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2013年10月14日 (月)

【大阪梅田店】YAMAHA CD-S3000&A-S3000に見る日本のものづくり

職人さんが出ている番組は、つい見てしまう渡部です。

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10月13日(日)に行いました「CD-S3000/A-S3000試聴会」で両機に深く触れ、日本のものづくりも捨てた物じゃないなと感銘を受けました。

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良く言われる音楽の三要素は「メロディ」「リズム」「ハーモニー」ですが、ヤマハのオーディオ機器は「メロディ」「ハーモニー」が得意というのが一般的な評価だそうです。

私自身もヤマハの機器に抱くのは、「クリアーで綺麗な音」というもので、あまり「力強さ」「躍動感」という印象はありませんでした。

今回は「リズム」というのが重要な要素だったようで、その問いから企画がスタートしました。

CD-S3000A-S3000の開発テーマは「音楽性」です。

その3大要素をカタログから参照しますと、

一つ、小さな音でも遠くまで届く、抜けの良い音の開放感。

二つ、音楽のエモーショナルさ。演奏者の身体で表現される深い情感。

三つ、演奏者とあい対しているかのような、「音楽がここにある」という確かな実感。

技術感性が高い次元で融合しないと実現できない難しいテーマです。

そこには、機器のみならず音楽そのものを楽しんで欲しいという開発者の思いが感じ取れます。

それを実現する為にCD-S3000A-S3000では「ローインピーダンス化」「リジットなコンストラクションの構築」に取り組みました。

CD-S3000のキーデバイスは、D/Aコンバーターに使われているESS社製32bitD/Aコンバーター「SABRE32 REFERENCE DAC」(ES9018)で、ヤマハのCD/SACDプレーヤーには初搭載です。

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S/Nが良く、微小信号の再現性に優れたES9018を、左右4ch使ったダブルディファレンシャル動作で使用し、情報量の豊かな音を実現しました。

CD-S3000では、ローインピーダンス化の為に、トロイダルトランスから電源モジュールなどの大電流を扱う部分にはハンダを使わず、ネジ止めを行っています。

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また、ノイズの問題で通常は難しいのですが、ブロックコンデンサーをデジタル/アナログ回路基盤へそれぞれダイレクトにマウントし、電源ラインを短くすることでローインピーダンス化を実現しました。

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リジットという言葉でまず目が行くのは、新開発のオプティマイズド・ハイプレシジョン・リジットCDメカニズムという ドライブメカです。

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CD-S2000のドライブメカもかなり剛性の高いものでしたが、こちらは遥かに上を行く堅牢さです。

このとにかく重いドライブメカを支えるメタルブロック製アンカーは、調整機構を備えた二層構造になっており、ディスクトレイとフロントパネルの高精度なすり合わせを実現しています。

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そして、USB DAC機能も搭載しPCオーディオに対応しているのも魅力です。

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しかも、192kHz/24bitPCM系から5.6MHzDSDまで対応し、現在の最高スペックの音源が再生できます。

弟機CD-S2000に比べると、CD-S3000の音は、綺麗でクリアーなだけでなく、質感のリアリティー音の実在感が向上している印象です。

プリメインアンプA-S3000のキーデバイスは、MOS-FETトロイダルトランスで、こちらも同時に搭載するのはヤマハのプリメインアンプ初です。

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A-S3000でも「ローインピーダンス化」「リジットなコンストラクションの構築」が最重要課題です。

MOS-FETを使ったフローティング&バランス・パワーアンプA-S3000のもっとも特徴的な部分です。

MOS-FETは、NchPchで特性の揃った物を見つけるのはほぼ不可能だそうで、A-S3000ではNch MOS-FETのみを使用し、+側と-側の計4個をフローティングさせ、プッシュ-プル動作を完全に対称化し、極性の違いによる音質差を無くしました。

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これにより「しなやかさ」と「力強さ」というMOS-FETの特性を活かしつつ、S/Nの優れた、音場感の高い音と、ローインピーダンス化を実現しました。

各回路を、独立した三次元構造ベースフレームで支え、高剛性と振動の排除を実現したリジット・ストリームラインド・コンストラクションも、特徴的かつ重要な部分です。

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こちらもトランスやブロックコンデンサーの接続にはハンダを使用せずネジ止めされます。

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また、ボリュームコントロールも、ラダー型アッテネーターを6個を使い、角度の検出のみを行っているので、ボリュームからオペアンプを排除でき、信号が2つの抵抗のみを通る為、音質的に良いとのこと。

A-S3000の音は、今までのヤマハのアンプの良さを継承しつつも、実在感躍動感に満ちた楽しい音に変貌しました。また、音量を絞った時のバランスの良さと、音の広がり感は、このアンプの実力が本物だと証明しています。

外観の質感も音楽を楽しむ為に重要ということで、リアパネル以外、ボリュームノブも含めてネジが見えない構造になっていたり、メーターもアクリルではなくガラスだったりと、見たり触れたりする部分の作りこみも抜かりありません。

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6mm厚のアルミ製トップパネルは、高精度な長方形の放熱孔を空ける為に、裏面の加工にも工夫がしてあります。

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無垢の真鍮から高精度に削りだしたスピーカーターミナルは、見た目や手触りの質感が良いだけでなく、緩みにくいという特徴があるそうです。

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このように中身も外観もこだわり抜かれたCD-S3000A-S3000は、ややもするとコスト計算やマーケティング分析に縛られて、当たり障りの無いつまらない商品が多くなってきたオーディオ製品の中にあって、燦然と輝きを放って見えます。

“コストを考えずやりたいことをやらせた”という開発秘話を聞いて、なるほどと思いました。

オーディオショップの人間としては、このような製品が増えていくことを願わずにはいられません。

CD-S3000A-S3000は、大阪梅田店に常時展示中ですsign03

ぜひYAMAHA開発陣の思いの詰まった音を聴きにいらしてくださいsign01

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こちらも開発者の情熱がこもったモデル↓

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