こんにちは、桜庭です。
昨日はJVC とSONY のプロジェクターの比較視聴イベントがございました。
前半はJVCのV5とSONYのVW255の比較で、後半は同じコンテンツでJVCのV7とSONYのVW555の比較を行いました。
昔はJVCの擬似4K vs SONYのネイティブ4Kという対決で、特にJVCの擬似4Kがどこまでネイティブに迫れるかという所が注目でもありましたが、ついにネイティブ4K対決がメインになりました。
V5とVW255の比較はネイティブ4Kとしてはそれぞれ一番下の価格なのですが、実際の販売価格では20万近い差がありますので、やや差があってもしょうがない違いはあります。
V7とVW555は販売価格で6,7万ぐらいの差なので、こちらはほぼ同価格帯なので比較としては本命かもしれません。
イベントで使用したコンテンツの映像で簡単にご案内していきますと
まずはV5 とVW255 で(左がV5で右がVW255)
BS4K放送の天球院の特集番組から
金箔を使った襖絵のシーンですが、右のVW255はちょっと色褪せた感じの印象がありますが、実際は保存状態がいいので、金箔の輝きがいかに再現できるかで左のV5の良さがわかりやすいです。
V7とVW555ですと、VW555がV5ぐらいの感じでV7が更に黄金という感じになります。他のコンテンツでも大体似たような傾向でVW555がV5と同じぐらいかちょっとV5の方が良いかなという感じです。
こちらもBS4K放送からで
吉野の桜を特集した番組から
これはV7とVW555での画像です。(左がVW555 で、右がV7)
あまり濃い色や影が少ないシーンなので、淡い色などの描写力だとそれほど大きな差もありません。
UHDソフトのビデオソース系で「ロッキーマウンテンエクスプレス」から
こちらもV7とVW555の比較時のものですが、微妙な階調を必要とする蒸気機関車の煙や影や濃い色の部分などV7のパネルコントラストが有利になります。
次は4Kプロジェクターイベントではたくさん使ってきた「レヴェナント」から
左がVW555で右がV7
この辺りのシーンは逆光の撮り方が多めのシーンで、HDRらしさが求められるところです。早い動きも少ないシーンなので解像度感などもわかりやすいです。
このソフトの再生はパナソニックのUB9000を使いましたが、パイオニアのLX800と比べるとHDR感やフォーカス感などLX800の方が鮮鋭な感じがします。
ラスト2つは最新作からで、まずは「アクアマン」から
CGの多い作品ですが、ほぼCGの無い実写メインのシーンでV5(左)とVW255(右)の比較時から
発色の良さと中間階調など微妙な色の再現性の高さでV5の良さが実感できます。
最後は8Kカメラで撮影して4Kマスターの「モータルエンジン」から2つのシーンを使いました。画像は共にV5(左)とVW255(右)です。
暗めのシーンでは暗部再現性自体はVW255よりV5の方が少し良いぐらいです。階調感はソニーの方が見えやすくしている感じです。
明るめのシーンの方は人物のアップで顔のシミやシワなどディテールをどこまでリアルに描けているかですが、共にネイティブ4Kなのでどちらも申し分のない4Kクオリティです
4Kのコンテンツも放送やパッケージソフトや配信系などどんどん高画質なものが出てきておりますので、やっぱりネイティブ4Kになってきましたね。
撮影の画像はあくまでも参考で、細かい違いまでは捉えれないので機会があれば実際に観た方が早いです。
JVCのV5/V7/V9R、SONYのVW255/555/855は常時展示しており、いつでもご覧頂けますのでご検討の際は是非ご来店お待ちしております