【大阪梅田店】JVCプロジェクター徹底視聴会報告!(後編)
寝起きで顔に付いた枕の痕がなかなか消えない渡部です。
昨日のブログの続きになります。
いよいよ実際のDLA-X70Rのオートキャリブレーションのデモです。
接続は、Spyder4等の測定器をUSBでパソコンに繋ぎ、ストレートのLANケーブルでパソコンとDLA-X70Rをつなぎます。
通常のキャリブレーションは、測定したデータをディスプレイやプロジェクターの調整モードを使って手で入力していきますので、若干の知識と熟練度が要求されますが、DLA-X70Rのオートキャリブレーションはすべて自動で行われますので、そういったものは必要無く、設定・調整時間も短くて済みます。
こちらがオートキャリブレーションソフトのパソコン画面です。
「測定用パターンのステップ細かさ」「スクリーンサイズ」「視聴距離」等が設定できます。
その後、調整したい「Picture Mode」「Color Profile」「Color Temp」「Gamma」などを入力して測定開始です。
調整中はこんな感じです(左側のスクリーンで測定しています)。
測定中のパソコン画面です。
測定データをDLA-X70Rに書き込み中です。
測定結果は確認することが出来ます。
まずはガンマから
やや下に凹んでいる水色の線が調整前です。
色域も、調整前は若干大げさな程ずれていますが、ぴったりBT.709の範囲に修正されています。
このJVCのオートキャリブレーションは、作業イメージとしてはAVアンプの自動音場補正に近いものがあります。
デフォルトのDLA-X70Rとキャリブレーション後のDLA-X70Rを、「リアル・スティール」を使って比較しました。
映像モードはナチュラルです。
緑の発色や肌色がだいぶ違います。
キャリブレーションというのは好き嫌いや好みが入る余地はありません。あくまでも基準に合わせるという作業なのです。
プロジェクターやプラズマテレビ等は、時間と共に色が変わっていきますので、本当は定期的なキャリブレーションが必要になります。
この土台が出来て初めて好みの映像調整が始められます。
このオートキャリブレーションを追加するアップグレードが、¥105,000(税込)で7月31日まで受付しております。
高いと思われるかもしれませんが、この有効性とお手軽さを見せつけられると、絶対欲しいと思ってしまいます。
イベント最後はDLA-X90Rの4K e-shift映像を185インチシネスコで堪能して終了になりました。