パナソニック新ディーガDMR-BW970をプレインプレッション後編
引き続き渡部が担当します。
後編はいよいよ音質インプレッションです。
皆さんが興味あるのは、「シアターモード」だと思いますので、早速レビューしてみたいと思います。視聴機材はTXNA807とボストンアコースティックのVSシリーズです。
まずは「シアターモード切」で視聴。ソフトはお馴染み「レジェンズ・オブ・ジャズ」より、クリス・ボッティの「マイファニーヴァレンタイン」。
HDMI低クロックジッタシステムのおかげか、「シアターモード切」でも、空間に広がる音の余韻が綺麗で、十分鑑賞に耐えるレベルです。期待を込めてスタートメニューより「シアターモード」を“入”にしてみます。
こうしてディスクを再生すると、このようなメッセージが出ますので、
「はい」を選ぶと、「シアターモード」が起動します。ちなみに「いいえ」にすると再生出来ません。
うーん、劇的な変化はありませんが、確かに静寂感が増して、音の明瞭度と定位感が向上する感じがします。高級プレーヤーに一歩近づいたかな?
続いて個人的には興味のある「真空管サウンドモード」を試してみます。こちらはリニアPCMにしか働かないので注意。
デジタル出力設定を「Bitstreem」から「PCM」に変えます。HDMI出力はPCMマルチになりますが、それ以外のデジタル出力は当然2chPCMになってしまいますので、サラウンド音声の場合、事実上HDMI出力用と思って良いかもしれません。
こちらは再生設定から簡単に変えられます。
モードは1から3まであり、それぞれの印象は。
真空管サウンド1.....高音域重視
真空管サウンド2.....中音域重視
真空管サウンド3.....柔らかくおとなしめ
という感じです。全体的に音の輪郭が丸くなり柔らかくなる方向ですので、好みやソフトによって使い分けると面白いと思います。
個人的には「真空管サウンド2」が好みでした。
今度はもう少し時間を掛けて、徹底インプレッションしたいと思います。
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