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2012年3月13日 (火)

【秋葉原本店】TADのTSM2201LRを使ってのマルチチャンネル

こんにちは、桜庭です。

本日3/10に行いましたTADのTSM-2201-LR というモニタースピーカーをフロントLRとサラウンドLRで使用しAVアンプにパイオニアSC-LX85 でウーファーは富士通テンのTD725SWという組み合わせの4.1ch構成で行ったイベントの簡単なご報告を。

Tsm2201lr

スタンドは昔タオックから発売されていたスタンドですが、スクリーンの真ん中の高さにちょうど良かったのでフロントもリアもこのスタンドを使って配置しました。

エクリプスのウーファーはあえてど真ん中に。

Tsm2201l

メインのスピーカーのTSM2201LR、こちらはTADのモニターシリーズという事もあってなかなかそこら辺でご視聴できるスピーカーでもありません。

オーディオ的に見るとモニター系は好きじゃない人もいらっしゃるかもしれませんが、メーカーの味付けが少ない音なのでソースに忠実という点ではかなり正確ですし、幅広いジャンルを聴かれる場合には意外とバランスがいいです。個人的にはこういう方が好きですwink

フォステクスなどモニター系のスピーカーはある意味日本の最も得意な音色かもしれませんね。

このスピーカーは4Ωとなっており、SC-LX85が6~16Ω推奨なのでオススメというわけではありませんが、イベントでは結構大き目の音で鳴らしていても一度も保護回路は働きませんでした。

海外のスピーカーで4Ωだとボリュームが大きいと保護回路が働く場合がありますが、国産の方がスペック以下になる事が少ないので大丈夫だったかもしれません。

大き目の音で楽しむ事が多いユーザーですと4Ωの製品はあまりオススメできませんので、内蔵のパワー部を使わずに、プリアウトから外部パワーアンプで鳴らした方が安全だと思います。

ちょっと話がそれましたが、今回のイベントはスピーカーがメインですが、SC-LX85の機能的な部分をいろいろ効かせてご視聴頂きました。

イベントでは映像系ソースがほとんどで120インチスクリーンなので、4.1chだとスピーカーの間隔も少し広めで音像が薄くなりやすい場合もあるので、以下の機能をほぼ全てONにしました。

★サウンドレトリバーON ※ロッシーソースのみ

Lx85_srtrv

放送のAACソースやDVDのドルビーデジタルやDTS、ブルーレイでもドルビーデジタルやDTSまでの収録のソフトもありますので、そういった時にON/OFFが選べます。

★バーチャル・フロントハイ

Lx85_vheight

★バーチャル・サラウンドバック

Lx85_vsb

★バーチャル・Depth ※音像の奥行き調整

Lx85_vdepth

これらの項目はPURE DIRECT とDIRECTモードでは機能が働きませんので、サラウンドモードはAUTO SURROUNDを選ばないとダメです。

Lx85_autosur

バーチャルフロントハイをONにする事でフロント側の音像を大きくしスクリーンサイズに合ったスケール感が取りやすくなります。

バーチャルサラウンドバックをONにすると、後方のサラウンド感が向上します。

バーチャルDepthは弱・中・強とOFFが選べますが、中と強だと微妙に逆相みたいな感じになるので弱で十分です。この項目はスピーカーの特性やソースの音作りにもよりますが、モニター系や音像が前に出てきやすいスピーカーだと映像に対して音が浮いてしまうので、スクリーンから音が鳴るような感じに調整するための項目です。

これらの項目はどちらかというと余計な処理ではありますので、音が悪くなるという声もありますが、特にプロジェクターでサラウンドソースを楽しむ為の調整項目だと思えば、かなり有効かと思います。

いずれもリモコンのオーディオ調整というボタンか本体のオーディオパラメーターというボタンから選択設定が可能です。

ちなみに、これらの調整項目はあくまでも味付けになります。

今のAVアンプは自動音場補正という機能で音量レベルや距離補正など自動で行ってくれて、パイオニアは更に周波数特性や残響音なども補正してくれます。

パイオニアのAVアンプをお持ちのお客様もほとんどの方が自動調整をされていると思いますが、上位モデルのSC-LX85ならそこからマニュアル調整項目で実際に自分の耳で調整を追い込んであげる事で更に良くなります。

SC-LX85は調整の幅もかなり広く、旧モデル含めてなかなか使いこなしきっているユーザーも少ないと思いますが、既に持っているユーザーは是非いじってみた方が良い調整項目だと思いますし、これから導入を悩んでいるお客様もそういった幅広い調整項目も含めてご検討してみてはいかがでしょう?

なお、TSM-2201-LR x2組とTD725SWの組み合わせで、アンプがデノンのAVP+POAのセパレートにて3/25頃まで秋葉原店でご視聴できます。

このスピーカーでマルチでのご視聴はなかなか機会がありませんので、モニタースピーカーならではのサラウンドを聴いてみたいと思った方は、是非ご来店お待ちしております。

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