【秋葉原本店】SRH1840 vs SRH1440、対決試聴リポート☆
みなさん、こんばんは。ヘッドホンコーナーからsawadaです。
弊社のショップスタッフのユニフォーム(黒Yシャツ)、貯めこんでしまったのでまとめてクリーニング屋さんへ。残ったストックを着ようと思ったら・・・あれ~、全部「半袖」じゃないかぁ~ 衣替え、先取り!なかなか涼しい!ジャンパー下の両腕が若干スースーします
さて、
こちらは涼しいどころか、この春の新型ヘッドホンのなかで最も熱い!と言っても過言ではない、SHUREのオープンバック型ヘッドホン『SRH1840』と『SRH1440』、試聴コーナーへやってきてそろそろ半月を過ぎようとしています。
鳴らしこみもだいぶ進んだところで、このへんで2機の試聴リポートをお送りしたいと思います。
で、
同じステージ上で戦わせるには、やはりヘッドホン出力を2系統持った、このアンプを使うのがいいでしょう。
なお、SRH1440のほうが感度が高い(インピーダンスが低い)ため、同じボリュームで設定するとSRH1440がド迫力に聴こえてしまうので、付け替える際はその都度ボリュームを上げ下げしながら調整してリッスンしました。
接続は、パソコンに格納されたハイレゾ音源をUSBから取り出してHP-A8へ。で、フロントのヘッドホン端子・・・というシンプルな構成です。
使用するUSBケーブルは オーディオクエストのCARBON。(0.75mで1万円ちょっと)
ではでは、
さっそくリッスン開始
曲目は『Diana Krall の I Can't Give You Anything But Love』<FLAC 24bit/96kHz>(女性ジャズボーカル、ピアノ、ナチュラルトーンのエレキギター)
SRH1840:スタジオの臨場感がそのまま伝わってきそうな上質な空間表現。オープン型ならではの空気感。特に中高域がやや柔らかめに聴こえます。曲の真ん中へんにピアノとギターの掛け合いがあるんですが、他機ではゴチャっとまとまって聴こえてくるところを、いい感じで分離して耳に入ります。こういうシンプルな楽器編成では、いわゆる“音離れ”の良し悪しもカギになりますね。
SRH1440:ボーカルの飛び込みっぷり、だけで言えばこちらのほうが主張強めでしょうか。ピアノの“左手の部分”の音がちょっと厚め、全体的に足腰の強い感じに仕上がってます。また、ギターの運指感が妙にリアルに伝わります。関係ないですが、同じオープン型でもこの1440はちょっと密閉っぽい着け心地でしょうか。
曲目は『Faith Hilll の Cry』<FLAC 24bit/96kHz>(女性カントリーポップボーカル、バンドスタイル)
SRH1840:曲が始まって10数秒ですぐ1回目のサビに到達しますが、イントロからFaith熱唱のサビまでのワイドレンジな流れが見事。特にどこを持ち上げるでもなく、スムーズでバランスのとれた鳴り方です。男性ボーカルとのハモり部分も綺麗に再生、サビ前メロの右耳奥で鳴っている装飾楽器(シンセ系)もしっかり聞こえてきます。
SRH1440:スペック通り、SRH1840ほどのレンジ感が期待できないのは仕方ないですが、やや中域に寄った周波数特性が好きな方なら問題ないでしょう。中域寄りのおかげで男女問わずボーカルが際立つ傾向です。Faithが熱唱したときのハイトーンボイスの伸び、は1840のほうが一枚上かな。
曲目は ガラリと変えて『Metallica の Enter Sandman』<FLAC 24bit/96kHz>(ヘビーメタル、バンドスタイル)
SRH1840: 正直、このテのジャンルはあまり期待していませんでしたが・・・「ん~、ヤるなぁ!」(←ひとり言)。ギターのピッキングのザクザク感がたまらない。ドラムとベースばかりドカドカ聴こえちゃう並のヘッドホンとはひと味違います。音漏れを気にしなければ大音量で楽しみたいところです。
SRH1440:差しあたってワイドなレンジを必要としないこのテのジャンル、楽器の数がそう多くなく特徴的なボーカルを擁するバンド編成・・・ある意味SRH1440にドンピシャのゾーンではないでしょうか。1840よりややコッテリした味付けになって、音像が近い感じがします。
ラスト、曲目は またガラリ一変。『Perfume の レーザービーム』<FLAC 24bit/44.1kHz>(J-POP、打ち込み系) すいません、この曲だけ44.1kHzです
SRH1840:シンセのピコピコが左右に動き回る打ち込み系、オープン型の良さがここにも出ました。音場を広く使った感じ、ボコーダーの効いた彼女たちのボーカルとのバランスがはまります。もうちょっとベースが出てたほうが個人的には・・・
SRH1440:Perfumeに関しては1840とほぼ互角、と思いました。ちょっとスネアが強い(出すぎ)かとは思いますが、ボーカルが楽器に埋もれず、しっかり前に出てきます。
以上、かけ足で4曲のリポートをご紹介しました。
店内のPCにはほかにも高音質のファイルが多く収められていますので、自由に探して聴くことができます。また、『ヘッドホンで聴いた感じ』と『スピーカーで聴いた感じ』の違いをその場で確かめることもできます。
もちろん、お持ちのポータブルプレーヤーやCDでの試聴もOKです。
ということで、
試聴機・お持ち帰り用在庫、スタンバってます。
皆様のお越し、お待ちしております