【大阪梅田店】AKURATE DSMがシアター視聴ルーム『メカリア』でマルチチャンネル視聴可能になりました!
セブンイレブンオリジナルカップめん『中華そば』にはまっている渡部です(匂いだけでKOです 蒙古タンメン中本より好きです)。
絶賛展示中のAKURATE DSMですが、お客様のご要望にお応えして、プロジェクター&AVアンプ視聴ルーム『メカリア』にて、マルチチャンネル再生とDSM有/無の音声比較が出来るようになりました。
接続はOPPO BDP-95⇒LINN AKURATE DSM+AKURATE 2200/1⇒DENON AVP-A1HD+POA-A1HDとなります。
パワーアンプは、L/RをLINN AKURATE 2200/1、その他のチャンネルはDENON POA-A1HDを使います。
ORBのスピーカーセレクターMC-S0でDSM有りとDSM無しを切り替えます。
DSMの設定のやり方はこちらをご参照ください。
もちろんDSのソフトウェアもDavaar7にバージョンアップ済みです。
この組み合わせでは、AKURATE DSMの設定はAV Latencyが106ms、AV Volume Offsetは2で合いました。
せっかく比較試聴できる環境が出来たので、早速試聴してみました。
比較するのは
①BDP-95⇒AVP-A1HD⇒POA-A1HDによるHDMIビットストリーム再生。
②BDP-95⇒AVP-A1HD⇒POA-A1HDによるHDMIリニアPCM変換再生。
②BDP-95⇒AKURATE DSM⇒AVP-A1HD⇒AKURATE 2200/1+POA-A1HDによるHDMIリニアPCM変換再生。
の3つになります。
比較ソフトは、映画よりもL/R中心に音を振る音楽系でストリングスやブラス等が分かりやすいので、CHRIS BOTTI IN BOSTONでヨーヨー・マと競演した「CINEMA PARADISO」あたりがお奨めです。
まず①と②の比較ですが、DSMを使用するにあたっての不安材料のひとつに、PCM変換による音質の劣化は無いのかというのがありましたので行ってみました。
この比較、やったことある方は分かると思いますが、リニアPCM変換を行うと出力レベルが4~5dB下がります。そこを合わせないで比較を行うと、PCM変換の方が物足りなく感じてしまいますが、出力レベルを合わせると、遜色の無いクオリティーで再生することが確認できます。
私も含めてリニアPCM変換にネガティブな印象を持っている方は、ブルーレイプレーヤー黎明期のプレーヤーでの、リニアPCM変換の音質の悪さを経験しているのでは無いでしょうか。
BDP-95やBDP-93NXEなどの、しっかりしたロスレス系音声デコーダーを搭載したプレーヤーで再生すれば、音質劣化の無いリニアPCM変換出力が可能です。
ビットストリーム出力とリニアPCM変換出力は、AVアンプでリニアPCM変換するかプレーヤーで変換するかの違いですので、理論上は差が出たらおかしい事になります(それでもデコーダー性能により差が出る場合はありますが)。
②と③の比較は、DSM無しとDSM有りの比較になります。
DSMを使用するもうひとつの不安材料に、ガツンと来る駆動力モンスターのPOA-A1HDのようなパワーアンプに、綺麗で繊細な表現力が得意なLINNのパワーアンプを組み合わせて、バランスは大丈夫なのというのもありました。
試聴してみると、駆動力やパワー感で物足りなく感じることやフロントL/Rと他チャンネルのバランスが崩れることはありませんでした。
このあたりは、モノシリックICとバイポーラ・トランジスタを併用し、繊細さと力強さを両立させた200W/4Ωの“CHAKRAテクノロジー”の威力だと思います。
さらに、DSMを使うことにより音色が豊かになります。大げさに言えば3色カラーがフルカラーになるような印象です。ヨーヨー・マがチェロを弾く時に弦を指が滑る時のキュッという音が聴こえ、その音がかすかにボディーに伝わって共鳴する音まで聴こえてしまいます。
DSM無しに戻してしまうと、とたんに淡白な音に感じてしまいます。もはや戻れないレベルです。ハイビジョンを見た後にDVDに戻れなくなってしまうのと似ています。
『ホンマかそれ』と思われる方は是非大阪梅田店に試聴しにいらしてください。
お待ちしております