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10年振りくらいで紅白歌合戦を見た渡部です。

あけましておめでとうございます。

新年一発目にふさわしいかどうか分かりませんが、若干マニアックな製品を紹介いたします。

Volt Ampereというメーカーから販売されている、ステップアップトランス付き電源整合器GPC-TQです。

1Uラックケースに収まっているのがプロ機っぽくてカッコいいです。

鋭い方はGPC-Tじゃないかと思われたかもしれませんが、この試聴機は外見はGPC-Tですが中身はGPC-TQです。

GPC-TからGPC-TQに改良されたところは、

①チョークコイルとステップアップトランスを固定するボルトとナットを、スチールからポリカーボネートに変更

②天板をスチールから非磁性体のアルミ製に変更

この変更により音が緻密になったそうです。

試聴は、BDP-93NEをHDMIでAVP-A1HD+POA-A1HDに入力し、B&Wの804Diamondによる2ch再生にて行いました。

3種類のアースモードから、切換スイッチで入力側も出力側もアースをGNDに流すINGNDを選びました。

その他、アースをフレームのFG（フレームグランド）に流すFGと、抵抗を経由してGNDに流すOPENがあります。

この状態でCDやSACDを数枚ききましたが、GPC-TQから電源を取ると、直接壁コンセントから電源を取った場合に比べ音の実在感が増します。

特にギターや打楽器などの立ち上がりの鋭い音で良く分かります。

具体的にはノイズが減ることにより、音の輪郭がクッキリし、定位も安定することで、一つ一つの音が浮き上がって聴こえます。

メーカーの説明文を参照しますと、可聴周波数帯域に影響の無い1MHz以上の高周波数帯域フィルタリングすることで、実際の音に影響を与えずノーマルモードノイズとコモンモードノイズをカットするそうです。

切換で120V出力も可能なステップアップトランスを搭載しておりますので、海外製の120V対応の機材の画質・音質の向上も可能です。

録音スタジオやミュージシャンの機材に導入されるケースが多いそうですが、オーディオに使用しても効果は絶大です。

近々イベントも計画中ですのでご期待下さい。