2013年12月31日 (火)

【大阪梅田店】『デジタル時代のホームシアター近代史:最終章 フルHDから4Kへ』

何とか年内に間に合ってホッとしている渡部です。

Watanabe_180_188

前回2009年から2010年までを書いた【第9章】は難産でしたが、9月から始まったこの連載もようやく【最終章】までたどり着きました。

2011年以降というと、ついこの間のことですので、それほど書くことは多くないですが、フルHDから4Kへ移り変わる重要な時期ですので、そのあたりを中心に、これはというモデルを取り上げさせていただきます。

2011年前半は、まだまだ3D対応機器の発売ラッシュが続きます。

ライバル機に若干遅れましたが、MITSUBISHI初の3D対応プロジェクターLVP-HC9000Dが発売されます。

Lvphc9000d MITSUBISHI LVP-HC9000D

MITSUBISHIが3Dプロジェクターのデバイスに選んだのは、なんとSONYの0.61型SXRDでした。

しかし、そこから映し出されるのは、先鋭感とハイコントラストを基調にしたVPL-VW90ESとは異なり、輪郭強調を感じさせないアナログ調の緻密で柔らかな映像でした。

搭載されるMITSUBISHI初のフレーム補間機能「FRC(フレームレートコンバーター)」は、フレーム補間が苦手な人も納得の出来栄えで、特に「トゥルーフィルム」はフィルムの質感を損なわない絶妙なセッティングでした。

3Dは、第1世代機ということもあり若干暗めですが、ガンマのセッティングが巧みで、暗部の見通しの良い映像でした。

OPPO系プレーヤーも3D対応機になり、ラインナップが増えます。

Bdp93ne NuForce BDP-93 NuForce Edition

Bdp93nxe NuForce BDP-93 NuForce Extreme Edition

Azur751bd Cambridge Audio Azur751BD

そして、満を持して本家OPPOのBDP-95が国内販売を開始します。

Bdp95 OPPO BDP-95

いまや、その高音質でオーディオ&ビジュアル界のトレンドになっているESS Technology社の32bitDAC「SABRE 32」を搭載し、ほぼすべての12cmディスクを再生できる機能性と、レスポンスの良い操作性で、視聴会用再生機としてフル活用されます。

この頃から、国産の高級Blu-rayプレーヤーが姿を消し、高級志向のユーザーの選択肢は、このモデルか、この後紹介するハイエンドBlu-rayレコーダーに絞られます。

その一つが、高級Blu-rayプレーヤーを求めるユーザーをも満足させるべく開発されたPanasonicのDMR-BZT9000です。

Dmrbzt9000 Panasonic DMR-BZT9000

今まで弱いと言われてきた筐体が強化され、コンパクトながらズシリとした重量感は、高級機としての風格を感じさせます。

その筐体は確実に音に効いて、今までのややふくよかで安定感重視の音から、締りがあり繊細な表現力に変わりました。

レコーダーを極力プレーヤーに近づける「シアターモード2」により、チューナーとHDDに加え、冷却ファンも完全停止になりました。

ハイクラリティーサウンドも「ハイクラリティーサウンド2」に進化し、アナログ映像回路の停止だけでなく、CD再生時にはデジタル映像回路とHDMI回路を停止するという徹底振りです。

今までの高画質に加え、音質に徹底的にこだわった仕様は、市場の状況で高級Blu-rayプレーヤーを作れない環境下でのPanasonic開発陣の意地を感じます。

もう一つは、SONYのフラッグシップ機BDZ-AX2700Tです。

Bdzax2700t SONY BDZ-AX2700T

SONYのBlu-rayレコーダーは、低ビットレートの録画・再生に強さを発揮します。

それは「インテリジェントエンコーダー3」になってさらに巧みになりました。

高画質回路「CREAS Pro」による多彩な調整項目も魅力です。

特に「フィルムグレイン調整」は他にはない機能で、粒状感を自在に調整できます。

AVアンプでは、Pioneerが、Blu-rayソフトの低音(LFE)信号の遅れにまでメスを入れた「フルバンドフェイズコントロールプラス」を、VSA-LX55に初搭載します。

Vsalx55 Pioneer VSA-LX55

Blu-rayソフトの製作段階でそんなことがあるの!?と思いましたが、実際に補正前と補正後を聴き比べると納得でした。

これは、「フェイズコントロール」で機器側のLFEをきちんと合わせる事ができるPioneerのAVアンプだからこそたどり着いた、未開の境地です。

この機能は、上位機種SC-LX85にも搭載され、空前の大ヒットを記録します。

Sclx85 Pioneer SC-LX85

個人的には、「フルバンドフェイズコントロール」で常用する「フロントアライン」が追加されたのが嬉しいです。

これは、「フルバンドフェイズコントロール」は使いたいがL、Rchの音はいじりたくないという要望に応え、すべてのchの補正をフロントL、Rchに合わせるモードです。

YAMAHAからは、RX-A3010が発売され「AVENTAGE」シリーズがスタートします。

Rxa3010 YAMAHA RX-A3010

DSP-Z11以来のシネマDSP HD³搭載機です。

シネマDSP HD³搭載と謳うだけあって、音のリファレンスもDSP-Z11との事です。

その高い志は音に現れ、 RX-V3067から一皮剥けた音です。

特にHDフォーマット+シネマDSP HD³の圧倒的な3次元サラウンド空間は、DOLBY PROLOGICⅡzやDTS NEO:Xに対応した他のAVアンプを圧倒します。

プロジェクターでは、3D対応機のクオリティーが大幅に向上します。

3D対応2世代目になるSONYのVPL-HW30ESの3Dは、もの凄い進化を果たします。 

Vplhw30es SONY VPL-HW30ES

「ダイナミックランプコントロール」という技術で、「明るさ」と「クロストークを減らす」という相反する要素を両立し、従来の3Dよりも数段明るい映像を実現しました。

従来のダイナミックな3D表現と相まって、3Dの楽しさを十分味わわせてくれ、価格的にも3Dをより身近にしてくれました。

EPSONからは、透過型液晶初の3D対応プロジェクターEH-TW8000/TW8000Wが登場します。 

Ehtw8000w_2EPSON EH-TW8000W

なんと480Hzという8倍速駆動のD9パネルを使い、クロストークの低減高輝度化を実現しました。

細部の解像度はハイエンド機種に及ばないものの、3D視聴によるストレスはほとんど無く、一号機でこの完成度は流石と言えます。

また、EH-TW8000Wで実現したワイヤレス伝送は、従来のものと違い非圧縮で伝送できるので、画質の劣化を感じることはほとんどありません。

また、長尺のHDMIケーブルで繋ぐ必要が無いというのは、ユーザーのニーズにバッチリ合致し、大ヒットになりました。

3D対応プロジェクターで忘れてはならないのが、MITSUBISHIのLVP-HC7800Dです。

Lvphc7800d MITSUBISHI LVP-HC7800D

3Dと相性が良いと言われるDLPに、MITSUBISHIはさらなる画期的な手法を用います。

強誘電性液晶という高速3Dメガネを使い、カラーホイールの境目にある「スポーク」と呼ばれる部分を、3Dメガネのシャッターが切り替わる際のブランキングに使うという途方も無いことをやってのけます。

さらに、LVP-HC9000Dに搭載されていた「FRC(フレームレートコンバーター)」が5段階に調整可能になり、3D再生時にも使えるようになりました。

これらにより3D再生の問題点「クロストーク」「ジャダー(ガタツキ)」「フリッカー(ちらつき)」「輝度落ち」を解消します。

特に「クロストーク」」「フリッカー(ちらつき)」は、3D視聴時のストレスや目の疲れの原因になり、これらがほとんど無いLVP-HC7800Dの3D映像は、3Dを見ているという意識がなくなってしまうほど自然です。

3D専用機として持っていても良いと思えるくらい、最強の3Dプロジェクターです。

JVCからは、4K e-shiftを搭載したDLA-X90R/X70Rが発売され、「4K」という言葉が浸透し始めます。

Dlax90r JVC DLA-X90R

8KスーパーハイビジョンのためにNHKと共同開発をしたe-shiftの技術を使い、フルHDパネルで4K解像度を実現しました。

ただし、この時点でリアル4K信号の入力には対応しておらず、4K e-shiftはフルHD映像の高画質化のために使われます。

それでもその効果は大きく、2D画質の進化ではやや停滞気味のホームシアタープロジェクター界に、さらなる高画質の可能性を提示してくれました。

また、この時点ではDLA-X90Rのみの特権「オートキャリブレーション」の搭載もトピックです。

そして、いよいよリアル4Kパネルを搭載したSONYのVPL-VW1000ESが発売され、4K時代の幕が開けます。

Vplvw1000es SONY VPL-VW1000ES

一足先にCEATEC JAPAN 2011で見た映像では、リアル4K映像の綺麗さはもちろんですが、フルHDからのアップコンバート映像のすばらしさに驚きました。

その時のレポートがこちらです。

正直実際の映像を見るまでは、リアル4Kコンテンツが無いのに4Kプロジェクターを出す意味があるの?と思っていましたが、完全に4K推進派に寝返ってしまいました。

特にデータベース型超解像技術「リアリティークリエーション」は、エンハンサーが嫌いな私でも惚れてしまいます。

フルHD映像から4Kの解像度と質感を感じさせてくれるのは、リアル4Kパネルのみならずこのアップコンバーターのおかげです。

VPL-VW1000ESが締めてくれた2011年に続き、2012年も4K対応モデルが続々登場します。

ちなみにこの年の3月に大阪梅田店がオープンします。

AVアンプは4Kパススルーや4Kアップコンバート機能を備えたモデルが登場します。

PioneerのSC-LX86は、前年話題になったソフト側のLFEの遅れを補正する「フェイズコントロールプラス」オートになりました。

Sclx86 Pioneer SC-LX86

マニュアル操作ではソフト側の遅延量を事前に把握しておく必要があり、実用性はいまひとつでしたが、「オートフェイズコントロールプラス」になり、誰でも簡単にその効果を享受できるようになりました。

それに加え、LFEの位相が反転しているソフトにも対応できるのが大きな変更点です。

DENONは、AVR-4520でいよいよ32bitDACを搭載します。

Avr4520 DENON AVR-4520

バー・ブラウンの32bit DAC「PCM1795」を11.2ch分搭載するという豪華な仕様と、9chディスクリート・モノラル構成されたパワーアンプ部を持ち、最新技術で武装されたSC-LX86と違い、正攻法な物量投入で高音質を実現します。

Blu-rayプレーヤーやBlu-rayレコーダーも、4K出力対応モデルが登場します。

Bdp105 OPPO BDP-105

Dmrbzt9300 Panasonic DMR-BZT9300

Bdzex3000 SONY BDZ-EX3000

DMR-BZT9300の「4Kダイレクトクロマアップコンバート」による鮮度の高い画は、プレーヤーで4K出力をするメリットを実感させ、BDZ-EX3000の“CREAS Pro” for 4Kによる細かな映像調整は、4Kの奥深さを感じさせてくれます。

この年のプロジェクターは、時代を反映してか数が少なく、若干寂しい気がしましたが、中にはかなりの力作もありました。

SONYのVPL-HW50ESは、VPL-VW1000ESでも好評な「リアリティークリエーション」を搭載し、エントリークラスの画質レベルを大きく引き上げました。

Vplhw50es SONY VPL-HW50ES

3Dエミッターが内蔵されたのも、嬉しい変更点です。

MITSUBISHIのLVP-HC8000は、前モデルで評価の高かった3D映像に加え、2D画質を大幅にグレードアップしてきました。

Lvphc8000d MITSUBISHI LVP-HC8000D

緑のセグメントを狭めて白ピークを伸ばし、可変アイリスを含む4つのアイリスで黒を締めることで実現したコントラストは、DLPを見続けてきた人間には信じられない圧巻のレベルでした。

また、3D用に搭載した2つのフォーマッターボード「DDP3021」を使った緻密な階調表現も、このモデルの凄いところです。

4Kプロジェクターというよりも、最強の2Kプロジェクターと呼びたいJVCの4K e-shift搭載機も3ラインナップに増えました。

Dlax95r JVC DLA-X95R

Dlax75r JVC DLA-X75R

Dlax55 JVC DLA-X55R

4K e-shift2になり、映像処置技術MPC(マルチプル・ピクセル・コントロール)も進化し、より4Kアップコンの恩恵が分かりやすく、どのような映像にも効果的に働く懐の深さを身に着けました。

さらに3DにもMPCが働くようになり、今までよりもダイナミックな3D表現が可能になりました。

そして今年2013年になり、SONYのVPL-VW500ESやJVCのDLA-X700R/X500Rが好調な売れ行きをみせております。

Vplvw500es SONY VPL-VW500ES

Dlax700r JVC DLA-X700R

4Kに対するユーザーの皆さんの期待の高さがうかがえます。

こうして振り返ってみると、今の高画質・高音質は、一朝一夕ではなく、長年の積み重ねがあって実現されたものだと改めて思いました。

今は高画質・高音質を簡単に手に入れられてしまいますが、それを受身ではなく積極的に使いこなすことで、更なる高みを目指していっていただけたら、より楽しく充実したホームシアターライフが送れると思います。

来年は、4Kコンテンツや4K放送が実現するかもしれません。

Fmpx1 SONY 4K Ultra HD Media Player FMPX1

さらに、新サラウンドフォーマットDOLBY ATMOSが、家庭で楽しめる時代が来るかもしれません。

Dolby_atmos

ホームシアターの進化はまだまだ続きます。

アバックは来年もホームシアターの楽しみを広げる為にがんばりますsign03

それでは良いお年をお迎え下さい。

2014年は、1月5日(日) 13:00より営業を開始いたします。

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2013年12月26日 (木)

【大阪梅田店】『デジタル時代のホームシアター近代史:第9章 2D画質の成熟と3D時代の幕開け』

中古買取品として入荷してくる過去の名機を感慨深く眺めている渡部です。

Watanabe_180_188_4

2008年を書いた第8章を終え、この『デジタル時代のホームシアター近代史』も終盤にはいってきました。

第9章からは、やや駆け足で2009年以降を書いていきたいと思います。

前章でも書いたとおり、2009年は、PanasonicSANYOが国内ホームシアタープロジェクター市場から撤退し、Pioneerがプラズマディスプレイの生産を終了するという、競争に勝ったものしか残れない厳しい時代の始まりだったように思います。

その為、各メーカーが生き残りを賭けて、ワン・アンド・オンリーの技術を商品に搭載してきました。

Pioneerは、BDP-LX91とSC-LX90では映像無しで2ch音声のみ対応だったPQLSを、映像付マルチチャンネル音声に対応させた「PQLSマルチサラウンド」を、BDP-LX52VSA-LX52の組み合わせで実現します。

Pbdplx52 Pioneer BDP-LX52

Vsalx52 Pioneer VSA-LX52

Pioneerは、「Advanced MCACC」「フェイズコントロール」という独自の先進技術を持っているという強みもあります。

やや後に登場したSC-LX82では、SC-LX90で好評だった「ダイレクトエナジーHDアンプ」というクラスDアンプが搭載され、AVアンプ市場におけるPioneerの快進撃が始まります。

Sclx82 Pioneer SC-LX82

DENONも、Blu-rayプレーヤーとAVアンプ間のクロックを共有することにより、次世代音声フォーマットのジッターレス伝送を可能にする「DENON Link 4th」を、上級機に次いでDBP-4010UDAVC-4310に搭載します。 

Dbp4010ud DENON DBP-4010UD

Avc4310 DENON AVC-4310

この頃から、垂直方向の空間表現を可能にする「フロントハイ」スピーカーを使った「DOLBY PROLOGICⅡz」や、さらに「フロントワイド」スピーカーまで拡張可能な「AUDYSSEY DSX」という新たなフォーマットのデコーダーがAVアンプに搭載され始めます。

marantzからは、国産では他に類を見ない超弩級SACD/Blu-rayプレーヤーUD9004が発売されます。

Ud9004 marantz UD9004

肩書きに、Blu-rayプレーヤーよりも前にSACDが来るところに、このモデルはオーディオプレーヤーだというmarantzの主張を感じます。

Ud9004

DENONのDVD-A1UDが、DENON Link 4thを使ったHDMIデジタル音声出力を重視しているのに対し、UD9004は、同社SACDプレーヤー等でおなじみの高速電圧増幅モジュールHDAMHDAM-SA2をハイブリッド使用したアナログ音声出力を重視しているという特徴があります。

marantzには、音声出力端子としてのHDMIは、まだまだピュアオーディオのクオリティーではないという考えがあるのかもしれません。

Blu-rayレコーダーでは、PanasonicのDMR-BW970がレコーダーの可能性に挑戦し、Blu-rayプレーヤーの存在を脅かします。

Dmrbw970 Panasonic DMR-BW970

もはや高画質の代名詞になったシステムLSI「UniPhier(ユニフィエ)」による、新リアルクロマプロセッサplus階調ロスレスは、最新のDMR-BZT9600にも進化しながら引き継がれる高画質技術です。

また、音質劣化やノイズの原因になるHDDやチューナーを完全に停止し、放熱ファンの回転数も下げる「シアターモード」の搭載により、レコーダーの弱点である音質を向上させる新たな試みも始まります。

SONYのBDZ-EX200も、画質回路「CREAS 2 plus」を搭載し、レコーダーの高画質化をさらに進めます。

Bdzex200_2 SONY BDZ-EX200

レコーダーで初めてHDMIの映像と音声を分けて出力する「HDMI AV独立ピュアシステム」を搭載し、剛性の高いシャーシと相まって、レコーダーとは思えない高音質を実現しました。

もはや、高画質・高音質を求めるならプレーヤーを使うという常識は通用しなくなってきました。

冒頭に話したように、この年から国産ホームシアタープロジェクターメーカーはVictorSONYMITSUBISHIEPSONの4社に絞られました。

MITSUBISHIは、透過型液晶フルHDプロジェクターLVP-HC6800で、いよいよD7パネルを搭載してきます。

Lvphc6800 MITSUBISHI LVP-HC6800

D6パネルよりも開口率を20%UPし、12ビット駆動可能なD7パネルが、ようやくMITSUBISHIプロジェクターに搭載されました。

しかし、この年のMITSUBISHIの大ヒットモデルは、フルHD DLPプロジェクターLVP-HC3800です。

Lvphc3800_2 MITSUBISHI LVP-HC3800

もはや過去のデバイスだと思われていたDLPを使い、コンパクトで低価格なプロジェクターというコンセプトで作られた本機は、この年の出荷台数NO.1でした。

3管式を彷彿とさせる滑らかで緻密な映像と、MITSUBISHI製DLPプロジェクター初の1080/24p対応など、MITSUBISHIが作るだけあって、この価格でも映像や仕様は本格派です。

EPSONのEH-TW4500は、超解像技術を搭載し、前モデルで不満の残ったフレーム補完の精度を大幅に向上させました。

Ehtw4500 EPSON EH-TW4500

コントラスト比は、オートアイリス使用ながらEH-TW4000の2倍以上の200,000:1という凄まじいものです。

SONYもVPL-VW80の進化版VPL-VW85で、コントラスト比120,000:1を実現します。

Vplvw85 SONY VPL-VW85

これは、ネイティブコントラストの向上をベースに、進化したアドバンストアイリス3と、コントラストエンハンサーの組み合わせで実現しています。

各メーカーに猛追されるVictorも、DLA-HD950/HD550120Hz倍速駆動に対応しました。

Dlahd950 Victor DLA-HD950

DLA-HD750で好評だったS字ガンマをベースにした画作りを、さらに徹底して追い込んで作られた映像は、余計な色は乗せないが出るべき色はきちっと出す究極の映画画質と言えます。

とはいえ、前モデルと変わらないコントラスト50000:1や、満を持して搭載した「クリアモーションドライブ(フレーム補完)」がいまひとつの完成度だったことなど、やや足踏みという感がありました。

2009年のプロジェクターは、フルHDではこれ以上進化する伸びしろはほとんど無いという印象を持つくらい、熟成されつくした感がありました。

翌2010年は、いよいよ3Dの時代が到来してきます。

3D対応モデルが続々登場しますが、まずはAVアンプからONKYOのTX-SA608が登場します。

Txsa608 ONKYO TA-SA608

ONKYOの新フォーマットへの対応の早さはいつも関心しますが、HDMI ver1.4に対応し、3Dパススルーに加えARC(オーディオリターンチャンネル)機能も追加されました。

このモデルでは、上級機種で採用されている「3段インバーテッドダーリントン回路」の搭載も話題で、機能性と音質はこのクラスで頭一つ抜けていました。

Panasonicから、3D対応プラスマテレビTH-P54VT2/TH-P50VT2と、Blu-ray3D再生対応Blu-rayレコーダーDMR-BWT3000/2000/1000が発売され、いよいよ3D視聴が可能になりました。 

Thp54vt2 Panasonic TH-P54VT2

予備放電レス発光によりネイティブコントラストは驚異の500万:1を実現し、2D画質も磨きをかけてきました。

3D画質は、サブフィールド表示の弊害で若干階調不足が見られますが、面書き込みの恩恵でクロストークの少ない3D映像を見せてくれ、初号機としては良い出来だと感じました。

個人的には後継機のVT3よりも、画質では優れていると思います。

Dmrbwt3000 Panasonic DMR-BWT3000

PanasonicもようやくHDMI出力が2系統になり、プレミアム化はさらに進みます。

また、Panasonic久しぶりの高級Blu-rayプレーヤーDMP-BDT900も注目を集めました。

Dmpbdt900 Panasonic DMP-BDT900

レコーダーで培った技術を投入されて開発されたDMP-BDT900は、DMR-BZT3000同様「新ユニフィエ」を搭載し、3D再生はもちろん「新リアルクロマプロセッサplus」「階調ロスレスシステム」「ディテール・クラリティ・プロセッサ for BD」等共通の機能を持ちます。

さらに、レコーダーに先駆け、音質に影響のあるアナログ映像信号をoffにする「ハイクラリティサウンド」を搭載する本格派です。

レコーダー然とした外見が唯一残念な点ですが、Panasonicの底力を見せてくれました。

また、この頃からOPPO製Blu-rayプレーヤーをベースにした、Cambridge AudioのAzur650BDや、 NuForceのBDP-83SE NuForce Editionが国内販売を開始し、市場を席巻していきます。

Azur650bdCambridge Audio Azur650BD

Bdp83sene NuForce BDP-83SE NuForce Edition

その豊富な機能性と操作レスポンスの良さは、国産Blu-rayプレーヤーには脅威で、コストパフォーマンスも抜群でした。

ハイエンドAVアンプには、この後大きな流れになる32bitDAC搭載機が登場します。

ほとんどのAVアンプは、DSPで32bitの演算処理を行いますが、今まではD/Aコンバーターの前でデジタル信号を24bitに変換しなければならず、情報の劣化が生じていました。

32bitDAC搭載により、32bitのままD/A変換される音質的なメリットは計り知れません。

ONKYOは、一体型AVアンプTX-NA5008に続き、セパレート型のPR-SC5808が32bitDACを搭載し、9chパワーアンプPA-MC5500と共に発売されます。

Prsc5508 ONKYO PR-SC5508

Pamc5500 ONKYO PA-MC5500

もともと定評のあるONKYOのパワーアンプに、バーブラウン製32bitDAC搭載のAVプリアンプの組み合わせは、クリアーかつダイナミックな音で、チャンネルセパレーションの良さは一体型とは一線を画し、極めてオーディオ的にサラウンドを再生します。

好評のPioneer製AVアンプにも、32bitDACを搭載したSC-LX83が登場します。

Sclx83 Pioneer SC-LX83

こちらはHi-bit32/Hi-sampling Audio Processingを搭載し、さらに積極的に32bitDACのポテンシャルを引き出す試みをしています。

いままでのモデルは、若干派手さが目立っていましたが、圧倒的な情報量と繊細さが加わり、よりバランスの良い音になりました。

おなじみのPQLSも「PQLSビットストリーム」に進化し、今までのようにプレーヤー側でPCM変換をすることなく、いくばくかの音声劣化からも開放されました。

そして、プロジェクターも3Dモデルが登場します。

先陣を切って発売されたのは、SONYのVPL-VW90ESです。

Vplvw90es SONY VPL-VW90ES

ESが型番に付けられたことでも、SONYの力の入れようが窺えます。

期待の3D映像は、テレビでは箱庭的な印象でしたが、プロジェクターで見ると視野一杯に画面が広がり、没入感は段違いです。

ただ、最近の明るいプロジェクターに慣れた目には、画面は暗く感じてしまいます。

これは、VPL-VW90ESが画面をライン書き込みで行う為、クロストークを防ぐ為に3Dメガネの全閇時間が長いことに原因があります。

それでも、3D対応するために、明るさと、画面の応答速度が上がり、画素間ピッチも従来の0.25ミクロンから0.2ミクロンになったことで、確実に2D画質が向上しました。

JVC(Victor)からは、DLA-X9/X7/X3と3ラインナップの3D対応機が発売されます。

Dlax9 JVC DLA-X9

3D画質は、デジタル駆動による面書き換えにより、3Dメガネの全閇時間が短い為、SONYに比べて明るさと少ないクロストークにアドバンテージがあります。

2D画質でも、DLA-X9ではネイティブコントラスト100,000:1に達し、トップの座を譲りません。 

キセノンランプをシュミレートした色温度のモードや、「コダック」「フジフィルム」を解析したガンマモードを用意するなど、映画を忠実に再現する画作りはさらに緻密に進化しました。

また、以前のパネルにあった、特定の色が残像として残る現象も、この世代のパネルから解消されます。

筐体も含めて、現行のDLA-X700Rにだいぶ近づいてきました。

見る前は懐疑的だったBlu-ray3Dも、プロジェクターで見ると意外と楽しめるという感想が多く、予想よりも反応が良かったという印象で、プロジェクターの3D対応による2D画質の更なる向上という嬉しい副産物も生まれました。

いよいよ次回は2011年から現在を描く【最終章】になります。

今年中に完成する予定ですのでご期待下さい。

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2013年12月22日 (日)

【大阪梅田店】緊急報告! DLA-X500Rの視聴機が入りました!!

順調に減った体重が戻りつつある渡部です。

Watanabe_180_188_3

お待たせしておりましたDLA-X500Rの視聴機が入ってきましたので、開催中の「4K IN UMEDA FES」での終日ご視聴が可能になりました。

Dlax500rJVC DLA-X500R

上級機種DLA-X700Rとの比較や、前モデルDLA-X55Rとの比較も行えます。

ご視聴お待ちしておりますsign03

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