梅田店吉田です。
先週より、KEF の新製品「LS-50 Meta」のデモ機が入ってきております。
これは必聴のスピーカーです
初代「LS-50」 が発売されたのは2012年。KEFの創立50周年記念の限定モデルとして発売されました。
当時、大変な人気となり、入手困難な状態になるほどでした。
限定モデルとしては、一旦、完了となりますが、世界的に人気の製品となったことで、定番モデルとして、再度発売されることになります。
それが「LS-50スタンダード」です。
ワイヤレスモデルも発売され、ブックシェルフスピーカーの代表格として、その存在感を示し、長きにわたっての人気モデルとなりました。
この度、モデルチェンジの情報を耳にしたとき、期待せずにはいられませんでした
そして、いよいよ当店に到着した「LS-50 Meta」
試聴に組み合わせたのは、DENON 110周年記念モデル PMA-A110 と DCD-A110 です。
第一印象としては、元々のキャラクターは変わらずに、定位感が向上し、ボーカルの表情も堀が深く、曇りがとれ、より立体感を感じられる音になったという印象を受けました。
また、スピーカーの持つ固有音、いわゆるクセのようなものが非常に少なくなったように感じられ、その件を、メーカーへ質問したところ「Metamaterial Absorption Technology」が関係しているとのことでした。
歴代モデルも含めて LS-50 の良いところは、小型スピーカーながら、音量を絞っても、低音感をきちんと感じられ、言い方を変えれば、小音量でも音の座りが良い音楽再生をお楽しみいただけるスピーカーであると、捉えています。
肝心の音について、具体的に、少し掘り下げていきます。
パワー感とスピード感の融合。低音が重くて速い!
タイトでキレ味抜群というところまではいかず、程よいボリューム感もある印象です。
バスドラムがドンッと入った後の、絶妙な音の締まり具合と、若干の弾力感のある音の残り具合が、気持ち良いです。
スピーカー中央に定位する音像が濃い!
ボリュームを上げても、声が他の楽器の音に埋もれないため、歌手の存在感を凄く感じます。
フォーカス感は、ピンフォーカスよりは少し大き目で、輪郭もシャープ過ぎない程度、むしろ音が消えていく過程で解れていくような感じも受けます。
UNI-Qドライバーによる独特の音場感も、他の同価格帯スピーカーには無い特徴です。
エージング途中ではありますが、十分に音離れも良く、これからさらに音のヌケがよくなることが期待出来ます。
まさに正統進化を果たした「LS-50 Meta」
「LS-50」「LS-50スタンダード」をお使いのお客様で、さらに、その表現力の向上を求めている方に、間違いなくオススメです。
新規に導入をご検討のお客様へ、一点だけ、使用上の注意点を挙げますと「サランネットが無い」ことです。小さなお子様や、ペットちゃんが居られる環境では、ちょっと工夫が必要かもしれませんね
では、ご試聴・お買い換え・導入のご相談を、心よりお待ちしております!
ご試聴希望の場合には、事前にお問い合わせいただけますと、ケーブルの繋ぎ替えなどでお待たせせず、ご案内できるかと思います。
●試聴予約のご案内
「LS-50 META」発売に伴い、本モデルにつきましての試聴予約を、KEF JAPAN のご予約専用ページより、お申込みいただけることになりました。
https://jp.kef.com/pages/book-a-demo