【新宿本店】ヤマハセパレートAVアンプCX-A5200 + MX-A5200イベントレポート(追記あり)
こんにちは、桜庭です。
本日はヤマハのセパレートAVアンプ CX-A5200(AVプリ)とMX-A5200(11chパワーアンプ)のイベントがございました。
ギリギリ台風直撃前という事でしたが沢山のお客様にお越し頂き、改めて皆様の関心の高さを実感しました。
イベントでは2chでの比較でしたが前モデルのCX-A5100とMX-A5000との比較も行い、アナログ段の進化もだいぶありますので、シンプルなCDの2chソースでも違いは分かりやすかったかと思います。
メインの試聴はサラウンドソースが中心でデジタル段の進化はDSP段にAIの機能が加わり処理性能面でも進化しており、DACも世代が上がり前のモデルからノイズレベルも下がり明らかな進化になっております。
最新のESS社製32bit D/Aコンバーター「ES9026PRO」を11.2ch用として2基搭載
本機のウリでもある「SURROUND:AI」は、「RX-A3080」でも良さを実感しましたが、「CX-A5200」でさらに向上し、「SURROUND:AI」を切ると物足りなさを感じてしまう程サラウンドを豊かにし臨場感を増し増しにします。
視聴中のコンテンツに含まれるセリフやBGM、環境音、効果音などの音の要素に注目してAI(人工知能)がシーンの種類を自動的に分析し、視聴するコンテンツのシーンごとに最適な音場効果をリアルタイムで創出します。
AVプリは3年ぶり、パワーは5年ぶりのモデルチェンジになりますので期待通りのクオリティに仕上がってきたと思います。
デモの中で「ブレードランナー2049」が使われており、何度も聴いてきたソフトだったのですが今まで気づかなかった音があったりと、微小信号の情報量の再生クオリティはかなりポテンシャルがあると思います。
今回のイベントではパイオニアの新製品のUDP-LX500を使いましたが、プレーヤーからそれだけの情報が出てこなければAVアンプ側はそれ以上にするか不自然に音を作るかになりますが、5200の組み合わせは自然に細かい音の奥行や移動感などを描いておりました。
AVアンプのグレードが上がったら、レコーダーや安いプレーヤーでは本来のクオリティを出し切れないのを改めて実感します。
昨日のパイオニアのイベントレポートでもUDP-LX800の凄さを紹介しましたが、パッケージソフト視聴が多い方は最低限LX500は必要かなと思ってしまいました。
またイベント後、こっそり「UDP-LX500」を「UDP-LX800」に替えて試聴してみましたが、やはりクオリティの差は歴然で、1枚も2枚もベールが取れたようなクリアで高密度な素晴らしい音を出していました。
少し前でも触れていた「ブレードランナー2049」のチャプター7では、雨の一粒一粒がさらにクリアで大粒になり部屋全体に降り注ぎます。廃棄物に墜落するシーンでは、サイドとトップからクラッシュ音が轟音で鳴り、車に当たる廃棄物の1つ1つがわかるような情報量の多さを実感。また、衛星からのミサイル発射シーンでは、一発目のミサイルの発射音がクッキリ聞こえてきます。これは、「UDP-LX500」で初めて認識し、「UDP-LX800」でさらにハッキリと聞く事が出来ました。
先に10月末に発売開始となるCX-A5200は前のモデルの5100では1か月以上待つこともありましたので、年内に欲しい方は早めにご予約された方が良いかもしれません。※パワーは12月の発売です。