« PCオーディオは難しくない! | メイン | 下取りUPセールは1/30まで! »

2011年1月23日 (日)

三菱の3Dプロジェクター「LVP-HC9000D」イベント報告!!

最近指先に潤いが無くなり、紙をめくるのが困難になってきた渡部です。

発売が待望されている三菱の「LVP-HC9000D」のイベントが、本日行われましたので、参加できなかった方の為に簡単に紹介します。

509

毎回盛況の三菱イベントは、今回も大盛況でした。入れなかった方すみませんでした。

三菱イベントではおなじみの、堀切さんと三菱の佐藤さんのコンビによる司会・進行です。この2人のお話を目的に参加されている方も多いのではないでしょうか。

510

今回も3人でわいわいイベント準備をしましたが、佐藤さんの掛けた3Dメガネだけ、エミッターと同期しないという症状が起こり、私の提唱する「機械も人を選ぶ」という説が実証されました。堀切さんにもお墨付きをいただきました。

そんな胡散臭い話はさておき、こちらが今回の主役LVP-HC9000Dです。

505

相変わらずの重厚感ですlovely

プレーヤーは、メーカー開発者にも好評のDMR-BWT3100を使います。

507

今回も堀切さん流セッティングが施されていました。同軸デジタル出力から伸びているのは、アコースティックリバイブのグラウンディング・コンディショナーRGC-24かな?

508 

前置きはコレくらいにして、本編の紹介に入りますが、前回10月のイベントと被らないところを中心に紹介します。

今回シネマフィルターを搭載して、グリーンとシアンの色域を拡大ししています。シネマフィルターを入れた色は、まさに3管式を彷彿とさせます。

フィルター有↓

511

フィルター無↓

512

また、100%以上の白も再現できるスーパーホワイトもオン・オフできるようになりました。

513

オンにすることにより100%以上の白信号が入っているようなソフトでも、階調の描き分けが出来ます。3Dなどのコントラストレンジの狭いソフトの場合はオフにできます。

シネマフィルターとスーパーホワイトをオンにしたまま、ブルーレイソフト「愛を読むひと」を見ました。

514

不幸を表現するシアンと、対極にあるオレンジの対比が見事に表現されています。

515

次に、初のビスタビジョン映画「ホワイトクリスマス」では、肌色と赤を中心に見ます。

518

カメラでは色が変わってしまってますが、肌と赤の発色の美しさと、階調の滑らかさが印象に残ります。スーパーホワイトによる白の微妙な階調も凄い!

519

前回も紹介しましたが、このプロジェクターの売りの一つである映画用フレーム補完True Filmを入れて「シャッターアイランド」を再生。

516

色数の多いシーンの微妙な色合いの再現力は、近年のプロジェクターの中でも出色の出来だと思います。0.61型SXRDパネルの素性の良さもありますが、このあたりは三菱開発陣の職人芸とまじめなものづくりに対する姿勢がうかがえます。

また、フレーム補完の出来は、歴代のプロジェクターの中でも最強ではないでしょうか。余計なガタつきは抑えつつも、フィルムの質感を壊すことは決してしないので、いままでフレーム補完を積極的に映画に使わなかった方も、納得していただけると思います。

ビデオ収録の「クロスロード・ギターフェスティバル」では、ビデオ用フレーム補完True Videoを使います。

520

映画よりもコントラストが上がりますが、ジェフ・ベックのギターとシャツの階調も、飛ばずに再現します。True Videoもしっかり効いているのが分かります。普通あまりビデオ素材では、フレーム補完の効果がわかりづらいのですが。ちなみのTrue Videoを映画に使うと、流石に滑らか過ぎますが、エラーの少なさには度肝を抜かれます!

このLVP-HC9000Dは、基本的には、輪郭を立てず階調も滑らかな柔らかい映像ですが、細かなディティールは、きっちり再現する解像度を持っています。それでもクッキリ・ハッキリした映像にしたい場合は、Reon VXを使ったディティール・エンハンスメントと、-50~50まで細かなピッチで調整できるシャープネスを使うことにより、輪郭のキリッとした、また違う画作りも可能です。ちなみに堀切さんお奨めは、ディティール・エンハンスメント「LOW」、シャープネス-20です。

521

毎回度肝を抜くような高画質ソフトを紹介してくれる堀切さんですが、今回の「The Eclipse」(日本未公開)も凄まじいです! 4Kデジタルカメラで撮影し焼いたフィルムから、テレシネしているそうです。

522

細部のディティール、フォーカス感、ノイズの少なさ等、笑ってしまうくらいの凄まじさです。興味のある方は、アマゾンなどで買ってみてはいかがでしょう。映画も凄いけど、それを再現しきるLVP-HC9000Dも凄い!

前日のイベントで、堀切さんと佐藤さんの涙腺を破壊したという「幸福の黄色いハンカチ」では、邦画用に搭載した色温度6000Kで再生。

525

良い感じの肌色になり、健さんの男前度もUP。また、セットアップレベルを3.75IREにすることにより、やや浮き気味に見えていた黒レベルも、良い感じになります(良い感じばっかりだな)。

523

2D最後は、「恋に落ちたシェイクスピア」で締めました。スキントーンを基調に、各色を貼り付けていった作品だそうで、2人の微妙な肌色の違いに注目。

527

堀切さんもおっしゃってましたが、LVP-HC9000Dの映像は、3管時代の滑らかで柔らかい映像と、高解像度なデジタル映像の融合と呼ぶにふさわしい映像です。3管時代からプロジェクターを作ってきた三菱だからこそ、作れるプロジェクターではないでしょうか。

3Dもさまざまな作品を再生しましたが、やや暗さはあるものの、白飛びや黒潰れの無いしっかり階調が表現された映像は、前回よりも明るさとクロストークが改善され、2Dと同様しっかり作りこまれています。

529_2

トピックスとしては、ビクターやソニーでは出来なかった3D+Vストレッチが出来ますので、アナモフィックレンズによる3Dシネスコ再生が可能です。

LVP-D2010以来、久々の三菱によるハイエンドプロジェクターですので、待っていた方も多いと思いますが、その期待に応えるだけの製品に仕上がってますのでご安心を。同じSXRDパネルを使うVPL-VW90ESも力作ですが、中身はまったくの別物と思ってください。

アバックでは絶賛予約受付中です!!

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/423015/25843526

三菱の3Dプロジェクター「LVP-HC9000D」イベント報告!!を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

プロフィール新宿


  • アバック新宿本店
    〒160-0023
    東京都新宿区西新宿7-5-9
    ファーストリアルタワー新宿3F
    ☎:03(5937)3150
    営業時間:11:00~19:00
    水曜定休
    e-mail:shinjuku@avac.co.jp

    ・JR『 新宿駅』 西口より徒歩8分
    ・都営地下鉄 大江戸線 『新宿西口駅』D5出口より徒歩4分
    ・西武線『西部新宿駅』より徒歩5分