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2012年8月31日 (金)

【大阪梅田店】LINN DSMイベント報告第一弾!!

LINN DSMのイベントで複雑なオペレーションをノーミスで終え自己満足に浸っている渡部です。

8月25日に行いました『LINN DSM Seriesによる高品位なシアターの世界』というイベントが、かなり充実した内容でしたので、少し紹介したいと思います。

Bar_linneve_800_2

AV評論家の麻倉怜士さん司会で、興味深い製品とイベント内容ということもあり、当日は満員御礼札止め状態でした。

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始めに機材を紹介します。

プレーヤーは、もはやイベントの定番になっているOPPO BDP-95です。

Oppo_bdp_95_1

今回のように設定を頻繁に変える場合は、再生しながらSET UP画面で設定の変更を行える本機が重宝します。

なかなかカテゴライズが難しいですが、ネットワークプレーヤー&2chプリアンプ&AVプロセッサーと言うところでしょうかcoldsweats01今回の主役AKURATE DSMです。

Akuratedsm_big

パートナーとなるステレオパワーアンプは、もちろんAKURATE 2200/1です。

Akurate22001

AVアンプは未だその人気が衰えないPioneer SC-LX85です。

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スピーカーもAKURATEシリーズが7.1ch揃った光景は壮観です。

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AKURATE 242SEの剛性感と重量感は凄かったですcoldsweats01

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センターとサラウンドスピーカーを支えるスタンドは、大阪梅田店お馴染みのARDAN AUDIOのEVP-M1です。

プロジェクターには4KプロジェクターSONY VPL-VW1000ESを使う贅沢さ。

111003_vplvw1000es

音楽ソフトが多いということもあり、スクリーンは大阪梅田店最大の185インチシネスコではなく、StewartHD170-5Dの150インチを使いました。

前置きはこれくらいにして、早速イベントに入っていきたいと思います。

始めにDSの本分たるネットワークプレーヤーとしての使い方のデモがありました。

操作・再生ソフト『Kinsky』の使い心地は相変わらず快適で、そのスマートな操作性は他のDLNA系のネットワークプレーヤーとは一線を画します。

Photo

使いやすさと共に、再生フォーマットの対応数の多さ、そしてなんといっても音の良さがLINN DSの魅力です。

特にAKURATE DSMは、高級ディスクプレーヤーを不要だと言ってしまえるほどの説得力があります。

ここから本編とも言うべき比較試聴に移ります。

最初の比較は、BDP-95AKURATE DSMの接続を、アナログ・同軸デジタル・HDMIの3種類で聴き比べるというものです。

それぞれ接続ケーブルは

アナログ:SAEC SL-4000
同軸デジタル:SAEC DIG-3000
HDMI:AudioQuest VODKA

という¥20,000~¥30,000(1本換算)クラスを使って行いました。

機器の背面はこんな感じです。

Dsc00670

アナログと同軸デジタルの比較では、BDP-95AKURATE DSMそれぞれのD/Aコンバーターの対決になります。

BDP-95のD/AコンバーターはESS社の『ES9018』で、マッキントッシュのSACDプレーヤーMCD1100やアキュフェーズのD/Aコンバーターにも使用され、現在は高音質D/Aコンバーターの代名詞となっています。

このDACに惚れてBDP-95を購入された方も多いのではないでしょうか。

空間情報量の豊かさと骨格のしっかりした音が印象的な、かなりの強敵といえます。

対するAKURATE DSMはウォルフソン社のフラッグシップ『WM8741』だと思いますが(違っていたらすみません)、老舗DACメーカーの底力を見せられるかsign01

ジャズボーカリスト、ヘイリー・ロレンのCDを使って比較試聴開始です。

まずはアナログ接続からです。

悪くないというか、十分良い音です。ビデオプレーヤーにありがちな淡白な音ではなく表現力が豊かです。他の多くのビデオプレーヤーとの違いはやはり情報量です。『ES9018』の能力もあると思いますが、トロイダルトランスの搭載や、アナログ音声基盤を独立させたりしたことが効いていると思います。電源ケーブルやアクセサリーでチューニングすればさらにグレードが上がるのではないかと期待してしまいます。

次に同軸デジタルに切り替えます。

D/Aコンバーターの違いによるキャラクターの違いもありますが、それ以上に音の質感がワンランク上がります。映像で言えばフルHDが4Kになるような印象です。限りなく滑らかで、ボーカルや楽器の質感はリアルになり、空間は広く立体的になります。感動度が違うという感じです。

最後にHDMI接続の音を聴いてみます。

同軸デジタルの音の傾向に似ていますが、更に音の質感が良くなった感じがします。ケーブルの違いなどもあるので単純比較は出来ませんが、優先的に使いたいと思わせるクオリティーがあります。

少し前までは、「HDMI接続の音なんてオーディオでは使えない」というのがオーディオファンの一般的な認識だったと思います。私も若干そういう思いは残っています。

HDMIなどのパケット伝送はジッターが音に与える影響が大きいということで、この間各オーディオメーカーはさまざまな手法でHDMIの音質向上に取り組んできました。パイオニアのPQLSやデノンのデノンリンク4thのようにクロックを同期させる技術や、PLL回路によるジッターリダクション等が主なものです。

しかし、そういう努力もHDMIをどうにかしてオーディオクオリティーに近づける為という、ややネガティブな印象は拭えなかったように思います。

LINN DSMで採用されているHDMIの高音質化技術はさらに先に進んで、既存の伝送方式を超えてやろうという意欲を感じます。

そのひとつが、HDMIの映像データと音声データを分けて音声データに最適なクロックを改めて与えるという『2-stage clock recovery process』です。

もうひとつが、HDMIボードとメインボード、デジタルプロセッシング部とDAC部のデジタル伝送に使用される『LVDS(Low Voltage Differential Signalling)』です。メーカーの説明によればローボルテージ化によりパルスノイズを極小化し、バランス伝送によりノイズの混入を遮断するという、オーディオでは初めて採用された技術だそうです。

さらにHDMI入力された信号もDSと同様にアップサンプリング/bit拡張されます(アップサンプリング:384/352.8kHz、ビット拡張:35bitデジタルプロセッシング⇒24bitに変換しDACへ)。

長くなりましたが、これがLINN DSM SeriesのHDMIの音が良い理由です。

と、気付けばかなりの長さになってしまいましたので、この後はイベント報告第二弾に続きます。

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