種交換ユーザー様、2Kから4Kにアップグレードをお考えのお客様、どちらの皆様にとってもとても魅力的なラインナップになっています。
御問い合わせ・商品のご予約などご希望のお客様は各担当者・メールにてお問い合わせください。
この機種情報に関しては、今後共情報が入り次第お伝えいたします。ご期待ください。