こんにちは、新宿本店 桜庭です。
デノンの110周年記念モデルのAVC-A110の先行視聴は、9/18~9/21(月)までです。
フラグシップのAVC-X8500Hをさらにブラッシュアップしたという事で期待されているお客様も多く、連日たくさんのお客様がご試聴にいらっしゃってます
私もセッティング準備段階から様々なソフトを聴きまくっていますが、A110をセットする前まではX8500Hを置いていた事もあり、音質の違いがどれぐらいあるのか非常に楽しみにしておりました。
入れ替えて少し聴いただけで「あれ?けっこう違うかも」と感じ、探りながらいろいろ聴いていくうちに、X8500Hとはかなり違うことに確信が持てました。
実際にX8500Hのユーザー様が何名かA110に買い替える商談をされており、一聴してクオリティの進化を実感されたのだと思います。
18日に行ったオンライン説明会でも、サウンドマネージャーの高橋様が理想の音「深淵(アビス)」を目指すべく、音質の向上にかかわる様々なパーツの改良/変更を行ったかを解説付きで説明しておりました。約400点近いパーツの変更を行った事もありX8500Hとは約20万円ほど高くなっていますが、聴いて納得のクオリティです
過去、秋葉原店時代から様々なイベントを行ってきました。中には総額1000万以上のシステムを組んで視聴会を行った事もありましたが、一体型AVアンプだけでここまでクオリティの高いサラウンドを描いたモデルは無かったと断言できるぐらいです。
もともとベースとなったX8500HもAVC-A1HDから10年ぶりの後継という事で相当音質も良く、一体型でここまでのクオリティなら十分だと思っていました。
しかし、それは(通常のラインナップだから)定価の制約等もありクオリティ面で妥協せざるを得ないところがあったはずです。今回は110周年記念モデルという事で、それらの制約を振り切って、どこまで音質を上げられるかという限界点に近づいたモデルなのかと思います。
昔のイベントでよく使っていたブルーレイの古めのコンテンツだったり、最近のUHDのソフトだったり、何を聴いても違いは分かるのですが、特に低域の解像度や音の奥行き広がりなどの進化が大きく、X8500Hから様々なパーツのグレードアップを行った相乗効果をはっきりと感じさせてくれます。
意外と違いが出たのは、CD層とSACD層が一緒になっているハイブリッドCDで、2chのCDの音とSACDの音質の違いが明らかに分かります。同じプレーヤーを使いHDMI接続でもここまで違いが出るなんて、これまであまり感じた事がありませんでした。
大抵のAVアンプでは、CDでもSACDでも好みの違いくらいの差で「CDでもいいかな」と思う事が多かったのですが、音の広がりやボーカル、楽器の質感など、SACDが高音質だという事をはっきりわからせてくれます。
ちなみに、ブルーレイやUHDでも96kHz/24bitのマルチチャンネル収録のソフト再生では、ATMOS対応でトップスピーカーなどの環境が整っていると5.1/7.1ch収録のソフトをアップミックスして再生してしまいがちです。そうすると内部の処理段で48k処理されてしまいます。
そうすると、96kHz以上のソースのおいしいところでもある「空気感」や「広がり」等の表現力がCD並みになってしまいます。
例えば「AKIRA」など
その分トップスピーカーで疑似的な広がりは演出してくれますが、96kのマルチチャンネル音源ならAVC-A110ではダイレクト再生がベストだと思います。
何を聴いてどう違うというのを文章でお伝えするのは難しいですが、そこらへんは先日出た雑誌「HiVi(10月号)」の62ページから麻倉先生のべた褒め記事が掲載されておりますので、そちらが参考になると思います。
実際に導入されたらお手持ちのソフトをいろいろ聴いてみたくなるはずです。きっと「あれ、こういう音入ってたんだ」とか、低域の質など、いろいろ驚かしてくれると思います。
あまりにも音が良くて音量の上げ過ぎに注意しないといけないかもしれませんよ・・・
歴代の国産一体型AVアンプの中で一番定価が高いのはパイオニアのスサノオ(SC-LX90)で、当時はブルーレイ時代のリファレンス的な存在でしたが、AVC-A110はそれを遥かに超えるサウンドクオリティを持ち、4K世代として最強のAVアンプがついに登場したと言えるでしょうね
きっと120周年モデルをやらない限りこれを超えるのは難しいのではないでしょうか。
ちなみに、すでにご注文も入り始めておりますが、月産台数が少ないです。
かなり物欲を刺激する製品ですし、予約待ちになりそうな感じもあるので、そのあたりもご注意ください
ご予約はお早めに!!
コチラまで!