ONKYOのセパレートアンプのイベントがありました!
みなさんこんにちは、アバックの福田です。昨日はONKYOのセパレートアンプの試聴会がありましたので簡単にレポートしてみたいと思います。
あのONKYOがなんと15年ぶりにオーディオ用セパレートアンプを出しました!早速音を聴いてみましょう。
プリアンプのP-3000R
パワーアンプのM-5000R
CDプレーヤーのC-7000R
鳴らしたのはB&W802DIAMONDO
オペラ:anna netrobko/roland villazon:La boheme
透明感豊かなソプラノが美しく広がり聴く者を楽しませる。背景の演奏も十分重厚である。
女性ボーカル:Holly Cole:I can see clearly now
802のウーハーをしっかりグリップした歯切れの良い低音と柔らかさの中にもしっかりとした芯がある歌声が絶妙にマッチ。
クラシック:Fischer:チャイコフスキー・バイオリンコンチェルト
伸びの良い艶やかなバイオリンが耳に心地よく響き、デリケートな演奏のニューアンスもしっかり描く。
ジャズ:DEXTER GORDON:Chees Cake
濃厚なサックスに圧倒される。シンバルの分離感が秀逸で十分スイングを楽しんだ。
女性ボーカル:Beth Nielsen Chapman:LIFE HOLDS ON
ここでプリアンプP-3000RのDACを使いアナログとデジタルの音を比べた。
1)まずはアナログの音
やわらかなピアノの響きを背景に温かみと躍動感に溢れた歌声が浮び上がる。低音の伸びも十分。
2)デジタルの音
音に輪郭がはっきりして少しスリムになったぶん広がり感が若干後退した。
3)さらにアップサンプリングコンバーターを使い2倍オーバーサンプリングの音
音がまろやかになり耳当たりがソフトに、聴きやすくなったが躍動感が減少。
3種類聴き比べましたが個人的には躍動感が1番あったアナログの音が好みでした。
引き続き2倍サンプリングの状態で
ピアノ:Helene Grimaud:シューマン・ピアノソナタ
倍音の音が美しく響き、音の切れも申し分ないテンポのよい演奏を楽しんだ。
ここでデジタルのバイバスに戻す
男性ボーカル:エリク クラプトン:ティアーズ イン ヘブン
ライブの生々しさが良く伝わってくる。ボーカルが少し奥まり、ミキシングの仕方が良く分かる。
ジャズ:Harvie S Torio:Yours is My Heart Alone
音に立体感があり奏者の位置までもが分かる。熱気に満ちた演奏である。
ここでCDにする前のマスタリング前の音源も聴いてみました
音の鮮度がこちらの方が上だが全体のバランスが良くない感じ
ジャズ:RAY BROWN:Something for Lester
非常に切れのある演奏が展開、ベースの弦のテンションまで描き出す高解像度な音に圧倒される。
総評:透明感があり音に鮮度がある。15年のブランクを一切感じさせない価格を超えた素晴らしい出来!B&W802をしっかり鳴らし切る!
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