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2014年7月29日 (火)

【秋葉原本店】4KスケーラーiScanMINI!

こんにちは、桜庭です。

1306sakuraba

DVDOのスケーラーで、ついに4Kアップコンバート対応製品が出ました!

iScanMINIという製品で、今までの単体スケーラーというよりは入力1つ出力1つの映像エンハンサー的な役割になります。

BDなどの1080p信号を2160p(4K)にアップコンバートしてくれる優れもので、早速観てみました。

今までもAVアンプで4Kアップコンバートしたり、BDプレーヤー/レコーダーで4Kアップコンバートをする製品はいくつも出ておりましたので今更感はありましたが、

DVDOのスケーラーは1080pプロジェクター初期の頃から映像クオリティを1ランクアップさせるには非常に優秀な処理回路を持っておりましたので、どんな物か楽しみであります。

思った通り、プラスαのオプションとして期待を裏切らないデキでしたlovely

実際に観てみたのは4Kネイティブのパネルを持つソニーのVPL-VW500ESで、接続はプロジェクターの直前でiScanMINIを接続しました。

Iscanmini

基本はUSBから電源供給が必要ですが、VW500はUSB端子から電源を取れますので問題ありません。

USBケーブルも短いHDMIも付属しており、USBの電源供給が無いVW1100などはUSBの電源アダプターなどが必要ですがこれも付属しております。

回路的には非常にシンプルなため現状ではプログレッシブ信号で入力させないと4K出力できません。

もしかしたら今後アップデートで1080iからでも4K(2160p)になるかもしれませんが、今の製品は録画コンテンツでも再生機側で1080pで出力できますから、それほど問題はないかと思います。

これは録画コンテンツの映像でwowowのオブリビオンから

Photo_2

パッケージソフトはVW500内蔵のアップコンバートで録画系はiScanMINIという楽しみ方も面白そうです。

簡単に機能や画質面などを、まずはメニューから。

Iscan

これはインフォメーション(状態)の項目ですが、入力されている信号(1080/24p)が4K/24pで出力されているという状態を表示しております。

1080

iScanMINIは何もせずにスルーというのもリモコンの操作でできまして上の画像はVW500が1080/24pで受けており、下の画像はiScanMINIで4Kアップコンバートさせた映像です。

4k

写真だと分かりにくいかもしれませんが、DVDOのスケーラーらしくメリハリの効いた映像でVW500内蔵のリアリティクリエーション以外にこちらのアップコンバートもありかなと思えるクオリティです。

調整の項目は

Iscan_2

メインの調整項目は「ディテールエンハンスメント」と「エッジエンハンスメント」になりますが、ノイズやリンギングを抑える項目も新しく追加になっております。

数値の幅も以前の機種だと±50とかなり細かく動かせましたが、今回は4K処理などもあるためか±10づつと多少わかりやすい変化を持たせた調整幅になっております。

ディテールもエッジの方も+2~5ぐらいがちょうど良さそうであとはお好みで微調整してみて下さい。

個人的には機能の一つでテストパターンがたくさん入っており、VW500には重宝できるのもいくつか入っております。

Photo_3

基本的なところから白と黒の階調の調整用で

Photo_4

Photo_5 白側はとくにコントラストの調整の時に役に立ちますよ。デフォルトだとmaxとかになっているモードありますが、かなり白側が飛んでますので最低でも90ぐらいまでは落とした方が良いのがわかります。

他には1ドット(恐らく)のラインの信号がいくつかありまして

Photo_6 これは画面全体の画素の色ずれの確認用で役立ちます。

さらにマニアックに追い込みたい方には1ドット(恐らく)の縦横斜めのラインの信号があります。

Dsc_0496 なんだか解らない映像に見えますが、ただの全白信号だとわずかに色むらに見えるぐらいかもしれません。1ドットのライン信号だとわずかな各箇所の色のずれがこのような感じでまだら模様に見えてしまいます。

各信号をアップで見てみますと

1

 

1_2

Photo_7斜め

このまだらが出ないようになるまでVW500やVW1100のパネルアライメントを調整するのは1日中やっていてもほぼ無理ですが、明らかに赤っぽいとか緑っぽい状態でしたらもうちょっと追い込んだ方がいいかなという判断ができます。

iScanMINIはサイズが86x63x20mmで重量も0.91kgと非常にコンパクトで、操作は全てリモコンで行います。

Iscanmini_2

スケーリングのON/OFFやエンハンサーのモードの呼び出しやテストパターンも全てリモコンからダイレクトで呼び出せます。

メニューに入ってからこの項目のここをいじってというのは一番最初だけで、あとは基本的にリモコンでON/OFFやモードを選ぶだけですので、便利なエンハンサーという感じです。

いろいろ書きましたが、一番の驚きはこれだけの性能/機能で販売価格が4万円を切るという事かもしれませんhappy02

写真だとカメラの能力の問題であまり参考にならない感じになるので、あとは実際に観てみて下さい。

秋葉原本店にしばらくは置いてあり、いつでもご覧になれます。

ご来店お待ちしておりますhappy01

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