ソニー「VPL-VW85」「TA-DA5500ES」イベント報告
カルピスの「グン グン グルト」にハマっている渡部です。
24日に行いました“SONY 新製品徹底視聴! 「VPL-VW85」「TA-DA5500ES」大解剖!”というイベントの、内容報告をさせていただきます。
司会・進行はソニーのオーディオマーケティングの川崎さんです。
最初にパソコンを使って、それぞれの商品説明がありました。
TA-DA5500ESの、TA-DA5400ESから大きく変わった所は2つ有り、一つ目は自動位相マッチング機能「A・P・M」です。
これは、異なるスピーカーでサラウンドシステムを組んでいる場合に、各スピーカーの位相をL,Rスピーカーに合わせる機能です。
特に、2チャンネルシステムからマルチチャンネルに発展させた方などにありがたい機能です。
パイオニアの「フルバンド・フェイズコントロール」と同系統の機能ですが、大きく違うのは、パイオニアの場合、ひとつのスピーカーのユニットごとの位相のズレも含め、すべてのスピーカーの位相を揃えます。
ソニーの「A・P・M」は、L,Rのスピーカーをリファレンスとして、その他のスピーカーをそれに合わせるという補正を行います。これにより、位相補正によるL,Rスピーカーの特性の変化を防ぐことができます。お気に入りのメインのL,Rスピーカーの音は絶対いじりたくないという方にお奨めです。
もう一つの新機能が、「HD-D.C.S(Digital Cinema Sound) 」です。
これは従来の「デジタルシネマサウンド」の進化版です。具体的には、測定マイクを従来の4ポイントから8ポイントに増やし、測定精度も48kHz/16bitから96kHz/24bitになりました。
「デジタルシネマサウンド」では、ソニー・ピクチャーズ スタジオの、A:ケーリー グラント シアター、B:キム ノヴァク シアター、C:スコアリング スタジオからの選択でしたが、「HD-D・C・S」では、ケーリー グラント シアターのみになりましたが、スタジオ(狭い)/シアター(標準)/ダイナミック(広い)の3パターンを、残響音の好みにより選択できる仕様に変更になりました。(ちなみにこの「HD-D・C・S」は、24pの映像が入力されると自動でオンになる、24pオートセレクト機能も搭載しています)
その他の変更点は、HDMIが同時2出力になり、音質の良い「for AUDIO」のHDMI入力が2つに増えました。また音質向上の為にシャーシ強化も施されています。ネットワーク機能では、パソコン内の写真・音楽データを再生できるDLNAクライアント機能と、インターネットラジオが聴けるようになったのが新しい。
つづいてはVPL-VW85の商品説明です。
VPL-VW80からの変更点は、シネマモードが3つに増えました。(小さくて読めないので書き出します)
・シネマ1(NEW):フィルムモード=映画フィルムと同等のガンマカーブとカラースペース(色域)映画館同等の映像クオリティーを再現
・シネマ2(NEW):デジタルシネマモード=国内外で展開しているソニーデジタルシネマと同様のモード
・シネマ3:ソニーモード(従来のシネマモード)=映画等画質を決めるBVMに併せたモード
ガンマモードも従来の7パターンから11パターン(切含む)に増え、さらに、下のように白側と黒側を微調整できるようになりました。これによりさらに映像調整の幅が広がり、好みの諧調表現に追い込む事が可能です。
長くなりましたので後半は、視聴編につづきます
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