DMR-BW880を少しインプレッション
好きな格闘家は田村潔司(リングス時代限定)の渡部です。
Blu-ray 3D対応DIGAの影に隠れて、地味な存在になってしまった「DMR-BW880」ですが、きちんと進化しているので、いくつか紹介したいと思います。
<DMR-BW870から進化した点>
①長時間録画の2番組同時録画が可能
②最長録画が8倍(HMモード)から10倍(HBモード)になった
③超解像技術の搭載
④大容量のSDXCカード対応
⑤無線LAN対応
⑥「番組持ち出し」高画質モード対応
⑦「アニメモード」搭載
といったところでしょうか。
①の2番組同時の長時間(AVC)録画は、パナソニック初になります。シャープのレコーダー等が既に対応してましたが、長時間録画を積極的に使うユーザーにはうれしい機能です。
このように同時録画で録画モードを選択できます。
②の10倍録画(HBモード)の画質を検証してみます。
DRモードと比較してみました。
こちらがDRモード↓
こちらが10倍のHBモード↓
134番の頭が欠けてしまってます(笑)。画質云々を言うレベルではないですね。ただ第四世代のAVCエンコーダーのおかげで、以前の8倍録画と比較しても、動きに対する映像の崩れが少なく見え、画質的に負けてないと思います。
③の超解像技術は、正確には「超解像度アップコンバーター」で、SD画質のみに働きます。
DVD「スターウォーズ エピソード3」で比較してみました。
超解像オフ
超解像①
超解像②
実際はもっと差が出ますが、かなり効きます。レコーダー搭載のエンハンサーとしては優秀ですので、十分実用で使えます。
普通のソフトは②だと粗が目立ちますので①位がいいと思いますが、「スターウォーズ エピソード3」位の高画質ソフトは、②でも使えます。
また、DVDのみですが強制1080/24p出力が可能ですので、DVDプレーヤーとしても非常に重宝すると思います。
④のSDXCカードは、最近では32GBを超える64GBも出始めた、大容量SDカードです。
⑤の無線LANは、ディーガ本体に別売の無線LANアダプター DY-WL10を繋ぐ事で、ディーガとルーターの間のケーブルを無くすことが出来ます。
⑥の「番組持ち出し」では、従来のワンセグ画質(320×180)に加えて、高画質モード(640×360)でのワンセグ持ち出しが可能になりました。
⑦のアニメモードは「アニマトリクス」で確認してみました。
ノイズ軽減に関しては明確には確認できませんでしたが、確かに輪郭線が強めに出て、アニメらしい質感になります。
3Dはまだ早いと思っている方は、地味に進化している「DMR-BW880」もお奨めですよ。価格もDMR-BW870とそれほど差がありません。
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