【大阪梅田店】MAJIK DSMマルチチャンネルシステム展示開始!
EURO2012が始まると共に寝不足の日々が始まった渡部です。
ようやくMAJIK DSMのマルチチャンネル展示調整が完了しました。
「HDMI」の文字がLINNのDSに表示されるのは新鮮です。
リビングシアターコーナーのシステムに組み込んで音質クオリティーをアップさせております。
それに伴ってシステムが若干変更になっています。
TA-DA3600ES⇒TX-NR818
T Micro5⇒シルバーRX8
T Micro Center⇒シルバーRX CENTRE
T Micro Sub⇒シルバーRXW12
という感じです。
展示作業に時間がかかったのは、TA-DA3600ESがマルチチャンネルPCMを受けられない仕様だったためです(少なくとも当店の展示品は)。
AVアンプをTX-NR818に変更したら問題解決しました。
AVアンプ側がこのように表示されていればOKです。
それではここから設定の簡単な説明です。
まず始めにブルーレイプレーヤー(レコーダー)の設定を変更します。
プレーヤーによって異なりますが、HDMI音声出力設定をAUTOやBitstreamからマルチチャンネルPCMに変えます。
(これはDSMがPCMにしか対応していない為です)
DSMを繋ぐ前にAVアンプのスピーカー調整は一通り行っておきましょう。
LINNのDSの設定は、パソコンにダウンロードした『Konfig』というソフトで行います。
ここで設定を変えるDS(ここではMAJIK DSM)を選び、Configurationをクリックし、設定を以下のようにします。
Hdmi
Audio Mode:Stereo⇒Surround
これでプレーヤーからHDMIでDSMに入力された信号は、L/R以外のセンター、サラウンド、サラウンドバック、LFEをAVアンプに送ります(AVアンプ側はL/Rも受けている表示になります)。
ただこのままではL/R音声とそれ以外の音声のタイミングと音量がずれてしまいます。
L/R以外の音声を遅らせてタイミングを合わせる調整はAV Latencyで行います。
TX-NR818の場合は115(ms)で合いました。この調整はサラウンド収録のライブ物などのMCで行うとやり易いです。
(歌ですとL/Rに音声が振られて分かりづらいです)
私はCHRIS BOTTI IN BOSTONで行いました。
L/R以外の音声の音量を調整するのはAV Volume Offsetです。
こちらはSuper HIVI CASTなどのピンクノイズを使うとやりやすいでしょう。
L/R以外が若干小さかったので1.5dB上げています。
ここまで終われば設定完了です。
実際の操作はAVアンプの音量を0dBに固定し音量調節はDSM側で行います。
ここでDSMをお持ちの方は、現行の『Konfig』のバージョンDavaar 6ではAV Latencyは100(ms)までしか調整できないのでは?と思うかもしれません。
そこで耳寄りな情報を公開しちゃいます。
じつはDavaar 7のベータ版がダウンロードできます。
やり方は、まず『Konfig』の左上にあるToolsからOption...を選びます。
2段目のParticipate in beta programの☑を入れます。
そうするとDavaar 7のベータ版にアップデートできます。
もっと詳しく知りたい方は店頭で説明&試聴を行っておりますので、ぜひご来店ください。