ハイエンドヘッドホン&イヤホン&ポータブルヘッドホンアンプ祭り!!を終えて...
最近気が付いたら、J-POPのトップテンの半分以上が知らないアーティストになっていた渡部です。
5月5日に「ハイエンドヘッドホン&イヤホン&ポータブルヘッドホンアンプ祭り!!」が終了しましたが、折角なので個人的に気になっている商品を試聴してみました。
実は、個人的にイヤホンとポータブルヘッドホンアンプをグレードアップしたかったので、100%自分本位の試聴になっております(公私混同も甚だしい)。
まずはイヤホンですが、コレはもう最初から2機種に絞っていました。
その2機種とは、SHURE SE535とWESTONE4です(一生もんですので)。
この2機種は、バランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載した、イヤホンのトップモデルです。バランスド・アーマチュア・ドライバーというのは、通常のダイナミック型のイヤホンとは異なり、小型で高域用、中域用、低域用等の複数のドライバーが搭載可能です。
期待を胸に試聴しましたが、実はバランスド・アーマチュア型のファーストインプレッションは、あまり良いものではありませんでした。
現在愛用しているDENONのAH-C560は、レンジは狭いですが、エネルギッシュな音が気に入ってるので、最初にこの2機種を聴いたときは、正直「軽っ!!」っと思ってしまいました。
しかし、じっくり聴いていくと、この音に耳が慣れていき、徐々にそのポテンシャルが実感できるようになってきました。
前置きが長くなりましたが、SHURE SE535のインプレッションです。
解像度の高さは感じますが、レンジの狭さが気になりました。バランスド・アーマチュア型なので、低域の軽さやパワー不足はしょうがないとしても、高域がやや詰まって聴こえます。各ドライバーの繋がりも今ひとつという印象で、スネアドラムの音の違和感が、最後まで取れませんでした。前評判が高かっただけに、若干残念な結果でした。
続いてWESTONE4を聴いてみました。
一聴して、音場の広さを感じます。この空間表現はダイナミック型ではまず出せないと思います。最初は低音が軽く感じられましたが、必要十分な低音が出ており、フラットな特性だと気づきます。各ドライバーの繋がりも良く、良い意味で3ウェイ4ドライバーという印象を与えません。うるささを感じさせないので、ついつい音量を上げすぎてしまいます。
イヤホンはWESTONE4でほぼ決まりかな、という結果になりました。
ここからは、イヤホンにWESTONE4を使用し、各ポータブルヘッドホンアンプを片っ端から試聴します。
価格の低い順に、Fiio E5から試聴を開始します。
実売¥4,000前後ですが、音はその姿からは想像できないほどガッツンガッツン系です。i-Pod直の音と比較すると、明らかに音が厚くなり、低音の迫力が増します。バスブーストを入れるとさらに凄まじいですが、個人的にはノーマルで十分です。やや暴れ気味だった音が安定し、定位も整います。脅威のコストパフォーマンス。デカいポータブルヘッドホンアンプを持ち歩きたくない方にお奨めです。
次はE5の上位機種E7を試聴します。
有機ELのディスプレイに、ボリューム等の表示が出るのはカッコいいし便利です。
裏側のヘアーライン仕上げが、高級感を演出します。
その音は、こちらも低域のパワーは凄まじいです。全体的にエネルギッシュなところはE5と共通ですが、こちらの方がバランスが良いです。バスブーストは4段階ですが、こちらも0で十分です。iQubeなどのハイエンド機クラスの解像度はありませんが、まず不満は無いでしょう。
現在の愛器icon mobileも、改めて聴いてみます。
E7ほどの極端な変化はありませんが、良く聴くと音色がより豊かになり、フォーカスが整い、一つ一つの音の実在感が上がります。E7と比較すると低音は軽めになりますが、その分中高域のクリアネスは勝ります。
だいぶ価格は上がりますが、ハイエンド機iQube V2も聴いてみます。
フラットというよりは、ややピラミッド型のどっしりとした特性です。静かに迫り来る音は、流石にハイエンドの風格があります。作為的なところが無い自然な凄みは、基本的な性能の高さから来る物でしょう。
最後は、導入候補の2機種、FostexのHP-P1とAlgoRhythm Soloを比較します。
価格はやや下がりますが、i-Podからのデジタル入力が可能になったFostexのHP-P1から試聴します。
クッキリ系のやや派手めな音が、アナログ入力との違いを分かりやすく伝えてくれます。音の消え際の細かな粒子が、アナログ入力よりも良く聴こえます。WESTONE4との組み合わせでは、3段階あるゲイン調整の真ん中が良かったです。デジタルフィルターもシャープロールオフとミニマムディレイを切り替えられます。ミニマムディレイは、より原音に近くなるとの事で、確かに余計な音が消えピュアネスが上がりますが、音の勢いや鮮度感が減少する感じがするので、個人的にはシャープロールオフの方が好みです。
AlgoRhythm Soloは予定していたRX AMP MK2が間に合わず、残念ながらRX AMPとのペアになってしまいました。
予想では、HP-P1よりもさらにガッツン系の音を鳴らしてくれると思ったのですが、予想外に優しい音が出てきました。やはりデジタル入力の恩恵である情報量の多さはありますが、HP-P1よりもおとなしめの音でした。RX AMPの特性かもしれません。そこで、アンプをiQube V2に変えて再度試聴しましたが、こちらは、HP-P1よりもさらにグッと迫ってくる音になり、音の厚みと密度感も最強でした。しばらくこの状態で音楽に酔いしれました。
HP-P1対AlgoRhythm Soloは、RX AMP MK2の試聴機が準備でき次第、再度詳しくインプレッションしたいと思います。
今回の試聴で、機材による音質の向上により、お気に入りの曲の新たな魅力を発見したり、今までそれほど好きじゃなかった曲が、名曲だったと気づいたりするのが、オーディオの楽しみなんだと、再認識しました。
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