【秋葉原本店】4Kプロジェクター比較イベント
こんにちは、桜庭です。
22日は4Kプロジェクター比較イベントという事でJVC/X770R vs ソニー/VW535とJVC/X770R vs エプソン/LS10500 での比較視聴を行いました。
BDソフト(2K)とUHDソフト(4K)でそれぞれ見比べて頂きましたが、各社今回のモデルチェンジでいろいろな部分で更にポテンシャルが高くなったようで比較視聴の画像を交えていろいろご紹介させて頂きます。
まずはBDソフトで映画「Age of Adeline」から
左がX770Rで右がVW535
VW535の方が若干コントラスト感と色の発色が少し落ちる感じがありますが二つ並べれば少し違うというぐらいの差でもあります。
こちらは
左がX770Rで右がLS10500
両機種とも色再現性にこだわったモデルでデジタルシネマの色域をほぼカバーしているだけあって、わずかな色味の差はありますがほぼ同レベルです。X770Rの方がコントラストが高いパネルを使っているだけあってコントラスト感で少し有利な感じです。
X770RとLS10500の色域の広さはこういったシーンでも同様です。
映画「山猫」から
作品自体が濃い目の色使いですが、淡い色などもところどころ使われており色再現性の高さが求められるソフトですが、シネマフィルターを使って補正するX770Rとレーザー光源の色特性の良さを生かしたLS10500で赤側の情報量が少しエプソンの方が有利なところもありますがどちらもかなりレベルが高いです。
2KソースでVW535は4KにアップコンバートしX770RとLS10500は半画素ずらした擬似4Kという描写になりますが、その差も徐々に埋まりつつあります。
映画「Age of Adeline」の別のシーンのアップから
X770Rだと
VW535では
最後にLS10500では
LS10500だけ少し赤っぽく見えるのはシーンによってデジカメとレーザーの光源との相性でそうなってしまうだけなのであまり気にしないで下さい。
LS10500は少し細かい描写(線)が太くなってしまうのでメリハリ感が少し出やすく、X770RとVW535の方が少し繊細な感じになりますが、大きな違いというところまでは行かないので、そういう意味では2Kソースに関してはどれも非常に完成度は高いと思います。
4KのUHDになると色再現性に加えて2Kソース以上にディテールの描写力が求められます。
映画「Shallows」のシーンからアップでの比較を
まずはX770Rで
VW535では
LS10500は
4KソースでのX770Rのフォーカス感の良さがわかりますでしょうか?
LS10500もX770Rも同じ擬似4Kですが、X770Rの方はe-shiftの処理は上位モデルのDLA-Z1と同等の処理エンジンになった事もあり、今回のマイナーチェンジで4Kソースのフォーカス感がVW535のネイティブ4Kに迫るクオリティになってきました。
X770Rのe-shift4のMPCの処理が若干変わりまして2K用と4K用で選ぶ形になっております。
基本的に4K用の方でほぼ問題はないと思いますが、4Kの信号が入った時に2K用の方にしておくとこんな感じです(4K UHDの「スタートレック into darkness」から)
4K用の方にするとこんな感じです。
2K用の方にしてしまうと昔のe-shift2/e-shift3ぐらいの表示の様な感じで少し大味になります。細かい部分の描写が少し太くなってしまいメリハリ感はあるかもしれませんが折角の4Kの情報量が出し切れません。
ちなみにネイティブ4KのVW535だと
画像ではわかりにくかもしれませんが、近い感じはわかりますでしょうか?
e-shiftの技術でどこまでネイティブ4Kに迫る事ができるのかという点で、特に4K信号が入った時の処理回路の進化で細かい部分がネイティブ4Kにかなり近いぐらい描写できるのが今回大きく変わったところだと思います。
画像でいろいろご紹介しましたがデジカメの撮影ではわかりにくいところもありますので、ご来店できるお客様は是非一度実際に見てみた方が良いですよ
ただ、本当の4Kのクオリティ(特にフォーカス感)はこのクラスではまだまだだったんだと実感できるレベルの製品の展示を開始しました
こちらも実際に見たことがないというお客様も多いと思いますが、やっと常時見れるようになりましたのでご試聴お待ちしております。