トライオードのTRV-845SEとも今日でお別れです
スーパーバイク世界選手権に参戦している芳賀紀行選手の、今年こその総合優勝を願う渡部です。
長らく展示していたTRV-845SEがアバック横浜店に移動になりますので、もったいないので閉店後がっつり聴いちゃいました。(またか)
たまには女性ボーカルも良いかなと思い、聴いてみたのがこちらです
IN THIS MOMENTのファーストアルバム「Beautiful Tragedy」です(メタルですが)。アーク・エネミーのアンジェラ嬢よりは、女性っぽさを残してますので許してください。
スピーカーは大人気JBLの4429です。
スピーカーケーブルは、トライオードなのでZONOTONEの6NSP4400Sマイスターを使ってみました。
2曲目のタイトルトラック「Beautiful Tragedy」を聴いてみました。
この粘っこいディストーションサウンドはまさしく管球式の音です。トランジスタの純A級アンプの様にスッキリし過ぎず、コクを残している感じです。エレキギターをやった事のある人は、初めて管球式のギターアンプで音を出した時の感動を覚えていると思いますが、その感覚を思い出させてくれます。
中域に厚みがあって鮮度の高い弾けるような熱いギターの音、実在感があり歪が少なくしなやかなボーカル、腹に響く切れのあるベースとドラムは、イメージしている音に近いです。
管球式アンプの中には、緩くてぬるい音を出す物もあり、それが管球式の音だという人もいますが、トライオードのアンプは緩くならず骨格のしっかりした音を聴かせてくれます。
トライオードのアンプでは、パワーのあるKT88使用モデルよりも、300Bを使用したTRV-300ST等の方が個人的には好みでしたので、845を使用するTRV-845SEの音を楽しみにしていましたが、かなり自分のイメージに合う音が出ていたと思います。
ZONOTONEのスピーカーケーブルも、ドンシャリ気味になりそうな4429のエネルギーを凝縮させて、中音域に厚みのある音をサポートしてくれました。さすがにトライオードのアンプとは相性がいいと思います。
TRV-845SEには、付属で非売品のZONOTONE製電源ケーブルが付いてくるのも、嬉しいところです。
今週末から横浜店に行きますので、ご視聴希望の方は横浜店へお問い合わせ下さい。