梅田店吉田です。
またまたCDプレイヤー続きですが、中級クラスのCDプレイヤーで、お問い合わせの多い2機種を比較試聴しました。
比較してみますと、お客様により、本当に好みが分かれます
特に、TRV-CD6SE は、真空管によるバッファ回路を搭載し、真空管のサウンドが楽しめるCDプレーヤーということもあり、話題になっています。
また、ソリッドステート出力も備えおり、真空管とソリッドステートの2種類の音が楽しめます。
出力は切り替えではなく、2出力が独立しているため、両方の出力を、アンプに接続しておけば、アンプ側の入力切替を行うだけで、2種類のサウンドを楽しめます。
さらに、アップコンバート機能を搭載しており、CDの音楽信号を内部で352.8kHz/32bitまたはDSD5.6MHzにアップコンバート処理してからD/A変換を行うことも可能です。
あくまでも個人的好みの話ですが、真空管側の出力で、アップコンバートOFFが好きでした。
再生する音楽に合わせて、様々なサウンドを切り替えながら楽しみたい方には、TRV-6SEは、大変面白いプレイヤーでしょう。
D-03XはUSB-DACの搭載により、DELAやFIDATAといった、ネットワークオーディオ専用NASともUSB接続を行うことで、ネットワーク再生化も可能な仕様です。
USB-DACでの音質も良く、一つずつの音を明瞭に出してくれる印象です。
昔からオーディオを楽しまれている方からは、ラックスマンといえば、やわらかい音なのでは?と言われることもあるのですが、近年のモデルは、比較的立ち上がりの音もキレがあり、雑味も無く、定位もしっかりしているため、昔のイメージとは異なります。
レンジも広いように聴き取れ、低域はボリューム感を出し過ぎず、キレ過ぎない程度のスピード感、わざとらしくならない程度の残響感という印象で、音楽ジャンルとしては、比較的オールマイティに使用できるのではないかと思いました。
「本当に大好きな音楽、アーティストであるなら、やはり良い音で楽しみたい」という欲求を満たすには、CDは、まだまだ欠かせないものですね。
世間一般的には、単に音楽を聴くということだけであれば、CDは、第一の選択肢ではなくなっているわけですが、そのような中、質の高いCDプレイヤーを作っていただけているメーカー各社様には、本当に頭が下がります。
※ただいまは、デモ機を返却しており、常設ではございませんのでご了承下さいませ。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さいませ。