今日はエソテリックのUSB入力付き最新DAC D-07の試聴会がありました!
みなさんこんにちは、アバックの福田です。
今日は2時からエソテリックの最新DAC D-07の試聴会がありましたので簡単にレポートします。
まずはこのDACの特徴から:
2年前のラスベガスで行われたCESでアメリカのセールスマネージャーが是非USB入力付きのDACを出して欲しいと強く要求されたそうです。アメリカではPCオーディオ全盛でUSBの入力があるとないとでは売れ行きが全然違うそうです。そこで2年の開発期間をおき世に送り出されたのがこのD-07だそうです。主な特徴はパソコンからのノイズ混入を防ぐ回路の内蔵、USBは96KHZ/24BITまで対応、32BITのデジタルボリューム内蔵、各入力に対して3種類のアップサンプリングと2種類のフィルターを内臓しているそうです。
試聴はCDをPCに取り込んだPC音源からになります。
イベント風景
進行役はエソテリック株式会社の佐伯さんです。
それでは早速聴いてみましょう
女性ボーカル:Sharing/Asa festoon:サザンのカバーでTSUNAMI
音離れが良い澄んだボーカルが耳に心地よく、ピアノの微妙なタッチも良く分かります。
女性ボーカル:FLEETWOOD MAC:Little Lies
適度なエコー感を伴ってボーカルが部屋全体に広がります。
ロック:TOTO:Rosanna
深く沈んだバスドラの低音がキーボードとギターのアンサンブルにアクセントを付けます。演奏全体に躍動感があり、粘りがあるギターが素晴らしいです。
女性ボーカル:CANTATE DOMINO
ホールエコーが美しく、奥行感があるボーカルに魅了されます。
ここでD-07に搭載されているアップサンプリング機能とフィルターで音の違いを試します。
女性ボーカル:JENNIFER WARNES:too late love comes
2倍アップコン:
通常再生にさらに透明感が加わりました。
4倍アップコン:
音の厚みが2倍アップコンより増し音楽全体の重心が下がった感じです。
DSD出力:
ストレートな感じですが通常再生と大きな変化は感じられませんでした。
アップコンをなしでフィルターをショートディレイ:
音にタメみたいなものを感じました。
フィルターをFIR:
音全体がマイルドになり聴きやすくなりました。
これらの機能は何が正解というものが無く、ソフトによって自分自身が1番だと思うものを掛け合わせて使う感じです。結構遊べる感じで音楽を聴く楽しみが増えます。
聴き比べを終了し通常試聴へ戻ります。
女性ボーカル:NoA&GIL DoR Live:SHE WENT TO THE RIVER
ギターの美しい旋律を背景に甘いボーカルが広がります。透明感あるホールエコーが広がります。
クラシック:HRXサンプルディスク:Dance Of The Tumblers 96KHZ/24BIT
音がとても滑らかで演奏の空気感まで伝わってきます。
ここでPC音源とSACDを比較しました。トランスポートはP-05
女性ボーカル:藤田 恵美:Fields of Gold
まずはPC音源:
ボーカルの透明感と艶が素晴らしく、ギターの倍音も美しいです。
SACD:
音に更に深みと広がり感がでます、空気感が圧倒的に違います。さすがSACDです。
ここで一体型のSA50との比較です。まずはSA50で。
女性ボーカル:Midori Encore:バッエヴィッチ:オペレック第2番
バイオリンと奥行感あるボーカルのコンビネーションがテンポ良く展開されます。
D-07で:
音がふくよかになり表情が豊になりました、セパレートDACの威力です。
女性ボーカル:Sofia Pettersson:Hallelujah
コケティシュな歌声が語りかけてくるみたいです。トランペットがむせび泣いているようで歌声とのコントラスト感に圧倒されます。
総評:殆どPCに取り込んだ音源での試聴でしたがどれも素晴らしかったです。何年か先にはCDもLPの様に衰退してしまうのかも知れません。そのぐらいPCの音もバカに出来ませんでした。これからはUSB入力は必須になるでしょう。
ありがとうございました!
投稿: ^^ | 2010年2月21日 (日) 00:37